日別アーカイブ: 2026年6月17日

オリンパスM-1のカメラ修理

今日は「おまわりさんの日」だそうですよ。
1874(明治7)年のこの日に
「巡査制度」が始まったことに由来しています。
…と、ここまで書いて
なぜ「おまわりさん」っていうのだっけ?と思い
調べてみると
警察官が地域を「見回る」ことから生まれた俗称で
「見回りさん」→「おまわりさん」と音が変化したもの
とされます。
明治期に巡査制度が始まり
地域を巡回する警察官への親しみを込めた呼び方として広まりました。
…とのことだそうです。
このあたりでも近くに交番があるのはもちろんですが
パトカーや自転車で頻繁にパトロールをしているのを見かけます。
比較的、治安が良い場所だとは思いますが
安心して暮らせるのは常日頃からのおまわりさんの活動に
よるところも非常に大きいですよね。
ありがたいことです。

さてさて

本日は「オリンパスM-1」のカメラ修理を行っています。
1972年発売のカメラです。
「M-1」のネーミングの経緯については
これまでも何度も書いていますのでここでは割愛します。
要は「OM-1」の最初期モデルですね。
「M-1」の生産台数は初期ロットの約5000台…と言われていますが
実際にはもっと多いのではないかと思っています。
…というのも5000台の割には見かけることが多いのです…
当然、途中で増えるわけもないですから
生産から50年以上経過した現在
現存台数はもっともっと少ないはずなのですが
中古カメラ屋さんでもよく見かけますし
当店に修理依頼も結構入ってくるのですよね…
ごくたまに上カバーだけ「M-1」で中身は
中期以降の「OM-1」なんてものも見かけますが…(苦笑)
でも「OM-1」の最初期モデルと
「M-1」は内部的にはほぼほぼ同じです。
当時だって急遽、ネーミングを変更して
上カバーを変更したのでしょうから当然といえば当然ですね。

お預かりしている「M-1」は
いつもの底部三連ギアの動作不良もあり
巻上がうまくいかないことがたまにあるようです。
シャッターの動きも悪く先幕後幕バランスが崩れていて
1/1000は開ききらない状態です。
巻上レバーの指当て部分が破損してるのは
「M-1」や最初期の「OM-1」でよく見かける症状ですが
今回はご依頼者さまのご希望もあって現状のままといたします。
動きが悪い部分は通常の整備で問題なく改善できそうです。
今回の「M-1」はご依頼者さまが
最近入手されたものとのことですが
巻上レバー化粧板に明らかに開けようとして
ついた傷が見受けられますので
内部には注意して整備を行っていきます。

ファインダーを見る限りには定番のプリズム腐食はなく
「対策済み」あるいは「交換済み」かな…と
予想していたのですが
プリズムと接眼レンズの隙間を覆うモルトは
加水分解でボロボロの状態でした。
よくぞこれでプリズム剥離にまで至らなかった…と感心します。
プリズム表面の黒塗装はわずかにダメージを受けているものの
蒸着面には全く問題がない状態でした。
接眼レンズの曇りもひどく
レンズの変質であれば曇りは除去できないと予想していましたが
今回は表面の多数の小傷はそのままですが
曇りはほぼ除去できて随分とクリアになりました。
これから分解を進めて通常の駆動部の清掃整備と調整
そして露出計の調整を行っていきます。

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