月別アーカイブ: 2026年8月

ペンタックスSPのカメラ修理

今日は「ハムの日」だそうですよ。
「ハ(8)ム(6)」と読む語呂合わせからだそうです。
子供のころの方がよく食べていた気がしますねぇ
お弁当のおかずにも欠かせない存在でしたし
食卓にもよく軽くあぶった
薄切りハムとかがあったりして大好物でした。
分厚い油滴るハムステーキもたまに出ましたが
そうなるともうごちそうでしたねぇ(笑
こんなこと書いていると
分厚いハムステーキで白米を食べたくなるのですが
きっと、ふた口くらい食べたら
油っぽいうえに塩味きつすぎて
「ほんの少しで十分かな…」って思うのでしょうねぇ…
味覚って本当に年齢と環境で変わっていきますよね…(苦笑)

さてさて

本日は「ペンタックスSP」のカメラ修理を行っています。
1964年発売のカメラです。
多少フィルムカメラを使っている方なら
「SP」といえば現在でも多くの方が知っている名機です。
当時は現在以上の人気機種で
比較的お求めやすい価格帯と
M42マウントレンズの選択の豊富さ
世界で2番目となるTTL露出計内蔵等々
機能的にも非常に魅力的なカメラです。
大ヒットモデルゆえに現存数も非常に多く
その使いやすさから現在でも人気のカメラです。
家から出てきたカメラが「SP」だった…ということも
非常に多いカメラだと思います。
当店でも非常に整備依頼の多いカメラです。
当時としては先進的なTTL露出計は
M42マウント採用ということもあり
絞り込み測光で使用します。
多少の煩わしさはありますが
M42マウントの選択肢の豊富さを考えると
絞り込み測光で十分とも思えます。

お預かりしている「SP」は
かなり長い間、
しまい込まれたままになっていた個体のようです。
外観は非常にキレイで大切に扱われていたのがよくわかります。
保存環境も悪くなかったのだと思われますが
電池室には当時の水銀電池が入ったままになっており
液漏れこそありませんがガスの影響で
電池室端子や周辺の配線の腐食を引き起こしています。
やはり電池を入れけてみても露出計は不動です。
シャッターはなんとか切れているものの
全体的に動きが重く、高速シャッターの精度は出ておらず
スロー時にはスローガバナの粘りが確認できます。
やはり普通に撮影に使うためには一通りの整備が必要な状況です。

「SP」といえばプリズム周辺の遮光材の
加水分解を起因とするプリズム腐食が定番ですが
今回の個体はファインダー上では
ほんのわずかしか腐食が確認されません。
「絶対腐食しているはずだ」と思ってみないと
気づかないほどの軽微な状態ですが
プリズムを降ろしてみるとやはり遮光材は
完全に加水分解で劣化しています。
処置が必要な状況ですが下手に除去すると
プリズム蒸着をさらに剥離させてしまうので
慎重に作業を行っていきます。
内部モルトもかなり使われていて
当然ながらすべて劣化しているので
そのあたりも入念に処置を行っていきます。
電池室からの配線は当然ながら交換で
周辺の緑青の除去も行います。
そして幕軸等を含む機械的駆動部は
しっかり清掃して本来の動きを
スムーズにおこねるように整備していきます。

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ニコンFEのカメラ修理

今日は8月5日の語呂合わせで多くの
記念日が制定されていますね。
「ハコの日」、「発酵の日」、「ハンコの日」
「箱そばの日」、「はしご車の日」、
「奴(やっこ)の日」…とかがあるようです。
この中で「ハコの日」は紙の箱(紙器)を
指しているのですが
当店でもカメラの発送等で段ボール箱をよく使います。
精密機器の発送なので梱包はやはり入念に行います。
緩衝材を適度に詰めて(あまりぎゅうぎゅうに詰めすぎもよろしくない)
もし落下したり転がったりしても
カメラにはダメージないように梱包します。
箱自体の丈夫さも大事ですがエアキャップや
ボーガスペーパーの使い方も大事になってきます。
なんでもお手軽にスピーディーに発送できる時代になって
非常に便利ですが確率は少ないとはいえ
発送トラブルもありうるので
お手元に無事に届くまではやはり心配だったりします。
カメラは落下等の衝撃には弱いのでなおのことですね。

さてさて

本日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
1978年発売のカメラです。
前年に発売された「FM」と多くの部分を共用した
姉妹機で「FM」が機械制御シャッターの
マニュアル露出専用機なのに対して
「FE」は電子制御シャッターを搭載し
マニュアル露出に加え絞り優先オートを搭載します。
シャッターユニットはいずれもコパル製で
制御部のみが機械式か電子式かの違いとなります。
ただそれにも関連してファインダー内露出計表示等も
異なる部分があり好みの問題ではありますが
両機とも非常に使いやすい取り回しの良いカメラとなっています。
個人的には「FE」の追針式メーター表示は
マニュアル露出時にも非常に使いやすいと思います。

お預かりしている「FE」はシャッターを切ると
ミラーが跳ね上がり…まではいいのですが
そこからシャッターが起動しません。
電池の入っていない場合にM90や「B」以外の
電子制御シャッター設定だと普通に起こる現象ですが
これが電気を必要としない「M90」や「B」でも起きてしまいます。
FE/FM系のミラーアップトラブルは割と見かけるトラブルですが
シャッターは切れるのにミラーが降りてこない場合は
たいていはシャッター羽根走行不良が原因で
今回のようにミラーはあがるけどシャッターが切れないは
ミラー駆動部からシャッターへのリンク機構の
動作不良かと思われます。
少し余談ですが「M90」や「B」で普通に動作して
低速シャッターであれば電子制御でも普通に動作するのに
高速シャッターだと同じようにミラーが上がるだけで
シャッターが動作しない…というパターンもたまにあるのですが
これもミラーからのリンクが正常に動作していない可能性が高いです。

それとはまったく別のトラブルなのですが
過去にスクリーンを外して下から
内部の清掃を行ったのだと思われるのですが
その際に露出計指針を曲げてしまっているようで
指針が引っかかってスムーズに動きません。
FE系は簡単に下からスクリーンが外れるので
清掃を行っている場合も多いかとは思うのですが
指針は非常に細くデリケートでちょっと触っただけで
簡単にひん曲がります。
折れたりしていないのは不幸中の幸いですが
露出計管制部ごと取り外して指針の修復も行っていきます。
そこから分解を進めてシャッターユニット、ミラー駆動部の
清掃整備を行っていきます。

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リコーFF-1のカメラ修理

今日は「はちみつの日」だそうですよ。
「はち(8)みつ(3)」と読む語呂合わせからだそうです。
私、ほぼ毎日プレーンのヨーグルトを食べているのですが
それに少しばかりはちみつをかけていただくので
はちみつは常備しています。
濃厚な甘さが何とも言えず美味しいですよねぇ
花の蜜のことをはちみつと呼ぶと考えられがちだが
花の蜜と巣の中で貯蔵されたはちみつには
物理的・化学的な性質の違いがあるそうです。
まず、花の蜜ははちみつよりも糖濃度が低く
一般に花の蜜の糖度はミツバチが採集した段階で40%未満ですが
巣に持ち帰られた後で水分の発散が行われる結果
はちみつの糖度は80%前後に上昇するそうです。
また、採集された花の蜜はショ糖液、
つまり水分を含んだスクロース(ショ糖)です。
ミツバチが巣に持ち帰ったはちみつは
ミツバチの唾液に含まれる酵素(インベルターゼ、転化酵素)が蜜に混入し
その作用によって蜜の中のスクロースが
グルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)に分解されるそうです。
他にも、はちみつにのみコリンが含まれまする。
コリンはミツバチの咽頭腺から分泌される
ロイヤルゼリーに含まれる物質だそうです。
要は花の蜜より栄養価が高いということですね。

さてさて

本日は「リコーFF-1」のカメラ修理を行っています。
1978年発売のカメラです。
鏡胴が折りたためるようになっており
撮影時でも十分にコンパクトなカメラですが
折りたたむと出っ張りのないさらにコンパクトな状態になり
持ち歩きに非常に便利なカメラです。
コパル製シャッターを電子制御で駆動し
基本的にプログラムオート露出で撮影するカメラです。
フラッシュモードの場合はSSが1/30固定となり
絞りが任意で設定できます。
搭載されるレンズはリケノン35mmF2.8です。

お預かりしている「FF-1」は
シャッター半押しするとグリーンランプが点灯して
電源が入っているのは確認できるものの
レリーズしてもシャッターが切れません。
もちろん巻上レバーもロックしたままです。
何らかの原因で機械的にスタックしているのではないかと思われます。

まずはある程度分解して動きを確認していきます。
ちなみに「FF-1」というとチャージレバー動作不良による
「シャッター音はするけどシャッターが開かない」というのが
割と定番ですが今回はその部分には問題はないようです。
あれこれ確認しているうちに
「そもそもチャージされていない」ということが発覚しました。
結局のところ巻上ロックが動作不良で
リリースなのに巻上レバーがロックされた状態であることが判明しました。
そしてとりあえずシャッターは切れるようになったのですが
今度はオート露出が上手く制御されていないようで
とんでもなくオーバーに露出されてしまいます。
シャッターユニットの整備清掃を行ったうえで
最後に電気的調整で精度を出していきます。
「FF-1」といえばファインダーの曇りも定番のトラブルで
今回もかなり曇ってしまっていますが
その大半の原因はレンズの変質が原因のため
残念ながら清掃ではあまり除去されないかと思われます。
できる限りの清掃を行っていきます。

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オリンパスペンEEDのカメラ修理

今日は「おやつの日」だそうですよ。
「お・や(8)つ(2)」と読む語呂合わせからだそうです。
「おやつ」とは、江戸時代、1日2食が一般的だった頃
「八つ時(やつどき)(午後2時から3時頃)」にとっていた
小腹を満たす間食のことだそうです。
「八つ時」は、室町時代後半からあった習慣で
時刻を知らせるために時鐘の数を利用しており
「時鐘の数が8つの時」を意味します。
現在では間食全般を「おやつ」ということが多いですし
「3時のおやつ」などと呼ぶこともありますね。
私も江戸時代さながら1日2食なので
午後3時頃から夕方にかけてはちょっとおなかがすきますねぇ…
でももうこの習慣も長いですし
仕事場に基本的には食べ物はないので
あまり気にはなりませんが…
あればついつい食べてしまいますねぇ(苦笑)
だいたい「3時のおやつ」という言葉の響きが
既に甘美なものがありますものね(笑
仕事中についついコンビニに
甘いものを買いに行かないように気をつけなければ…
(たまに無性に甘いものを欲してたまにやってしまう(苦笑))

さてさて

本日は「オリンパスペンEED」のカメラ修理を行っています。
1967年発売のハーフ判カメラです。
オリンパスペンシリーズは初代からの流れを汲む
「ペン」や「ペンS」のグループと
それの最高級版と言えるペンDシリーズ
とにかく簡単に誰でも使いやすいような操作性に主眼を置いた
ペンEEシリーズあたりにおおまかに分類できると思うのですが
「EED」はその中ではちょっと変わった立ち位置のカメラです。
その名の通りオート露出で撮影することが前提で
その部分では「EEシリーズ」ですが
大口径のF1.7レンズを搭載し高級感も演出します。
そういう意味では「Dシリーズ」ですが
デザイン的には「EE」とも「D」とも異なる
独特なデザインが採用されています。
構造的にもあまり他のペンと共通項がないかと思います。
シャッターは2枚羽根で絞り羽根を兼用したプログラムシャッターです。
制御は機械的に行われ、駆動自体には電源を必要としませんが
オート時には露出計がある程度振れていないと
光量不足で赤ベロが出てシャッターロックがかかります。
フラッシュモードだと電池がなくてもシャッターは切れます。
角ばった独特のデザインは先述したように
他のペンとは一線を画すもので
存在感があって個人的には好きなデザインです。

お預かりしている「ペンEED」は
電池を入れても露出計が動作しないようで
オートではシャッターを切ることができません。
基本的にオート露出で撮るカメラなので
まずはここが動かないと普通には使えません。
フラッシュモードで確認したところ
シャッター自体は快調に動作しています。
長期保管品と思われますが
保管環境もよかったようでレンズのコンディションも
まずまず良い感じです。
外装も小さな凹みが数か所あるものの
全体的には非常にキレイです。
電池室も一見キレイなのですが
よく見ると端子を留めているネジにわずかに緑青がみられます。

裏側はダメなんだろうな…と予想しつつ
分解を始めるとやはり端子ネジの裏側は緑青ビッシリで
ハンダも配線も腐食で完全に断線していました。
ただ腐食は上部の端子盤にまでは拡がっておらず
被害は最小限で済んでいるようです。
画像は取り掛かり始めですが
この後でまずシャッターユニットの清掃整備
レンズの清掃を行い、配線も交換して
露出計、オートの調整を行おうと進めていると…
今度は露出計がほぼ振り切ったままで
光にほとんど反応しません。
受光体(CDS)を覆っても露出計は振り切ったままです。
CDSを単体でテスターで抵抗測定してみると
経年劣化でもうCDSとしての役目を果たしていないようです。
ここは中古良品のCDS交換で対処していきます。
他、ファインダー清掃等々行いつつ
全体の清掃整備調整を行っていきます。

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ニッカ3-Fのカメラ修理

今日は「パインの日」らしいですよ。
「パ(8)イ(1)ン」と読む語呂合わせからだそうです。
そして8月はパインの生産の最盛期だそうです。
確かにパイナップルは1年中、手に入りますが
やはり「夏の果物」ってイメージですよね。
甘くてジューシーで軽く冷やして食べると
この季節にピッタリです。
さすがに丸っとパイナップルを買うことはありませんが
カットパインだったり、缶詰のパイナップルは
結構、頻繁に買ってたりします。
価格もお手頃ですものね。
いわれてみればここ半月くらい買ってないような気がします。
今日の帰りにはスーパーでカットパインか
缶詰のパイナップル買って帰ります!

さてさて

本日は「ニッカ3-F」のカメラ修理を行っています。
1956年発売のカメラです。
もともとニッカカメラはいわゆるコピーライカのカメラを
主に造るメーカーですが
1955年に登場した「ニッカ5型」ではコピーライカではありますが
それまでのプレスボディではなくダイキャストボディとなって
内部機構を一新して登場しました。
その翌年に発売された「3-F」はその簡易型という位置づけで
SS最高速を1/500までとして「5型」の大きな特徴でもあった
裏蓋開閉を省略しています。

…のはずなのですが…
今回、お預かりしている「3-F」は
シャッター最高速は5型と同様、1/1000まであり
裏ブタ開閉機構も搭載されています。
さらに「3ーF」では省略されていると資料にはあるのですが
視度補正機構も「5型」同様搭載されています。
1957年以降は巻上がノブからレバーに変更されているのは
把握していたのですがこんな「3-F」もあるのですね。

この時代のバルナックコピーのカメラと言えば
まずはシャッター幕交換が前提となる状態のものが
ほとんどなのですが
お預かりしている「3-F」は比較的近年にシャッター幕が交換されています。
シャッターは一見、問題なく走行しているように思われます。
「5型」同様。裏ブタがあるのでシェルやマウントを取り外さなくても
シャッター速度計測が可能なのでカメラテスターにかけてみると
やはり高速シャッターの精度はあまりよろしくないですね。
加えて巻上に問題があるようで
頻繁に巻上ロックが動作不良を起こしシャッター走行後に
巻上不可となってスタックしてしまいます。
幕軸や巻上も含め各駆動部の動作があまりよい状態ではないようなので
一通りの整備を行っていきます。

よくみかける「5型」では裏ブタの開閉部は
横方向に開きますが、今回の「3-F」は
縦方向に開きます。
こんな仕様が存在するのですね。
内部は通常の5型とあまり変わりませんが
一部、細かい部分はニッカ33型に近い部分もあるようです。
画像は取り掛かり始めですが
この後、さらに分解を進めて
幕軸や巻上機構の清掃整備を行ったところ
巻上のトラブルは起こらなくなったのですが
もともと幕のテンションを掛けすぎで
スムーズに動くようになったら
幕速がめちゃくちゃ速くなりました。
70年代後期一眼レフ並みです(苦笑)
かなりの勢いでバシャン!と
シャッター幕が走行していきます。
そもそもテンション強すぎでこのまま使っていると
バネがバカになりそうです。
いったん大幅にテンションを緩めて
適正なテンションで精度も確保できるよう
一から調整も行っていきます。

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