オリンパスペンEE-3のカメラ修理

今日は「飛行機の日」だそうですよ。
空を飛ぶって未だに人類の夢のような気がします。
現代では飛行機や色々な手段を使って
空を飛ぶことはできますが
それこそマンガのようにもっと身軽に飛べるようになれば
世の中が変わるような気がします。
パラグライダーあたりが空との一体感があって良いような気が。。。
機会があればチャレンジしてみたいですね!

さてさて

本日は「オリンパスペンEE-3」のカメラ修理を行っています。
ハーフ判カメラの中では今でも圧倒的な人気を誇る
「オリンパスペンシリーズ」ですが
今回の「EE-3」は1973年発売です。
1986年まで生産されペンシリーズ中、
最後まで生産されたモデルがこの「EE-3」です。
ピント固定式で露出はオートのため
フィルムを巻き上げてシャッターを押すだけで良い
日頃持ち歩いて気軽に撮るには最適なカメラですね。

今回、お預かりのEE-3は
一通り動作は良さそうなのですが
露出不足のときにファインダーに出る
「赤ベロ」の動きが少々悪いようです。
最も問題になることが多いセレンは元気そうですが
やはり数十年経過していることもあり
測定してみるとオートが随分アンダー気味なようです。

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以前も書いたことがあるような気もしますが
シャッタースピードは2段階で
露出計の針の触れ具合によって
シャッタースピードを絞りを機械的に選択します。
ペンEEシリーズ独特の制御方法ですが
これが非常に上手くできています。
赤ベロの動きが悪いということは
オート制御するノコギリ刃部分も動きが悪いということなので
これから絞りユニット、シャッターユニットを分解して
各部の古い油や汚れを落としていきます。
もともとシンプルな造りではあるので
しっかり動きやすい環境にしてやれば
かなり精度は復活すると思いますが
細かくは調整で追い込んでいきます。

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