キヤノンA-1のカメラ修理

今日は「海苔の日」だそうですよ。
朝ごはんに熱々のご飯に焼き海苔を巻いて食べるのは
日本人の基本ですよねぇ。。。ながらくそんな朝ごはん食べていませんが。。。
市販の焼き海苔ももちろん美味しいのですが
自分で乾海苔を焼いて食べるともっと香り高くて美味しいんですよねぇ~
これまた十年以上口にしていませんが。。。(笑)

さてさて

今日は「キヤノンA-1」のカメラ修理を行っています。
「カメラロボット」の異名を持つキヤノン初の「マルチモードAE機」ですね。
当時はかなり複雑な操作系統。。。と言われていましたが
その後のAFカメラに比べると全然わかりやすく
使い勝手は非常に良いカメラです。
当時としては非常に先進的かつ近未来的でハイアマチュアを中心に
とても人気のあったカメラです。
今、見てもキヤノンらしい洗練されたデザインがカッコ良いですよね。

今回、お預かりの個体は随分長い間眠っていた個体ということですが
比較的良い状態を保たれています。
定番のシャッター鳴きはたまに出ますが
巻上げもスムーズでシャッターも快調に切れています。
お預かり時にISO感度が400に設定されていて
そのまま簡単にファインダー表示をチェックすると
3.5段~4段のアンダー。。。このままではさすがに使えません。

そうして今回、改めて動作チェックを行うために
まずはISO100に設定してファインダー表示とオートの値をテストすると
1段ほどオーバー気味ですが悪い結果ではないのです。
「えっ?勝手に直るはずないよね?」と思いながら
ISO400に再設定するとやはり大アンダー。。。
ちなみにISO200は問題ナシ。。。
通常なら感度ダイヤル下によくある摺動抵抗等を疑うのですが
A-1にはそんなものはありません。全て基盤内で処理されます。
うーん。。。これは苦労しそうです。。。

他にも問題点がないかまずは洗い出します。
iso400時大アンダーの問題については
考えられる箇所の部品を正常動作品に交換しながら
様子を見ていきます。

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