オリンパスOM2000のカメラ修理

今日は2月10日とのことで
「ふとんの日」ということみたいです。
暖かくフワフワの布団で寝たいだけ寝る!これって幸せですよね~
最近、目覚ましを全く気にせずに寝る。。。なんてなかなかありませんが
たまにはそんな日があってもいいですよね!

さてさて

今日は「オリンパスOM2000」のカメラ修理を行っています。
このOM2000がOMシリーズとしては最後のボディとなりました。
実はこのカメラ、ニコンFM10等々と同様に
コシナが生産しているカメラです。
・・・とはいえ、オリンパスらしいのはこのOM2000にも
「スポット測光」を装備させていることですね。
ボディカラーもガンメタリックでなかなかカッコ良いです。
機械式シャッターで1/2000を備え、スポット測光搭載。。。。
なかなか興味をそそられるカメラです。

今回、お預かりのOM2000は
露出計も問題なく、シャッターも1/2000から1秒まで精度も出ています。
では、何が悪いのかというと
この系列のモデル、あるいはこの年代の一眼レフには多いのですが
写真にもマウントの奥に見えているミラーがずり落ちてきてしまうのです。
完全に外れてしまうことはまれですが
下にズレ落ちてきてレンズマウント部や他の部分に
ずり落ちてはみ出した部分が干渉するのです。
ミラー先端に留め部品が付いているカメラでは
まず起こらないのですが80年代以降に出たカメラの中には
単純に接着剤で留めてあるだけのものも多いのです。

実は写真は既に処置を行って正しい位置にミラーを戻した後の写真です。
今回はこの部分の限定修理です。
このミラーの部分や角度、厚みが接着剤の影響で変わると
ファインダー上でのピントが狂ってしまいますので
慎重さを求められる作業です。
接着剤が完全に固まるまで何日か待ってから
精度チェックを行う予定です。

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