ミノルチナSのカメラ修理

先日、冬の星空のことを書きましたが

この季節、南の空に見える全天一明るい恒星、「シリウス」の

日本古来の呼び方は「あおぼし」(青白く見えるから)だそうです。

そしてそのはるか南、地平線ギリギリに

東北南部以南で条件がよければ

全天で二番目に明るい星「カノープス」が見えるのですが

日本古来の呼び方は「おうちゃくぼし」(ちょっとしか出てこないから)だそうです。

余談が長くなりました。

本日は「ミノルチナS」のカメラ修理に取り掛かっています。

しばらく使われてなかったようですが

きちんと保管してあったらしく外観は非常にキレイなカメラです。

ミノルチナ発売当時はコンパクトカメラといえど

現在の一眼レフに近い大きなものが多かったのですが

このミノルチナは適度に小さくて質感高い良いカメラだと思います。

今となっては不思議ですが

当時はある程度大きなカメラが好まれていたようで

ミノルチナはさほど多くは生産されなかったようです。

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現在、確認できている症状としては

シャッター羽根粘り

距離計二重像がかなり薄い

露出計不安定

鏡胴部にガタあり・・・といったところです。

これからさらにシャッターユニット部分解整備に取り掛かります。

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