オリンパスペンDのカメラ修理

今日は12月13日、「正月事始め」の日だそうです。
お正月を迎える準備を始める日だそうです。
この日が縁起が良いから。。。という理由からなのですが
ちょっと早いですよねぇ。。。
でも昔のお正月は今よりもずっと大イベントでしょうから
準備も今よりいろいろあったでしょうね。
私はまだまだ師走モードで仕事に追われてます(汗)

本日は「オリンパスペンD」のカメラ修理を行っています。
いわゆるペンのデラックス版ですね。
初代ペンの発売から3年後の1962年発売開始です。
3.2cmF1.9の大口径レンズを搭載し
シャッタースピードの最高速も1/500です。
さらにセレン式の露出計(非連動)を装備します。

今回、お預かりしているペンDは
まずシャッターが切れません。
チャージは完了しているような感じで
レリーズボタンもしっかり押せますが
ピクリとも動きません。
パター的にはシャッター羽根の固着といったところですが
妙にシャッターユニットがぐらついています。
で、分解する前にいろいろチェックしていると
シャッター羽根が1枚外れてしまいました。
やはりシャッターユニットのネジが緩んでいるようですね。
どちらにしてもシャッター羽根はばらして洗浄なので
特に問題はないのですが。。。
ペンDに限らずペンシリーズ全体でよく見かけますが
ネジの緩みは多いカメラだと思います。
50年近く経っているのですからしかたがない部分もありますが
EE系は特に多いような気がします。
外れたネジが磁力でメーターに付着してしまい
メーター不動なんていうパターンもよく見かけます。

写真は本格的に分解する前の写真ですが
巻上にも少々問題があり
レリーズしても巻上ロックがなかなか外れません。
ロック機構の動作不良のようです。
まずシャッターユニットをこれから分離して
シャッター羽根・絞り羽根の洗浄から行います。

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