ミノルタXEのカメラ修理

今日は「マッチの日」だそうですよ。
1948年のこの日にそれまで配給制となっていた
マッチの自由販売が認められたのだそうです。
最近、マッチをする機会もなかなかないですよねぇ。。。
子供の頃に仏壇の側にろうそくや線香に火をつけるための
マッチが常に置いてあって
火をつけてみたくて手を出そうとしては怒られたものですが。。。
ところで、マッチといえば世代的に
やっぱり近藤真彦さんを思い出しますねぇ。。。
特別好きではなかったけどたのきん全盛期だったし。。。
「ヨコハマ・チーク」が好きでよく口ずさんでたなぁ(笑)

さてさて

本日は「ミノルタXE」のカメラ修理を行っています。
ミノルタの一眼レフはそれまでの機械制御シャッター機である
「SRシリーズ」から電子制御シャッター機の「Xシリーズ」に
1970年代に移行していくのですが
最初のXシリーズである「X-1」が1973年に発売され
翌年、1974年に「XE」が追加されます。
絞り優先AEを装備する金属羽根縦走りシャッター機です。
搭載されるシャッターユニットはコパル・ライツ・ミノルタの3社で
共同開発したコパルライツシャッターです。
「XE」といえば巻上の滑らかさが有名なカメラですが
その滑らかさはこのシャッターユニットやミラー駆動部の構造が
大きな要因となっています。
この時代としてはめずらしく「使い心地」を
セールスポイントのひとつにしていたカメラでもあります。

「XE」は元気に動作していれば素晴らしいカメラなのですが
トラブルの多いカメラとしても有名です。
お預かりしているXEは定番のプリズム腐食こそないのですが
(もはやプリズム腐食のないXEは希少です)
まれにミラーアップしたままになってしまうというトラブルを抱えているようです。
「。。。ようです」というのは
当店にやってきてから幸か不幸か一度も症状が出ないのです。
困ったものですね。。。
XEのミラーアップは多く日の場合、
横走りシャッター機でよくあるような
シャッター走行不良やミラー駆動部の動作不良が原因ではなく
シャッターユニットに正常に電気が伝わらないことが原因で発生します。
またこの症状が出た場合、シャッターは切れますが
開いていないので写真は当然写りません。

シャッターユニットや基板周りのチェックを行う前に
露出計とオートがかなりアンダー傾向なので
巻戻しクランク下の摺導抵抗を清掃しておきます。
XEは露出計が振り切ってしまっているものも非常に多いのですが
その原因は大抵の場合、この摺導抵抗の汚れです。
裏表それぞれにあり上側がASA感度に連動し
下側が絞り値に連動します。
摺導抵抗清掃が終わったところで
本格的に基板周りやミラー周りの接点清掃・調整に取り掛かります。
ミラーアップは接点不良やハンダ不良が原因のことも多いのですが
基板内部品不良の場合もあります。
症状が出ないので考えられる部分の清掃・調整を行っていきます。

一通りの整備を終えた状態での写真です。
(レンズは当店のテスト用です)
いつみてもXEはカッコ良いですね。
露出計やオート露出は問題ない精度に整備されていますが
例のミラーアップがまだ出るのかどうか
少し時間を置きながらテストを行っていきます。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。