ミノルタSR-1のカメラ修理

今日は「メイストームデー」だそうですよ。
「5月の嵐???何の日だ???」と思ったら
恋人に別れを切り出すのに最適な日なのだとか。。。
「八十八夜の別れ霜」という言葉がありますが
(八十八夜の頃に降りる霜がこの季節最後の霜ということ)
それにちなんで
バレンタインデーの日から数えて88日目のこの日に
「メイストームデー」が設定されたそうです。

おまけに今日は13日の金曜日ですね。
変なことの起こらないように慎ましく過ごしましょう(笑)

さてさて

今日は「ミノルタSR-1」のカメラ修理を行っています。
このSR-1、「1」なのに
ミノルタ初の一眼レフカメラ「SR-2」に8ヶ月ほど遅れて
1959年7月に発売されました。
ネーミングもややこしいですが
このSR-1、マイナーチェンジが行われても
ネーミングを全く変えなかったせいで
同じSR-1なのに4種類のボディが存在します。

今回のボディは2代目にあたるボディです。

IMG_7888

最初期とこの2代目までは露出計ソケットがついておらず
「SR-1」の緑のロゴも巻上げ側に彫られています。
丸みがあって、緑のモデル名ロゴといい
旧タイプのminoltaのロゴといい何ともいえず
日本の古き良き時代を感じさせます。

このSR-1、かなり長い間、放置されていたようで
あちこちの動きが渋くなっています。
巻上げが異様に重い、スロー固着
たまにミラーアップしたままになる
高速シャッター開かず・・・等々
各部の油切れ、汚れによるものと思われます。
この状態で動かしていると
余計なトラブルを引き起こす可能性が高いので
早々に分解整備に取り掛かります。

IMG_7887

もちろん写真は途中経過でこれから貼り革を外して
ミラーボックスを分離してシャッター軸、ミラー駆動部の整備をしていきます。

この年代の布製シャッター幕は
ゴワゴワに硬くなって交換しないとダメな場合が多いのですが
今回の個体は幕の状態だけは比較的良好でした。
今回は幕交換は行わずに作業を進めます。

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