オリンパスペンSのカメラ修理

今日は「ひものの日」だそうですよ。
日付の由来は干物(ひもの)の「干」の字が
「一」と「十」に分解できることからだそうです。
少々無理のある由来はともかく(笑)
干物は入手もその後の調理も簡単で
お手軽にご飯のおかずや酒の肴になるので
よくスーパーで買って帰ります。
海の近くの観光地のお土産物屋さんとかに行っても
お土産の定番ですよね。
普段手に入るものとは一味違ったものが多く
楽しい上にとっても美味しいです。
少々塩分多めなので(だから美味しいのですが)
調子乗って日常的に食べ過ぎるのには要注意です。
特に私なんて本当はあまり食べちゃダメなんだろうなぁ(汗)
でもホッケやアジの干物少々を肴にして飲む
日本酒は本当に美味いですよねぇ。。。

さてさて

本日は「オリンパスペンS」のカメラ修理を行っています。
人気も高く修理依頼も多いペンSですが
少々久しぶりですね。
オリンパスペンの最初のモデルは非常にシンプルなカメラで
その時代としては驚異的な6,800円という価格で1959年に発売されました。
その翌年に従来型ペンの高級型という位置づけで
ペンSが使い発売されました。
従来型ペンでは2枚羽根だったシャッターは5枚羽根となり
シャッタースピードもB+1/25-1/200の4速から
B+1/8-1/250の6速となりました。
搭載されるレンズはDズイコー3cmF2.8です。
(後に2.8cmF3.5搭載モデルも追加)
表現できる幅や撮影可能なシチュエーションが
従来型よりかなり広がるような変更が行われています。
露出計は非搭載ですが今となっては
露出計のないことはかえってトラブルの原因が少なくなって良いと思いますし
ネガであればある程度大まかな露出で
機動力を生かしてスピーディーに撮ったほうが良いかと思います。
せっかくのポケットサイズですし。。。

お預かりのペンSは
シャッター羽根の粘りでシャッターが開きっぱなしになったり
何とか閉じたにしてもキレイに閉まり切っていないため
巻上時に1枚で巻き止めが止まらず
2枚分進んでしまう。。。という症状が出ています。
シャッター羽根の粘りで開きっぱなしになったり
羽根がゆっくりとしか動けない、あるいは全く開かない。。。等々は
レンズシャッター機の宿命ともいえる定番トラブルですが
羽根粘りのために巻上が1枚で止まらないというのは
ペン独特の症状ですね。でもこれも非常に多いトラブルです。

このペンSは元々、ご依頼者様のおじいさまのカメラなのだそうです。
他にもいろいろなカメラを譲り受けたそうなのですが
まずはコンパクトで使いやすいペンSから使ってみるとのことです。
非常に大切にされていたというのが見受けられ
経年劣化による今回のシャッタートラブルは致し方ないですが
全体的には非常にコンディションの良い個体です。
写真は整備後で外観もできる限り清掃していますが
非常にキレイな状態なのが画像でもわかるかと思います。
おそらく実際にフィルムを通されるのは
かなり久しぶりのことだと思われますが
誕生から60年ほど経った現在の様子を
そのレンズを通して焼き付けていただきたいと思います。
きっとご依頼者様も楽しく撮影できると思います。

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