キヤノンデミCのカメラ修理

今日は「鏡開き」ですね。
供えていた鏡餅を下げて食べる日ですが
鏡餅どころか普通にお雑煮とかも
ここ数年食べていないような気が。。。(苦笑)
まぁ、一人暮らしな上に
お正月は大抵家にいなかったりするので
そうなりますよねぇ。。。
あぁでもそう思い始めると
お雑煮くらいは食べたいなぁ。。。と考えてしまいます(笑
別にお正月じゃなくても自分で作ればいいのですが
なかなかそこまでするところまではいかないかも。。。
鏡開きと言えば樽酒の蓋を割って開けることも
鏡開きといいますよね。よって今日は「樽酒の日」でもあるそうです。
樽酒もずいぶん昔に一度だけ何かの集まりで飲んだなぁ
これまた一人だと普通はできませんが
調べてみると一升のミニ樽酒とか
ミニ鏡開き樽酒セットなんてものもあるのですね
これならちょっとした少人数でのお祝いでもいいですし
なんなら一人でも飲みきれる(笑)
ミニ樽酒には後ろに注ぎ口がついていて少しずつ飲めるものもあるらしいです。
もはや鏡開きでもなんでもないですが
ミニ樽酒は一度買ってみたいかも。。。
飾っているだけでもちょっと楽しそうです。

さてさて

本日は「キヤノンデミC」のカメラ修理を行っています。
デミはお馴染みのキヤノンのハーフ判コンパクトカメラです。
今回の「デミC」は基本的な部分は通常のデミと共通ですが
なんとレンズ交換式となったモデルです。
マウントはデミC専用のもので
28mmF2.8と50mmF2.8の2種類のレンズが用意され
ボディにレンズ2本付きで18,000円で発売されました。
ハーフ判ですから28mmがいわゆる標準レンズで
50mmは中望遠レンズですね。

お預かりしているデミCは
まずセレン光電池からの接点部が接触不良で
露出計が動いたり動かなかったりしている状態です。
何とかシャッターは切れていますが
羽根粘りを始め各部の動きが悪い状態です。
外装は比較的キレイな状態だったのですが
分解してみると意外と内部にサビが多く
これが動きを阻害している部分も多く見られ
ひたすら錆を落として磨く作業に時間を取られました。
ファインダーは通常のデミと同じく
プリズムを使用した高級な造りですが
レンズ交換式であるがために
ファインダー内に50mm用のフレームがプリントされています。
これはうっかり拭いてしまうと簡単に取れてしまいますので
清掃のできる範囲も非常に限られた部分のみとなります。
それでも今回の場合はかなりキレイな状態に清掃できたと思います。

50mmレンズが装着された状態でお預かりしています。
画像は整備後ですがレンズもしっかり清掃済みで
非常に良い状態になりました。
50mmF2.8レンズは小さなボディに比較すると
結構な大口径でなかなか迫力あるルックスです。
デミといえばハーフ判カメラとしてはめずらしい
レバー式の巻上が特徴ですが
デミCも通常のデミと同様にこの巻上レバーの感触が
すごく気持ちよいのが魅力です。
マウント部分はレンズ交換式となったため
通常のデミとは形状が全く異なるのですが
SS・絞りの設定リングやピントリングの操作感は
デミCのほうがかなり気持ちよく操作できます。
ハーフ判カメラの中では抜群の使い心地の良さだと思います。
うん、デミCいいですね。
個人的にも欲しくなる1台です。