ローライフレックス3.5Fのカメラ修理

今日は「主婦休みの日」らしいですよ。
毎日休みなく家事に追われている主婦のみなさま
たまにはゆっくり休んでくださいね。

さてさて

今日は「ローライフレックス」のカメラ修理を行っています。
当店は主に国産フィルムカメラを修理対象にしていますが
場合によっては今回のように国外のカメラも受けつけております。

二眼レフの頂点にともいえるローライフレックスですが
その歴史は非常に長く、モデルも非常に多くの種類があります。

今回、お預かりしたのはいわゆる「3.5F」です。
レンズはシュナイダーのクセノタールが装着されたモデルです。
他にもテッサーやプラナーを搭載したモデルや
同じ3.5Fでも細かい仕様違いのモデルが多岐にわたり存在します。

このモデルはセレン光電池を使った露出計を搭載していますが
今回、ご依頼の個体は随分昔に落とされてしまったとのことで
露出計が破損しています。
露出計はもうあけらめるとのことで破損した露出計は
外して何かしらの穴埋めをしようと考えています。
その他、そのときのショックが原因だと思われますが
ピントリングがスムーズでなくガサガサする、
SS・絞りダイヤルがほとんど動かない
シャッターレリーズが無限遠のときに戻らない。。。等々の
トラブルを抱えてしまっています。

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まずは各部の動きをしっかりチェックしていきます。
ピント精度は充分確保されているようのなので
ダイキャストそのものに問題はないと思われます。
分解してみるとよくわかりますが
さすがにしっかりと造りこまれていますね。
当時の国産の二眼レフ一部モデルも相当近いところまで来ているとは思いますが
細かい部分の造りこみはやはり1枚上だと思われます。

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