オリンパスOM-2のカメラ修理

今日は「洋服記念日」だそうですよ。
明治5年11月12日に
”爾今礼服には洋服を採用する” と政府から布告があったということです。
要は今後の儀礼時の正装は洋服とするということみたいですね。
私もこの仕事始めてからはラフな服ばかり着ていますが
たまにはビシッとスーツきて歩きたいですね(笑)
会社員時代には当たり前だったのですが。。。

さてさて

本日は「オリンパスOM-2」のカメラ修理を行っています。
OM-1登場から3年後の1975年に発売された
電子制御シャッター搭載機です。
フィルム面から反射した光を測光する
TTLダイレクト測光を採用し露光中にも測光制御ができるという特徴があります。
このあたりについては説明を始めると長くなるので割愛しますが
かなり先進的な技術で他のAE機とは一味違うカメラです。

今回、お預かりの個体は非常にキレイなOM-2です。
シルバーのキレイな個体というのはとても質感高く見えますね。
ご依頼者様からのご指摘は
バッテリーチェックにするとレバーが本来勝手に
オートのポジションまで戻ってこなければならないのですが
中途半端な位置で止まってしまい
BCランプも点灯したままになる。。。とのことです。

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まずは上カバーを開けてご指摘のSW部の修理から行います。
ただバネが外れているだけかと思いきや
実はバネをかける部分に原因があり、少々苦労しました。
上カバー修理は完了したので
このまま各部点検整備に取り掛かります。
修理前測定結果ではシャッタースピードはほぼOKですが
露出計、オートに少々問題を抱えています。

OM-2は電子回路がかなりデリケートなため
電子回路にトラブルを抱えている個体は
修理不可となってしまうことの多いカメラです。
お手元のOM-2の修理をお考えの方は
まず状況をお知らせいただけると助かります。

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