キヤノンF-1のカメラ修理

今日は「蚊の日」だそうですよ。。。
寝るときに耳元で「ぷ~ん」とか飛んでこられたら
イヤですよねぇ。。。とても眠れません。
ところで、蚊取り線香の香りを嗅ぐと
「あぁ~夏だなぁ。。。」と感じまし懐かしい気分になりますよね。
趣もありますし縁側のある家で
蚊取り線香焚きながら夕涼みがしたいですねぇ~

さてさて

本日は「キヤノンF-1」のカメラ修理を行っています。
このブログにも何度も登場しているF-1です。
もはや説明不要だとは思いますが
キヤノン初のプロ向け高級一眼レフですね!
ただ、今回お預かりしているF-1は普通のF-1ではありません。
1976年に行われたモントリオールオリンピックの
公式カメラに選ばれたことを記念して
限定生産された記念モデルです。

オリンピックのシンボルマークが刻印されている以外は
普通のF-1ではあるのですが、やっぱり文句ナシにカッコ良いですね!
F-1を見るたびに「個人的にも1台欲しいなぁ。。。」と思いつつ
何度も踏みとどまっていますが
こういうキレイなF-1を見るとまた悪い病気が出そうです(笑)
旧F-1のオリンピック記念モデルはこの他にも
1980年のレイクプラシッドオリンピック記念モデルがありますね。

修理内容としては各部点検整備一式で
巻上がひっかかるようなことがあるとのことでした。
上の写真は既に整備完了後です。
巻上部のみではなく各所に油切れの兆候が見受けられました。
特に幕軸には汚れが古い油に混ざることによる
粘りが見られシャッタースピードズレの原因となっていました。
シャッター駆動部、ミラー駆動部、巻上部、等々
動作する部分を清掃して注油を行い
その上で精度出しを行いました。
現在は、高速シャッター、低速シャッター、巻上の感触
全て快適に動作しています。

それにしても美品の記念モデル、いいですよねぇ。。。
ちょっとオーナーさんが羨ましくなってしまいます。
まずは私も普通のF-1手に入れようかな。。。

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