今日は6月30日ということで
「大祓」が行われる日ですね。
罪や穢れを祓い清める神事です。
罪は知らず知らずのうちにあるかもしれないし
穢れはやはり多いだろうなぁ。。。(汗)
まぁ人間だから仕方がない部分もあると思いますが。。。
何はともわれ6月も終わりということで
1年の約半分が既に終わりです。
(正確な折り返しは7月2日かな)
身体も心もリフレッシュして残り半分もがんばります!
さてさて
本日は「コニカC35」のカメラ修理を行っています。
「じゃ~にーコニカ」のキャッチフレーズで
一世を風靡したカメラですね!
どこにでも持ち歩けるコンパクトなボディに
簡単なプログラム露出、それでもピントは
レンジファインダーでしっかり合わせることができ
レンズは写りの良さで定評のあるヘキサノンレンズ。。。
確かに。。。これは人気でますよね。
当時、非常に売れたのは当然ですが
大ヒット作であるがために現在でも流通台数は多く
(お手軽なカメラのため傷んでいるものが多いですが。。。)
手に入れやすいため現在でも人気の高いカメラです。
お預かりしている「C35」は
シャッターがとりあえず切れているのですが
このカメラ特有のシャッター羽根を駆動する羽根車の
動きがやはり悪いようでシャッターが粘っているかのような
症状が見受けられます。
C35で多く見られる電池室の腐食はなく
露出計もとりあえずは動いています。
ファインダーはやはり少々曇っていますが。。。。
覗き込んでみるとブライトフレームと
露出計情報が大きく傾いてしまっています。
構造上、指示板そのものが傾くなんてまずありえないな。。。と思いつつ
ファインダー部を開けてみると
ブライトフレーム等をハーフミラーに映し出す
反射鏡が外れていました。
これが原因でブライトフレームが傾いていたのですね。
シャッター周り、露出計周り、巻上部、ピント調整等々を行って
組み上げていきますが仮組みをしたところで
露出計及びオート露出を調整していると
最初は良いのですが動かしていると露出計が
突然振り切った状態になってしまいます。
どこかでショートしてしまっているのかと思い
電池室~露出計の配線をテスターでチェックしてみても
異常は見つかりません。
いろいろ試行錯誤しているとどうやら原因はCDSのようです。
光に応じて抵抗値が変わる原理ですが
劣化のため抵抗値が異常に低くなってしまうことがあるようです。
中古良品のCDSと交換することでやっと安定しました。
これで一通り作業は完了ですが
本当に安定して動作するか少し様子見を行って完成です。
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