月別アーカイブ: 2016年6月

ヤシカエレクトロ35のカメラ修理

今日は「トランジスタの日」だそうですよ。
1948年のこの日に密かに発明されていたトランジスタが
初めて公開されたそうです。
たった60年程前なんですね。。。
その60年余りの間にこんなに技術が進むなんてすごいなぁ。。。

さてさて

今日は「ヤシカエレクトロ35」のカメラ修理を行っています。
以前も書きましたが
「ロウソク1本の灯りで写真が撮れる」ということを目指して開発されたカメラです。
コンパクトカメラというには
現在の感覚で言えば大柄ですが
今でも根強い人気のあるカメラですね。
45mmでF1.7という大口径レンズも大きな魅力です。

今回の個体は
オーナー様が昔はよく使っていたカメラとのことですが
ここ十数年は動作させていなかったようです。
まずは。。。シャッターが全く切れません。
レリーズロックしてしまっている感じです。
ただしバッテリーチェックは元気良く点灯するので
この時代のカメラにありがちな電池室周りの腐食はないようです。
電池室の端子を見てもキレイな状態ですので
きちんと保管するときには電池を外しておいたのだろうと思われます。

まずはシャッターが切れない原因を探します。

IMG_8133

どうやら巻上部に問題がありそうです。
古い油やグリスの汚れがたっぷり付いています。

IMG_8134

そしてエレクトロと言えばこのトラブル。
レリーズ部のブッシュが見事に劣化してボロボロです。
これではシャッターが切れてもオートは効きません。

まずはシャッターユニット単体での動きを確認します。
それからレンズ清掃も含めた各部点検整備を行っていきます。

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ミノルタX-700のカメラ修理

今日は「佃煮の日」だそうですよ。
佃煮。。。子供の頃は苦手だったなぁ。。。
今はもちろん好きですよ
酒の肴にもなるし、
あっつあつの白いご飯にめちゃくちゃ合いますし。。。
あぁ。。。そろそろお昼だし、おなかすいてきました(笑)

さてさて

今日は「ミノルタX-700」のカメラ修理を行っています。
18年もの間、ミノルタXシリーズの頂点に君臨した長寿モデルです。
ミノルタらしい上質なシャッター音が非常に魅力的なモデルです。
修理依頼も比較的多いモデルです。
ただし、この年代のモデルになると完全電子制御なので
修理する側としてはなかなか難しいカメラです。

ちなみに初期モデルにはAEロックがなく
AEロックのあるものはNewX-700と呼ばれることもあります。

今回、ご依頼の個体は
まず電源が全く入りません。
オーナーさんからお話を伺ったところ
以前は普通に使えていたのだが
久しぶりに電池を入れて使ってみようかと思ったら
この状態だったということです。
電池は抜いて保管してあったようですし
電池室周りにも腐食は見られません。

IMG_8126

怪しいのはやはり電池室周辺か
電源SW周辺だと思われます。
まずは電源が入るようにして
それから各部の動作チェック、点検整備に取り掛かります。

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オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「ちらし寿司」の日だそうですよ。
これをちょっとPCで調べていると
美味しそうなちらし寿司の画像がたくさん出てくるんですよ。。。
早くもおなかすいてきました。。。(笑)

さてさて

今日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
数日前も別のOM-1の修理を行いましたが
やはり人気のカメラだけあって依頼数が突き抜けて多いカメラです。

今回のご依頼は。。。
スプロケットが回らずフィルムが送られない。。。とのことなのですが。。。
当店に来てからは症状が出ないのですね。。。
子供が病院に来ると元気になるみたいなものですね。
とはいえ、考えられる原因とスプロケット周りを
徹底してチェックしていきます。

他、OMでは定番の「チャージすべり」の症状も何度か見られましたので
巻上げ周りも合わせて入念にチェックしていきます。

IMG_8122

↑ こちらは一部のMD対応のOM-1に見られる
樹脂ネジの破損により電池室のマイナス端子がグラグラになっています。
お預かり時にはかろうじて導通していましたが
接触不良を引き起こす可能性が極めて高いので
ネジ交換で対応いたします。
樹脂ネジを使っている時期のOMは
これまで見た限りほぼ全数、劣化により折れてしまっています。

IMG_8124

まずは、巻上げ周り・シャッター周りの点検整備から始めます。
その後、露出計関連の点検整備を行います。

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ペンタックスSPFのカメラ修理

今日は「露天風呂の日」だそうですよ~
あぁ、温泉。。。山登りとセットで行きたいですねぇ。。。
山の麓の温泉ならまだ朝夕は涼しいだろうし。。。
若いときは温泉なんて興味なかったのですけどね。
とても長く入ってられなくて。。。。(笑)

さてさて

今日は「ペンタックスSPF」のカメラ修理です。
SPに開放測光が加わったモデルですね。
開放測光を行うためには使用レンズを
連動爪の付いた「SMCタクマー」を使わなくてはなりません。
基本的なシャッター周りとかミラー周りはSPと同様ですが
露出計に関係する部分は大幅に変更が加えられています。

今回の個体は
昨日のニコンFと同じく、後幕の動きが悪いらしく
1/1000のときに実際は1/200くらいの露光量になってしまっています。
大幅に後幕のスピードが遅くスリットが大きくなっているということです。

他、巻上げも若干重めですので
全体的に油切れの状態です。
露出計は値は悪くないのですが少々不安定といったところです。
定番のプリズム腐食もありますので
これは中古良品と交換で対応いたします。

IMG_8121

ここからミラーボックスを外して
シャッター幕軸周りの整備を行っていきます。

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ニコンFのカメラ修理

今日は「天覧試合の日」ですね。
プロ野球初の天覧試合となった巨人-阪神戦が57年前の
6月25日に行われ、長嶋選手がサヨナラホームランを打った日です。
天覧試合はともかく
ここのところ、広島カープが絶好調なので毎日ご機嫌です(笑)
今年こそは、今年こそは。。。頼むよ~がんばれ!

さてさて

今日はニコンFのカメラ修理を行っています。
今回、ご依頼の個体は
定番のプリズム腐食、他、各部点検整備のご依頼です。
預かってからシャッタースピードをチェックしてみると。。。
1/1000秒のときに実際は1/400秒くらいしか出ていない。。。
シャッター幕が走り始めのスリット間隔が
1/500くらいで、真ん中が1/400、走り終わる頃には1/350。。。
ということは後幕が遅いため
進むにつれて先幕との間隔が開いてしまう状態です。
測定機で見ると確かに後幕の幕速も遅い状態です。

IMG_8119

まずはシャッター軸周りの清掃・注油を行って
元々設定してある幕テンションで
本来のシャッター速度に近づくように整備します。
その上で最後に幕テンション調整で微調整を行います。
その他、各部点検整備を並行して行います。

ニコンFは修理・整備依頼の多いカメラですが
中の構造・造りを見るたびに、その剛性感に感心します。
ミラー駆動周りなどは明らかにオーバークオリティ感があって
少々、どんなことがあったって壊れない感じがします。
さすがに登場から50年以上経過するだけに
今回のように動きが悪くなる部分はどうしたって出てきますが
きちんと整備をしてやれば
当時とあまり変わりない動きのできるカメラだと思います。

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オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「UFO記念日」だそうですよ。
そういえば子供の頃、
一度だけ大きな緑色の物体が浮かんでいるのを
見たことがあるのですが。。。あれは何だったのか。。。
そのときは何だか怖くて家に逃げ帰りましたが。。。
まぁ、UFOはともかく。。。
広い宇宙に私たちと同じような生物がいる可能性はありそうですよね。
そういう思いを馳せながら夜空を見上げるのも悪くないと思います。

さてさて

今日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理です。
このブログでの登場回数も多いOM-1です。
一眼レフとしては軽量コンパクト、
巻上げの感触も良く、シャッター音もとても上質
気持ちよく使えて信頼性も高い。。。
現在でも人気があるのはうなづけます。

今回の個体は
まず。。。裏蓋が全く開きません。
巻き戻しクランクを引っ張り上げても
バネの感触はあるのですがロック板が全く動いてない感じです。

お客様いわく隙間から無理やりこじ開けると
とりあえず開くとのことだったので開けてみると
やはりロック板が全く動いていません。

前板部分のカバーを開けて
さらに上カバーも開けて確認すると
ロック板周りに粘着質のものがびっしりこびりついていました。

IMG_8115

写真はある程度こびりついていた粘着物を取った後です。

IMG_8116

裏側にも付着が見られるので清掃します。
さらに無理に何度かこじ開けたせいか
変形も見られるので修正します。

IMG_8114

これでまずは裏蓋の問題はクリアとなりました。
さらに引き続きシャッター周り・露出計周りの整備を行います。

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マミヤRB67ProSのカメラ修理

今日は「オリンピックデー」だそうですよ。
もうすぐリオ五輪が始まり、次はいよいよ東京!
いろいろ問題はありますが
盛り上がってはほしいですね。。。

さてさて

今日は「マミヤRB67」のカメラ修理を行っています。
私自身もプライベートで良く使っているカメラです。
TwitterやFBページに載せさせていただいている写真も
RB67で撮影したものが多いですね。
大きく重く、同じ中判のペンタックス67と比べても
外に持ち歩くのは大変なカメラですが
その分、頑丈で信頼性が高く
組み合わせるマミヤのレンズの性能も定評のある
良いカメラです。

今回の個体は
撮影途中でチャージができなくなってしまったとのこと。
拝見させていただくと
チャージレバーが途中で固まってしまっています。
レンズシャッターも開きかけで止まっています。
(レンズシャッター一眼なので
チャージするとシャッターが開きレリーズすると
一旦閉じてシャッタースピードに応じて開閉する)
うーん、あまりこうしたトラブルの多いカメラではないのですが。。。
チャージができないということで
レンズを外すこともできません。
果たして原因はボディ側なのかレンズ側なのか。。。

IMG_8113

まずはボディ側からアクセスして何とかレンズを外しました。
ボディ単体では普通にミラーチャージできて
レリーズもできるようです。
ということは。。。レンズが怪しいということですね。
外して数回はレンズ単体でチャージしてシャッターも切れていたのですが
数回目でチャージ途中でガチッと固まりました。。。
ほぼ間違いなくレンズ側シャッターユニットに何らかの問題がありそうです。
ボディ側は少々ミラーの動きが悪いので
清掃・注油を行い、劣化したモルトを交換します。
レンズ側はこれから分解し、シャッターユニット部の
点検修理を行います。

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キヤノンA-1のカメラ修理

今日は「ボウリングの日」だそうですよ。
カメラ・写真好きだったじいさんがボウリングも好きで
プロ並に上手かったことを思い出しました。
私が子供の頃は「ボウリングブーム」の末期で
最初はそこらへん中にあったボウリング場が
少しずつ閉鎖になっていってちょっと寂しかったのもよく覚えています。

さてさて

今日はキヤノンA-1のカメラ修理を行っています。
5モードAEを持つ電子制御されたMFカメラの代表格のカメラです。
「分解を伴う修理は不可」と思われているオーナー様も
多いのではないかと思われます。
確かにデジタル表示周り、或いは電子基盤内にトラブルを持っているものは
修理不能の可能性が高いですが
まだ修理可能な個体も多いと思われます。

今回の個体は
キヤノンAシリーズ定番のシャッター鳴き、巻上げ鳴き、
オート制御レバーの不良、という
お目にかかることが多いトラブルを抱えています。
他、オート・露出計共に多少のズレもございます。
いずれにしろ、修理可能な箇所なので
精度出しを含めた各部点検整備一式を行います。

IMG_8110

機械的な部分は先に登場した
AE-1との共通項が多く見られます。
ただし電子基盤からの接続が数段複雑になっています。
これから基盤をある程度外した上で
シャッター周り、ミラー駆動部の点検整備を行います。

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ペンタックスMEスーパーのカメラ修理

今日は「父の日」ですね。
「孝行のしたい時分に親はなし」ということわざがありますが
本当にその通りだと痛切に思いますので
親御さんがご健在な皆さまは是非、親孝行してくださいね!

さてさて

今日は「ペンタックスMEスーパー」のカメラ修理を行っています。
今でも根強い人気があり、修理依頼も多いカメラです。
コンパクトでマニュアル露出もできて
1/2000も装備するMEスーパー、
本来の状態だと相当使い勝手の良いカメラです。

しかしながら今回も定番の症状
「チャージができない」+「ミラーアップしたままになる」
ということでお預かりしています。
ただ、今回の個体は常にその症状が出るわけでなく
今のところはたまに出るという状態です。
実際にフィルムを入れているときにこの症状が出ると
撮影どころではなくなってしまうので
症状が一度でも出たら早めの対処が望ましいと思います。

IMG_8086

写真はミラーボックス巻上側の様子ですが
このあたりに原因があるわけなのです。

IMG_8085

作業前にテストを行ったところ、
1/2000秒は開ききってない感じで
1/1000、1/500でもシャッターの開きが足りないようです。
他にもオート、露出計共に-1.5EVといったところで
ミラー駆動部の処置はもちろん
シャッターユニット、オート制御部の整備調整を行っていきます。

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キヤノンF-1のカメラ修理

今日は「おにぎりの日」だそうですよ。
。。。皆さんは「おにぎり」と呼びますか?それとも「おむすび」と呼びますか?
私は「おむすび」なんですよねぇ。。。
(ちなみに「おむすびの日」は1月17日)
この2つの呼び名の違い、諸説あるらしく
あまりはっきりと違いがわかってないようです。
ま、どちらにしても
熱々のごはんで作ったシンプルな塩むすびが一番好きかな(笑)
おなかすいてきました。。。

さてさて

今日は「キヤノンF-1」のカメラ修理を行っています。
言わずと知れたキヤノン初の本格的プロ用一眼レフですね。
1/2000の最高速を誇るメカニカルシャッターを搭載し
露出計を内蔵しながらもシンプルにまとめられたファインダー部
膨大に準備された交換レンズ+アクセサリー群
佇まいも旗艦モデルの貫禄充分です。

今回の個体はやはり長期間保管されていた個体で
油切れ・汚れによるものと思われる動作不良が各所に見られます。
シャッタースピードの狂い、露出計は不安定。。。等々。。。

そうはいっても機械式シャッターで露出計はシンプルな回路なので
部品交換なく各部点検調整で本来の状態に戻りそうです。

IMG_8081

今回の個体では見られなかったので、余談ですが
キヤノンF-1でよく見かけるトラブルに
「シャッター幕のバウンド」と呼ばれる症状があります。
要は幕が走りきった直後に
その反動で瞬間的に少し戻ってしまう状態です。
幕ブレーキに原因がある場合が多いのですが
写真の端のみが明るく写ってしまったり
逆に暗く写ってしまう場合があります。
これが出ていると結構な重修理になる場合もあります。

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