月別アーカイブ: 2022年5月

リコーオートハーフSEのカメラ修理

今日は5月30日
ご(5)み(3)ゼロ(0)」ということで
「ごみゼロの日」「お掃除の日」「掃除機の日」だそうです。
うちのお店も私の自宅もそうですが
ついつい「まぁ簡単でいいか…」と
適当に掃除を済ましてしまいがちですが
やはり納得いくまでキチンと掃除をすると満足度も高いし
気持ちいいのですよね!
ただ、本格的にやり始めると色んな所が気になり始めて
時間ばかりかかってキリがないのですが…(苦笑)
店のバックヤードとか自宅とか
自分しか見ないところは最近かなり手抜きかも…
明日の定休日は天気もイマイチみたいですし
気合入れて掃除しようかな…

さてさて

本日は「リコーオートハーフSE」のカメラ修理を行っています。
オリンパスペンシリーズと並んで
ハーフカメラの代名詞的なカメラです。
設計者の安宅久憲さんが「自分の50歳の母親でも撮れるカメラ」という
基本構想を掲げて、とにかく簡単に誰でも撮れることを追求したカメラです。
さらに女性のハンドバッグ、男性の上着のポケットに入るサイズの
小型化を目指して設計されたそうです。
そうして出来上がったオートハーフは
独特のほぼ真四角のフォルムでこの時代のカメラですから
ずっしりとした重さはありますが
レンズの出っ張りもなくポケットやカバンに気軽に押し込める
コンパクトさになりました。
そしてセレン光電池使用の露出計連動のオート露出に加え
ピントは固定焦点、さらには巻上までゼンマイ仕掛けの
自動巻上とまさに「構えてシャッターボタンを押すだけ」という
簡単操作を実現しました。

初代のオートハーフが出たのが1962年で
1965年に出た「オートハーフS」で
セルフタイマーが装備され
シャッターボタンがボディ上部に移設されました。
これ以降のモデルは基本的な構造は共通で
「S」からセルフタイマーを省略した「E」では
前面のアルマイト板装飾のバリエーションが
限定モデルを含むと数えきれないほどになり
現在でもコレクションしている方も多いと思われます。
そして1967年に今回修理を行っている「SE」が発売されます。
「E」をベースにセルフタイマーを追加したものです。
機能的には「S」に戻った感じです。
鏡面シルバーと波紋柄ブラックの二色が発売されました。
シルバーのほうは見かけることが多い気がしますが
波紋柄ブラックはあまり見かけないような気がします。
で、今回の「SE」はその「波紋柄ブラック」です。

高級感に溢れていていいですねぇ~カッコいいです。
画像は既に修理・整備が完了して
少し様子見をしている段階のものですが
お預かり時にはセルフタイマーレバーは破損して
バネひとつでぶら下がっている状態でした。
さらに露出計はセレン光電池の劣化で全く動作しておらず
モルトも当然ボロボロでした。
ただ外装自体は汚れはあったものは
コンディションは悪くなく修理整備して仕上げてみると
かなり酔う状態になったと思います。
ただし、セルフタイマーレバーの破損は
カシメ部から破損しており修復にかなり手間がかかりました。
壊れたカシメは完全には元に戻りませんが
よほど無茶をしなければ大丈夫な状態にはなっていると思います。
オートハーフでは定番のトラブルである
セレン光電池の劣化は今回は中古良品のセレンとの
交換で対処しています。
オートハーフのセレンも十分に起電するものが
なかなか手に入りくい状況になってきました…
他、シャッターユニット、巻上機構の整備や
レンズ、ファインダーの清掃等一通りの整備を行い
安心して使っていただける状態になっております。

毎度思いますがオートハーフの真四角のデザインはいいですよねぇ
他のカメラとは全く異なりますものね…
見るたびに集めてみたい衝動に駆られますが
これこそまさに沼にハマるパターンなので我慢しています(笑

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ペンタックスSPのカメラ修理

今日は「こんにゃくの日」だそうですよ。
日付はこんにゃくの種芋の植えつけが5月に行われることと
「こ(5)んに(2)ゃく(9)」と読む語呂合せからだそうです。
低カロリーなうえに食物繊維が豊富で
体内の老廃物を外に出す働きがあるそうです。
昔からお腹の掃除をしてくれることが知られていて
「砂おろし」「砂払い」「胃のほうき」などと呼ばれていました。
そういえば子供の頃、ばあさんに
「砂が出ていくけぇ、こんにゃく食べんさい!」って
よぉ言われちょったわ。。。(笑)
子供の頃はあまりこんにゃく好きじゃなかったんですよねぇ
ぐにゃぐにゃした食感も味も…
これも大人になってお酒飲むようになってから
好きになった食材のひとつですね!
やっぱり「おでんの具」のイメージが強いですね。
しっかり味の染み込んだ板こんにゃくに少し和からしを付けて。。。
やっぱり合うのは日本酒ですよねぇ~
あ、芋焼酎も捨てがたいか…(笑
そんなことを考えていたら
今日は「真夏日」だって予報も出ているのに
熱々のおでんが食べたくなってきました…
エアコンで冷えてしまった身体に染みそうですねぇ(笑

さてさて

本日は「ペンタックスSP」のカメラ修理を行っています。
ここのところ本当にSP系の修理が多いですねぇ
高速シャッターが開かなかったり
写真の一部が黒くなったり
ミラーアップしたままになったりと
定番のトラブルがいくつかありますが
今あげたようなトラブルはどれも長い年月の間に
積み重なった汚れや変質してしまった古い油等による
動作不良が原因でとにかく内部をキレイにして
最小限の注油を行うことでほとんどの場合、改善されます。
最終的には若干の微調整はもちろん必要ではありますが…

今回お預かりのSPも
高速シャッターの精度不良が確認されています。
ただ今回はそれに加えて
他にもいくつかトラブルを抱えてしまっています。
まず、底部電池室の蓋ががっちり固着してしまい
力任せではビクとも外れません。
あまり無茶すると蓋を舐めてしまいますので
溶剤を使って時間をかけて根気よく
サビや緑青で固着したネジ部分に染み込ませます。
今回もこの蓋を外すのに1日以上かかりました。
まぁ付きっきりというわけではありませんが…(苦笑)
当然、これだけ固着しているぐらいの状態なので
電池室内の端子や電池室裏側の接点はボロボロで
全く通電しない状態で露出計は動きません。
端子や接点は磨き、ハンダをやり直して
抵抗なく電流が流れる状態にしていきます。
さらに今回はファインダーのフレネルレンズが
一部変質していてこれは中古良品と交換で対応します。

さすがに簡単に撮った画像ではわかりにくいのですが
中心から少し離れたところに放射状に何か所か
シミのように変質してしまっています。
今回はさらに激しく黄変もしてしまっています。
同じようなパターンで変質してしまっているフレネルを
SPではたまに見かけます。
原因はなんなのでしょうねぇ…たまにしかみかけないので
どれでもなるような類のものではないと思いますが…
余談ですがSPはいわゆるスクリーン部は
コンデンサレンズ側の底面にスリガラス加工が施され
そこがスクリーン部となります。
今回変質している部分はフレネルレンズのみの部分となります。
この後の時代の多くのカメラは
フレネルレンズ側にスクリーン加工が施されるようにあり
加えて透明なコンデンサレンズが組み合わされるようになります。
(プリズム側に凸レンズ加工が施されて
コンデンサレンズがないカメラもあります。)
フレネル+スクリーンがさらに明るいものが開発される時代になると
コンデンサレンズは省略されるようになります。
話が逸れました…
これからシャッター周りを中心に各部の整備を行っていきます。

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コニカⅢAのカメラ修理

今日は「花火の日」なのだそうですよ。
ちょっと季節的には早いのでは?と思ってしまいますが
1733(亨保18)年ののこの日に
隅田川の両国橋付近で水神祭りの川開きが行われ
慰霊を兼ねた花火が打ち上げられ
これが「両国川開きの花火」の始まりであり
この記念日の由来になっています。
「慰霊を兼ねた」とありますが
この年は全国的に凶作に見舞われ
大飢饉になったうえに
コロリ(コレラ)が大流行して多くの死者が出たのだそうです。
現代も新型コロナの影響で
昨年、一昨年と多くの花火大会が中止となってしまっており
近年は私も行けてなかったのですが
昔は毎年見に行っていたお気に入りの「宮島水中花火大会」は
一時的中止や延期ではなく「打ち切り」となってしまいました。
全国的にも今年もまだ諸手を挙げて
「通常通り開催」とはいかないでしょうが
少しずつでも以前と同様に戻ればいいですね
でもコロナとは関係なく
私ももう人でごった返す花火大会には
なかなか足が向かないような気がします。

さてさて

本日は「コニカⅢA」のカメラ修理を行っています。
1958年発売の「Ⅲ」の派生モデルで
「生きているファインダー」と言われた
「パララックス/画角自動修正機能付
採光式ブライトフレームファインダー」を搭載しています。
「生きている」は今となってはちょっと大げさな気はしますが
当時としてはパララックス自動補正は画期的でもありました。
個人的にはそれよりも贅沢に巨大なプリズムを使用した
非常に見えの良いファインダーそのものが魅力だと思います。
さらに等倍ファインダーなので右目でファインダーを覗き
左目で同時にファインダー視野外まで見ることができます。
慣れてくるとファインダーを覗いている感覚は薄れ
普通に見ている視野にブライトフレームが浮かんでいるように見え
視野外が確認できると便利なスナップや
動く被写体の場合は本当に重宝します。
ファインダー以外の部分は基本的に「Ⅲ L2」とほぼ同一で
セイコーシャMXLシャッターを搭載し1/500~1s・Bをカバーします。
レンズは通常のⅢと同じ48mmF2搭載機と
50mmF1.8搭載機が存在します。
基本的には「Ⅲ」なので前面レバーで
ダブルストロークする独特の巻上も共通です。
使い心地も含めて非常に良いカメラだと思います。

お預かりしている「ⅢA」は
まず巻上レバーが動作できたりできなかったりしています。
巻上できる時の巻上の重さも非常に重く
何かしら部品の変形が起きているような感触があります。
巻上が何とか完了してレリーズボタンを押しても
シャッターは全く動きません。
羽根固着あるいは羽根駆動部の固着が原因かと思われます。
レンズ・ファインダーにカビも発生しており
全体的にも整備が必要な状況です。

シャッターユニットは羽根の固着もありましたが
チャージ機構の固着がそれ以上に重症です。
チャージカムが変形気味で上手く動かないところへ
無理に何度も巻上を行っていたとみられ
ボディ側の巻上カムにも変形がみられ
これが巻上不良の一因となっています。
幸い普通に動作できる程度には修正できるほどの状態でしたが
あまり大きく変形していると
修理不可能の可能性もありました。
ファインダーに使われている巨大なプリズムは
内部には腐食等も見られず良好な状態です。
表面やミラー部に発生しているカビ等の清掃を行い
距離計の調整を行えば非常に快適な見え具合になると思います。

ある程度、現在の不具合の原因と対策が固まったところで
本格的に修理・整備に取り掛かります。

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オリンパストリップ35のカメラ修理

今日は「百人一首の日」だそうですよ。
1235(文暦2)年のこの日に
公家・歌人の藤原定家によって
『小倉百人一首』が完成されたとされていて
それが日付の由来となっています。
百人一首…数年前に覚えようと思い立って
ノートに手書きで写したり
(暗記するにはまずは書き写す…という世代(苦笑))
意味を調べたりしていたのですが
ちょうどその頃に頭に大病を抱えたりしたので
中途半端なままになっているのですよねぇ…
あきらめたわけではないので
またチャレンジしなければ。。。
個人的に好きなのは
「このたびは ぬさもとりあへず 手向山
もみぢの錦 神のまにまに (菅家)」とか
「秋風に たなびく雲の 絶え間より
もれ出づる月の 影のささやき (左京大夫顕輔)」だったりします。
他にも情景や心情を美しく歌ったものばかりで
いろいろ調べながら読んでいるとなかなか楽しいのです。
実は百人一首に興味を持った元々のきっかけは
コミックの「ちはやふる」にハマったからなのです。
もうすぐ完結ですがこれがまた面白いし感動するし
何度読んでも飽きません。。。

さてさて

本日は「オリンパストリップ35」のカメラ修理を行っています。
1968年に発売されたカメラです。
構造的にはハーフカメラのペンEES-2を
35mmフルサイズ版にしたカメラです。
セレン光電池と連動した露出計の指針を挟み込みことで
オート露出制御を行い
その挟み込んだ指針の位置でシャッタスピードは1/30か1/250の
いずれかを選択しさらにそれに応じた絞り設定を行います。
ベースがEES系なのでトリップも目測ゾーンフォーカスです。
十分に光量があるシチュエーションであれば
人が二人並んでいる赤いマーク(3m)に合わせておけば
ほぼパンフォーカスでピント合わせを気にせず撮ることも可能です。
セレン光電池なので電池いらずですし
軽量コンパクトなボディでいつでもどこへでも気軽に持っていけるカメラです。
当時もかなりヒットしたカメラで現存台数も多く
このジャンルのカメラとしては
コニカC35(じゃーに~コニカ)と並んで今でも人気のカメラです。
ジャーニーとトリップ、ネーミングも同じような意味で面白いですね。

構造的にはシンプルなカメラですが
さすがに製造から50年前後経過しているカメラでもあり
トラブルを抱えた個体が多いのも事実です。
今回、お預かりしているトリップは
鏡胴のASA感度環やピントリングに大きなガタというか
緩みがあり今にも外れてしまうのではないか…という状態でした。
ペンEE系もそうなのですが
トリップやペンEEは長く使っていると
多くの部分のネジが緩んでくることが多いです。
酷いものになると完全にネジが抜けてしまい
そのネジがどこかに挟まって別のトラブルを引き起こします。
外れたネジが磁力で露出計メーターにくっついてしまい
露出計が動かなくなる…なんてこともあります。
今回は外れてはいないようですが
このままでは外れるのも時間の問題です。
緩んでいたのはピントリングを抑えているネジ3本で
3本ともあともう少しで外れてしまうような状態でした。
そのネジにアクセスするにはレンズ前玉を外す必要もあるので
ピントの再調整も必要となります。
いずれにせよ、シャッター羽根の若干の粘りや
オート不良も確認できているので
全バラシして一通りの整備を行います。
もちろん緩みやすいネジは全て確認し増し締めを行います。

2枚羽根の絞りユニットも写っていますが
ここも非常に固着や粘りを起こしやすいところなので
入念に清掃整備を行います。
指針抑え込み式自動露出の構造を知るには
最適なカメラでもありSS2速切替機構も
動作を確認するとわかりやすい構造だと思います。
修理を始めたばかりの頃はトリップには
いろいろなことを教えられました。
そういう意味でも個人的にも思い出深いカメラです。
心配されるセレンの劣化は今回は問題はなく
ここさえ大丈夫であればあとはしっかり整備を行えば
現在でも全く問題なく楽しく使えるカメラです。
評価の高いズイコーレンズの写りも非常に秀逸です。
まずはフィルムカメラを気軽に楽しんでみたい…という方にも
おススメできるカメラです。

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オリンパスペンFのカメラ修理

今日は「東名高速道路全通記念日」だそうですよ。
1969(昭和44)年のこの日に
神奈川県足柄上郡大井町の大井松田IC~静岡県御殿場市の御殿場ICが開通し
東京から小牧まで346kmにおよぶ
東名高速道路(東名高速)が全線開通しました。
4年前の1965(昭和40)年に開通していた名神高速道路(名神高速)とも
小牧ICで接続し、東京と西宮の536kmが高速道路で結ばれました。
昭和44年…私が生まれた年ですねぇ
高速道路は便利だし快適ですよねぇ
今は私もクルマ持っていないので縁がないですが
少し前まではクルマもあって、まだ広島に実家もあり
東京から広島まで約800kmですが1年に何回か往復しました。
慣れてくると意外と気軽に快適に行ってこれるのですよねぇ
ただ渋滞にはまるとちょっと困りますが…
夜明け前の高速道路って
何といえない雰囲気もあって本当に気持ちよいのです
また機会があれば高速使って遠くまでドーンと走ってみたいですねぇ

さてさて

本日は「オリンパスペンF」のカメラ修理を行っています。
世界的にも珍しいレンズ交換式の一眼レフハーフ判カメラです。
「ハーフの一眼レフ」というだけでも十分に珍しいジャンルですが
「ペンF」の場合はただ単に普通の「35mm判一眼レフ」を
ハーフ判にしたようなカメラではありません。
まず通常のフォーカルプレーン式シャッターではなく
ロータリー式のシャッターを採用しています。
これは円盤の一部が欠けたようなシャッター幕(羽根)を
(私の世代だと口を開けたパックマンみたいな…というとわかりやすい(笑)
くるんと1回転することでフィルムに露光を与えます。
ペンFの場合、何も抵抗なく1回転させた場合が最高速の1/500で
それ以外のSSでは円盤の欠けた部分がフィルム面に重なった瞬間
(シャッターが開いた瞬間)に設定したSSに応じて
ガバナーで円盤の動きを一瞬止め、設定した露光を与えた後、また回転します。
ファインダーも特異な構造となっており
まず第一反射面(シャッター前のミラー)横向きに設置され
正面から向かってボディ左側に光路は進み
そこで第二反射面のプリズムで上部に折り返します。
さらにボディ上部の第三反射面のミラーで右側に折り返し
拡大用のレンズを経て第四反射面となる小さなプリズムで
接眼部へと導かれます。
ちなみに「ペンFT」だとこの第三反射面にハーフミラーを使い
一部の光をハーフミラー裏面に設置したCdSへ導きます。
この独特のファインダー光路ゆえに一眼レフでは当たり前とも思える
ペンタ部の出っ張りがなくフラットな上カバーを実現しています。
その代わりにボディ巻上側は光路のスペースを必要とし
横長なボディに撒き戻し側にオフセットしたレンズマウントとなっています。
その他にも巻上やミラー駆動部の構造も独特な構造で
他のカメラでは決して見ることのない造りになっています。
このメカニズムだけでも「ペンF」が欲しいとなる動機になると思います。

その独特の構造のために「ペンF」系ならではの
トラブルが多いのも事実ですが
今回、お預かりのペンFもこのカメラでは
定番のミラーアップしたまま固着というトラブルです。
ミラー駆動部が独特の構造で経年劣化や汚れで
動作不良を起こしやすいことが原因の大半です。
今回はミラー駆動部だけではなく
巻上機構にも少々問題があり、それがトラブルの原因の一端にもなっています。

構造は独特ですが整備性自体は悪くないカメラです。
ただし、ファインダー清掃だけだったとしても
必ずここまでは分解する必要があります。
まずはミラー駆動部、巻上機構の清掃整備を行い
シャッターユニットの整備も行っていきます。
ここまでくればシャッターユニットの分離も簡単に行えます。

独特の構造が多い上に小型化を追求したカメラの為
少しばかり華奢な部分もあり
少々手がかかるカメラではありますが
それ以上に魅力の多いカメラであることも間違いないと思います。
私も自分用にペンFを一台キープしてはあるのですが
いつ整備できていつ使えるのやら。。。(笑

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オリンパスペンEE-3のカメラ修理

今日は「食堂車の日」なのだそうですよ
1899(明治32)年のこの日に私鉄の山陽鉄道(現:山陽本線)において
官設鉄道・京都駅~三田尻駅(現:防府駅)間の急行列車に
日本で初めて食堂車が連結されて走ったことが由来となっています。
私、子供の頃にいわゆる「ブルートレイン」ブームが
あったりして食堂車には憧れましたねぇ
その頃は寝台特急ばかりではなく新幹線にも食堂車があったのですが
残念ながら体験することなく今に至っています(苦笑)
今や「食堂車」は非常に貴重な存在で
特に車内に調理設備を備えた列車は数えるほどしかありません。
うーん、機会があればやはり体験してみたいとも思いまし
今でも憧れはありますが…たぶん縁はないかなぁ…
豪華列車に乗って旅をする…なんてことが
まずなかなかありえないかな(苦笑)

さてさて

本日は「オリンパスペンEE-3」のカメラ修理を行っています。
ここのところ初代ペンの流れを汲むマニュアル機「ペンS」の修理が
続けてありましたが
やはり依頼の多いのはこちらの「ペンEEシリーズ」です。
「買ったその日から、ボタンさえ押せばだれにでも写真が撮れるカメラ」という
コンセプトで、固定焦点など機能を限定したシリーズです。
セレン光電池をレンズを囲むようにドーナツ状に配置し
そのセレンを使って露出計を駆動します。
露出制御は露出計の指針挟み込み式の自動露出で
シャッタースピードは露出計の指針によって2速
(EE-3は1/40・1/200)を切替、絞りも指針位置により制御を行います。
露出計指針が反応しないほどの暗さになると
これもオペンEE系やトリップ35で有名な「赤ベロ」が
ファインダー内に出現しシャッターロックがかかります。
ピントも固定焦点で撮影者が合わせる必要はありません
(逆に言うと合わせることができないともいえますが)
巻上こそ手動で行わなければいけませんが
あとは構えてレリーズボタンを押すだけです。
セレン光電池なので電池も不要で電源Swもありません。
考え方によっては最新のデジタルより簡単とも言えますね!

EE-3はその手軽さや設計の良さもあり
ペンシリーズの中で最後まで生産され続けたモデルです。
登場は1973年ですが1986年まで生産され続けました。
こんなレトロなルックスのそれもハーフカメラが
1986年まで作り続けられたということも驚きです。

生産年数も長いため現存台数も多く
コンディションも千差万別です。
しかしながら生産中止からも36年が経とうとしており
さすがに未整備の個体をそのまま使うのは難しいと思います。
お預かりしているEE-3も一通りは一応動くのですが
モルトは全滅で間違いなく光線漏れが起こる状態で
動作しているとはいえオート制御は
かなりオーバー目に制御されており
写真を撮ると光線漏れがないと仮定しても
かなり白っぽく写りそうです。
オーバー目に制御する原因はおそらくセレンの劣化で
起電量が落ちているためとみられ
LV9あたりの明るさで既に「光量不足」となり
赤ベロが出てしまいます。
少し薄暗い場面ですぐに撮影できなくなる状態です。

セレンの劣化自体はどうにもなりませんが
もともとこのカメラはセレンの起電量を抵抗で少し抑えてから
露出計に流しています。
このくらいの起電力の低下であれば抵抗の交換と
露出計の調整で何とか対応できそうです。
これから急激に劣化が進むとは考えにくいので
ここで一度調整を行っておけば当分普通に使えるかと思います。

まだ取り掛かり始めですが露出計の調整の前に
機械的な動作部分の整備を一通り行い
レンズやファインダーの清掃も行います。
いつも書きますがレンズシャッターの駆動も
シャッタスピードの切替機構にしても
とても小さなバネ力で駆動しています。
ちょっとした汚れやサビ、油切れによって
簡単に動作不良や固着を発生させてしまいます。
当分の間そういうことにならないように
一通りの整備を行っていきます。
構造自体は非常にシンプル且つ効率的に造られていて
改めて見ても「よく考えて作られているなぁ」といつも思います。
セレンさえ生きていて
整備さえ行えばまだまだ存分に使えるカメラだと思います。

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オリンパスペンSのカメラ修理

今日は「世界亀の日」だそうですよ。
亀について知り、亀に敬意を払い、
亀の生存と繁栄のための人間の手助けをする日だそうです。
公園の池とかに行くと都内でも
比較的よくみかけますよね。
天気の良い日にのんびり甲羅干ししている姿には
何ともこちらものんびりした気分になりますね。
調べていて知ったのですが
「tortoise(トータス)」は主に陸上に生息する「リクガメ」を
「turtle(タートル)」は海または水中に生息する
「ウミガメ」を意味するのだそうです。
よたよたと陸上を歩いているリクガメも
優雅に海を泳ぐウミガメもどちらも魅力的ですね。
そんなことを調べて読んでいると
ひさしぶりに動物園や水族館に行ってみたくなってきました。

さてさて

本日は「オリンパスペンS」のカメラ修理を行っています。
つい数日前にもペンSの修理を行いましたね。
初代ペンの高品位モデルという位置づけで
マニュアルで撮れるペンとして今でも非常に人気の高いモデルです。
ペンシリーズはオリンパスのこだわりで
ハーフサイズでフィルム面積が小さいからこそ
レンズは性能の良いものを積み35mm判に迫る画質を得る…という
考えで開発されており
その小さなボディやレンズから想像する以上に写りの良いカメラです。
初代ペンやペンS3.5に搭載される2.8cmF3.5も
今回のペンSに搭載される3cmF2.8も非常に評価の高いレンズです。

…とはいえ、さすがに登場から50年以上経過するカメラです。
状態は個体ごとに千差万別で
評価の高いそのレンズの状態もカビだらけになっているものも多いです。
それ以上にやはり小さなバネの力で駆動する
シャッターユニットにトラブルが集中している場合が多いと思います。

お預かりしているペンSはわかりやすくシャッター羽根の動きが粘っており
SSに関係なくシャッターを切ると「よっこらしょ」といった感じで
重そうにゆっくり羽根が開きます。
いったん開き切ると閉じるときはそれなりの動きで閉まるようです
しかしながら目に見えてゆっくり開いているような状態だと
ほぼ間違いなく写真は露光過多で真っ白になってしまいます。
このままの状態では全く使えない状態です。
シャッター羽根動作不良の原因は羽根自体に付着した汚れや
油滲みが原因です。
レンズシャッター機はその構造上、
機械制御部にはいくらかの潤滑油を必要としますが
その油分が機械制御部に隣接している羽根に染み出してしまうと
それこそ簡単に粘りや固着を生み出します。
いつも書きますがレンズシャッターは小さなバネの力で
動く繊細な機械です。わずかな油分でも余計なところに付着すれば
簡単に動作不良を起こします。

シャッターユニットはできる限り分解して一通りの整備を行い
シャッター羽根はもちろんのことユニット内の古い油もいったん洗い流して
清掃を行った後で最小限の注油を行います。
今回はレンズもそれなりにカビも発生していましたが
そちらもできる限りの清掃を行い
非常にクリアな状態になっています。
そうして組みあがった状態が上の画像ですが
非常に快調に気もちよくしゃったーは動作しています。
ファインダーも非常にクリアです。
これで本来のペンの実力を
存分に楽しんでいただける状態になったと思います。

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ペンタックスS2スーパーのカメラ修理

今日は「たまご料理の日」だそうですよ。
玉子って日々の食卓に欠かせないですよねぇ~
目玉焼き、玉子焼き、ゆで卵、オムレツ、オムライス、
親子丼、茶わん蒸し・・・
料理じゃないかもしれないけど、たまごかけご飯!
ざっと思い浮かぶだけでもこんなに出てきます。
それもどれも間違いなく美味しいモノばかり!
そういえばたまご料理からは少し離れますが
生卵を日常的に食べるのは日本くらいだそうです。
海外では食中毒のリスクを恐れて生食することは少ないのだそうです。
サルモネラ菌ですね…
日本は海外と比べ、賞味期限や品質管理が徹底されており
菌の付いていない状態で出荷されています。
日本独自の衛生管理は世界一」ともいわれているのだそうです。
当たり前にたまごかけご飯やすき焼きや牛丼で
生卵を食べていますが
それも当たり前ではないのですね
鶏卵だけではないですが
普通になんでも食べられる環境と社会に本当に感謝ですね。

さてさて

本日は「ペンタックスS2スーパー」のカメラ修理を行っています。
このカメラ、ボディには「S2」の刻印のみなのですが
本来の「S2」は1959年発売で「AP」の普及機という位置づけです。
ペンタックス機で初めて「一軸不回転式シャッターダイヤル」が
採用されたカメラです。
でも今回の「S2」はSS最高速も1/1000まであり
フィルムカウンターも自動復元です。
これはボディ刻印こそ「S2」ですが
中身的には後に出たS3の後継機「SV」から
セルフタイマーを省略した「S2スーパー」です。
資料を調べると1962年発売のカメラとのことです。
いずれにせよAPからSVまでのM42マウント機は
まずはシャッター幕の状態が心配されます。
そして今回の「S2スーパー」もやはり
幕はガチガチに硬化しており強烈に巻きグセもついてしまっています。
穴や破れはないものの既に幕を引っ張るリボンは
切れてしまっておりシャッターは動作できない状態です。
シャッター幕はリボンを含め全て交換で貼り直しで対処いたします。

画像は一通り修理・整備が完了した状態です。
下に写っているのは元々のシャッター幕です。
手触りを新旧で比べれ見れば初めて見る方でも一目瞭然で
「あ、これはダメだ」とわかっていただけるほど
劣化しています。
「SV」以前のカメラは経過年数から考えても
全く未整備のものはほぼ間違いなく
幕交換が前提となります。
50年代のバルナックタイプのカメラと同様です。
でも幕交換を施し、調整・整備を行えば
見違えるように快適に動作するようになります。
今回の「S2スーパー」もシャッターの精度はもちろんのこと
巻上も非常に軽くスムーズで使い心地も文句ない状態だと思います。
これから最終チェックを行いもんだいなければ完成となります。
ご依頼者様には生まれ変わったこのS2スーパーで
存分に撮影を楽しんでいただければと思います。

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ニコンEMのカメラ修理

今日は「小学校開校の日」だそうです。
1869(明治2)年のこの日に
京都市に日本最初の近代小学校「上京第二十七番組小学校」と
「下京第十四番組小学校」が開校したのだそうです。
小学校かぁ…もう通ったのは
40年以上前のことになってしまった…(苦笑)
私の実家らから小学校は歩いて5分もかからないところにあり
忘れ物があっても10分の休憩時間に
家に取りに帰ったことが何度もあったなぁ…
よくよく思い出してみれば
イヤなこともケンカしたことも結構あったのだけど
その100倍くらい楽しいことしか思い出せないな(笑
まぁ記憶は美化されていきますし…
6年間通ったからいろんなことがあった
思い出深い小学校ですが
残念ながらもう数年前に廃校になってしまい
今や跡形もありません。
たまに墓参りのついでに通学路を歩くこともありますが
無常過ぎる時の流れに何とも切ない気分になります。
あ、今度、そのあたりの写真もちゃんと撮っておこう…

さてさて

本日は「ニコンEM」のカメラ修理を行っています。
1980年に発売されたニコン初のエントリークラスのカメラです。
輸出仕様は前年から既に発売されていましたが
海外での好調なセールスを受けて
フラッグシップのF3と同時に1980年3月に発売されました。
両機ともジウジアーロデザインで
これまでの武骨なイメージなニコンのカメラとは
異なる雰囲気で80年代の幕開けとも重なり
新しい時代を感じさせる両機でした。
ただ、EMは好調な海外でのセールスに比べ
国内では少々苦戦を強いられました。
それまでのニコンのイメージは
「高級機」のイメージが強かったので
「あのニコンが安物のエントリー機???」という雰囲気が強く
EMはなかなか受け入れられなかったようです。
EMの人気に火が付いたのは残念ながら生産が終わった後で
中古市場でそのデザインの秀逸さと使いやすさの
バランスの高さを評価されたからのようです。
今、改めてみてもエントリークラスでコストをかけられない部分が
それなりにあるのはもちろんわかりますが
それでも軽量コンパクトで非常に使いやすく
上手く造りあげられたカメラだということはよくわかります。
個人的には非常に好きなカメラのひとつです。

お預かりしている「EM」はそれなりの期間
仕舞い込まれていた個体と思われます。
おそらく10年以上は使われていないものと思われます。
それでも電池を入れれば露出計も動作しますし
それなりの動きが確認できます。
しかしながらエントリークラスということもあり
遮光はモルトに頼っている部分も多いのですが
そのモルトが劣化してモルト屑があちこちに入り込んでいます。
当然ながら光線漏れも確実に起こりそうな状態です。
現状で一番に気になるのはファインダー内で
覗いてみるとまさに「ゴミだらけ」の状態です。
おそらくシャッターユニット内にもそれなりに入り込んでいるとみられ
シャッター羽根の動きも少々不安定です。
さらに詳しいテストを行ってみて気づきましたが
オート制御…というか露出計制御が
絞りがF5.6より明るく設定すると一気に制御できなくなり
露出計を振り切ってしまうようです。
これはAi連動部の摺動抵抗の汚れ等が原因かと思われます。

まだ上カバーを外しただけの状態で
これからhンカクテキに分解整備に取り掛かっていきます。
80年代の電子制御機なので
プリズムは完全にフレキで覆われており
何を行うにしても厄介なカメラであることは容易に想像できます。
…とはいってもまだ「EM」はこの類のカメラの中では
整備性は良いほうです。
加えて妙な分解歴のある個体やショック品・水没品でない限り
電子回路関連のトラブルは少ないカメラです。
電子制御カメラなので通常の機械的整備に加えて
接点等の清掃を念入りに行えば大抵の場合
通常に動作すると思われます。
プラスチックを多用しているカメラなので
経年劣化で根本的に強度の足らない部分もありますが
(巻き戻しクランク部とか。。。)
それでもなかなか魅力のある1台だと思います。

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オリンパスペンSのカメラ修理

今日は「森林(もり)の日」だそうですよ。
日付の由来は5月は「森林」の中に「木」が5つ入っていることから
20日は「森林」の総画数が20画であることからだそうです。
制定したのは名の頭に「美」の字がつく村10村で結成した
「美し村(うましさと)連邦」なのですが
平成の大合併により、茨城県美浦村以外の9村が消滅してしまうことになり
2003年(平成15年)10月3日に茨城県美和村で最後の会議が開かれ
「美し村連邦」は解散しているのだそうです。
由来はともかく新緑の季節でこの時期に森林に入ると
むせかえるような山の匂いで溢れていますよね
山歩きしている頃はこの季節の山も好きだったですねぇ
ただし…森林に生命力が溢れているってことは
虫も大量に出るのですよねぇ(苦笑)
森林限界ぬけるまでは執拗にアブにたかられて
ろくに立ち止まることも許されなくてキツかった記憶が…(笑

さてさて

本日は「オリンパスペンS」のカメラ修理を行っています。
ハーフカメラの代名詞ともいえるオリンパスペンシリーズです。
派生モデルも多く
現在最もよくみかけるのは
生産台数も多く操作の簡単なペンEEシリーズでしょうか…
今回の「ペンS」はEEとは対照的なシンプルなマニュアル機です
1960年に発売されたモデルで
前年に発売された初代ペンの高級版という位置づけです。
初代ペンと大きく異なるのはまずシャッターで
コパル製なのは同じですが
初代ペンが2枚羽根であるところペンSは5枚羽根となり
B,1/25-1/200秒の4速からB,1/8-1/250秒の6速とグレードアップされています。
レンズもDズイコー3cmF2.8付となっています。
(後に初代ペンと同じくDズイコー2.8cmF3.5付も追加されます)
初代ペンに比べて明らかに撮影の幅も拡がる仕様であり
現在でも非常に人気の高いカメラです。

お預かりしているペンSはレンズの状態もよく
コンディションとしては悪くないものなのですが
ペンシリーズ共通でよくある
「巻上が一コマ分で止まらない」というトラブルを抱えています。
一コマ分でキチンと止まることもあるのですが
かなり頻繁に二コマ分、酷いときは三コマ分進んでしまいます。
せっかくのハーフ判なのにこれでは
フィルムをとんでもなく無駄使いしてしまいます。
症状の通りに巻上部が原因の場合もありますが
このトラブルの原因の多くは
シャッター羽根、あるいは羽根駆動部の粘りが原因です。
そのためこのトラブルが出ているときは
シャッターが切れていてもシャッターの精度は出ていない場合も多く
写真がやたらオーバー目、
あるいは真っ白になってしまうこともあると思われます。
今回も低速シャッターやバルブで切ってみると
羽根の閉じ具合が明らかに遅くキレがなく感じられるので
羽根の粘りが原因かと思われます。

これからシャッタユニットを降ろして
本格的に整備に取り掛かるところです。
少々話が逸れますが
このペンSや初代ペン、あるいはペンEEのような
裏蓋が分離されるタイプのペンは
裏蓋部のモルトがかなり重要です。
画像ではもう貼られていたものは剥がした後ですが
今回の個体も比較的近年モルトを張り替えていると思われますが
そのモルトが薄すぎます。
通常良く使われる1.5mm厚のモルトでは厚みが足らず
それだと光線漏れする可能性がかなり高くなります。
ここにはもっと厚みのあるモルトが必要です。
今回も厚みのあるモルトで貼りなおします。
もちろん裏蓋を受けるボディ側上部のモルトも重要です。
(そこは通常の厚みのもので十分です)
ペンだけではなくコンパクトカメラの多くは
裏蓋の遮光をかなりモルトに頼っているカメラが多いので
そのあたりは一眼レフやボディサイズの大きな
レンズ固定型カメラ以上に
モルトには気をつける必要があります。

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