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キヤノン7のカメラ修理

今日は「温度計の日」だそうです。
1686年のこの日が水銀温度計を発明し
華氏温度に名前を残すドイツの物理学者
ガブリエル・ファーレンハイトの誕生日であることに
由来しているのだそうです。
家にも昔、水銀温度計あったなぁ
一般的な赤液温度計(アルコール温度計)よりも
精度の高い計測ができるのですよねぇ
まぁそれらよりも今はデジタル表示なのでしょうが…
ファーレンハイトと言えば温度計というより
華氏温度(°F:ファーレンハイト度)に名前を残した人という
個人的なイメージがあるのですが
現在の日本に住んでいて「華氏」を使うことはまずないですよねぇ
未だに英語圏の一部では摂氏(℃)ではなく華氏を
常用する地域があるということなのですが…
向こうで未だに「マイル」や「ガロン」が
日常的に使われているのと一緒ですな…
まぁもはや海外に行くこともないでしょうから
あまり縁はないかな…(笑
華氏だと確かに普段の生活で考えられる温度で
「マイナス」という概念がほぼなくなるのですよね
(0℃は32℉、0℉は-17.78℃)
使い慣れているときっと便利なのでしょうね
いやいや、やっぱり水の融点・沸点を基準とした
摂氏のほうがどう考えても合理的だ…
まぁ国内で日常生活をしていて
華氏に出会うことはまずないからどうでもいいか…(苦笑

さてさて

本日は「キヤノン7」のカメラ修理を行っています。
高級レンジファインダーカメラメーカーとして
国内ではやはり第一人者だったキヤノンの
最後のレンズ交換式レンジファインダー機です。
正確に言おうと最後は「7s」なのですが
「7s」は「7」の」マイナーチェンジ版ですから
実質最後のシリーズとしてはこの「7」ということになると思います。
1961年に発売開始されたカメラです。
世の中ではこの頃になるとレンズ交換式カメラは
レンジファインダー機から一眼レフへ移行している真っ最中で
既にニコンFは登場していますし
ペンタックスは「S3」が発売されており
ミノルタはレンジファインダー機「ミノルタスカイ」の開発を断念し
一眼レフ機へ大きく舵を切り既に「SR-2」から「SR-3」へ
モデルチェンジを行っている頃です。
キヤノンもレンジファインダー機の開発を行いつつも
一眼レフの「キヤノンフレックスシリーズ」を展開していて
既に「R2000」等も発売されています。
そんな過渡期の中、発売されたのが「7」です。
世の中は一眼レフがもてはやされ始めた頃ではありますが
まだまだ高級レンジファインダー機の需要は高く
特にキヤノンは国内メーカーとしては
この分野の第一人者なのでそうそうに降りるわけにはいかなかったでしょうね
確かにこの頃の聡明期の一眼レフと比べると
100mm以上の望遠レンズや35mm以下の広角レンズを使わない限りは
レンジファインダー機がまだまだ有利な場面も多かったと思います。
シャッター音も静かでショックも少なく手ブレしにくいですし…
「7」はさらにファインダー内に35/50/85+100/135mmの
切替式ブライトフレームファインダーを搭載し
交換レンズの制約を受けない一眼レフに対抗しています。
シャッタスピード連動型のセレン式の露出計も装備し
シャッタスピードの最高速も1/1000
機能面では当時の一眼レフに全く見劣りするものではありません
そして何といっても長年フォーカルプレーン型シャッターの
レンジファインダー機を手掛けてきたキャノンらしい
巻上やシャッターフィーリング等の使い心地の良さ等は
「さすが」と思わせる部分が非常に多いと思います。
皮肉なことにこの素晴らしいレンジファインダー機があったがために
キヤノンは一眼レフでの開発競争には少し乗り遅れてしまった部分も
あると思われますが。。。

お預かりしている「7」はまず巻上に妙な引っかかりがあり
たまに巻上途中で巻上ができなくなってしまいます。
何度かリトライしていれば巻上はできるのですが
これは巻上フィールの本来良い「7」としては大きなマイナスです。
それよりこのまま使っていれば
そのうち巻上できなくて固着…なんてことになりそうです。
全体的に油切れの兆候が出ており
高速シャッターの精度はかなり狂っている上に不安定です。
1/1000はたまに開き切らないこともあるようです。
セレン光電池を使用する露出計はさすがにセレンの起電量が劣化のため
落ちてしまっているようです。その上に挙動が少し不安定なので
できる限りの調整は行いますが
全く問題ない状態には改善できないかと思われます。
他、ファインダー二重像にかなりのズレが見受けられます。

キヤノンお得意のモナカ構造ですね。
この後で上カバーも外していきますが
巻上のトラブルは巻き止め機構の動作不良が原因でした。
巻上部の分解清掃・注油で症状は改善されています。
シャッター幕軸等もかなり古い汚れが溜まっている状態で
分解清掃することでかなり動きは改善されました。
最終的には若干のテンション調整で精度を出していきます。
露出計は安定して動くようにはなったものの
やはり+1段~+2段といったところです。
ネガで使うことを仮定して
+1段くらい常に補正を入れておけば何とか使えるかな…という状態です。
しかしながら全体の操作フィーリングはかなりよくなりました。
露出計はともかくとしても
他の部分に関しては安心して当分使える状態になりそうです。

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ミノルタSR-T101のカメラ修理

今日は「カクテルの日」だそうですよ。
美味しいですよねぇ
比較的アルコール度数の高いものが多い
ショートカクテルをクイッと飲むのも良し
甘めのロングカクテルをゆっくり飲むのも良し。。。
若い頃は女の子ウケが良いこともあって
ショットバーにもよく行ったし
カクテルもそれなりに詳しかったのですが
今や日本酒に和食が最強だと思っているので
カクテルなんてずいぶんご無沙汰です(苦笑)
そういえば映画の「カクテル」も
一時期ハマって何度も見たなぁ
トム・クルーズ何やってもカッコ良いですよねぇ
あ、そういえば今日は「トップガンの日」でもあるらしいです。
カクテルの話に戻りますが
たまには口当たりの良いカクテルも飲んでみたいですねぇ
気分的にはフレッシュなオレンジのミモザあたりがいいかなぁ
あ、いけんいけん
ツイッターとかでは書きましたが
私、GW中は入院する羽目になりまして
まだアルコール摂取しちゃダメなのでした
今月末くらいまではガマンです(苦笑)

さてさて

本日は「ミノルタSR-T101」のカメラ修理を行っています。
ミノルタSRシリーズを代表するカメラであり
ミノルタ機械制御シャッター機を代表するカメラでもありますね。
ミノルタ初のTTL開放測光を実現したカメラでもあり
交換レンズ群もタイミングを同じくして
開放測光を実現するために絞り情報伝達機構を備えた
MCロッコールにモデルチェンジされました。
ちょっと変わっているのはプリズムにCdS(受光体)が二個付いていて
それが画面の上半分・下半分をそれぞれ測光し
露出計に反映します。
現在の分割測光の走りともいえる機構です。
ミノルタではこれを「CLC」
(コントラスト・ライト・コンペンセーターの頭文字)と呼び
SRシリーズのみならずレンズ一体式のハイマチック等にも搭載します。
まぁでも結局、半分ずつで輝度差が激しいと
平均することになってしまうのであまり平均測光と変わりないと
個人的には思いますが…(苦笑)
測光方式はともかくとしても非常に丈夫且つ使いやすいカメラで
SRシリーズ最大のヒット作&ロングセラー機となります。
特にシャッター周りの堅牢さは特筆もので
保存環境がそこそこ良ければ製造後50年以上経過した個体でも
元気に動作しているものが見受けられます。
ただしさすがに経年劣化の影響は確実にあり
動きにくい状態で無理して動いているだけの個体が多く
精度は出ていませんし、その状態で長く使うと確実に壊れます。
健気に動作している個体は必ず一度は
きちんと整備を行って必要最小限の力で
軽やかに動けるようにしてあげてほしいものです。

お預かりしているSR-T101は
丈夫なSR-Tらしく何とかシャッターは動作してはいるのですが
高速シャッターの精度は全く出ておらず
低速シャッターだと後幕の走行不良でミラーアップしたままになってしまい
露出計はたまに動きますが非常に不安定で
電池室は緑青だらけ
ファインダー内SS表示は「B」の位置から動かず
装着されている28mmレンズはカビだらけ・・・と
長い間仕舞い込まれたままのカメラにありがちなトラブルが
すべて出てしまっています。
それでも致命的なものがないのはさすがSR-Tといったところでしょうか…
ファインダー内SS表示が全く動かず
露出計〇指針も全く動かなかったので
連動糸の断線も疑われたのですが
単純に内部で絡まっていただけで
断線ではありませんでした。
ここが切れているとかなり手間がかかるのでホッとしました(苦笑)

とにかく駆動するところは古い汚れや油をいったん落とし
キレイにしてから注油を行います。
電気的な部分は接点を磨き、腐った一部配線は張り替えます。
ミノルタ機はハンダ付けの劣化も比較的多いので
怪しいハンダ付けも全てやり直します。
画像には写っていませんが
レンズ側も分解清掃を一通り行います。
上の画像は一通り整備がある程度終わって
途中まで組み上げて動作チェックを行っている段階です。
これからシャッタスピードや露出計の調整を行っていきます。
さすがSR-Tでこの時点でも巻上のフィーリング等は
かなり軽やかで「使い心地のミノルタ」を実感します。
おそらくかなり長い間、ご依頼者様の自宅で
眠っていた個体かと思われますが
再び今度は現在の最新の景色をご入り者様と共に
切り取っていっていただきたいものです。
良い相棒になりそうな個体だと思います。

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オリンパスペンEES-2のカメラ修理

今日は「ザリガニの日」だそうですよ。
ここでいうザリガニはいわゆる「アメリカザリガニ」で
1927(昭和2)年のこの日に
神奈川県の養殖業者により
アメリカ・ニューオーリンズから
アメリカザリガニが持ち込まれたことが由来になっているようです。
もともとは食用カエル(ウシガエル)の餌として持ち帰ったものですが
養殖池から逃げ出し、その後、爆発的に広まったとされている
いまや日本で一般的にザリガニと言えば
「アメリカザリガニ」ですものね
アメリカザリガニもそうですがウシガエルも同様に爆発的に
日本中に広がりました。
私も子供の頃によく池にアメリカザリガニ釣りに出かけました。
タコ糸と煮干しで簡単に釣れるのですよね。
そしてウシガエルのオタマジャクシも捕まえて家で飼ったりしていました
でかいのですよねぇ。。。オタマジャクシといえども
手のひら大くらいあるのですよね
立派なカエルに育ったので池に戻しにいったものです。
ウシガエルはその鳴き声がまたすごいのですよねぇ
少し前に厚木の田舎に住んでいた時には
ウシガエルが住んでいる田んぼまで数百m離れているのに
その「ブオー、ブオー」という鳴き声が家の中まで聞こえてくるのです
まぁ意外と不快ではないのですが。。。(苦笑)
アメリカザリガニもウシガエルも
いろいろ問題の多い外来種ではあるのですが
子供の頃にはちょうど良い遊び相手ではありましたね。。。

さてさて

本日は「オリンパスペンEESー2」のカメラ修理を行っています。
やはりハーフカメラといえばペンを思い浮かべる方が
圧倒的に多いと思います。
それほど大ヒットしたカメラです。
一口に「オリンパスペン」と言っても
最初のフルマニュアルでシンプルなノーマルペンに始まり
高級モデルのペンS、さらに大口径レンズを搭載したペンD
はたまた、レンズ交換可能な一眼レフのペンFと
いろいろな種類が存在します。
今回のEES-2は「誰でも簡単に撮れるように」と
セレン光電池を使用した露出計を装備し
露出をオートにした「ペンEEシリーズ」の派生モデルで
「ペンEE」では固定焦点だったピント調整を
「ゾーンフォーカス」に変更したモデルです。
「EES-2」は1968年発売のモデルで
前身の「EES」に比べると
ホットシューが装備され
裏蓋が取り外し式から蝶番式に変更となり
対応フィルムの上限もASA200から400に拡大され
フィルムカウンターも自動復元式となりました。
より実用的に進化したモデルと言えると思います。
搭載されるレンズは30mmF2.8で
シャッタスピードは1/30・1/250の2速を
自動切替でオート制御されます。(フラッシュ使用時には1/30固定)

お預かりしているEES-2は
シャッター羽根が開いたままで固着してしまっています。
最も心配されるのはセレンの状態で
全く起電しないような状態だと修理不可能な場合もございます。
今回はシャッターが開いたままで動作しないのですが
どうやら明るさに応じて絞り制御しようとはしている様子なので
精度はともかくとしても露出計は動作しているようです。
つまりセレンは起電しているということですね。
シャッターはレンズシャッター特有の
油や汚れが羽根に付着したことによる固着だと思われます。
シャッターユニットを全分解して
羽根清掃が必要だと思われます。
当然ながら絞り羽根にも汚れがあることが予想されますので
こちらも同様に清掃いたします。
ペンEE系のシャッター・絞りは2枚羽根のシンプルなものなので
比較的、分解・清掃は楽なほうです。
これがシャッターも5枚羽根、絞りも9枚羽根またはそれ以上となると
かなり今期の必要な作業になるのですが。。。

画像は一通りの整備・修理が完了した後のものです。
少し時間をおいて様子見をしている段階で
この後で最終的なテストを行い問題なければ完成となります。
ペンEE系と言えばやはりこの緑色がかった張り革が何ともレトロでいいですね
EE-3になると黒になってしまうので
個人的にはEE-2・EES-2が好みではあります
気軽にどこにでも持っていける大きさで
撮影も気軽に素早く行うことができ
常に携帯するカメラとして非常にお勧めできるモデルです。
やはり当時も現在でも人気なのは納得できますね

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ペンタックスSPFのカメラ修理

今日は「コットンの日」なのだそうです。
コットン。。。木綿ですね。
「コッ(5)トン(10)」と読む語呂合わせと
木綿(コットン)が夏物素材として使用され
5月に店頭販売の最盛期を迎えることからだそうです。
確かにこれからの時期、コットンの肌触りは
夏を感じさせる気持ちよさですね。
コットン(木綿)って歌のタイトルにもけっこう多いですよね。
ざっと思い浮かぶだけでも
古くは(まぁ私の言うことですから全て古いのですが)
「木綿のハンカチーフ(太田裕美さん)」
「コットン気分(杏里さん)」
「Cotton Time (レベッカ・超名曲!)」
「COTTON LOVE(レベッカ)」
この4曲はメロと共にすぐに浮かびますねぇ
10代に覚えた曲はそう簡単に忘れません(笑)
ところでコットンにもいろいろ種類があって
最高峰は私の知っている限りだと「ピーマ綿」と呼ばれるものだと思うのですが
長毛で柔らかく何ともいえない気持ちよい触り心地なのだそうです。
名前を知っているだけで触れたことすらないのですよねぇ
機会があれば少しでも触り心地を堪能したいものです。
でもそれよりも暑くなってきたし
今夜の晩酌は木綿豆腐の冷ややっこがいいかなぁ…など考えています(笑

さてさて

本日は「ペンタックスSPF」のカメラ修理を行っています。
大ヒットした「ペンタックスSP」の改良版で
世界的ユニバーサルマウントであるM42マウントでありながら
ペンタックスSMCタクマーレンズとの組み合わせで
開放測光を実現したモデルです。
もちろん従来のM42レンズであれば
絞り込み測光で露出計を使用することができます。
M42というのはレンズのマウント規格というより
ただのネジ径の規格ですものね
元々はねじ込んでピントが合えばOKという
シンプルなマウントです。
それに自動絞り連動機能までは何とか対応できたものの
絞り情報を伝えなくてはいけない開放測光対応となると
もうユニバーサルなM42マウントのままでは不可能です。
このあたりからM42マウントも各社でいろいろと
付加価値がついて純然たる互換性はどんどんなくなっていきます。
露出計周りに関してはSPとはもはや別物と言ってよい
SPFですがシャッター等の基本的な機械構造は
SPとほぼ変わりはありません。
ただ、細かい部品は相当数変更されているので
修理する立場だと全く別物のカメラだと認識して対応します。

お預かりしている「SPF」は
まずSP系定番のプリズム腐食です。
プリズムをぐるりと取り囲むように
貼られている遮光材の加水分解が原因で
蒸着を剥離させてしまう現象です。
ファインダーを覗くと中央少し下に
横方向に黒い線が出ています。
撮影の上でも非常に邪魔です。
こうなるとプリズムは交換が現実的な対処法です。
今回も腐食のない中古プリズムとの交換で対応いたします。
他はSP系…というかこの時代の横走り機なら
まず間違いなく何か問題がああると言ってよい
高速シャッターの精度不良で
今回もそれなりに大きくバランスを崩していますが
幕軸の清掃・注油、あとは若干のテンション調整で
全く問題なく安定して精度が出るようになりました。
さらに最大のセールスポイントである
開放測光可能の露出計が非常に不安定です。
分解してみると配線がどれもこれも腐食気味で
ほぼすべての配線を交換で対処いたしました。
水銀電池から出るガスが原因と思われる腐食です。
液漏れはなくても生ガスで配線は腐食するので
やはり長期間使わない場合は電池は外しておくのが鉄則です。
詳しく調べたわけではないのですが
現在の電池でも(特に酸化銀電池)はガスが出るようなので
使用しないときにはやはり電池は抜いておいたほうが良いと思います。
(MFフィルムカメラは抜いても特に問題ございませんし)

一通りの整備が終わって少し様子見をしている段階です。
装着されているSMCタクマー55mmF1.8は
当店のテスト用レンズです。
巻上のフィールもお預かり時より良くなっていますし
各部の精度は全く問題ない状態です。
これで当分は安心してお使いいただけれると思います。
黒ボディが使い込まれて地金が出ている様子は
この時代のカメラに非常に良く似合いますね。
この「SPF」もほどよく使い込まれて
なかなかよい雰囲気を醸し出しています。

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ニコンF2フォトミックAのカメラ修理

今日は「アイスクリームの日」だそうですよ。
GW明けの日曜日の都内はでまさに初夏の日差しで
アイスクリームがとても美味しく食べられるお天気です。
日本初のアイスクリームは
1869(明治2)年に町田房蔵という方が
横浜の馬車道通りに開いた「氷水屋」で
「あいすくりん」という名称で製造・販売したものだそうです。
一人前の値段は2分(現在の価値で約8000円)と大変高価でした。
「あいすくりん」を初めて製造・販売した日が
5月9日であるという説もあるらしいのですが
これを裏付ける資料は確認できていないのだそうです。
いやぁ。。。気軽にコンビニで買えるような値段になってよかったです(笑)
でも確かに私が幼い頃の「本格的」アイスクリームって
レストランや喫茶店で出てくるウエハースの添えられた
ちょっと高級なもの。。。っていうイメージありますねぇ
今日はお店の中も冷房入れようかな。。。と思うくらいの温度ですが
あとでコンビニ行ってハーゲンダッツ買ってこよう
ヒサビサにサーティワンも行きたいですねぇ
(で、また血糖値が上がって困ることになる(苦笑))

さてさて

本日は「ニコンF2フォトミックA」のカメラ修理を行っています。
先日も同じ機種の修理がありましたね。
当時のニコンフラッグシップである「F2」に
Ai対応のフォトミックAファインダーが装着されたカメラです。
ライバルのキヤノンF-1が
同じように露出計内蔵でもスマートなデザインなのに対して
F2は露出計内蔵のフォトミックファインダーを装着すると
かなり武骨で少し頭でっかちです。
それでも電池室がボディ側に移動したことにより
先代「F」のフォトミックに比べると随分スマートになりました。
このくらいであればF-1とは正反対な武骨さもカッコ良く見えますね
でも大きく重いこともあり前回も書きましたが
「鈍器」感が半端ありません
これも少し不器用だけどとにかく質実剛健で信頼性が高いという
当時のニコンの良さを明確に表しているような気がします。

先に書いた通りフォトミックAファインダーはF2の時代に
モデルチェンジされたAiニッコールレンズ群に対応するファインダーです。
いわゆる「カニ爪」では連動せずレンズ側のAiリングと連動します。
ファインダー側のAi連動爪は引っ込めることができるので
非Aiレンズも装着可能です。
ただその場合は露出計は絞込測光となります。

お預かりしているF2フォトミックAは
一通り動作はしているのですが
スローガバナが固着気味でたまに低速シャッターで
シャッターが止まったままになってしまいます。
加えて高速シャッターの精度不良も見られ
全体的に動きが少々不安定です。
さらにシャッター動作指示にミラー駆動部から
残響音がかなり残る状態で
内部の音止めモルトが劣化してることが予想されます。
F2でよくトラブルになる電池室からの電圧供給や
SW部には問題はなさそうなのですが
露出計側の摺動抵抗に汚れ・劣化があるのか
こちらも少し動作が不安定です。
致命的な大きなトラブルはないのですが
全体的に少しずつくたびれている感じなので
ここらへんでリフレッシュしておけば
また当分気持ちよく使用できる状態になると思われます。

ボディ側の整備は一通り完了した状態で
これからファインダー部の整備清掃に取り掛かる段階です。
シャッターやスローガバナ、ミラー駆動部の
動きの不安定さはすっかり解消されています
露出計側の不安定さは抵抗ブラシ部の汚れが原因のようです。
これからプリズムや接眼レンズの清掃も合わせて
一緒に整備を行っていきます。
黒のF2フォトミック。。。カッコ良いですよね
私も自分用に無印フォトミックF2黒を持ってはいるのですが
未整備の状態で放置したまんまです。
どこかで自分のものも少し整備して使ってやらなければ…(汗)

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オリンパスペンFのカメラ修理

今日は「えんぴつ記念日」だそうです。
1886(明治19)年のこの日に眞崎仁六がが
東京・新宿に眞崎鉛筆製造所を創立し
日本初の鉛筆の工場生産が始まったことが由来となっているそうです。
小学校3年生くらいまでは鉛筆ばかり使ってたかなぁ
4年生あたりからシャーペンに置き変わったような気がします・
横浜銀蝿の曲の中で
「〇X決めるに鉛筆転がし~♪」なんて歌詞があるのですが
この状況がすぐにイメージできる人は昭和世代ですねぇ(笑)
これを行うには6角形の鉛筆でなければいけませんが
丸い鉛筆ももう当時から結構あったかな(色鉛筆は丸かった気が…)
他にもアニメのキャラクターの鉛筆やカープの鉛筆や
楽しくなるような文具がいろいろありましたねぇ
ちょっと鉛筆からは外れますがマグネット式の両面筆箱とか
缶ペンケースとか匂い付きの消しゴムとか…
鉛筆の話に戻りますがボウリング場によくあった(当時はスコアは手書き)
お尻に小さな消しゴムのついた鉛筆を
幼い頃は良く使っていました。
(じいさんがボウリング好きでボウリング場からよくもらってきてたから
で、どうにも短くなると消しゴムを外して
その台座を利用して短い鉛筆を2本繋げてしばらくは使っていました
もちろん、じいさんのアイデアですが・・・(笑)
実は今でも机の中には必ず鉛筆が常備されています。
部品同士のすり合わせ部の動きが悪いときに
鉛筆の粉を使ったりするからです。
鉛筆削りも昔、筆箱の隅に入れていたような小さなやつを使っています。
鉛筆削りも手でクランクを回すタイプの据え置き型とか
電動据え置き型とかいろいろありましたねぇ
私の幼い頃の自宅の学習机には電動鉛筆削りが組み込まれていました
あ、いけんいけん、
こんなことを語り始めると止まらなくなるのでこの辺で。。。(笑)

さてさて

本日は「オリンパスペンF」のカメラ修理を行っています。
おそらく世界でも他に例を見ない
ハーフサイズ専用の一眼レフカメラです。
ただハーフサイズなだけではなくて
ハーフサイズに適した一眼レフカメラにするために
ミラーの配置からファインダーへの光路
ロータリーシャッターの採用等々
通常の35mm判一眼レフとは全く異なる構造を持つカメラです。
正に独自性の強いオリンパスならではのカメラともいえると思います。
いわゆる無印のペンFが最初に発売され
その後。露出計・セルフタイマーが装備され
巻上がダブルからシングルになったペンFTが追加され
さらにペンFTから露出計を省略したペンFVも発売されます。
基本的にペンFはその3種類ということになります。
個人的にはシンプルで巻上角の少ないダブルストロークの
最初のペンFが最も使いやすいのではないかとは思います。
露出計を別途に用意する必要がありますが
今どきであればスマホアプリの露出計でも十分かと思います。

ペンF系はミラー関連のトラブルと
SSを制御するガバナーに関するトラブルが2大定番トラブルで
FTであればそれに露出計関連が加わるといった感じです。
今回、お預かりしているペンFは
頻繁にミラーアップしたまま固着してしまうことと
動作しているときでも異様にミラーアップのスピードが遅く
レリーズからシャッターが実際に動くまでに
タイムラグが出てしまうような状態です。
さらに受付時にはわからなかったのですが
レリーズしてもシャッターが切れないことがあるようです。
これもレリーズしてもミラーが動かない(動けない)ことが原因のようです。
ミラー駆動部周りの一通りの整備が必要な状態です。
ガバナ関連は今回は問題ない動きをしているようですが
もちろん分解時に一緒に整備を行っていきます。

ペンFは何を作業するにしろまずはミラー駆動部(前板部)を
分離しないと何もできません。
で、このミラー駆動部を分離すると
あとでいろいろと調整も必要です。
ミラー駆動部の脇にくっついているのが第二反射面となる
プリズムです。
このプリズムの腐食が多いのもペンFの特徴です。
今回はプリズム内にわずかなシミはみられるものの
問題になるほどではありませんでした。
まだまだ分解途中ですが
これから本格的に各部の整備を行っていきます。

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トプコン35ーLのカメラ修理

今日は「図書館記念日」なのだそうです。
1950(昭和25)年のこの日に
「図書館法」が公布されたことが由来となっています。
最近はめっきり図書館に行くこともなくなったけど
いわゆるネット時代になってからも
割と図書館に行っては
「興味はあるけど買うほどではない分野の雑誌」を読んだり
同じ理由で貸出可能のものであれば借りて帰ったりしていました。
その頃は厚木在住だったので本厚木駅前の市立図書館で。。。
それに貸出はできないものがほとんどですが
地元の図書館くらいでしか見ることのできない
その土地の郷土の資料とかもあったりして
興味深く見させていただきました。
今度、呉に帰ったときには呉の図書館も行ってみようかな…
地元の歴史関係の資料がいろいろありそうだし…

さてさて

本日は「トプコン35-L」のカメラ修理を行っています。
トプコンは東京光学株式会社のカメラブランド名です。
残念ながら1981年にはカメラの製造・販売からは完全に撤退しましたが
その後にこのブランド名であった「トプコン」が会社名になり
現在でもトプコンは医療機器や測定機器関連の
光学メーカーとして存在しています。
カメラブランド名が後にメーカー名になるというのは
コニカやミノルタ、ニコンと同様ですね。
ニコンとトプコンといえば
陸軍に照準器等を納入していた東京光学(トプコン)と
その設立に海軍が深くかかわり艦艇用の光学兵器や
狙撃眼鏡を製造していた日本光学(ニコン)を
軍需光学機器製造の双璧として
「陸のトーコー・海のニッコー」とも謳われていました。
個人的にはトプコンといえば
やはり二眼レフの「プリモフレックス」のイメージが強いですかね
後にはエクサクタマウントの一眼レフである
「R」シリーズ(「REスーパー」等が有名)も発売し
現在でも一部で非常に人気がありますが
個人の見解ですが完成度的にあまりお勧めできるものではありません
で、今回の「35ーL」ですが
トプコン35シリーズ本流は
ここでは説明を割愛しますが
これまた少々変わったカメラで
これもあくまで試行錯誤の過程的な機種かと思われます。
そして35シリーズから分岐して発売されたのが
「35S/Lシリーズ」でこれはオーソドックスな
レンズ固定式レンズシャッター搭載レンジファインダー機です。
「L」は「S」をベースに露出設定をライトバリュー式に変更したものです。
ファインダーは等倍で両目を開けてみることができます。
等倍ファインダーを両眼で見た時の
このブライトフレームが視野内に浮かび上がる感じは
何とも気持ち良いですね。
ただ私もそうですがメガネかけていると
うまくフレームが見えないのですよね(苦笑)
レンズは写りの定評の高いトプコール4.4cmF2を搭載します。

スタイリングも非常に良いカメラかと思います。
質感も高くシルバーの鏡胴も非常に高級感あります。
一通り動作してはいるのですが
シャッターに若干の粘りがあり
ファインダー・レンズはそれなりに汚れがある感じです。
ご依頼者様からは距離計二重像の縦ズレを指摘いただいていて
私もその先入観で見てしまったせいか
最初はズレているなと思ったのですが
どうやら覗き方の角度でズレて見えるらしく
まっすぐ正面から覗くとズレていないようです。
レンジファインダーは覗く角度で二重像の見え方が
変わったりするのは構造上、当然なのですが
このカメラはそれが極端に出るような気がします。
トラブルなのか元々の構造的問題なのかは
現時点では何といえないのですが
これから整備を行いながら確認してきたいと思います。

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ニコンF2フォトミックAのカメラ修理

今日は祝日「昭和の日」ですねぇ
個人的には未だに「天皇誕生日」のイメージが強いですが
昭和天皇崩御後は「みどりの日」だったのですよね
で、結局、「昭和の日」に改称されることになり
そのタイミングで「みどりの日」が5月4日になったのですね
もはや「GW」ということで一括りにされてしまいますが
それぞれの祝日とその意味は知っておかなければなぁと思います。
ところで今日は「畳の日」でもあるのです。
「みどりの日」にちなんでこの日に制定された「畳の日」ですが
「環境衛生週間」(9月24日~10月1日)の始まりの日であり
「清掃の日」である9月24日も「畳の日」なのですね。
偶然なのかどうなのか「429」を反対から並べると「924」ですねぇ
ちょっと偶然とは思えないですよねぇ
それはともかく青臭い香りのほのかにする新しい畳もいいですし
もはや黄色っぽく褪せてしまった使い込んだ畳もいいですよねぇ
どっちでもいいから窓を開けて
外からの風を感じながら
畳の上でゴロゴロしたいですねぇ…
実家引き払ってからそういう機会は全くなくなってしまいました(苦笑)

さてさて

本日は「ニコンF2フォトミックA」のカメラ修理を行っています。
Ai対応となったフォトミックファインダーを搭載する
「ニコンF2」です。
アイレベルファインダーだとコンパクトとまでは言えませんが
それなりの大きさにまとまりますが
フォトミックファインダーを装着すると「F2」は
正に鈍器ですね(笑)ブラック塗装だとなおさらそう感じます…
私も昔はすっきりしたイメージでF2らしい少し丸みを帯びた
三角頭のアイレベルが好きでしたが
ここ近年はF2はフォトミックファインダーが付いているほうが
武骨で迫力があって何とも良い感じに思えてきました。
実用面でもアイレベルファインダーだと
ファインダー内に何も付加的な情報はありませんが
フォトミックファインダーだと
露出計の値はもちろん、設定F値やSS値も
ファインダー内で確認できます。
…となるとファインダーから目を離さずに
露出設定の変更ができるわけですよね。これは本当に便利です。
フォトミックファインダーは
大きく指針式かLED式かに分かれ
レンズとのリンクがAi対応か非Aiかに分かれ
さらに受光体がCdSなのかSPDなのかにもわかれます。
なかなかややこしいですよね
それだけ使用目的の多様化に対応している訳でもあり
いかにもこの頃のニコンらしいともいえると思います。
今回のフォトミックAはAi対応で受光体はCdSの指針式露出計です。
要は無印のフォトミックをAi対応にしたものです。

お預かりしている「F2フォトミックA」は
動作そのものは一通り動いています。
ただ少し細かく見ていくといろいろあって
高速シャッターの精度は先幕の後幕のバランスが崩れていて
出ておらず1/2000・1/1000はかなり問題となるレベルです。
露出計も動作してはいますが挙動が不安定で
定番の電池端子基部破損の疑いもありそうです。
モルトはフィルム室を見る限り全滅で
内部モルトも同様かと思われます。
ファインダー内もモルト屑等でかなり汚れています。

うーん、やはり「鈍器」ですね
これで殴られたらかなりヤバイと思われます(苦笑)
装着されているレンズはAi35mmF2.8sですが
落下のためフィルター枠がわずかに歪んでしまっています。
既に取り外したのですが
それが原因で装着されていた保護フィルターが
全く外れない状況になっていて
かなり時間をかけてフィルターも壊すことなく
何とか外すことができました。
歪み自体は残念ながら修復不可能です。
ただ、ぱっと見にはわからないくらいのレベルなので
フィルターを付けなければ実用上は問題ありません。
ただ、ピントリングが少し軽すぎるともご指摘をいただいているので
それを含めてレンズ側も一通り清掃整備いたします。
まだフィルター外しと現状チェックだけが終わった状態です。
これから本格的に分解整備に取り掛かります。

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ミノルタSR-2のカメラ修理

今日は「象の日」なのだそうですよ
1729(享保14)年のこの日に
交趾国(現在のベトナム)からの献上品として
清の商人が象を連れてきて
京都で中御門天皇の御前で披露されたのだそうです。
この象は最初、長崎まで船で連れてこられ
そこから歩いて江戸までいったのだそうです。
象も大変だし連れて行く人も大変だったでしょうね
そして途中で上記の天皇午前でのお披露目を行い
江戸では5月27日に8代将軍徳川吉宗が御覧になったのだそうです。
私も子供の頃に動物園に連れて行ってもらって
(広島・安佐動物園)
最もインパクトが強かったのは
象とキリンだったなぁ
どっちもすごく大きくて現実離れした姿でした
でも決して怖い感じではなく目が優しいのですよね
まぁ象もキリンも野生のものを怒らせてしまうと
恐怖以外の何物でもないですが…
動物園も長らく行っていないです
昔から「被写体に困ったら動物園に行け」って言われていますよね
コロナさえ落ち着けば上野やズーラシアに行きたいと思います。

さてさて

本日は「ミノルタSR-2」のカメラ修理を行っています。
ミノルタ初の一眼レフとして1958年10月に発売されたカメラです。
それまでに次期フラッグシップとして
開発されていたレンジファインダー機「ミノルタスカイ」の
開発を断念しそのノウハウを使って開発されたカメラと言われています。
シャッターはB・1ー1/1000の倍数系列ですが
バルナックタイプのカメラのようにダイヤルを持ち上げて
SSを設定する方式です。SS間の間隔も等間隔ではありません
この辺にちょっと古臭さを感じますが
さすがに1軸不回転ではあるのでSS設定時以外には
それほど違和感はないかと思われます。
レンズ絞りも完全自動絞りではなく
シャッターを切った際には自動で絞り込まれますが
そのまま絞り込んだままになり
巻上時に開放に戻るようになっています。
半自動絞りという感じですね。
そういう部分も含めて操作も楽しみの一つと思えると
時代を感じることができて
魅力なのではないかと思います。
実はSR-2は私のじいさんがニコンFを買うまでに
メインで使っていたカメラで
他のカメラと一緒に引き継いで
今でも私の手元にあり、たまに使っています。
ミノルタらしい使いやすいさとか使用感の良さの原点というのは
このSR-2にあるのだなぁ…と良く思います。
時代なりに不便な点もあるのですが
巻上感の良さとかキレの良いファインダーとかは
後々のミノルタ機に通じるものがあると思います。

お預かりしているSR-2はSR系で心配される
プリズム腐食もなく比較的コンディションの良い個体かと思われます。
ただ60年以上経過しているカメラであり
各部の動きは非常に渋い状態です。
まずシャッター幕軸がかなり厳しい状態のようです。
しゃったーが切れることは切れるのですが
シャッター音がいかにも油切れという
高周波の混じった耳障りな音になってしまっています。
定速SS時には頻繁にミラーアップも起こり
後幕の幕速がかなり落ちていることをうかがわせます。
測定器で測ってみると1/1000は1/250も出ておらず
幕速(速度ではなくシャッターの端から端まで幕が走り切るのにかかる時間)は
先幕が16.33m/s(これでもかなり遅い)
後幕は19.25m/sでした
これではとてもとても精度が出ないと思われます。
幕速を上げるために安易にテンションを上げるのは厳禁です。
それをやってしまうと軸バネに必要以上の負荷がかかり
一時的に数値が良くなってもそのうちバネがバカになって
どうにも調整ができなくなることになるのは確実です。
そうなってしまった個体は残念ながら修理不能です。
まずは現在のテンションである程度の精度が出るように
幕軸や調速カム周りを丁寧に清掃し
古い油や汚れを落とします。
キレイになった上で必要最小限の注油を行えば
バネがしっかり生きてさえおれば
あとは微調整で済む程度にSS精度は復活するはずです。
元々の設定どおりのバネ力でスムーズに動くことを
目指して一通りの整備を行っていきます。

これから本格的に分解整備に取り掛かっていきます。
付属されているオートロッコールPF55mmF1.8レンズは
レンズそのもののコンディションは良いのですが
絞り羽根の動きに粘りがあることと
マウント部に妙に大きなガタがあるため
それらの修理を行っていきます。

SR-2は個人的にも思い入れのあるカメラなので
しっかり整備してご依頼者様にも気持ちよく
使っていただきたいと思っています。

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ヤシカフレックスのカメラ修理

今日は「世界ペンギンの日」なのだそうです。
この日の前後にアデリーペンギンが
アメリカの南極基地に現れたことから
基地の科学者たちが「ペンギンの日」として
祝ったことが始まりだそうです。
ペンギンって不思議な生き物ですよね>
鳥なのに空を飛べなくて海を泳ぎ回り
胴体を垂直にまっすぐ立つ。。。
調べれば調べるほどその特殊な生態に驚かされます。
足が短いイメージですが実は胴体の外に出ているのは
骨格上足首より下だけで
身体の中で膝を曲げた状態のまま関節は固定されているのだそうです。
池袋のサンシャイン水族館とかに行くと
泳いでいる姿が下から見上げることができるのですが
その泳ぐ姿はまさに空を飛んでいるようで
水槽越しに見える空やビル群の間を
(サンシャイン水族館はワールドインポートマートビル屋上にあります)
縫って飛んでいるようにさえみえてしまいます。
それを眺めていると
「あぁ~やっぱりペンギンは鳥なのね」と思います(笑)
比較的いろんな場所で見ることのできるペンギンですが
よちよちと陸上を歩いている姿にもなんとも癒されます。
何だかサントリーのビールのCMと
松田聖子さんの「スイートメモリーズ」が脳内再生されてきました。
あのCMのペンギンも可愛いですよねぇ。。。

さてさて

本日は「ヤシカフレックス」のカメラ修理を行っています。
昨日のブログでモデル名の話を少ししましたが
ヤシカフレックスも細かいモデルがいろいろあるのに
表記されるモデル名は基本的に全て「ヤシカフレックス」…
まぁ区別できる人はそれなりにカメラ好き
特にに二眼レフ好きな方ばかりですよね…
私だって資料片手じゃないとモデル判別なんてできませんよ(汗)

お預かりしている「ヤシカフレックス」は
フィルター取り付けがバヨネットで
フィルム装填がセミオートマット
絞り・SSの設定はテイクレンズとビューレンズの間の
左右脇に配置されたダイヤルを使って行い
値はビューレンズ上に表示されます。
シャッターはシチズンMXVで最高速は1/400
レンズはヤシコール80mmF3.5です。
おそらく「新B型(B型後期)」と呼ばれるタイプだと思われますが
良く見かける新B型は「Yashicaflex」の銘板が樽型で
シャッターはコパルなのですね。
おそらく今回のヤシカフレックスは「新B型」の初期モデルかと思われます。
毎回思いますがヤシカフレックスと
キヤノンのバルナック機は
本当に細かいモデルの区別が難しいカメラです。

受付時の状態としてはシャッター羽根に軽い粘り
ファインダーミラーの劣化によるクモリ
レンズ・ファインダースクリーンのカビ・汚れ…と
二眼レフの定番不具合に加え
セルフタイマーを無理矢理動かしたのか
タイマー内部が破損している状態でした。

画像は整備完了後の状態のものです。
シャッターも快調に動作しており精度も申し分ありません。
レンズもかなりクリアな状態になり
ファインダミラーも交換しているので
ファインダーの視野も非常に明るくクリアです。
セルフタイマーはもちろん修理して普通に動作するようになっています。
もちろんピントノブは適度な重さで非常に気持ちよく動作します。
今回はご依頼者様のご要望もあり
外像の貼り革を全て張り替えているので
外観もとてもキレイな状態です。
この春から心機一転して使い始めるのに
ふさわしい1台になっていると思います。

少し様子見をしている状態で時間をおいていますが
もうそろそろ最終チェックを行っていきます。
これで特に問題なければ完成となります。

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