カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

ミノルタSR-7のカメラ修理

今日は「救急の日」だそうですよ。
「きゅう(9)きゅう(9)」(救急)と読む語呂合わせからですね。
過去に救急搬送されたことが二度ありますが
いざというときには本当に頼りになります。
めったなことでお願いすることではないですが
本当に困ったときに救急車がすぐ来てくれる環境は
本当にありがたいことですね。
そして昼夜を問わずその業務に携わってくれている
方々には本当に感謝しかありません。
でもできればもうお世話になることのないように
日ごろの体調管理やリスク管理は
できるだけのことをしていきたいと思います。
「110」や「119」とかにかけることのないような
穏やかな毎日を過ごしていきたいものですね。

さてさて

本日は「ミノルタSR-7」のカメラ修理を行っています。
1962年発売のカメラです。
世界初のCdS使用の外光式露出計を内蔵した一眼レフカメラです。
露出計表示はシャッタースピードダイヤルに連動して
絞り値表示が変動するタイプで露出計指針が指す
絞り値に手動でセットして露出設定を行います。
Cds受光部は前面巻き戻し側に配置され
受光窓の大きさ切り替えで通常感度、高感度への切り替えが可能です。
(背面のボタンを押すと高感度になります)
露出計内蔵関連に注目が集まりがちですが
内部構造も前モデルSR-3から一新され
独特のユニット構造になっています。
正直なところ整備する立場で言えば
この構造は分解整備に多少手間がかかり
ちょっと困ることの多い構造でもあります…(苦笑)

お預かりしている「SR-7」は
まず電池室がかなり激しく腐食していて
緑青だらけになっています。
当然ながら電池を入れても露出計は全く動きません。
後の分解で露出計本体やCDSには問題がないようなので
電池室腐食のせいで断線状態になっていると思われます。
もちろんそこからの配線も腐食で導通しないと思われます。
機械的な部分にも動きの悪いところが多く
特にシャッター後幕は特に動きが悪く
シャッターはなんとか切れるものの
1/1000設定時に実際の露出値は1/200程度になってしまっています。
先幕の幕速はそれなりに出ていますが
幕軸清掃の上で駆動部には一通りの整備が必要な状態です。

露出計関係に巻き戻し側のスペースを取られたので
SR-3までは巻き戻し側にあったフィルムカウンターが
巻上側に移設されています。
こちらに配置されている方が多数派ですが…
シャッタースピードダイヤル連動で
絞り値表示を動かす手法はキヤノンFXあたりも同様です。
どちらも分解時には連動部の糸や帯に注意が必要です。
画像は取り掛かり始めのものですが
これから電池室やそこからの配線の修復と並行して
機械的駆動部の整備を行っていきます。

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ペンタックスKXのカメラ修理

今日は「CMソングの日」らしいですよ。
1951(昭和26)年のこの日に
初めてCMソングを使ったラジオCMが
中部日本放送(CBC)・新日本放送(NJB)で放送されたことに
由来しています。
ここのサイトではおなじみの
小西六写真工業株式会社(現:コニカミノルタ株式会社)の
「さくらフイルム」のCMでしたが
歌の中に社名・商品名は全く入っていませんでした。
CMソングの曲名は「ボクはアマチュアカメラマン」です。
まさにこの時代の写真撮影の「あるある」が
フルコーラスにわたりずらりと並んでいます。
ものすごく共感できるのですが
どれも実際に起こったらガックリすることばかりですね(笑
まぁ現在と違って普通に撮るだけでも
ある程度のスキルが必要な時代とアイテムですものね…
そこがまたいいのですが…
この曲は「youtube」とかでも聴けますので
今日ものある方はぜひ検索してみてください。

さてさて

本日は「ペンタックスKX」のカメラ修理を行っています。
1975年発売のカメラです。
「ペンタックスKシリーズ」は
これまでのペンタックス一眼レフのM42マウントから
バヨネットマウントとなる「Kマウント」を新規開発し
初めて搭載したシリーズです。
トップモデルの「K2」のみが完全新規開発のモデルで
ミドルモデルの「KX」は従来の「SP」から改良を行い
使い勝手を改善しつつKマウント化されたカメラです。
最新のSPDによる露出計や
ファインダー内情報表示の変更、銀蒸着のペンタプリズム、
ミラーアップ機構などが追加され
より進化したモデルとなっています。
それでいて基本的な機械駆動はこれまでの実績があり
非常に安定した「SP」のものが引き継がれていて
非常にバランスの良いカメラに仕上がっています。

お預かりしている「KX」は
ファインダー内にゴミが多数混入してしまっていることと
露出計の挙動が不安定で
シャッター半押しで起動しない場合が頻繁に起こります。
電池室とか配線、レリーズボタンSW部に
問題はなさそうなので基盤周りを重点的にチェックしていきます。

機械制御機で駆動部は基本的に「SP」のものなので
整備性は非常に良好です。
ただやはり露出系回りはSP→SPF→KXと
モデルチェンジされるたびに一新されていて
少々手ごわい部分もございます。
基盤内部品不良等があるとかなり困難なことになるのですが
テスターを使って細かくチェックを行ってみたところ
一部接触不良な部分があるようです。
おそらくこれが原因かとは思いますが
いろいろテストを重ねながら確認をしつつ
対処を行っていきます。
もちろん並行して機械的駆動部の整備調整も行っていきます。

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キヤノンEFのカメラ修理

今日は9月6日ということで
語呂合わせで「黒」に関する記念日が目白押しです。
「黒の日」「黒牛・黒豚の日」「黒豆の日」
「黒酢の日」「黒い真珠・三次ピオーネの日」
「黒あめの日」「9696(くろぐろ)の日」
「カラスの日」「黒にんにくの日」
「松崎しげるの日」…等々あげるとキリがないほどです。
「黒染めの日」なんてのもあるのですが
近年、生え際に白髪が目立ち始めて
定期的な白髪染めがルーチンになりつつあります…(苦笑)
「黒霧島の日」なんてのもありますね。
美味しいですよね。
トロッとした濃厚なコクと甘み、
キリッとした後切れがいいですよねぇ…
食事のお供にももってこいです。
やっぱロックでちびちびいただくのが最高ですね。

さてさて

本日は「キヤノンEF」のカメラ修理を行っています。
これも「黒」ですね。(設定色がブラックのみ)
端正なスタイリングが非常にカッコよいカメラです。
1973年発売のカメラで時代的には
「キヤノンFシリーズ」の一員なのですが
内部構造的にも成り立ち的にも
「Fシリーズ」共通性はほとんどなく
異端児的な存在のカメラです。
キヤノンとしてはめずらしく
コパル製の縦走り金属羽根ユニットシャッターを採用しています。
他の「Fシリーズ」も次の「Aシリーズ」も全て
布幕横走りシャッターなのでこの時点で異端児です。
そしてそれを制御するのは最高速1/1000~1/2は
機械制御で1秒以上のスローシャッターは電子制御となります。
これもまためずらしい構造です。
少し補足すると例えば2秒のシャッターに設定した場合
レリーズから1.5秒は電子制御でシャッターを開いたままにして
ボディ上面のランプが点滅します。
そして最後の1/2秒だけ機械制御のスローガバナ―に引き継ぎ
合計2秒でシャッターが閉じます。
1秒でも4秒でも8秒でも同様で最後の1/2秒だけは機械制御で完了します。
そしてシャッタースピード優先オート露出を搭載しますが
露出計にもちろん電池は必要ですがこの制御自体は
昔ながらの機械的な指針挟み込み式で絞りを制御をします。
次に控えるAE-1ができる限りの電子制御が込みこまれる過程で
それまでのつなぎとして電子化と機械制御の
ハイブリッドのようなカメラです。
なかなか面白いですよね。

お預かりしている「EF」は非常にキレイな個体で
機械制御の高速シャッターから1/2秒までは
比較的良好に作動しているものの
電子制御+機械制御ハイブリッドとなる
低速シャッターが不安定で
1秒以上のシャッター設定で
いきなり機械制御の1/2で切れてしまう症状が頻発しています。
どこかの接触不良かマグネットの吸着部の状態が
よろしくないと思われます。

コパルシャッターユニット採用モデルは
比較的内部も整然としていて
整備性の良好なカメラが多いのですが
「EF」は例のハイブリッド制御の影響もあって
少々ややこしい構造になっていて
多少分解整備に神経を使います。
画像は取り掛かり始めのものですが
この後に分解を進めた結果
電子スローシャッターのトラブルは
マグネット吸着部の汚れが主な原因と思われます。
機械的駆動部の整備と併せて各部の清掃整備を行っていきます。
そういえばレバー軸部にレリーズボタンが配置されているのも
キヤノン一眼レフ機では珍しいですよね。

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ミノルタミニフレックスのカメラ修理

今日は「くしの日」だそうですよ。
「く(9)し(4)」と読む語呂合わせですね。
ヘアブラシは常備していますが
「くし」は長らく所有してないですねぇ…
床屋さん行ったときくらいしか
使われることもなかったですが
床屋さんにもここ1年以上行っていないので
「くし」を見かける機会もなくなってしましました。
細かいスタイリングとかをするのなら
ブラシより「くし」なのですが
今の私には必要ないかな…
中学生の頃とか制服の胸ポケットに「くし」入れて
持ち歩いてましたねぇ…カッコつけて…(笑)
たいして「くし」が必要な頭しているわけでもないのに…
あの時代にあの年頃だと結構必須アイテムでした。
「くし」はともかくとしても
ヘアブラシは毎日使うのですよね…絡まりまくるので…
100均かどこかで買った適当なブラシ使っていますが
もうちょっとちゃんとしたもの買おうかな…

さてさて

本日は「ミノルタミニフレックス」のカメラ修理を行っています。
1959年発売の二眼レフです。
幅46mmの「127フィルム」を使用するカメラです。
一般的な二眼レフが多く使う「120フィルム」が
幅61.5mmなので一回り小さな写真となります。
120フィルムで撮れる写真が「6x6cm判」(有効サイズは56x56mm)に対して
127フィルムでは「4x4cm判」となります。
今となっては少しフィルムの入手に苦労するカメラです。
フィルムが小さいので一般的な二眼レフに比べ
カメラのボディサイズも小さくなります。
4×4判の二眼レフはこの時代、各社から発売されていて
代表的なものはやはり「ベビーローライ」かと思います。
でもどの4×4カメラも何ともかわいらしくて
魅力的なものばかりです。

「ミノルタミニフレックス」はそれでなくても
現存台数が少なめの4×4判カメラの中でも
見かけることが少ないカメラだと思います。
まだ現状確認中で作業には入っていないのですが
少しレアなので先に画像を…

スマホ画像だと色の再現性が今一つなのですが
この時代らしいレトロな薄めの青緑が何とも魅力です。
大きさのかわいらしさと相まって
眺めているだけでもお酒が飲めるカメラです(笑)
歴代の6×6判二眼レフで技術を培ってきた
ミノルタなのでカメラとしての魅力も十分すぎるほどです。
レンズはテッサータイプの60mmF3.5ロッコールで
シャッターはシチズンMVLで
B・1s~1/500をカバーします。
ピント合わせはノブ式で
フィルム装填はスタートマーク合わせのセミオートマットです。
セルフコッキングまでは搭載されていないので
シャッターチャージはシャッターユニットのレバーで行います。
かなりしっかりとした精度高いダイキャスト製なのですが
少し変わっているのがファインダー枠までダイキャストの一部で
一体化されています。
そのためファインダー部の分解整備は通常の二眼レフとは
少しばかり勝手が異なります。
私も久しぶりに整備するカメラなので資料を確認しつつ
慎重に作業に取り掛かっていきます。

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キヤノンA-1のカメラ修理

今日は「ベッドの日」(good sleep day)だそうですよ。
日付は英語表記の「good sleep day」の「グッドスリープ」を
「グッスリ」と読み、「9」と「3」の語呂に合わせたものだそうです。
暑さのピークもようやく少し過ぎて
秋の夜長を迎えることも由来しているようです。
私はベッドではなく布団なのですが
毎日の睡眠は本当に大切ですよね。
人や年齢によって個人差がかなりあるとは思いますが
私の場合、睡眠時間が6時間を切ると翌日のパフォーマンスが
明らかに悪化して仕事から何から
全ての効率が悪くなります。
ギリギリ睡眠6時間も何日か続くと少しツラいですね…
若いころはもっと短くても平気だったのですが…
そんなわけでなるべく睡眠7時間を確保するようにしています。
ついつい夜更かしや深酒してしまって
予定通りにはいかないのですが…
適度な運動と充実感と少なめの飲酒で
リズム正しく過ごせていると7時間睡眠で
朝まで一度も目が覚めることもなく
翌日の集中力や身体の動きも明らかによくなります。
忙しくてなかなか予定通りにいかないことも多いとは思いますが
なるべくしっかり寝てリズミカルな毎日を心がけましょう!

さてさて

本日は「キヤノンA-1」のカメラ修理を行っています。
1978年発売のカメラです。
当時の愛称は「カメラロボット」です。
当時の最新電子制御で完全武装されたカメラで
多彩な自動露出撮影モードを搭載されています。
両優先オート(SS・絞り)にプログラムオート
ファインダー内には制御値と設定値が同時表示されます。
ファインダーのデジタル表示が今となっては
ちょっとレトロで私世代にはちょっと刺さります(笑
ただ当時の最新といっても1978年なので
内部的には後発のAE-1プログラムあたりと比べると
まだまだ発展途上かと思われるところも多く
登場から50年近くなった現在となっては
電子制御関連にトラブルを抱えると
修理不能になることが比較的多いカメラで
年々コンディションの良い個体は減っていると思われます。
存分に楽しめるのは今のうちかもしれません。

お預かりしている「A-1」は
まずは電池を入れてポジションを「A」にしても
電源が全く入りません。
メカニカル制御のシャッターを持たないカメラなので
電源が入らないと何一つ動きを確認することができません。
たんに電源が供給されないだけなら何とかなりますが
こうなるとやってみないと修理できるかどうかもわからない状態です。
こういうパターンは取り掛かる前は
何が起こっているいるかわからないのでかなり不安です(苦笑)

画像は全然取り掛かり始めの状態のものですが
この後、分解を進めて
とりあえず電源が入らないのは電池室からの
配線不良が原因だと判明しました。
細かい制御はあとで仮組みしてから
いろいろなテストを行ってみないと判断できませんが
まずはとりあえずは動作は一通り行えそうです。
ただ「Aシリーズ」全機種共通の持病である
シャッター鳴きがなかなか盛大で
シャッターを切ると「ギャイン」と相当耳障りな音がしています。
いずれにしても分解しているのでピンポイントで
鳴きの原因のミラー駆動部ギアに注油を行って
対処して行きます。
ただ先ほども言ったように一通りの整備を行っても
細かい動きを確認するにはある程度組み上げないと行えないので
その時点で致命的な問題が発覚することもあり
非常に気を抜けないカメラです。
もちろん電子回路の取り扱いにも細心の注意が必要なので
「A-1」の修正整備はどうしても時間がかかってしまいます。
何はともあれ気を抜かずに慎重に作業行ってまいります。

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コニカオートSのカメラ修理

今日は「ハッピーサンシャインデー」だそうですよ。
「ハッピー(8)サンシャイン(30)」と読む語呂合わせからだそうです。
太陽のような明るい笑顔の人のための日とされています。
この日に生まれた人は笑顔の素敵な人が多いことから
生まれた記念日となっていて
明るい笑顔で過ごせばハッピーな気分になれる日ともなっています。
まぁ、天気の良い日に笑ってりゃ気持ちいい!ってことですね(笑
この世知辛い世の中、なかなか能天気に「ハッピー!」ともいきませんが
気分だけでも明るく過ごしたいものですねぇ…
そんな「ハッピーサンシャインデー」ですが
残念ながら今日の都内は曇天です(苦笑)
涼しくていいですけどね。

本日は「コニカオートS」のカメラ修理を行っています。
1963年発売のカメラです。
先行展開していた「コニカSシリーズ」をベースに
シャッタースピード優先オート露出を搭載したモデルです。
それまでの「Sシリーズ」ではセレン光電池露出計でしたが
この「オートS」からはCDS受光体となり。
露出計駆動のため水銀電池も必要となりました。
シャッターはコパル製でシャッター自体は機械制御で
電池なしで動作します。
マニュアル露出も可能ですが「AUTO」時には
露出計指針挟み込み機構と連動して
絞りを制御しシャッタースピード優先オート露出となります。
レンズはヘキサノン47mmF1.9です。
同年に「Sシリーズ」もマイナーチェンジされ
「SⅢ」となり多くの部品を「オートS」と共通化しています。

お預かりしている「オートS」は
かなり長い間しまい込まれ眠っていた個体のようです。
電池室からは当時の水銀電池が入っていたようです。
液漏れ等はなかったものの
さすがに電池室の端子や配線はガスの影響もあって
緑青がビッシリ着いていて腐食してしまっています。
シャッターや巻上の動きは比較的良好ですが
やはり油切れや汚れの影響もあり
本来の動きとは言えません
そしてレンズやファインダーにはかなりの量の
カビが発生しています。
ガラスやレンズに浸食すると
カビ自体は除去できても跡は残ってしまうかもしれませんが
撮影に影響のない程度にはクリアにしていきたいところです。
いずれにしても全体的にリフレッシュが必要な状態です。

シャッターユニットからのSS情報伝達は
電気的な摺動抵抗とかではなく
機械的に伝達されます。
摺動抵抗を使うタイプだと抵抗体の劣化が
心配されたり修理不能になることも多いですが
機械的連動だと安心です。
そのため電気的配線も電池室からメーター脇の簡易基盤
そしてメーター本体へと至る部分だけで
シンプルな作りになっています。
電池室からの配線は当然交換です。
CDSもメータ本体のすぐそばに設置され
受光体は外光式となっています。
受光窓が巻上側前面なのはセレン時代の「S」と同様ですが
構え方によっては受光体を手で隠してしまうこともあるので
特にオート撮影時には少し注意が必要です。
シンプルな作りのため整備性は非常に良好です。
隅々までしっかり清掃して
本来の動きや制度を取り戻す作業を行っていきます。

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ニコンFフォトミックFTnのカメラ修理

今日は「テレビCMの日」だそうですよ。
1953(昭和28)年のこの日に
開始された民放の日本テレビ(JOAX-TV)で
日本初のテレビCMが放送されたことに由来しています。
初のCMは「精工舎の時計が正午をお知らせします」という
服部時計店(現:セイコーホールディングス株式会社)の時報だったそうです。
ただ、このCMは30秒スポットでしたが
フィルムが裏返しになっていて音も不明瞭だったそうです。
そのため、正午に放送された初CMは
わずか3秒で中止されるというハプニングがあり
同日夜7時に第2号CMとして改めて流されたそうです。
何事も最初に行うことにトラブルはつきものですよね…
以前はCMソングやら印象的なCMフレーズやら
やたらと覚えてしまって話のネタになったりしたことも多くありましたが
近年は地上波を全く見なくなったので
どんなCMが流れているのかも全然知りません…(苦笑)
メディアやCMも時代の流れで変化していくのでしょうねぇ…

さてさて

本日は「ニコンFフォトミックFTn」のカメラ修理を行っています。
ニコンFの発売自体は1959年ですが
今回の「フォトミックFTnファインダー」を組み合わされた
「フォトミックFTn」の発売は1968年になります。
露出計内蔵の「フォトミックファインダー」ですが
「FTn」で3世代目で、中央部重点測光となり
この時代のニコン機ではおなじみの
「ガチャガチャ」でレンズの絞り設定が可能となりました。
(レンズ装着時に絞りリングを最小絞りから開放まで往復させるだけで
レンズの開放値がファインダーに伝わり開放測光が可能になる機能)
それまではレンズ交換のたびにASA設定ダイヤルで
レンズの開放値をセットする必要があり
セットし忘れ等のトラブルが起きがちでした。
そしてファインダー内露出家表示の横に
設定シャッタースピードが表示されるようになりました。
ボディ側は他ニコンFと同一で
(正確にはFTnファインダー取り付けのため銘板の形状が少し異なる)
相変わらずの強靭で安定したカメラです。

お預かりしている「FフォトミックFTn」は
やはりかなり長い間、眠っていた個体と思われます。
ファインダーや装着されている50mmレンズには
かなりのカビが発生しています。
そして長い間、動かしていなかったため
あちこちの動きが重く鈍いです。
「F」では定番ですがやはりスローガバナ―は完全に
固着していてスローガバナを使用する
低速シャッターではシャッターが開いたまま固まってしまいます。
高速シャッターも幕軸の粘りのため
動作はするものの精度が出ていない状況です。
巻上も不自然に重く
駆動部は全て入念な清掃と整備が必要な状態です。

やはり内部にも埃やゴミが結構侵入していて
それらと古い油脂類が混ざり合って
各部の動きを妨げているような状態です。
ボディ側の整備性は「F」なので非常に良好です。
部品ひとつひとつも強靭で
そう簡単には壊れないうえに
非常に精度も高く造られています。
さすがのクオリティです。
ファインダー側は心配されるプリズムの腐食は軽微なのもので
ほとんど実用上に問題はないかと思われます。
ただカビがすごいです(苦笑)
「Fフォトミック」の内蔵露出計は基本的に
当店では修理対象外です。
今回も不動ですが動くようにはなっても
摺動抵抗の抵抗体が劣化や剥離で機能していないことが多く
中古を含めても部品は入手不可なので
残念ながらあまり実用にはならないかと思います。
ただ、せっかくお預かりしたので
状況はまだ不明ですがやれることは全てやってみます。

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オリンパスペンEEのカメラ修理

今日は「レインボーブリッジ開通記念日」だそうですよ
1993年(平成5年)のこの日に
東京都の港区芝浦地区と台場地区を結ぶ
レインボーブリッジ」が開通しました。
「レインボーブリッジ(Rainbow Bridge)」の名前は
「虹の橋」という意味で、一般公募により決められた愛称で
正式名称は「東京港連絡橋」だそうです。
昼見ても夜見てもキレイな橋ですよねぇ…
お台場エリアのシンボルとなっています。
地上から眺めるのもよいですが
首都高11号台場線で橋の上からの眺めは非常に気持ちよく
特に夜はどこを見てもキレイな夜景が見え
見ごたえ十分です。
渋滞の多い11号ですが夜中なら非常にスムーズです。
でもわき見運転にはご注意くださいませ。

さてさて

本日は「オリンパスペンEE」のカメラ修理を行っています。
1961年発売のカメラです。
「買ったその日から、
ボタンさえ押せばだれにでも写真が撮れるカメラ」というコンセプトで
開発・発売され大ヒットとなったカメラです。
ペンがハーフカメラの代名詞のような存在になったのも
この「EEシリーズ」の大成功が要因かと思います。
レンズの周りにセレン光電池をドーナツ状に配置し
デザイン上での大きな特徴になっています。
これと連動する露出計を内蔵し、露出は基本的に
カメラ任せのオート露出で撮影します。
露出計が振れないほどの低光量だと
ファインダーに警告の「赤ベロ」が出てシャッターボタンがロックされます。
ピントは固定焦点でピント合わせ操作の必要がありません。
ハーフカメラらしく非常にコンパクトなボディで
今見てもデザインも秀逸で操作も簡単となれば
当然のように大ヒットとなりました。
そして写りも十分以上に良いカメラです。

お預かりしている「ペンEE」はシャッター羽根が粘り
動作不良が起きてしまっている状態です。
光量十分な場所でシャッターを切ると
非常に緩慢な動きでシャッター羽根が動き始めます。
そしてこれまた「よっこいしょ」という感じで
閉じていきます。その際に完全に閉まりきらないことも多々あるようです。
これではどうにもこうにもまともな写真は撮れません。
全ての写真が真っ白になってしまいます。
シャッター羽根をよく見ると
羽根が閉じているときに重なっている部分には
べっとりと油が滲んでいるのが目視できます。
それでなくても小さな力で動作するレンズシャッターで
油が滲んでいるともう正常には動作できません。
そしてペンEE系はビハインドシャッターで
シャッター羽根が露出しているためこの油滲みに
ゴミ等も付着しもっと動きが悪くなってしまいます。
いずれにせよ、シャッター羽根の清掃も含んで
一通りの清掃整備が必要な状態です。

オート露出制御はこの時代定番の
露出計指針挟み込み制御です。
シャッタースピードで2速で光量に応じて
切り替えられます。
挟み込みの歯を見てみると明確に速度切替タイミングも把握できます。
心配されるセレン光電池は少々劣化がみられるものの
まだまだ十分に起電は行われています。
シャッター羽根や絞り羽根の粘り固着、
シャッター周りのネジのゆるみ・外れ等々
ペンEE系はある程度トラブルがパターン化されています。
それぞれの対処法はわかっているので
それも踏まえつつ要所要所を入念に整備していきます。

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コニカA-Com1のカメラ修理

今日は二十四節気でいうところの
「処暑」ですね。
「暑さが止む」という意味から「処暑」とされています。
確かに暑さのピークは越えたような気もしますが
まだまだ暑いですねぇ…
少し前なら「処暑」の時期なら
日中は暑くても朝晩は涼しい風が吹いて
かなり過ごしやすかったと思いますが
近年はこの時期は夜になってもかなり蒸し暑いです。
空調なしに過ごしやすい季節は
年々少なくなってきている気がしますねぇ…困ったものです。

さてさて

本日は「コニカAcom-1」のカメラ修理を行っています。
1976年発売のカメラです。
ちなみに読み方は「エイコムワン」です。
小型軽量な一眼レフです。
随分小型化されて洗練されましたが
内部構造的には脈々と続く「オートレックス」からの
流れを汲むカメラです。
当然ながらレンズマウントは「コニカⅡマウント」で
レンズ側を「AE」ポジションにすれば
シャッタースピード優先オート露出で撮影できます。
カメラボディ側のオート制御は
昔ながらの指針挟み込み式です。
シャッター自体は機械制御で駆動します。
シャッターユニットは縦走り金属幕のコパルFCです。
露出計の測光パターンはこれも「FTA時代」から
引き継いでいるパターンで、
広角レンズでは部分測光、標準レンズでは中央重点測光、
望遠レンズでは平均測光となります。
巻上レバー側の背面SWを押すと巻上レバーが
引っ込むような構造になっています。
ちなみに露出計SWは巻上レバーに連動していて
レバーを引き出すと露出計がオンになります。

お預かりしている「Acom-1」は
おそらくかなり長い間、しまい込まれていたカメラかと思われます。
丁寧に扱われていたようで外装にはスレも少なく
もちろん凹み等もありません。
ただ使われていなかったようなので
モルトは当然ながら全滅でファインダーはうっすらと曇っています。
電池を入れると露出計はかろうじて動きますが
接触不良があるらしくかなり不安定で
指針がふらふらと安定しないような状態です。
シャッター金属幕にもそれなりに汚れがあり
動きが少し悪いようで好悪速シャッターでは
先幕後幕の幕速バランスがかなり崩れてしまっています。
露出ムラが起きてしまうような状況です。

撮影に直接は関係ないですが
この時代のカメラは薄手のビニックスレザーを
外装貼り革としているカメラが多い中
「Acom-1」は厚手で柔らかい素材の貼り革を採用しています。
手に持った時の感触は少しふわっとした良い感じですが
この素材が経年劣化で縮んでしまっているものがほとんどです。
今回の「Acom-1」もかなり縮んでいて
貼り革の端に隙間ができてしまっています。

画像は取り掛かり始めのものです。
小型化されてはいますが先述したように
基本的な構造はオートレックスからの流れを汲むもので
FTA時代とそれほど大きくは変わりません。
少々改善されてはいますが
構造上レリーズストロークが
少し長めなのも同様ですね
長年引き継がれている構造なので
安定していて整備性も良好です。
電池室からの配線はさすがに腐食が進んでいて
これが接触不良を起こしているようです。
これから一通りの清掃整備調整を入念に行っていきます。

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ニコンFEのカメラ修理

今日は「チンチン電車の日」だそうですよ。
1903年(明治36年)のこの日、
東京電車鉄道の路面電車が新橋~品川で営業を開始し
東京で初めて路面電車(チンチン電車)が
走ったことに由来した記念日です。
私は広島出身で(正確には呉ですが)
広島市内に住んでいたことや働いていたこともあったので
チンチン電車(以下チン電)は身近な交通機関です。
クルマ運転していると少々、通行の勝手が違いますが
利用する方になると
チン電は市内の主要箇所を効率よく繋ぐ非常に
使い勝手の良い交通機関です。
帰省した時に今でもたまに乗りますが
当時とは多少異なる部分もあるものの
乗っているだけで懐かしさがこみあげてきます。
私の実家(呉・西畑)の目の前にも
私が生まれる2年前まではチン電が走っていたのですよねぇ
写真でしかみたことないですが
もう10年…いや5年長く走っていれば
乗ることもあったでしょうし
記憶の片隅に残っていたかも…
乗ってみたかったですねぇ…

さてさて

本日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
1978年発売のカメラです。
当店ではよく扱うカメラなのでお馴染みですね。
前年に登場した「ニコンFM」の姉妹機で
機械制御シャッター搭載マニュアル露出機の
「FM」に対して
「FE」では機械駆動部分の多くを共有するものの
電子制御シャッターを搭載し
マニュアル露出に加えて絞り優先オート露出も
搭載したカメラです。
前身の「ニコマートFT/EL」の関係と同様です。
「FE」ではオート露出を搭載することもあって
ファインダー内露出計表示が現在の設定のわかりやすい
追針式で絞り設定も直読することができ
マニュアル時にも非常に使いやすくできています。
二コマ-ト時代よりボディがコンパクトになったこともあり
現在でも取り回しよく非常に使い勝手の良いカメラです。

お預かりしている「FE」は
電子制御や電気系統に大きな以上は見られないものの
機械的駆動部に問題があり
頻繁にミラーアップしたままになったり
(電池不要なM90やBでも同様)
ミラーチャージが上手くいかず
巻き上げた瞬間にシャッター切れてしまう等々の
トラブルを抱えてしまっています。
FM/FE系では比較的よくあるトラブルで
シャッター羽根の走行不良や
ミラーチャージリンク部分の動作不良が原因かと思われます。
お預かりしている個体は
ご依頼者様が手に入れて以降、それなりの期間
定期的に撮影に使われていたものです。
眠っていた個体ではありませんが
やはり積年の汚れやゴミ、古い油脂等々が
動きの妨げになっているものと思われます。

画像は取り掛かり始めのものです。
「FE」は当店では扱うカメラとしては
かなり新しい方の部類なのですが
それでも発売からもう50年近く経過するカメラです。
現在でも定期的に動かしているとはいえ
やはりどこかのタイミングで内部の清掃や
調整を行ってやらないと
機械的駆動部はやはり動作不良を起こしてしまいがちです。
この類のカメラとしては整備性は良好で
この時代のニコンらしく価格帯を考えれば
十分以上に丈夫に造られているカメラです。
電子制御機ということで
電子回路の状況も多少は心配されますが
「FE」は酷い分解品や水没品・ショック品でない限りは
電子回路のトラブルは非常に少ないカメラです。
定期的に扱うカメラなので内部の光景は見慣れたものですが
電子回路搭載機はやはり取り扱いにそれなりの注意が必要です。
油断せず集中して作業に取り掛かっていきます。

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