カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

オリンパスペンEEのカメラ修理

今日は「レインボーブリッジ開通記念日」だそうですよ
1993年(平成5年)のこの日に
東京都の港区芝浦地区と台場地区を結ぶ
レインボーブリッジ」が開通しました。
「レインボーブリッジ(Rainbow Bridge)」の名前は
「虹の橋」という意味で、一般公募により決められた愛称で
正式名称は「東京港連絡橋」だそうです。
昼見ても夜見てもキレイな橋ですよねぇ…
お台場エリアのシンボルとなっています。
地上から眺めるのもよいですが
首都高11号台場線で橋の上からの眺めは非常に気持ちよく
特に夜はどこを見てもキレイな夜景が見え
見ごたえ十分です。
渋滞の多い11号ですが夜中なら非常にスムーズです。
でもわき見運転にはご注意くださいませ。

さてさて

本日は「オリンパスペンEE」のカメラ修理を行っています。
1961年発売のカメラです。
「買ったその日から、
ボタンさえ押せばだれにでも写真が撮れるカメラ」というコンセプトで
開発・発売され大ヒットとなったカメラです。
ペンがハーフカメラの代名詞のような存在になったのも
この「EEシリーズ」の大成功が要因かと思います。
レンズの周りにセレン光電池をドーナツ状に配置し
デザイン上での大きな特徴になっています。
これと連動する露出計を内蔵し、露出は基本的に
カメラ任せのオート露出で撮影します。
露出計が振れないほどの低光量だと
ファインダーに警告の「赤ベロ」が出てシャッターボタンがロックされます。
ピントは固定焦点でピント合わせ操作の必要がありません。
ハーフカメラらしく非常にコンパクトなボディで
今見てもデザインも秀逸で操作も簡単となれば
当然のように大ヒットとなりました。
そして写りも十分以上に良いカメラです。

お預かりしている「ペンEE」はシャッター羽根が粘り
動作不良が起きてしまっている状態です。
光量十分な場所でシャッターを切ると
非常に緩慢な動きでシャッター羽根が動き始めます。
そしてこれまた「よっこいしょ」という感じで
閉じていきます。その際に完全に閉まりきらないことも多々あるようです。
これではどうにもこうにもまともな写真は撮れません。
全ての写真が真っ白になってしまいます。
シャッター羽根をよく見ると
羽根が閉じているときに重なっている部分には
べっとりと油が滲んでいるのが目視できます。
それでなくても小さな力で動作するレンズシャッターで
油が滲んでいるともう正常には動作できません。
そしてペンEE系はビハインドシャッターで
シャッター羽根が露出しているためこの油滲みに
ゴミ等も付着しもっと動きが悪くなってしまいます。
いずれにせよ、シャッター羽根の清掃も含んで
一通りの清掃整備が必要な状態です。

オート露出制御はこの時代定番の
露出計指針挟み込み制御です。
シャッタースピードで2速で光量に応じて
切り替えられます。
挟み込みの歯を見てみると明確に速度切替タイミングも把握できます。
心配されるセレン光電池は少々劣化がみられるものの
まだまだ十分に起電は行われています。
シャッター羽根や絞り羽根の粘り固着、
シャッター周りのネジのゆるみ・外れ等々
ペンEE系はある程度トラブルがパターン化されています。
それぞれの対処法はわかっているので
それも踏まえつつ要所要所を入念に整備していきます。

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コニカA-Com1のカメラ修理

今日は二十四節気でいうところの
「処暑」ですね。
「暑さが止む」という意味から「処暑」とされています。
確かに暑さのピークは越えたような気もしますが
まだまだ暑いですねぇ…
少し前なら「処暑」の時期なら
日中は暑くても朝晩は涼しい風が吹いて
かなり過ごしやすかったと思いますが
近年はこの時期は夜になってもかなり蒸し暑いです。
空調なしに過ごしやすい季節は
年々少なくなってきている気がしますねぇ…困ったものです。

さてさて

本日は「コニカAcom-1」のカメラ修理を行っています。
1976年発売のカメラです。
ちなみに読み方は「エイコムワン」です。
小型軽量な一眼レフです。
随分小型化されて洗練されましたが
内部構造的には脈々と続く「オートレックス」からの
流れを汲むカメラです。
当然ながらレンズマウントは「コニカⅡマウント」で
レンズ側を「AE」ポジションにすれば
シャッタースピード優先オート露出で撮影できます。
カメラボディ側のオート制御は
昔ながらの指針挟み込み式です。
シャッター自体は機械制御で駆動します。
シャッターユニットは縦走り金属幕のコパルFCです。
露出計の測光パターンはこれも「FTA時代」から
引き継いでいるパターンで、
広角レンズでは部分測光、標準レンズでは中央重点測光、
望遠レンズでは平均測光となります。
巻上レバー側の背面SWを押すと巻上レバーが
引っ込むような構造になっています。
ちなみに露出計SWは巻上レバーに連動していて
レバーを引き出すと露出計がオンになります。

お預かりしている「Acom-1」は
おそらくかなり長い間、しまい込まれていたカメラかと思われます。
丁寧に扱われていたようで外装にはスレも少なく
もちろん凹み等もありません。
ただ使われていなかったようなので
モルトは当然ながら全滅でファインダーはうっすらと曇っています。
電池を入れると露出計はかろうじて動きますが
接触不良があるらしくかなり不安定で
指針がふらふらと安定しないような状態です。
シャッター金属幕にもそれなりに汚れがあり
動きが少し悪いようで好悪速シャッターでは
先幕後幕の幕速バランスがかなり崩れてしまっています。
露出ムラが起きてしまうような状況です。

撮影に直接は関係ないですが
この時代のカメラは薄手のビニックスレザーを
外装貼り革としているカメラが多い中
「Acom-1」は厚手で柔らかい素材の貼り革を採用しています。
手に持った時の感触は少しふわっとした良い感じですが
この素材が経年劣化で縮んでしまっているものがほとんどです。
今回の「Acom-1」もかなり縮んでいて
貼り革の端に隙間ができてしまっています。

画像は取り掛かり始めのものです。
小型化されてはいますが先述したように
基本的な構造はオートレックスからの流れを汲むもので
FTA時代とそれほど大きくは変わりません。
少々改善されてはいますが
構造上レリーズストロークが
少し長めなのも同様ですね
長年引き継がれている構造なので
安定していて整備性も良好です。
電池室からの配線はさすがに腐食が進んでいて
これが接触不良を起こしているようです。
これから一通りの清掃整備調整を入念に行っていきます。

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ニコンFEのカメラ修理

今日は「チンチン電車の日」だそうですよ。
1903年(明治36年)のこの日、
東京電車鉄道の路面電車が新橋~品川で営業を開始し
東京で初めて路面電車(チンチン電車)が
走ったことに由来した記念日です。
私は広島出身で(正確には呉ですが)
広島市内に住んでいたことや働いていたこともあったので
チンチン電車(以下チン電)は身近な交通機関です。
クルマ運転していると少々、通行の勝手が違いますが
利用する方になると
チン電は市内の主要箇所を効率よく繋ぐ非常に
使い勝手の良い交通機関です。
帰省した時に今でもたまに乗りますが
当時とは多少異なる部分もあるものの
乗っているだけで懐かしさがこみあげてきます。
私の実家(呉・西畑)の目の前にも
私が生まれる2年前まではチン電が走っていたのですよねぇ
写真でしかみたことないですが
もう10年…いや5年長く走っていれば
乗ることもあったでしょうし
記憶の片隅に残っていたかも…
乗ってみたかったですねぇ…

さてさて

本日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
1978年発売のカメラです。
当店ではよく扱うカメラなのでお馴染みですね。
前年に登場した「ニコンFM」の姉妹機で
機械制御シャッター搭載マニュアル露出機の
「FM」に対して
「FE」では機械駆動部分の多くを共有するものの
電子制御シャッターを搭載し
マニュアル露出に加えて絞り優先オート露出も
搭載したカメラです。
前身の「ニコマートFT/EL」の関係と同様です。
「FE」ではオート露出を搭載することもあって
ファインダー内露出計表示が現在の設定のわかりやすい
追針式で絞り設定も直読することができ
マニュアル時にも非常に使いやすくできています。
二コマ-ト時代よりボディがコンパクトになったこともあり
現在でも取り回しよく非常に使い勝手の良いカメラです。

お預かりしている「FE」は
電子制御や電気系統に大きな以上は見られないものの
機械的駆動部に問題があり
頻繁にミラーアップしたままになったり
(電池不要なM90やBでも同様)
ミラーチャージが上手くいかず
巻き上げた瞬間にシャッター切れてしまう等々の
トラブルを抱えてしまっています。
FM/FE系では比較的よくあるトラブルで
シャッター羽根の走行不良や
ミラーチャージリンク部分の動作不良が原因かと思われます。
お預かりしている個体は
ご依頼者様が手に入れて以降、それなりの期間
定期的に撮影に使われていたものです。
眠っていた個体ではありませんが
やはり積年の汚れやゴミ、古い油脂等々が
動きの妨げになっているものと思われます。

画像は取り掛かり始めのものです。
「FE」は当店では扱うカメラとしては
かなり新しい方の部類なのですが
それでも発売からもう50年近く経過するカメラです。
現在でも定期的に動かしているとはいえ
やはりどこかのタイミングで内部の清掃や
調整を行ってやらないと
機械的駆動部はやはり動作不良を起こしてしまいがちです。
この類のカメラとしては整備性は良好で
この時代のニコンらしく価格帯を考えれば
十分以上に丈夫に造られているカメラです。
電子制御機ということで
電子回路の状況も多少は心配されますが
「FE」は酷い分解品や水没品・ショック品でない限りは
電子回路のトラブルは非常に少ないカメラです。
定期的に扱うカメラなので内部の光景は見慣れたものですが
電子回路搭載機はやはり取り扱いにそれなりの注意が必要です。
油断せず集中して作業に取り掛かっていきます。

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オリンパスペンのカメラ修理

今日は「蚊の日(モスキートデー)」だそうですよ。
イヤな記念日ですねぇ(笑
1897(明治30)年のこの日に
イギリスの細菌学者ロナルド・ロスが
羽斑蚊(ハマダラカ)類の蚊の胃の中から
マラリアの原虫を発見したことに由来しています。
蚊に刺されることで
マラリアやフィラリア、日本脳炎、デング熱、黄熱、ジカ熱などの
感染症にかかる場合もあります。
蚊が媒介する病気で亡くなる人は1年間で約80万人以上ともされ
蚊は地球上で人を最も殺している生物でもあるそうです。
6月あたりから11月くらいまでは生活スペースに
やはり蚊対策は必要ですものね…
病気も怖いですがシンプルにかゆいことと
この年になってくると虫刺されの跡が
いつまでもかゆいうえに治らないのですよ(苦笑)
仕事場の足元にも毎日アースノーマットが必須です。

さてさて

本日は「オリンパスペン」のカメラ修理を行っています。
1959年発売の初代ペンです。
当店にやってくる「ペン」は
ペンSやペンD、そして圧倒的に多いペンEEシリーズが
ほとんどなのですが初代ペンは割と少数派です。
このカメラが後のハーフカメラブームの火付け役ともなったカメラです。
レンズはD.ズイコー2.8cmF3.5を搭載し
シャッターはコパル製の2枚羽根で
B・1/25-1/200秒の4速です。
ピント調整は目測式で5m、2m位置にクリックがあり使いやすいです。
シンプルなカメラですがレトロかつ落ち着いたデザインで
持ち歩くのも楽しいカメラです。

お預かりしているペンは
一通りは動作しているのですが
当然ながらモルトは全滅で
ほぼ間違いなく光線漏れを起こすと思われます。
加えてやはりシャッターの動きに
若干粘りがあるようです。
ペンシリーズの多くがビハインドシャッターを採用し
シャッター羽がフィルム室側に露出しているものが多いのですが
構造上、やはりゴミやモルト屑が入り込みやすく
シャッター羽根自身の油滲みとかもありますが
ゴミや埃が原因で動作不良を起こすことも多々あります。

シンプルな構造のカメラなので
整備性は良好です。
ただハーフカメラでシャッターの部品等は
小さいので多少神経を使います。
余談ですがこのペンもそうですが
ペンSやペンD、初代のペンEE(S)あたりの
取り外し式の裏蓋を採用しているペンは
その底部にモルトが貼ってあり
劣化しているものはもちろんですが
少し厚めのモルトを張っておかないと
かなりの高確率で光線漏れを起こします。
1.5mm厚だと足りないかと思われます。
まだ取り掛かり始めですが
これからシャッターユニット整備、レンズ清掃
ピント調整、ファインダー清掃等々
一通りの整備を行っていきます。

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キヤノンAE-1プログラムのカメラ修理

今日は「パイナップルの日」だそうですよ。
8/1は「パインの日」だとここでも書きましたが
今度は「パ(8)イ(1)ナ(7)ップル」と読む
語呂合わせからなのだそうです。
パイナップルはまさに「夏の果物」ですよねぇ
ジューシーさとさわやかな味と香りが
真夏の暑さにピッタリです。
軽く冷やしていただくと無敵の美味しさですよねぇ…
夏のイメージですが1年中、簡単に入手可能です。
スーパーには必ず売っていますよねぇ
カットパインや缶詰だとさらに気軽にいただけます。
私も結構頻繁に買っています。
パイナップルの名前は、形が松かさ(pine)のようで
味がりんご(apple)のように甘くて美味しいことから
それぞれの言葉を組み合わせて
「pineapple」と呼ばれるようになったそうです。
日本に流通しているものの多くが
フィリピンから輸入したものなのだそうです。
国内でも沖縄本島北部の東村、西表島、石垣島が主産地となっています。
やはり南国の果物なのですよねぇ…

さてさて

本日は「キヤノンAE-1プログラム(以下AE-1P)」の
カメラ修理を行っています。
1981年発売のカメラです。
「キヤノンAシリーズ」としては末期のモデルになります。
全ての「Aシリーズ」の基本となる「AE-1(1976)」をベースに
主に電子制御部分が進化したモデルです。
機能的には「AE-1」にプログラムオート露出が追加されたもの
とも言えますが、機械的駆動部は他のAシリーズと同じく
ほぼ「AE-1」のまんまではあるものの
電子回路や制御部分は全く別物に進化しています。
ファインダー内表示は明らかに時代の違いを感じます。
加えてファインダースクリーンも非常に明るくなり
ピントの山やキレも非常にわかりやすくなりました。
より安定して使いやすくなった正常進化モデルだと思います。

お預かりしている「AE-1P」は
まず電池を入れても、バッテリーチェック無反応
レリーズ半押ししても露出計も起動しません。
でもなぜかシャッターは切れます。
ただ正常に動作しているわけではなく
オートだろうがマニュアルだろうが明るさに関わらず
1秒少々のスローシャッターで切れてしまいます。
電源が完全に遮断されていたり
電池が入っていないと
通常、AE-1(P)はシャッターは切れないはずなので
マグネットに電源は来ているようです。
しかしそれ以外はすべて無反応です。
あまり見かけない症状です。
基盤内トラブルであれば修理が難しい可能性が高いですが…

画像は取り掛かり始めのものです。
上カバーを外した光景だけでも
従来の「AE-1」とは別物です。
この時代の5年間の電子制御の進歩はすさまじいですね。
この類のカメラとしては比較的整備性は良好なほうですが
それでもいろいろと神経を使います。
ここから分解を進めて怪しそうな箇所を探すのですが
やはり電池室周りからの電源は問題なさそうです。
テスターも使いながらいろいろ確認していきます。
電子制御シャッター機は各接点の導通が生命線なので
そのあたりを特に重点的に調べていきます。
まだ作業途中で断言まではできないのですが
途中経過の段階では
おそらくなんとかなりそうな感じです。
基盤そのものがダメなパターンは
粗悪な分解品でもない限りあまり見かけないので
今回も接点周りの接触不良が原因かと思われます。

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ミノルタSR-1のカメラ修理

今日は「電子コミックの日」らしいですよ。
私、アニメは全く見ないですし
興味もないのですが
コミックは大人になってもいろいろ読みますねぇ…
ジャンルもバラバラで面白そうだったら
少し読んでみていつの間にか全巻揃ってしまうという…(苦笑)
本当に気に入ったものは何度も読み返してしまいます。
ジャンルにもよりますが綿密な取材に裏打ちされているものも多くて
いろいろ知識になるものも多いですよね。
で、紙媒体だと本当に置き場所に困ってしまうのですが
電子コミックだと置き場所が必要なくて本当に便利です。
私はタブレットで読むのですが
タブレット画面は紙媒体コミックよりも画面が大きくて
鮮明で見やすいのもうれしいところです。
そしていちいちページを抑えなくてもいいのも
地味に便利です。晩酌しながら読みやすいのですよ(笑
最近は買うペースも鈍ってきていますが
一番激しかったのは入院中とかですかね…
気が付いたら結構な量を買ってしまっていて
後で真っ青になりました(苦笑)

さてさて

本日は「ミノルタSR-1」のカメラ修理を行っています。
1959年発売のモデルです。
前年に発売されたトップモデル「SR-2」から
1/1000を省略し、普及クラスとしたカメラですが
いつも書きますが
トップモデルはSR-2→SR-3→SR-7とモデルチェンジのたびに
モデル名も変わる中、SR-1はそれらのトップモデルをベースとしながらも
モデル名はずっと「SR-1」のままです。
そのため同じ「SR-1」でも「SR-2」ベースのものがあったり
「SR-3」ベースのものがあったりします。
同じ「SR-1」でも外観も内部構造も全く異なっています。
今回、お預かりしているのは1963年モデルの「SR-1」と思われ
「SR-7」がベースとなったカメラです。
「SR-7」と比べるとやはり1/1000は省略されていて
外光式内蔵露出計も省略されています。
その代わりに「SR-1」ではおなじみの外付け連動式露出計の
ソケットが備えられています。

お預かりしている「SR-7」は
やはり長い間眠っていた個体と思われ
ミラーアップしたままの状態で
巻き上げてもシャッターを切ってもミラーは上がったままです。
当然ながらファインダーは真っ暗です。
ファインダーの様子を確認するため強制的に
一度ミラーを降ろしましたがやはりシャッターを切ると
ミラーは上がったままになってしまいます。
ミラー駆動の動きもあまりよくはありませんが
やはりシャッターが正常走行してしないのが主な原因で
後幕がきちんと走り切らないため
ミラーダウンのリンクレバーをうまく蹴られないようです。
心配されるプリズムの状態は比較的よいのですが
ファインダーも装着されているレンズも
かなりのカビが発生していて曇ってしまっています。

まずはここからさらに分解を進めて
本来の動きを取り戻すための清掃整備を行っていきます。
各駆動部や部品に大きなダメージはないため
各部がスムーズに動くようにさえなれば
それだけである程度の精度は出るものと思われます。
そのうえで調整を行い精度もしっかり出していきます。
レンズやファインダーのカビ自体は全て除去できますが
コーティング等に浸食跡はいくらか残るかもしれません。
それでも実用上、問題ないレベルにはクリアになりそうです。
「SR-7」で存在した露出計がないので
上部巻き戻し周辺は空きスペースたっぷりですね。

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ニコンFGのカメラ修理

今日は「ハンバーグの日」らしいですよ。
「ハ(8)ンバーグ(9)」と読む語呂合わせからだそうです。
子供から大人まで大人気なメニューですよね。
揚げ物とかはすっかり食べられなくなりましたが
ハンバーグはやたらと食べたくなる時が
いまだにありますねぇ…
…とはいえ、そんなに大きなものは食べられませんが…(苦笑)
自分でこねてから作るなんてことはありえないので(笑
出来合いのモノやお店でたべることになるわけですが
ハンバーグって意外と味の良しあしがモノによって
わかりやすく大きくでるメニューのような気がします。
好みの問題もあるでしょうが…
比較的さっぱりめでジューシーでふわふわな
ハンバーグ食べたいですねぇ…
そうなるとそれなりのお店に行かないとダメでしょうねぇ…
なかなか機会が…(苦笑)

さてさて

本日は「ニコンFG」のカメラ修理を行っています。
1982年発売のカメラです。
1980年に登場した絞り優先オート露出専用機の「EM」をベースに
マニュアル露出、プログラムオート露出を追加して
マルチモード機としたカメラです。
プログラムオート露出時には基本的にレンズ側の絞りは
最小絞りにセットしますが
絞りを手動で変えるとプログラムシフトと称して
シャッター速度優先AE的に使用できます。
この露出機構のため、自動絞り連動レバーの動きを
絞り段数にほぼ比例するよう改善したAi-Sニッコールレンズが投入されました。
それでも従来のAiレンズでもオート露出に対応するため
ミラーアップ直前に絞り込み測光を行う瞬間絞り込み測光が搭載されています。
このあたりもいかにも当時のニコンらしい部分ですね。
その機構の影響もあり「FG」のシャッター音(ミラー駆動音)は
「EM」ともまた異なり少し独特な作動音がします。
細かい部分の質感や操作感は上位機種の「FE」ほどではないですが
機能的には「FE」以上の部分も持つカメラとなっています。

お預かりしている「FG」は露出計及びオートの動きに
少々問題を抱えているようです。
「EM」系のカメラはオート時に不要なスローシャッター等を避けるため
フィルムカウンターが「1」未満の空シャッターを切る領域では
露出計をオフあるいは無視してM90でシャッターを切るような
機構がついているのですがそれが正しく機能せず
悪さをしているようです。
「FG」の場合はカウンター「1」未満だと
ファインダー内LEDの1/125と1/60が点滅して
無条件に「M90」で切りますよと教えてくれるのですが
それが正しく動作せず
カウンターゼロからオートが通常に作動したり
普通に撮影しているフィルムの途中で突然
1/125・1/60点滅となり「M90」で切れたりするようです。
分解前に現象を確認しようと動作テストを行ったところ
仰せの通りでカウンターゼロからオートは通常に効いています。
そしてシャッターを切り続けていると
カウンター13枚目~20枚目の間は
明るさ・設定に関わらず、1/125、1/60点滅となり
21枚目以降は再び普通にオートが動作する状態になるようです。
この症状からほぼ間違いなく
フィルムカウンター基部に巻かれている
1枚目を検知する切り欠きの入った導電部が
ズレてしまっているものと思われます。

画像は取り掛かり始めのものですが
やはり露出計・オート動作の異常は
予想通りカウンター下の導電部が原因でした。
加えて各接点の汚れやシャッター羽根の汚れのため
シャッタースピードやオート制御が
少々不安定な挙動を見せていたため
分解をさらに進めて一通りの整備を行っていきます。
いつも書きますが電子制御機は
各接点の良好な導通とマグネットの吸着が肝なので
そのあたりを入念に清掃整備を行っていきます。

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ペンタックスMEのカメラ修理

今日は「そろばんの日」らしいですよ。
「そろばん」を弾く音「パチ(8)パチ(8)」と読む
語呂合わせからだそうです。
私の世代だと子供の頃、多くの方が「そろばん塾」に
通ったことがあるのではないかと思います。
私も小三に進級したと同時に
近所のそろばん塾に通いだして
小学校卒業まで平日はほぼ毎日通いました。
近所の同年代の子の多くが通ってて
集まるので毎日楽しかった記憶しかないですね。
全珠連2級まではなんとか卒業までに取りました。
そろばんでの計算はその後も大変役に立って
いまだに暗算するときには頭の中に
そろばんの玉が浮かびます。
他の習い事や塾はあまり記憶に残っていませんが
そろばん塾は本当に役に立ったなぁ…と今でも思います。
楽しく通えるようにいろいろ段取りしてくれた
じいさんばあさんに感謝ですねぇ…

さてさて

本日は「ペンタックスME」のカメラ修理を行っています。
1976年発売のカメラです。
Mシリーズのコンセプトでもある
「小型軽量化」、「電子化によるAE化」が図られたカメラで
これ以降発売される「Mシリーズ」のカメラの基本形となるモデルです。
機能的にはシンプルな「絞り優先オート露出専用のカメラ」です。
当時としては非常に軽量コンパクトに仕上げられ
使用感もよいカメラです。

お預かりしている「ME」はご依頼者様が
当時新品で入手されたカメラだそうです。
ちょうど50年くらい経過するということですね。
それなりに使い込まれた個体で
きっと思い出も多いカメラなのではと思われます。
さすがに各部のモルトは劣化していて要交換ですが
電源は普通に投入でき露出計も概ね問題ない精度が出ているようです。
ただし、肝心のオート露出に問題があり
明るさや露出計の値に関わらず
一定速で動作しているようです。
いろいろパターンを変えてテストしてみると
どうやら常に最高速1/1000で動作しているようです。
電子回路内に問題があるとはMEの場合、考えにくいので
おそらく何かしらの接点かハンダの接触不良かと思われます。

この類の電子制御機としては
整備性は非常に良好です。
コンパクトに造られていますが非常にまとまりがよく
基盤も差し込み式のため配線の取り回しは少ないです。
これが後の「MG」とかになると差し込み式ではなくなるので
配線が非常にややこしくなります(苦笑)
トラブルの原因はピンポイントで「ここ」と
絞り込むことは難しいので通常整備を行いながら
トラブルの比較的多い接点やハンダを入念にやり直します。
画像は取り掛かる前のものですが
結果的に露出計通りのシャッター制御ができるようになり
あとは細かい電気的調整で精度も出せそうです。
そしていつものことですが「Mシリーズ」は
内部モルトがいたるところに貼られていて
全て劣化しているので見落としなく交換も行います。

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ペンタックスSPのカメラ修理

今日は「ハムの日」だそうですよ。
「ハ(8)ム(6)」と読む語呂合わせからだそうです。
子供のころの方がよく食べていた気がしますねぇ
お弁当のおかずにも欠かせない存在でしたし
食卓にもよく軽くあぶった
薄切りハムとかがあったりして大好物でした。
分厚い油滴るハムステーキもたまに出ましたが
そうなるともうごちそうでしたねぇ(笑
こんなこと書いていると
分厚いハムステーキで白米を食べたくなるのですが
きっと、ふた口くらい食べたら
油っぽいうえに塩味きつすぎて
「ほんの少しで十分かな…」って思うのでしょうねぇ…
味覚って本当に年齢と環境で変わっていきますよね…(苦笑)

さてさて

本日は「ペンタックスSP」のカメラ修理を行っています。
1964年発売のカメラです。
多少フィルムカメラを使っている方なら
「SP」といえば現在でも多くの方が知っている名機です。
当時は現在以上の人気機種で
比較的お求めやすい価格帯と
M42マウントレンズの選択の豊富さ
世界で2番目となるTTL露出計内蔵等々
機能的にも非常に魅力的なカメラです。
大ヒットモデルゆえに現存数も非常に多く
その使いやすさから現在でも人気のカメラです。
家から出てきたカメラが「SP」だった…ということも
非常に多いカメラだと思います。
当店でも非常に整備依頼の多いカメラです。
当時としては先進的なTTL露出計は
M42マウント採用ということもあり
絞り込み測光で使用します。
多少の煩わしさはありますが
M42マウントの選択肢の豊富さを考えると
絞り込み測光で十分とも思えます。

お預かりしている「SP」は
かなり長い間、
しまい込まれたままになっていた個体のようです。
外観は非常にキレイで大切に扱われていたのがよくわかります。
保存環境も悪くなかったのだと思われますが
電池室には当時の水銀電池が入ったままになっており
液漏れこそありませんがガスの影響で
電池室端子や周辺の配線の腐食を引き起こしています。
やはり電池を入れけてみても露出計は不動です。
シャッターはなんとか切れているものの
全体的に動きが重く、高速シャッターの精度は出ておらず
スロー時にはスローガバナの粘りが確認できます。
やはり普通に撮影に使うためには一通りの整備が必要な状況です。

「SP」といえばプリズム周辺の遮光材の
加水分解を起因とするプリズム腐食が定番ですが
今回の個体はファインダー上では
ほんのわずかしか腐食が確認されません。
「絶対腐食しているはずだ」と思ってみないと
気づかないほどの軽微な状態ですが
プリズムを降ろしてみるとやはり遮光材は
完全に加水分解で劣化しています。
処置が必要な状況ですが下手に除去すると
プリズム蒸着をさらに剥離させてしまうので
慎重に作業を行っていきます。
内部モルトもかなり使われていて
当然ながらすべて劣化しているので
そのあたりも入念に処置を行っていきます。
電池室からの配線は当然ながら交換で
周辺の緑青の除去も行います。
そして幕軸等を含む機械的駆動部は
しっかり清掃して本来の動きを
スムーズにおこねるように整備していきます。

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ニコンFEのカメラ修理

今日は8月5日の語呂合わせで多くの
記念日が制定されていますね。
「ハコの日」、「発酵の日」、「ハンコの日」
「箱そばの日」、「はしご車の日」、
「奴(やっこ)の日」…とかがあるようです。
この中で「ハコの日」は紙の箱(紙器)を
指しているのですが
当店でもカメラの発送等で段ボール箱をよく使います。
精密機器の発送なので梱包はやはり入念に行います。
緩衝材を適度に詰めて(あまりぎゅうぎゅうに詰めすぎもよろしくない)
もし落下したり転がったりしても
カメラにはダメージないように梱包します。
箱自体の丈夫さも大事ですがエアキャップや
ボーガスペーパーの使い方も大事になってきます。
なんでもお手軽にスピーディーに発送できる時代になって
非常に便利ですが確率は少ないとはいえ
発送トラブルもありうるので
お手元に無事に届くまではやはり心配だったりします。
カメラは落下等の衝撃には弱いのでなおのことですね。

さてさて

本日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
1978年発売のカメラです。
前年に発売された「FM」と多くの部分を共用した
姉妹機で「FM」が機械制御シャッターの
マニュアル露出専用機なのに対して
「FE」は電子制御シャッターを搭載し
マニュアル露出に加え絞り優先オートを搭載します。
シャッターユニットはいずれもコパル製で
制御部のみが機械式か電子式かの違いとなります。
ただそれにも関連してファインダー内露出計表示等も
異なる部分があり好みの問題ではありますが
両機とも非常に使いやすい取り回しの良いカメラとなっています。
個人的には「FE」の追針式メーター表示は
マニュアル露出時にも非常に使いやすいと思います。

お預かりしている「FE」はシャッターを切ると
ミラーが跳ね上がり…まではいいのですが
そこからシャッターが起動しません。
電池の入っていない場合にM90や「B」以外の
電子制御シャッター設定だと普通に起こる現象ですが
これが電気を必要としない「M90」や「B」でも起きてしまいます。
FE/FM系のミラーアップトラブルは割と見かけるトラブルですが
シャッターは切れるのにミラーが降りてこない場合は
たいていはシャッター羽根走行不良が原因で
今回のようにミラーはあがるけどシャッターが切れないは
ミラー駆動部からシャッターへのリンク機構の
動作不良かと思われます。
少し余談ですが「M90」や「B」で普通に動作して
低速シャッターであれば電子制御でも普通に動作するのに
高速シャッターだと同じようにミラーが上がるだけで
シャッターが動作しない…というパターンもたまにあるのですが
これもミラーからのリンクが正常に動作していない可能性が高いです。

それとはまったく別のトラブルなのですが
過去にスクリーンを外して下から
内部の清掃を行ったのだと思われるのですが
その際に露出計指針を曲げてしまっているようで
指針が引っかかってスムーズに動きません。
FE系は簡単に下からスクリーンが外れるので
清掃を行っている場合も多いかとは思うのですが
指針は非常に細くデリケートでちょっと触っただけで
簡単にひん曲がります。
折れたりしていないのは不幸中の幸いですが
露出計管制部ごと取り外して指針の修復も行っていきます。
そこから分解を進めてシャッターユニット、ミラー駆動部の
清掃整備を行っていきます。

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