月別アーカイブ: 2016年8月

ローライフレックスMX(V型)のカメラ修理

今日は8月31日ということで「8・31」(やさい)、野菜の日だそうですよ
先日、焼肉の話もしましたが野菜はなかなか取れてないですねぇ。。。
もちろん、採らなきゃダメなのはわかっているのですが。。。(汗)

さてさて

今日は「ローライフレックスMX(V型)のカメラ修理を行っています。
当店では基本的に国産カメラしか取り扱ってはいないのですが
状況によっては一部、お取り扱いできる場合もあります。
ローライフレックスは種類が非常に多くありますが
今回のV型は正確には「ローライフレックスオートマットMX」というモデルです。
発売開始は1951年。既に60年以上が経過するモデルです。

今回、お預かりの個体は
レンズ清掃限定修理でのお預かりです。
経過している年数を考えれば非常に良好な状態なのですが
ご指摘の通り、レンズにカビが少々見受けられます。
クモリが発生しているとお手上げなことが多いのですが
今回はレンズにクモリはほぼ見当たらない状態です。

IMG_8529

まずはビューレンズの清掃から取り掛かります。
この状態でテイクレンズも前後からはずすことができるので
引き続きテイクレンズの清掃も行います。

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コニカC35のカメラ修理

今日は「焼肉の日」だそうですよ!
焼肉はいいですよねぇ~ハラミ、ロース、ミノ、ギアラ。。。
で、やはり焼肉には生ビールですよねぇ~
しばらく食べてないなぁ。。。ひとり焼肉でも行こうかな(笑)

さてさて

今日はジャーニーコニカこと
「コニカC35」のカメラ修理を行っています。
C35も登場回数の多いカメラですよね。
コンパクトで使いやすく写りもよい
ファンが多いのも頷けます。

今回の個体はいわゆるC35フラッシュマチックというモデルで
フラッシュのガイドナンバーを設定しておくと
ピントリングの距離に応じて絞りを自動設定してくれるという
機能の付いたモデルです。
さらにボディカラーはシルバーに比べると
個体数の少ない精悍なブラックです。
非常にボディの状態の良い個体ですが
露出計が全く動きません。
まずは電池室をチェックしてみると
電池室そのものは液漏れ跡もなくキレイなのですが
電池室を外して裏を見てみると
案の定、緑青が発生しており
マイナス側のリード線は腐食して全く電気を通さない状態でした。

IMG_8528

電池室からの黒リード線は全て張替えます。
定番のプーリーの作動不良も若干兆候が見受けられるので
プーリー軸の洗浄、シャッター羽根洗浄
シャッターユニット点検整備、露出計整備調整、レンズ清掃
ファインダー清掃及び距離計調整。。。と進めていきます。

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ミノルタXDのカメラ修理

今日は「民法テレビスタートの日」らしいですよ
最初の放送は日本テレビだったんですね。
最近はあまり観なくなったけど
もともとテレビは良く見るほうだと思います。
集中してみているというよりは
家でとにかく点けっぱなしで
何かしながら見ているパターンが多いですかね。

さてさて

今日は「ミノルタXD」のカメラ修理を行っています。
世界初の両優先AE搭載カメラとして有名なモデルですが
機能的なことはもちろんなのですが
カメラとして基本的な部分が本当に良いカメラですよね。
しっとりしたシャッター音に軽快な巻上げ
ピントの山がつかみやすく明るいスクリーン。。。
個人的にも好きな1台です。

短所の非常に少ないXDですが
比較的電気関係のトラブルは多いカメラです。
電子基盤内にトラブルの原因がある場合は
修理不能になることも多々あります。

今回、お預かりしてる個体は
非常にキレイなシルバーのXDです。
巻上げも軽快でシャッターも問題なく切れているようなのですが
実はフィルムを入れると
巻上げがゴロゴロと非常に違和感のある巻上げになってしまいます。
スプロケット周りに問題があるのは間違いないかとは思われますが。。。

IMG_8525

まずはある程度分解していかないと何とも言えないので
これから本格的に取り掛かります。
他、オートが多少不安定な部分があるようですので
それも対処しながら
各部点検整備一式を行います。

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ミノルタオートコードのカメラ修理

今日は「男はつらいよ」の日らしいですよ。
第一作目が昭和44年のこの日に公開されたそうです。
ん?私の生まれた年じゃないですか。。。(笑)
実は私、この映画のシリーズ見たことないんですよねぇ。。。(汗)

さてさて

本日は「ミノルタオートコード」の修理を行っています。
1950年代に様々なモデルが作られた国産二眼レフの中で
おそらく最も評価されているのが
このミノルタオートコードのシリーズではないかと思います。
二眼レフといえばやはりローライが頂点だとは思いますが
そのローライに真剣に追いつき追い越すために
作られたカメラだと思います。
今、見ても質感も高いですし、きちんと整備されたものは
使い心地も非常に気持ちいいモデルです。

今回、お預かりしている個体はオートコードの中でも
後期のモデルです。
外装もキレイでレンズにもよく心配されるクモリもありません。
ただしピントレバーが時々から回りします。
オートコードはピントレバー先端が
折れたり曲がったりしているものも多く
そうなると中古品と交換しか手段がございませんが
今回はレバーそのものは大丈夫そうなのですが
中でうまく締め付けられていないようです。

他、ファインダーが開きにくい、ファインダールーペ脱落等の
トラブルも見受けられます。

IMG_8522

まずはピントレバー周りの修理を行い
ヘリコイド関連の点検調整から始めます。
その後、シャッターユニット整備、レンズ清掃、他
各部点検整備一式を行います。

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ペンタックスSPのカメラ修理

今日は「レインボーブリッジの日」だそうですよ。
1993年8月26日に開通したのですね。
今でもそうですが
昔は台場方面からクルマで11号に乗って
レインボーブリッジ上で都内の夜景が見えると
「東京ってホント大都会だよなぁ。。。」としみじみと思ったものでした。

さてさて

今日は「ペンタックスSP」のカメラ修理を行っています。
SPもコンスタントに修理依頼のあるカメラですね。
やはり使いやすいことと
M42マウントで色々なレンズが楽しめることが人気の理由でしょうね。

今回のSPは「HONEYWELL PENTAX SP」です。
これは当時アメリカに輸出する際に
HONEYWELL社のブランドとして販売していたからなのです。
もちろん中身は通常のSPと全く同じなのですが
ペンタ上のHONEYWELLのマークとロゴがちょっとカッコ良いですよね。
外観はかなりキレイで申し分ないのですが
実はシャッター幕(後幕)が半分開いた状態で
固まってしまっています。
幕軸周りに何かトラブルが発生してしまったようです。

IMG_8511

まずはシャッターが正常に動作する状態にしないと
話にならないのでその原因を探りつつ修理していきます。
まだ確定ではありませんが
幕軸を巻き上げるギアが付いてる軸が
ちょっとおかしな動きをしているようです。
その後、ミラーボックス周り、露出計、ファインダーと整備していきます。

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ミノルタXEのカメラ修理

今日は「即席ラーメン記念日」だそうですよ。
山で袋ラーメンはよく食べるけど
普段、カップラーメンとかあまり食べませんねぇ。。。
でも週に1回くらい即席ではありませんが
無性に「家系ラーメン」が食べたくなりますが。。。(笑)
あの異常にこってりしたのがいいんですよねぇ。。。
ついつい、ライスも付けちゃいます(汗)

さてさて

今日は「ミノルタXE」のカメラ修理を行っています。
ライカR3のベースにもなった
非常に使い心地の良いカメラです。
私も自分で使うために数台整備済みを確保しているカメラです。

今回の個体はご依頼者様のおじいさんの家から
出てきたカメラということで
やはり随分使われないまま保管されていたようです。
XEといえば。。。定番はなんといってもプリズム腐食
昨日紹介したOM-1とはまた違い
ファインダー視野の下1/3~酷いものになると半分くらいが
真っ黒になってしまうたちの悪いものです。
今回も残念ながらプリズムは腐食してしまっています。
私の感覚では今、現存しているXEの8割以上は腐食して
使い物にならないのではないと思います。

IMG_8504

まずはその腐食したプリズムを降ろしてみました。
見事に下1/3くらいは真っ黒です。

IMG_8505

原因はプリズム前面に接する部分に貼ってあるモルトです。
ここのモルトが腐食することによって
プリズムの蒸着も腐食させていきます。
何度も書いたような気がしますが
SRT系はここに腐食しない材質のものが貼ってあるのです。
X系になっても継承してほしかったなぁ。。。

IMG_8506

プリズム側を外から見るとこんな状態になっています。
この付着している腐食モルトをキレイに取ると
ものの見事に塗装・鏡蒸着部分もキレイにとれて
この部分だけがただのガラスとなってしまいます。

今回は腐食していない中古プリズムと交換で対応します。
XEの腐食していないプリズムは日に日に入手しにくくなっています。
当店では何とか少しばかりキープしているプリズムがございますが
XEのプリズム腐食でお悩みの方は
なるべくお早めにお声掛けくださいませ

IMG_8507

もちろん、プリズム腐食だけではなく
これまた定番の露出計が基本的に振り切ってしまう不具合
それも大きく関連しますがオート不良等々
XEならではのトラブルがいくつか確認できています。
これから、ミラー駆動部、シャッターユニットはもちろんですが
各電気接点を入念に点検整備していきます。

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オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「大噴火の日」らしいですよ。
ヴェスビアス火山が大噴火し
ポンペイの街が火山灰で埋没してしまった日です。
日本も火山列島ですからいつ同じようなことが起きても
不思議ではないですよね。
少し前の御嶽山の噴火なんてとても他人事とは思えませんでした。

さてさて

先日もOM-1の修理を紹介しましたが
今回はまた別のブラックのOM-1の修理を行っています。
ご依頼者のご実家に保管されていた個体とのことですが
確かにかなり長期間使われてなかった様子です。

今回はプリズムも見事に腐食しています。
他、付属の50mmレンズはかなりのカビが見受けられ
カメラ本体の露出計は+3段のオーバーを指示します。
スローガバナーも若干固着気味です。
このままではとても快適に撮影とはいかない状況です。

IMG_8497

毎度のことですがプリズムと接眼レンズの間に巻かれた
モルトの劣化がOM-1のプリズム腐食の原因です。
アクセサリーシュー接点のステーを外すと
粘着質となったモルトがボロボロと取れてきます。

IMG_8501

プリズムを降ろしました。外側から見ても
手前側は塗装が浮き気味になっているのがはっきりわかりますが。。。

IMG_8500

内側はこんな感じですね。完全に鏡面蒸着が
一部剥がれ落ちてしまっています。
写真の写りには直接影響しないとはいえ
いつも覗くファインダーがこの状態だと
かなり不快ですよね。

IMG_8502

プリズムは中古のキレイなプリズムと交換いたします。
これからまずは、シャッター周りの整備
ミラー駆動部の整備、露出計の整備調整と行っていきます。
もちろん整備すれば中身はまだまだ元気に復活します。
外観はワンオーナー品で大切に使われていたようで
非常にキレイです。
合わせて外観清掃も行いますので
かなり良い状態のOM-1になると思います。

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オリンパスペンFのカメラ修理

今日は「チンチン電車の日」らしいですよ
チンチン電車。。。いわゆる路面電車ですね。
私の出身地でもある広島では
広島市内では今でも元気に走っていますし
私の生まれ故郷でもある呉でも
私が生まれる少し前までは路面電車が走っていました。
確かどこかにじいさんの撮った当時の写真があったような気が。。。
今度探してみます。

さてさて

今日は「オリンパスペンF」のカメラ修理を行っています。
ハーフ判なのに一眼レフでレンズ交換可能!という
孤高の存在でもあるペンFです。
もちろん現在でも人気の高いモデルです。
メカニズム的にもロータリーシャッターや
ミラーを縦においてメインのプリズムをシャッターユニット横に置き
アイピースまで光を届ける独特の光学系のファインダー等々
独創的な造りに溢れています。

よくあるトラブルとしては下記のようなものがよく見かけられます。

・プリズム腐食
・ミラー駆動関連のトラブル(ミラーアップしたままになる)
・巻上げ関連のトラブル
・スローガバナを原因とするシャッタートラブル

今回の個体はまずはミラーアップしたまま
シャッターも切れずロックしてしまっているという症状がありますので
ミラー駆動周りのトラブルがあるのは間違いないようです。

IMG_8487

まずはミラーボックスをこれから外して
ミラー駆動部の点検整備を行います。
この写真を撮った後、ミラーボックスを外して
シャッターユニットのみでシャッターを切ってみたのですが
スローガバナに油切れの兆候が見え動作が不安定です。
シャッターユニット整備、巻上げ部整備、ファインダー周りの整備という順で
これから取り掛かります。

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キヤノンF-1のカメラ修理

今日は「パーフェクトの日」だそうですよ。
何がパーフェクトかというと
懐かしのプロボウラー中山律子さんが
女子プロ初のパーフェクトを達成したことに由来しています。
ボウリングはともかく
毎日パーフェクトな1日にしたいと思ってはいますが
なかなかそうはいきませんね。。。
ボウリングのパーフェクトが300点ですから
私の毎日は100に届くか届かないか。。。くらいでしょうか(苦笑)

さてさて

今日は「キヤノンF-1」のカメラ修理を行っています。
何度も書いたような気はしますが
一眼レフ開発においてニコンの後塵を拝したキヤノンが
それまでニコンの独占市場だった「プロ向け一眼レフ」の分野で
起死回生の一発となった記念すべきカメラです。
露出計機能を全てボディ内に納め
ファインダーを交換しても通常のアイレベルファインダーと
同じように露出計が使えます。ここはニコンF、F2と明確に違う点です。

個人的にはこの「キヤノンF-1」
とにかくめちゃくちゃカッコ良いカメラだと思っています。
露出計をボディ側に内臓したおかげで
ペンタプリズム部はスッキリとし
ちょっと背の低いペンタ部は他のカメラと明確に違います。
まだ中学生だった頃、祖父のニコンFを使いながらも
「F-1はカッコ良いよなぁ。。。」と密かに憧れていました。
(今思うとなんて身の程知らずな中学生だ。。。(笑))

今回の個体はご依頼者様が最近入手されたものとのことですが
随分長い間使用されずに眠っていたものだと思われます。
巻上げにも油切れの兆候が見られ
シャッタースピードも幕の動きが悪いせいでかなりのムラが見られます。
露出計は不動です。
全体的にひととおりの整備が必要な状態です。

IMG_8485

まずはさらに分解を進めて
シャッター周りの整備を行います。
並行してミラー駆動部の点検整備
続いて、スローガバナー、スピード管制部、巻上げ部の点検整備
さらに組み上げながらファインダー部、露出計周りの整備を行います。

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オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「蚊の日」だそうですよ
こんな記念日あるんですね。。。ちょっと嫌な記念日かな(笑)
寝ようと思って電気を消して寝付きっぱなに
耳元で「ぷ~ん」とか言われたらかなりストレスですよね(汗)
あ、でも蚊取り線香の匂いは好きだったっりします。
子供の頃の夏を思い出すんですよねぇ~

さてさて

今日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
中古販売でも修理依頼でも常にトップクラスのカメラですね。
やはり小さくて質感高いのが人気の要因かな。。。

OM-1の修理というと定番が。。。

1.プリズム腐食
2.巻上げロック
3.チャージ滑り(チャージ不可)
4.スロー固着
5.露出計不動あるいは不安定

。。。というところでしょうか。。。
スローや露出計に関してはOMだけでなく
古いカメラ全般がそうではありますが。。。

今回、お預かりの個体は
プリズム腐食こそございませんが
露出計不安定(動かないときは全く動かない)
高速シャッターで露光ムラ、等の不具合を抱えてしまっています。

IMG_8482

クリックすると画像が大きくなるのでわかりやすいですが
露出計不具合は電池室のマイナス側端子を支えている
樹脂ビスが折れてしまっているとが大きな要因のようです。
(写真下部、左が折れた樹脂ビス、
右は電池室反対側を支える通常の金属ビス)

巻上げ絡みのトラブルは写真下部、電池室の右側に見える
3つのギアの噛みあわせの狂いが原因のことが多いです。
動きが悪くなるとすぐにトラブルの原因となるので
例え今が正常でも念入りに清掃・動きのチェックを行います。

プリズム周りのモルトが除去された痕跡が見受けられます。
随分以前に処置されていると思われますが
そのままだとこれも腐食していたでしょうね。

これからさらにミラー駆動部、シャッター周りの分解整備を行います。

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