ついこの間、年末だ、お正月だと言っていたら
もう1月も終わりますね。早いですなぁ
今日は1月31日ということで
語呂合わせで「愛妻の日」だったりしますが
生涯独り者の私にはあまり関係ないですよねぇ(苦笑)
さらに関連して「チューリップを贈る日」なんてものも
制定されています。
語呂合わせは同じですが「愛菜の日」なんてものもありますね
最近、少し油断しているからまた野菜取ってないですねぇ
基本的に1日中座りっぱなしの仕事で
お昼は朝に買っておいたコンビニのおむすびとかパンになるから
しっかり注意して朝晩食べないと
ちゃんとした食生活にならないし
意識して運動しないと堕落するばかりです(笑)
あ、でも毎日リハビリはまだしつこくやってますよ
もう完全に停滞期だからあまり改善は見込めないですが。。。(汗)
さてさて
本日は「ミノルタAL」のカメラ修理を行っています。
ミノルタ初の35mm判レンズ固定式レンジファインダー機である
ミノルタAの流れを引き継いだモデルです。
いわゆる「ミノルタAシリーズ」の一員です。
1961年発売のカメラですが
前年に登場した「ミノルタA5」にセレン露出計を追加したモデルです。
フィルムカウンターも自動復帰になっています。
シャッターユニットやレンズはA5と同様ですが
レンズシャッターとしてはめずらしい1/1000の最高速を誇る
シチズンMLTシャッターを搭載します。
レンズはロッコールPF45mmF2です。
ちなみにこのALが出たのが61年夏で
同年の冬には初代ハイマチックが登場し
このカテゴリの主力はハイマチックに入れ替わっていくのですね。
さらのそのあとに小型軽量機という位置づけで
ミノルチナシリーズが追加されます。
初代ハイマチックがプログラムオート専用機だったので
マニュアル露出機であるALや
そのあとに出たAL2も存在意義はあったと思いますが
オート露出もマニュアル露出にも対応できる
ハイマチック7が出たところで
完全にAシリーズからハイマチックへの移行が
完了した感じかと思われます。
その後、ミノルチナの流れでAL-Fとか
AL-Eとかも出ててネーミングがややこしいのですが
またこれは全くの別シリーズになると思います。
お預かりしている「AL」は比較的良い状態かと思われます。
外装はキレイで巻上もスムーズで
心配されるセレン光電池の状態も良く
露出計の精度もある程度は出ています。
若干のシャッター羽根粘りがあることと
レンズに少しばかりカビや汚れがあるようです。
ご依頼者様曰く撮ってみた写真が
全体的に白っぽいとご指摘を受けているのですが
シャッター粘りのため
全体的に露出オーバーになってしまうのかもしれません
一度キチンと整備清掃を行えば
問題なく撮影に使える状態になると思われます。
まだ作業前の現状を確認している途中です。
A2あたりまでの丸っこいデザインに比べると
60年代らしいかっちりしたデザインに変わりましたね。
この時期はセレン光電池を搭載した
同じようなカテゴリの35mm判レンズシャッター機が
各メーカーからいろいろ出ていますが
実際に手に取って比べてみるとメーカーや生産時期によって
いろいろ考え方が異なることも発見できて
なかなか楽しいです。
ミノルタALはそんなライバルの多い中でも
その使いやすさや写りを含めて
非常に満足できるカメラだと思います。
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