カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

ミノルタハイマチックFのカメラ修理

今日は10月6日…
「ト(10)ム(6)」と読む語呂合わせで
「トムの日」だそうです。
ここでいう「トム」とは
大俳優の「トム・クルーズ」のことなのですね
「トップガン」や「ミッションインポッシブル」ですねぇ
名作なのは間違いないのですが
もうあの頃のいろんなアクション映画が混じりあっちゃって
もはや断片的にしか覚えていません(苦笑)
今更、見直すほどでもないですし…
実は個人的には「トム」いえば
やっぱり「トムとジェリー」の「トム」のほうが
戦列に記憶に刻み込まれていますねぇ
子供の頃、私の住んでいる地域では夕方6時からだったかな
かぶりついてみていた記憶があります
毎回3話セットで放送されるのですが
トムジェリの話は1話目と3話目で
2話目はトムジェリではなくて
他のキャラクターを主人公としたアニメーション
(主にテックス・アヴェリー作品)放送されていたのですよね。
この「真ん中の話」がまた面白かったのですよねぇ
DVD出てるんですよね…買おうかな…(笑

さてさて

本日は「ミノルタハイマチックF」のカメラ修理を行っています。
1972年発売のカメラです。
前年に登場した大口径レンズ搭載の
「ハイマチックE」の下位機種としてデビューしましたが
明らかにライバルはこの小型軽量コンパクトジャンルで
先行する「コニカC35」の対抗機ですね。
ミノルタらしいのはハイマチックE同様に
電子制御シャッターを搭載している部分ですかね
プログラムシャッターであることはC35と変わりませんが
より正確な露出で撮れるというアピールポイントだったようです。
C35同様、非常にコンパクトなボディなのに
しっかりレンジファインダーを搭載しています。
レンズはロッコール38mmF2.7です。
C35と同じ焦点距離で開放値が0.1明るいのは
少し意識して上回らせたのだと思われます。
現行機種の頃は安定して動作していたであろう
セイコーESLシャッターも
さすがに50年近く経つ現在では
なかなか問題なく動作しているものは少なくなってきていると思われます。
電池室の腐食が非常に多いのはC35同様ですが
被害が露出計関連にとどまるC35に比べると
ハイマチックのほうはシャッターユニットにも
致命的な被害をもたらしている場合も多く
その辺りも含めて修理・整備は少し苦労するカメラです。
ただし意外なのは「F」より大柄な「ハイマチックE」の方が
修理困難な場合が非常に多く
当店では残念ながら「E」の修理・整備は既に行っておりません。

お預かりしているハイマチックFは
電池室はキレイで電源もきちんと入ります。
ただバッテリーチェックが残念ながら点灯しません。
それよりも問題なのは
巻上機構のどうさにかなり問題があり
巻上ロックがなかなか解除されなかったり
巻き上げられたはよくても
巻き上げた際に巻上レバーが巻き上げきった位置から
全く戻ってこずに固着してしまい
シャッターが切れなくなるといった症状が頻繁に起こっています。
何度も同じ動作を繰り返していれば
ふとした拍子に正常に動くのですが
これではとてもとても普通に撮影できる状態ではありません。
巻上があまりに不安定なので
オートがまともなのかどうかもテストができない状態です。
巻上に関してはきかいてきなトラブルなので
まずはこちらを安定して動作するようにしないと
何とも他の対処もできない状態です。

まだ現状チェックもろくにできていな状態ですが
まずは巻上周りの修理から取り掛かりたいと思います。
そこから動きを確認しつつ
シャッターユニットやオート制御部の整備・調整を
行っていきます。

シャッターレリーズが「ジャッ」といった感じで
ちょっと独特ですよね。
好みが分かれる部分かもしれませんが
個人的には好きなカメラです。

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ミノルタX-700のカメラ修理

今日は10月4日、
「と(10)four(4)」(徒歩)の語呂合わせで
「徒歩の日」だそうです。
毎日ある程度歩くことって健康の基本ですよねぇ
若い頃は「走る」ことが全ての運動の基本だと思っていて
もちろんその通りで絶大な効果もありました。
でもさすがに年齢を重ねると走ることは
負荷がかかりすぎになってしまいます。
…となるとせめて歩くことくらいは…と思いますよねぇ
年齢や体力にもよるとは思いますが
経験上、本当に単なるお散歩で
ダラダラゆるゆると歩いているだけでは
全く運動としての効果はなく
ある程度負荷のかかる早歩きで歩くことに集中して
1時間程度歩くと運動としての効果が期待できそうです。
私も例の頭が壊れて以降はリハビリとして
ウォーキングを行っていますが
なかなか運動として効果が出るほどの早歩きが
まだ難しいですねぇ…体力は戻ってきているのですがバランスが…(苦笑)
それでも1年半前は外を歩くには杖が必要だったのが
今では何とか2時間弱のウォーキングができるくらいにはなりました。
何事も「継続は力なり」ですよね。

さてさて

本日は「ミノルタX-700」のカメラ修理を行っています。
1981年に発売されたモデルで
スペック的には中級機ですが
長らくミノルタのマニュアルフォーカス機のトップに君臨したモデルです。
オートフォーカスの「αシリーズ」登場後も生産が続けられ
途中から生産拠点は中国に移されますが
1999年まで18年間も生産が続けられました。
それまでXG系フレームとは異なり完全新設計のフレームを採用し
X3桁機の中では最上級のモデルでもあります。
これ以降に出てきたミノルタMF機は全てX-700の派生モデルですので
実質的にミノルタの最後のマニュアルフォーカス機と言えると思います。
ミノルタお得意のユニット化された横走りシャッターユニットを搭載し
ミノルタらしい明るい切れの良いファインダーは
これもお得意のアキュートマットスクリーンえお搭載しています。
以前のXDやXEあたりに比べると
プラスチックも多用されており巻上フィールもそれなりではありますが
それでもミノルタらしい使い心地の良さは感じられます。
露出モードはマニュアル・絞り優先AE・プログラムAEで
組み合わせるレンズはMDレンズです。
目新しい機能やスペックが搭載されたわけではないのですが
これまでのミノルタXシリーズの集大成ともいえるカメラだと思います。
初期の国内向けモデルにはAEロックがなく
1982年末に海外向けと同様にAEロックが搭載され
これ以降のモデルをニューX-700と呼ぶ場合もあります。
ニューX-700はブラックボディのみの設定となったため
たまに見るシルバーボディはAEロックのない初期モデルとなります。

お預かりしているX-700は
シャッターや露出計・オートに大きな問題はないのですが
フィルムカウンターが全く動きません。
かみ合わせがかからなくてロックされないのか
ギアに問題があるのだと予想されます。
他は一通りは動いているのですが
巻上には油切れの兆候があり
高速シャッターも少々不安定です。
オート・露出計は1段ほどオーバーに働いているようです。
モルトはフィルム室も内部モルトも全滅のようです。
それに関連してファインダー内にもモルト屑が
多く混入しています。
カウンター以外は大きなトラブルではないのですが
それなりに動きが悪いところも多いといった感じです。
今度のことおを考えれば一通りの整備が必要な状態です。

装着しているレンズは当店のテスト用レンズで
現状チェックを一通り行って問題点を粗出している段階です。
これから本格的に分解し
修理・整備に取り掛かっていきます。

とびぬけた部分があるカメラではないのですが
非常に高い次元でバランスの取れたカメラだと思います。
当店のツイッターをご覧になっている方なら
ご存じかもしれませんが
私が現在、普段使いしている一眼レフがこのX-700です。
使いやすいですし色んな意味で
「ちょうどよい」カメラなのです。

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ミノルタX-7のカメラ修理

今日は10月3日…
「と(10)ざん(3)」(登山)と読む語呂合わせで
「登山の日」です。
山はいいですよねぇ…特に森林限界を超える
標高2500m以上の山は日常では味わえない
眺望と空気感を楽しめますよねぇ
さらにおススメはテント泊で
山ならではの夜明けやご来光を一度味わうと
かなり病みつきになると思います。
この仕事を始めた頃からなかなかまとまった時間が取れなくて
年に1・2回くらいしか山に行けなくなってたところへ
昨年、頭がイカレたこともあって
もう足場の悪い登山道はまともに歩けなくなってしまったので
山に登ることはもうないかと思いますが
以前登った時の写真を見返すたびに
そのときの気分に何となくでも浸れることができます。
やはり写真は撮っておくものですね!
一度登った山はそれから下から見上げただけでも
何だか特別なものに見えてくるのですよ。
登るのはもう無理でもたまに山梨あたりに行って
麓から甲斐駒や北岳を見ると何だかワクワクドキドキしてしまいます。

さてさて

本日は「ミノルタX-7」のカメラ修理を行っています。
1980年発売のエントリークラスの絞り優先AE専用機です。
毎回書きますが宮崎美子さんのCMでカメラよりも
あのCMが一世を風靡してしましました。
私もX-7のCMだったかどうかはうろ覚えでも
あのCMはめちゃくちゃ強烈に記憶に残っています
当時の宮崎美子さんもよく覚えていますが
さらにそれをパロディにして「全員集合」でコントにしていた
志村けんさんの姿がもっと強烈に記憶に残っていたりします(笑)
この時代は各社ボディ本体4万円ほどの
絞り優先AE専用機がラインナップされていました。
ミノルタはX-7、ニコンEM、オリンパスOM10、
ペンタックスMV1…等々
販売台数がかなり見込めるクラスとあって
各メーカーかなり力が入っていてそれぞれ魅力的なモデルばかりです。
そんな中でもX-7はミノルタらしい使い心地の良さと
明るくてキレの良いファインダーが魅力のカメラです。
カタログスペックに具体的に出にくい部分なのですが
この時代のミノルタカメラの使い心地は
本当にどのカメラも気持ちよいものばかりですね。

そんなX-7も発売から40年以上経過しています。
ミノルタXシリーズは電子系に難のあるカメラが多く
トラブルと修理不可能なパターンも多いのですが
X-7は多少機能がシンプルなせいか
比較的、電子制御関係のトラブルは少ないと思います。
ただし現存するX-7の8割以上は
プリズム腐食のトラブルを抱えているものと思われます。
X系のカメラの多くがそうですが
プリズムの前面に遮光用のモルトプレーンが貼られていて
そのモルトが加水分解を起こすことにより
プリズムの蒸着を剥がしていってしまうわけです。
ファインダーから覗くと真ん中少し下寄りに
大きな横方向に伸びる黒い帯が出てきてしまいます。
プリズム内でのトラブルなので写真には影響しませんが
ファインダーの視野を遮る範囲も広く
そのままではとてもとても普通に撮影できる状態ではありません。
今回、お預かりしているX-7も
まだ黒い帯は少し薄目ではありますが
ファインダー内の1/3近くを黒い帯が覆ってしまっている状態です。
他の動作は大きな問題はないのですが
オートがやたらとアンダー目になってしまっているようです
これは抵抗の調整等で改善できる範囲かと思われます。

80年登場の電子制御機なので
プリズム交換と言っても
上カバー外して留め具を外せば
すぐにプリズムが降ろせる…なんてわけにはいきません。
上カバー脱着も少々めんどうなカメラですが
そこからプリズムを覆っているフレキを外すことから
始めなければなりません。
さらにそのフレキは底部のフレキや電池室とも
直接繋がっているのでこれがまたなかなか大変です。
細かい作業が多いのでかなり神経も使う作業です。
慎重にひとつひとつ行っていけば
それほど困難な箇所があるわけではないのですが
とにかく手間がかかります。
プリズム載せ替えもそうですが
ここから並行して慎重に各部の整備・調整も行っていきます。

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キヤノンFTのカメラ修理

今日から10月ですね!
10月1日ということで
記念日もたくさん制定されています。
コーヒーの日、日本茶の日、メガネの日
東京都民の日、ネクタイの日、香水の日
磁石の日。。。等々等々。。。
そんな中に「日本酒の日」っていうのがありますねぇ
私はお酒は好きですし
(もう昔のように大量には飲めませんが)
割と好き嫌いなく色んな種類のお酒も飲みますが
やはり食事に合わせるのは日本酒がいいですよねぇ
特に魚介類がメインのものは日本酒が最強だと思います。
生牡蠣とかを食べた後に特有の臭みを
サーっと洗い流すように消してくれるのは日本酒だけですし
魚介。。。というか和食の微妙な味わいを
口の中で膨らませてくれるのも日本酒、それも純米酒が最強だと思います。
日本酒本来の香りやフルーティーな味わいを
お酒単体で味わうのならわずかに醸造アルコールを入れて
香りを膨らまし、米を磨き上げた、大吟醸酒がいいですよね!
別に本格的な和食屋さんに行かなくても
ちょっと良い純米酒とちょっと良いお刺身等で
存分にその良さを楽しめます!
もちろん手のかかった食事にいたせりつくせりの
ちゃんとした外食はもちろん美味しいのですが…
まだ大手を振って外で美味しいお酒を…ともいきませんので
今日も何か日本酒に合いそう肴を買って帰ります
1日の終わりのちょっとした楽しみですね!

さてさて

本日はキヤノンFTのカメラ修理を行っています。
「Fシリーズ」の初号機である「FX」をベースとして
露出計をTTL測光にしたモデルです。
測光方式がちょっと凝った構造になっていて
スクリーン上に配置されている
コンデンサレンズを斜め45度に切断し
その切断面のうち中央部12%の部分をハーフミラー化し
コンデンサレンズの後ろに配置したCDSに
光を送る仕組みになっています。
接眼レンズ側からの入射光からの影響を
わずかながらでも受けやすい
接眼レンズ周辺の配置を嫌ったわけですね。
構造上、この時代の主流になりつつあった
中央部重点測光ではなく
中央部部分測光となります。
露出計の構造がよくわかっている方であれば
明暗差のある」場面でもこちらのほうが厳密な露出を
決定しやすいと思います。
後のモデルであるF-1やFTbにも
この構造は引き継がれています。
他にもこの時代のキヤノンお得意の
QL(クイックローディング)を搭載し
フィルム装填が非常に簡単に行えます。
ただしまだFTは対応レンズはFLレンズで
測光方法は絞込測光となります。
開放測光に対応するのは
FDレンズが登場した次のFTbからとなります。

お預かりしているFTは
シャッターを切るとほぼ100%の割合で
ミラーアップしたままになってしまいます。
そして巻き上げるとミラーが下がってくるという状況です。
ここでもよく書きますが
ミラー駆動部の問題ではなく
シャッター走行不良が原因かと思われます。
ためしに底部から少しクリーナーを入れてやると
一時的にミラーアップは解消されます。
幕軸の汚れや古い油が抵抗になり
スムーズに幕が走行完了できないために
最後、ミラーをダウンするリンク部をうまく蹴れないことが原因です。
幕軸をしっかり清掃する必要があります。
加えてスローシャッターを使用すると
1/8以上のスローだとガバナが完全に固まってしまい
シャッターが開きっぱなしになってしまいます。
幕軸やガバナー他の駆動部も
あちこちで動きが悪い状態だと思われます。

FX、FP、FTの困ったところといえば
プリズム腐食が非常に多く、
おまけに交換するキレイなプリズムも
非常に入手困難なところです。
上の画像にも写っているのですが
腐食の原因となるプリズム上の座布団モルトは
比較的近年、交換されているようなのですが
残念ながら腐食が始まった後だったようです。
ただ、ファインダー内で見る限りは
まだ何とか実用に耐えれる程度の視界状態は確保されています。
交換用プリズムは先述の通り
入手困難なので今回は清掃のみで現状ベースで対応いたします。
まだ現状をチェックしただけの状態です。
これから本格的に分解整備に取り掛かります。

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コニカオートレックスのカメラ修理

今日は「接着の日」だそうですよ。
「くっ(9)つ(2)く(9)」と読む語呂合わせからだそうです。
私の仕事でも接着剤はよく使います。
モルトの貼り付けやら貼り革の接着が多いですね。
メインとなるのはいわゆるボンド系の接着剤ですが
接眼レンズやハーフミラー等の固定のために
エポキシ系の接着剤を使用することもあります。
めったに使いませんが昔ながらのバルサムもありますね
接着剤に限ったことではないですが
何でも用途にあったものを適量に使うことが肝心です。
分解品のカメラ等でとんでもないところに
瞬間接着剤を使っているものにたまに巡り会いますが
もうかんべんしてください…という心境です(苦笑)
あとの復旧が本当に大変なのです。
極力、妙な分解品には関わりたくないというのが本音ですが
作業してみないとわからない場合もあり
こればっかりは仕方がない部分もありますねぇ…
話が全く逸れますが
今日は「洋菓子の日」でもあるのですよね
細かい作業で疲れた脳に
あまーいケーキでもおやつにいただかないと
効率もあがりません!
後でコンビニスイーツでも買ってきましょう…

さてさて

本日は「コニカオートレックス」のカメラ修理を行っています。
一部のコアなファンの方には非常に人気のカメラですね。
何といっても35mm判、ハーフ判の切り替えができるカメラです。
それも撮影途中で切替えることも可能なカメラです。
ただ、現像に出す写真屋さんによっては
36mm判・ハーフ判が混在するフィルムは
断られる場合もあるのでご注意ください。
現像のみならそれほど大きな問題にはならないと思うのですが
プリントあるいはスキャンも依頼すると
サイズ混在フィルムは非常に難しくなるかとは思います。
余談ですが撮影途中での切替は
35mm判からハーフ判に切り替える場合は
「巻き上げてからレバーで切り替え」
ハーフ判から35mm判への切り替えは
「レバーで切り替えてから巻き上げする」です。
落ち着いて動きを考えてみれば
そうしないとコマ被りしてしまうことがわかるかと思います。
オートレックスはシャッタスピード優先AEも搭載されています。
コニカお得意の露出計指針挟み込み式のオートですが
その性質上、シャッタレリーズが深いことが特徴です。
これは後継モデルのFTAにも引き継がれてしまいますが
このレリーズフィールは好みの分かれるところかと思います。
慣れてしまえばそれほど違和感なく使えるとは思いますが…

お預かりしている「オートレックス」は
ご依頼者様のご自宅でかなり長い間
仕舞い込まれていた個体かと思われます。
レンズ・ファインダー・ミラー等に
かなりのカビが発生していて
さすがにこのままでは写りにも影響しますし
ファインダーの見えもかなり良くありません。
さらに電池室には何十年と入れっぱなしと思われる
水銀電池が入ったままになっており
電池室を開けると真っ黒に腐食した電池が出てきました。
もちろん電池室も腐食しています。
裏側の配線もおそらく腐食で断線かと思われます。
当然、露出計は動きません。
それでもシャッターだけは比較的元気に動いています。
さすが堅牢さで有名なコパルスクエアです。

中抜きされた「AUROREX」のロゴが特徴的ですね
基本的には35mm判一眼レフに
ハーフ判機能が追加になったカメラと言えると思います。
そのためハーフが使えるからと言って
ハーフ判専用一眼レフのペンFのように
コンパクトなわけではありません。
フィルムもまだかなり高価だったこの時代ならではの
カメラだと思います。
まだ現状チェックを行っただけの状態です。
これから本格的に分解整備に取り掛かっていきます。

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キヤノネットQL19のカメラ修理

今日は「社日」だそうですよ。
「雑節」の一つで生まれた土地の守護神である
「産土神(うぶすながみ)」を祀る日だそうです。
春と秋の年2回あり、春の社日を「春社(しゅんしゃ)」
秋の社日を「秋社(しゅうしゃ)」ともいいます。
古代中国に由来し、「社」とは土地の守護神、土の神を意味し
二十四節気の「春分」または「秋分」に最も近い
「戊(つちのえ)の日」が社日となるそうです。
この日は土地の神を祀り、
春の社日には五穀の種を供えて豊作を祈願し、
秋の社日にはその年の収獲に感謝します。
日本では、農村において「地神講(じじんこう)」として
地神(じがみ)または農神(のうがみ)を
祀る行事を営む例も見られるのだそうす。
神も仏もないような世の中だとは思いますが
こういう土地神様信仰は心のよりどころになりそうですね。
山の主みたいな存在は本当にありそうな気がするのですが…
(たぶん漫画(蟲師)の読みすぎです(笑))

さてさて

本日は「キヤノネットQL19」のカメラ修理を行っています。
いわゆるニューキャネットではなく
初代からの流れを汲む少し大柄なキヤノネットです。
初代キヤノネットの次にキヤノネットSというモデルが存在し
巻上レバーを一般的な上カバー上に移動し
受光体をセレン光電池からCdSに変更したカメラです
このキヤノネットSにQL(クイックローディング機構)を追加したのが
キヤノネットQL17及びQL19です。
QL機構とはフィルムを巻上スプール溝に差し込み必要がなく
スプールに届くところにまでフィルム端を伸ばしておいて
ふたを閉め、空シャッターを切れば自動的にフィルム装填が完了するという
なかなか画期的な機能です。
この時代のキヤノン機にはかなり積極的に搭載され
キヤノネットだけではなく
FTやFTb、EXオート等の一眼レフにも搭載されました。
データパックが普及してくる時代になると
裏蓋の構造上、搭載ができなくなり消えていくのですが
カメラの操作に慣れていない方のフィルム装填ミスを
かなり少なくする効果はあったと思います。
慣れてしまえば裏蓋が開くカメラであれば
フィルム装填も失敗するようなものでもないとは思いますが…
シャッタスピード優先AEを搭載し
露出計は使えなくなるものの
マニュアル露出も可能という部分は
キャノネットシリーズ全体に共通する仕様です。
CdSになったため電池使用とはなったものの
その使いやすさは初代譲りの非常に優れたものです。

お預かりしているキヤノネットQL19は
シャッターは作動しているものの
まずは絞り羽根が最少絞りで固まったまま
オートでもマニュアルでも全く動きません。
最初は単なる羽根固着かと予想したのですが
分解整備を進めていくと
どうやらそうではないようで
羽根駆動部がどこかにわずかに干渉して動かないようです。
この個体、明らかに以前にかなり分解されているようで
貼り革も一部大きく傷んでいたりします。
(ぱっと見にはわからないのですが
今回の分解で剝がそうしたら明らかな傷み・破れあり)
電池室の配線等が交換されていたりするのは良いのですが
組み立てが少々雑なようです。
巻上フィールもちょっとおかしいなと思っていたのですが
これも前回の再組み立てがまずいようです。
さらに露出計が大幅にオーバー気味です。
これもCdSの劣化等ではなく
前回の分解・組み立てに起因しているようです。

これまたちょっとあやしい分解品のようなので
かなり苦労しそうなイヤな予感が…(苦笑)
何が起こっているかわからない部分も多いので
慎重に作業を進めていきます。
ここのところ一筋縄でいかない状態のカメラが多いですね(汗)
基本的には整備性の良いカメラなので
何とか問題ない状態には
仕上げられるとは思います。

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ヤシカエレクトロ35GTNのカメラ修理

今日は「ワープロ記念日」だそうですよ。
1978(昭和53)年のこの日に
東芝が世界初の日本語ワープロ「JW-10」を
発表したことに由来しています。
「ワープロ」という言葉も死語になりつつありますね。
いわゆるワープロ専用機の生産がピークを迎えたのは
80年代後半のことですね。
個人向けのいわゆるパーソナルワープロは
本体にプリンタとコンパクトな液晶パネルが組み合わされ
持ち運びも可能な大きさになり
お値段も5万円を切るほどになりました。
その少し後にパソコン本体及びソフトとしてのワープロの
高機能化・低価格化が進み加えてインクジェットプリンタの
高性能化も進み1991年をピークに
ワープロ専用機の売り上げは下がり始め
1999年にはワープロ専用機の出荷台数を
パソコンが逆転します。
2003年頃には各メーカーのワープロ専用機の生産が
終了していきます。
こうして考えるとこういうものの
移り変わりはあっという間ですねぇ…
まぁフィルムカメラだって一般的なデジタルカメラの
低価格化・高性能化が進み始めてからは
あっという間に置き換わりましたものね…(苦笑)
これも同じくらいの時代の話ですね。
ちなみに記念日の由来となっている世界初のワープロ「JW-10」は
幅115cm・奥行き96cm・重さ220kg(!)で
価格は630万円(!!)だったそうです。
キーボード・ブラウン管・10MB(!)のハードディスク
8インチフロッピーディスクドライブ・プリンターが収められていました。
時代を感じますねぇ…それにしてもデカくて重い!!!(笑)

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35GTN」のカメラ修理を行っています。
この頃のエレクトロ35はbディカラーによって
モデル名が異なっており
「GTN(ブラック)」は「GSN(シルバー)」と同一モデルです。
初代からこのGSN(GTN)までは
ボディカラーごとにモデル名が異なっていました。
そしてこのGSN(GTN)までが
いわゆる初代エレクトロの大きさのエレクトロ最後のモデルとなります。
この後の「GL」は小型化が進みます。
個人的にはエレクトロはこの初代の風貌を受け継いだ
GSN(GTN)までのモデルが
エレクトロらしくって良いような気がします。
大きさに余裕があるから内部の整備性もなかなか良好です。
ただし電子回路は時代なりのものですから
トラブルが起こるとどうしようもない古いタイプのコンデンサ類やら
トラブルの元になる配線やハンダも非常に多い上に複雑で
何かトラブルと頭を抱えることの多いカメラです。

エレクトロと言えば専用電池ともいえる
「HM-4N」積層水銀電池の性質上
電池を入れたままにして放置していることを原因とする
電池室の腐食が非常に多いのですが
今回お預かりの個体は電池室は非常にキレイです。
マイナス側のスプリング端子も
プラス側の電池蓋も申し分ない状態です。
それでもマイナス側の裏側を見ると
ハンダに多少の緑青が付着しています。
電源も安定しており一通りの動作は行えるのですが
オート制御が妙に不安定な上に
かなりオーバー目です。
繰り返し動作を確認していると
たまに異様なスローシャッター(数秒程度)に
なってしまうこともあります。
おそらく絞り連動摺動部の汚れ等や
ハンダ劣化による接触不良かと思われます。

エレクトロの場合、
ゴムブッシュ部腐食によるオート不良は
よくあるパターンでわかりやすいのですが
(今回は問題なし)
それ以外の要因によるオート不良は
なかなか「ここ!」と原因を特定することは難しいのが
正直なところです。
ただし、コンデンサ不良等で全く制御できない場合は
修理不可能ですが
それ以外のオート不良は
大抵の場合、接触不良やハンダ不良が起こりやすい数ヶ所の
どこかが原因であることが多く
そこを特定するよりも今後のトラブル予防を含めて
一気にその部分の整備・清掃を行ったほうが早いので
今回も該当箇所を一気に整備していきます。
結果としてはまだ整備途中ですが
今回もかなりオートは安定し
問題のないレベルに収めることができたようです。
なかなか古い電子制御機は難しいものがありますね。
エレクトロはまだマシなほうで
個人的主観ですが絶対に基板回路に
手を出したくないカメラも多く存在します。

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プリモフレックスのカメラ修理

今日は「清掃の日」で
それにちなんで「畳の日」でもあるそうですよ
「畳の日」…春くらいにもなかったっけ???と思い
調べたら…もともと4/29だった「みどりの日」に
い草の緑色から関連して「畳の日」になっているのですね。
「畳の日」は4/29と10/24の年2回あるのです。
畳は、い草を編み込んで作られる
日本の伝統的な床材で
世界に類がない日本固有の文化なのだそうです。
畳はもともと、莚(むしろ)・茣蓙(ござ)・菰(こも)などの
薄い敷物の総称であり
使用しないときは畳んで部屋の隅に置いたことから
動詞である「たたむ」が名詞化して
「たたみ」になったのが畳の語源なのだそうですよ。
私、今自宅にも畳の部屋がないから
たまに畳の上でゴロゴロしたいなぁ…と
無性に思う時がありますよ
とりあえず床の上に敷く「畳マット」でも買おうかな…

さてさて

本日は「プリモフレックス」のカメラ修理を行っています。
東京光学の二眼レフです。
単にまとめてプリモフレックスと呼びますが
これもいろいろ種類がある上に
モデル名の刻印は全て「PRIMOFLEX」なので
モデルの判別が非常に分かりにくいカメラです。
1950年代のカメラは二眼レフに限らず
こういうものが多いですね。
少し調べたみたところ
まずシャッターユニットは「レクタス」で
シャッタスピードは1/200~1秒・B
シャッタレリーズはシャッタユニット側ではなく
ボディ側にレリーズボタン
レンズはトーコー7.5cmF3.5
フィルム装填は底部にある赤窓を利用して1枚目に合わせ
その時点でカウンターリセットを行いカウンタ側も
1枚目に合わせ
そこからは通常の巻き止めで行う方式です。
さらにファインダースクリーンは明るいフレネルを使った
「トーコーブライト」が装備されています。
これらのことから1952年発売の「ⅠBB型」かと思われます。
これも今の時代だからネットも使って
簡単に調べられるのですが
手持ちの資料だけで調べようと思ったらかなり大変です。
また正式発表されていない
ごく少数の仕様の異なるバリエーションモデルなんてものも
この時代には多いです。
いろんな意味で緩い時代なので…(苦笑)

お預かりしているプリモフレックスは
まずシャッターが動きません。
いつもの羽根固着かと思いきや
今回はそうそう簡単なものではないようです。
例えばバルブでレリーズすると
羽根が開くまでは指でチャージレバーを動かして
強制的に動作させないと開かないのですが
閉じるほうは開いた状態でレリーズボタンを離すと
普通にスムーズに閉じていきます。
羽根固着であれば閉じるほうも動かなかったり
粘ったりするはずなので
シャッターを開く動きの時に限って
羽根駆動部に何かしら問題があるようです
単に汚れや油の粘りではなく
部品の変形が疑われます。
さらに巻き止め機構にも問題があって
まずカウンターリセットができず
カウンター上で1枚目が出せません。
強制的に1枚目を出しても
巻き止め解除がなかなかうまく動作せず
2枚目に進むことも困難な状態です。
…ここまでいろいろやっててわかったのですが
この個体、過去にかなり分解された形跡がありますね。
革も張り直しているようですし…

いろいろイヤな予感しかしませんが
まずはシャッターユニットの修理・整備から行います。
うーん、やはりこれはなかなか困難な作業になりそうです。
この写真撮った後に側面の
巻き止め機構周りもある程度分解して調べましたが
数か所で部品の変形と摩耗が見られ
こちらもかなり手がかかりそうです。
ただ、まぁ何とかはなりそうです。
時間は少しかかりそうですが
根気よく作業を行っていきます。

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リコーフレックスニューダイヤのカメラ修理

今日は「秋分の日」ですね。
つまり「お彼岸の中日」です。
子供の頃はこの日は山へ墓参りが年中行事でしたねぇ
うちの墓所は灰ヶ峰という山の登山道の脇にあるので
墓参りはちょっとした遠足気分でした。
実際、お弁当持って行ってたし…
今となっては何でこんなアクセス悪いの?と
文句の一つも言いたくなりますが…(苦笑)
あ、秋分の日にちなんで
今日は「酒風呂の日」でもあるのですよ
実は季節の節目である
「春分」、「夏至」、「秋分」、「冬至」は
全て酒風呂の日なのです。
日本酒をお風呂に入れる「酒風呂」は
体がよく温まる、お肌がつるつるになる、
リラックスできる、ぐっすり眠れるなどの
効果があると言われています。
私も頭が壊れる前はちょくちょく酒風呂を自宅でも
やっていたのですけどねぇ
バスタブにコップ1杯くらいの日本酒を入れて…
なにせ右半身温痛覚麻痺になってから
湯船に入っても体半分にお湯に入っている感覚が全くなく
あまり気持ちよくないのですよ
このせいですっかり銭湯や温泉からも足が遠のいたし
自宅でもバスタブに湯をためなくなりました…
まぁ、こればかりは受け入れるしかない(苦笑)
酒風呂の代わりに今夜は浴びるほど日本酒飲んでおくか…(笑

さてさて

本日は「リコーフレックスニューダイヤ」の
カメラ修理を行っています。
リコーフレックスと言えば
軽量なプレスボディにシンプルな機能の
ピント調節をギアで行うタイプが有名で
当時も大ヒットしていますが
この「ダイヤ」は同じリコーフレックスでも
ダイキャストボディで機能もしっかり搭載した
充実装備のシリーズです。発売は1956年
赤窓ではなく、スタートマーク合わせ
セミオートマットフイルム装填を装備し
セルフコッキングこそないものの
自動巻き止め機構を装備し
カウンターも自動リセットします。
シャッターレリーズボタンも
ボディ側に装備し
ファインダーにはフレネルレンズも装備され
明るさと切れの良いピントを実現しています。
最小限の装備でシンプルで軽量な
従来のリコフレとは正反対のカメラです。
ちなみに「ニュー」の付かない「ダイヤ」も存在し
簡単に見分けられうのはレンズフィルター取り付け部が
「Bay1バヨネット」なのが「ニューダイヤ」で
ねじ込み式なのがニューの付かない「ダイヤ」です。

「ニューダイヤ」にもレンズやシャッターユニットの
組み合わせで何種類かのバリエーションが存在するのですが
お預かりているリコフレニューダイヤは
オートコードあたりでもお馴染みの
シチズンMXVシャッターを搭載し
シャッター最高速は1/400です。
レンズはリコナー8cmF3.5を搭載しています。
状態としてはまずスロ―シャッターがガバナにかからないことが
頻繁にあり、例えば1秒に設定しておいても
1/30で切れてしまうようなことが多々あります。
きちんとガバナにかかるともちろん1秒で切れるのですが
そのスローガバナも油切れで粘りがあるようです。
高速シャッターはとろあえずは動作しているのですが
こちらは油汚れで羽根に若干の粘りがあるようです。
かたや油切れで、別の個所では油付着でトラブルと
カメラは本当に精密機器ですね(苦笑)

レンズ・ファインダーにも結構なカビや汚れがあり
二眼レフ全体で定番のファインダーミラーは
もちろん劣化が酷いため交換です。
画像は一通りの整備が完了した時点でのものですが
シャッターは高速から低速、バルブまで非常にスムーズに
精度も十分に作動しており
ファインダーやレンズもかなりクリアになりました
カウンターや巻き止め、オートマット機構も
問題なく動作しています。
裏蓋やファインダーフードに結構な歪みがあり
開閉しにくかったりもしていたのですが
それもできる限りの修正で現在は問題なく開閉できるようになっています。
これで改めて快適に使えるようになったと思います。
もうしばらくの様子見の後、最終調整を行ない、完成となります。

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オリンパス35RCのカメラ修理

今日は「世界サイの日」だそうですよ。
世界にはクロサイ、シロサイ、インドサイ、
ジャワサイ、スマトラサイの5種が生息しています。
これらの野生のサイは角を目当てにした密猟や
生息地の減少などにより絶滅の危機に瀕しているのだそうです。
その危機的な現状を世界中に訴え
サイの保護をアピールすることが目的なのだそうです。
動物園の定番ですよね
ちょっと調べてみると
全国でサイのいる動物園は25か所ほどのようです。
私が子供の頃、あるいは一番写真を撮っていた頃に
サイを見たのは地元広島の安佐動物公園ですが
もちろん今もクロサイがいるようですね。
都内近辺だと上野やズーラシア、多摩動物公園
金沢動物園あたりです。
昔は被写体に困ったら動物園に行け!と言われてたものですが
もう長らく行ってないですねぇ
涼しくなってきたしズーラシアあたり行ってみようかな
ちなみに鎧のようにも見えるサイの皮膚は
非常に分厚く硬質で、1.5 – 5.0cmの厚みを持ち、
格子構造になっコラーゲンがが層をなしています。
皮膚はあらゆる動物の中でも最硬といわれ
肉食獣の爪や牙を容易には通さないのだそうです。

さてさて

本日は「オリンパス35RC」のカメラ修理を行っています。
1970年発売のカメラです。
愛称はモデル名RCから「リチャード」です。
ハーフ判のペンシリーズと変わらない大きさの
非常にコンパクトなオリンパスらしいカメラです。
シャッターは機械制御のレンズシャッターで
最高速は1/500
露出計搭載で指針挟み込み式の
シャッタースピード優先AEを搭載します。
さらにマニュアル露出も可能です。
ちょっと珍しいのはこういうレンズシャッター機は
その構造上、鏡胴にシャッタースピードリングを持ち
直接シャッターユニットの調速カムを回すのが普通ですが
RCはフォーカルプレーンシャッター機のように
上カバー上にシャッターダイヤルが配置されています。
レンズはE/ズイコー42mmF2.8で
もちろん距離計連動式カメラです。
小さなボディになかなか充実したスペックで
何でも一通りのことができるカメラです。
ファインダー情報もなかなか凝っていて
設定したシャッタースピードもファインダー内で確認でき
オート時にはオートが設定する絞り
マニュアル時にはマニュアル設定した絞りを表示します。
(マニュアル時には露出計は使用不可)
当時は一眼レフのサブカメラとしても
重宝されたのではないかと思われます。
もちろん現在でも非常に人気の高いカメラです。

お預かりしているリチャードは
電池を入れても露出計が全く動きません。
電池室を見てみると
マイナス側端子を留めている根本のネジに
緑青が付着しています。
おそらく過去に電池入れっぱなしで
放置されていた時期があるものと思われます。
電池からでる(当時は水軍電池)ガスで
端子や配線等、金属は腐食してしまうのですね。
電池室に緑青が溢れている状態なので
電池室裏のハンダや配線も腐食していると予想されます。
実際に電池室を分解していると
もはや完全に断線している状態でした。
配線もその被服の内側も腐食しているようで
配線を丸ごと交換しなくてはならない状態でした。

分解に取り掛かり始め段階での画像です。
この後、レンズボードも外してその裏にある
配線をすべてチェックして
腐食の疑いのあるものは全て交換します。
もちろん並行してシャッターユニットの整備
レンズ清掃も行い、各部の調整も行います。
小さくても高機能でしっかり写せるカメラなので
その性能を存分に発揮できるように
全体を整備していきます。

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