カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「ハヤシの日」だそうですよ。
ここでいう「ハヤシ」は
今売り出し中のカープの若手選手のことではなく
「ハヤシライス」のことですね。
今回、これを調べてて初めて知ったのですが
「ハヤシライス」って「早矢仕(ハヤシ)さん」が考案したから
その名前なのですね!人名が由来だとは思っていませんでした!
日付は「ハヤシライス」考案者の
丸善株式会社の創業者・早矢仕有的(はやし ゆうてき)さんの
誕生日からなのだそうです。
そういわれてみれば。。。「ハヤシライス」って
小学校の給食で月に一度くらい出ていて
すごく美味しい!ってイメージなのですが
小学校以来、一度も食べたことないかも。。。(苦笑)
美味しかった…ということ以外はどんな味かも思い出せないし…
えっと…ハヤシライスとは…
薄切り牛肉とタマネギをデミグラスソースで煮たものを
米飯の上にかけた料理である…うん、そうだよね
どんな味かの想像はできるのですが…
上野あたりの昔ながらの洋食屋さんに行けば
美味しいハヤシライスが食べられるかな
何だかとても食べてみたくなってきました(笑

さてさて

本日は毎月恒例の「オリンパスOM-1」のカメラ修理です。
でも一時期ほどOM-1ばかり修理しているイメージはなくなりました
たまたまタイミング的なものかもしれませんが…
今回も少ししばらくぶりですよね。
それも最近は比較的初期のOM-1の修理が続いていたのですが
今回はひさしぶりにMD対応の中期モデルです。
初期のOM-1に比べるとコストカットの影響が多々見られるなんて
言われていることも多いですが
確かに多少、部品がシンプルなものに変わっている部分はありますが
機能や動き、質感に影響するものはありません。
修理する立場としては初期のOM-1に比べると
経年の問題なのか素材が少しばかり変わったのか
樹脂部の強度が初期のOM-1のものに比べると良くなっているように思えます。
初期OM-1(M-1)は樹脂が脆くグズグズに崩れかけていて
メーター支持部やファインダー枠は下手に触れない場合も多いのですが
中期以降はそれほど神経を使う必要がないような気がします。
どちらにしても何十年も経過しているので
保管環境等にも大きく影響されるとは思われますが…

お預かりしているOM-1は定番のプリズム腐食に加えて
高速シャッターの精度不良、そして露出計不動の
定番3点セットです。
露出計不動の原因のひとつは
中期OM-1の一部に使われている
電池室端子支持の樹脂ネジの劣化による破損です。
この時期の中期モデル以外では
金属ネジ+絶縁樹脂部品で端子をボディに固定しているのですが
この時期のモデルはネジ自体が樹脂製で
当然、金属に比べると劣化が早く
脆くなって折れてしまうのです。
電子室から見てマイナス側端子がグラグラだったり
反発もなくペタンと底にくっついてしまっているものは
大抵の場合、このパターンです。
おまけにこの樹脂ネジ、径のサイズがちょっと特殊なもので
現在市販で売っているネジで合うものはまずありません
。。。というわけでネジをダイスで切り出すところから始めます。
まぁダイスと元になる樹脂ネジさえあれば
金属ではないので簡単にできるのですが…

樹脂ネジの対応は後程行うとして
まずはシャッター幕軸や底部3連ギア部を含む巻上部
ミラー駆動部等、トラブルの多い駆動部の整備から取り掛かります。
そして組み立てのタイミングで露出計周り
配線のチェックや必要があれば交換を行っていきます。
プリズムも組立て時に交換です。
左がボロボロになったモルトが接眼部上部に付着し腐食したプリズムで
右が交換するキレイなプリズムです。
OM-1に使うキレイなプリズムも少しずつ入手が困難になってきています。
先日もどこかで書きましたが
一般的なモデルに比べ小型軽量に作られているカメラは
いろいろと頃に工夫が凝らされており
整備性はあまりよくなかったり調整が難しいものも多いです。
OM-1も散々整備してきているカメラですが
分解時には常に気を抜けない危うさを持ったカメラです。
(しっかり組み立ててしまえばそんなことはないのですが)
気を抜くことなく慎重に作業を進めていきます。

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コニカFTAのカメラ修理

今日は9月6日…語呂合わせで「くろ」なので
「くろ」に関する記念日が目白押しです
「黒の日」、「黒豚の日」、「黒豆の日」
「黒酢の日」、「黒い真珠・三次ピオーネの日」(!)
「黒あめの日」、「黒にんにくの日」、「黒霧島の日」
「カラスの日」、「松崎しげるの日」(笑
いやはや、これほんの一部で本当にたくさん「くろ」関連の
記念日が設定されています。
カメラもブラック塗装のモデルは人気ですし
クルマも黒は昔から定番で流行に関係なく人気ですよね
個人的には白とか黒の無彩色って
あまりおもしろみはないような気がしますが。。。
でもカメラはほぼシルバーか黒しかないですし
妙に色味が付くと相当うまくデザインしないと
高級感がなくなってしまいますね
私も以前乗っていたクルマも
なんだかんだで白や黒選ぶことも多かったです…
(真っ赤なのや真っ青なのもありましたが)
高級感云々もありますがリセール考えると
その2色しか選べませんものね
感覚だけで選べと言われたら
モノによりますが真っ赤なモノや
明るい鮮やかなオレンジや黄色とか
暖色系の派手なものがいいような気もしますが。。。
いや、やっぱりモノによるのかな
真っ赤なカメラはちょっとしんどいような(笑
でも貼り革が渋めの赤とかなら全然ありかな。。。
まぁカープファンだからいろいろなもので
赤を選びがちですが。。。(苦笑)

さてさて

本日は「コニカFTA」のカメラ修理を行っています。
コニカがレンズ一体型カメラとかでお得意の
露出計指針挟み込み式のシャッタースピード優先AEを
一眼レフにも搭載したモデルです。
前身モデルともいえるのは35mm判とハーフ判を
切替可能な「オートレックス」です。
「FTA」はオートレックスの進化版で
35mmサイズ専用となったモデルです。
組み合わされるレンズは
「ヘキサノンARマウント」で「AR」は
オートレックスの頭文字からきています。
シャッターはコニカ一眼レフの定番ともいえる
コパルスクエアです。
指針挟み込み式のオートであるため
シャッターそのものは機械制御です。
これがこのタイプのシャッター優先AE機の利点でもあって
最悪電池がなくても露出計は使えませんが
マニュアル露出で撮影自体は可能です。
これが一般的な絞り優先機だと
機構上、電子制御機であることがデフォルトとなってしまいます。
機械式でオートも可能となると
このFTAのような構造が一般的となります。
ただし指針挟み込みということもあり
レリーズストロークが妙に深く
ここは好みがわかれるところかもしれません。
後継のオートレフレックスT3では改善されたともいいますが
それでもやはり深めです。
個人的にはよほどレスポンス重視の撮影でない限り
それほど気にならないとは思いますが…

お預かりしているFTAは
ご依頼者様のご自宅で
随分長い間仕舞い込まれていたもののようです。
使われていなかったとはいえ
きちんと保管されていたらしく
電池室の腐食もなく露出計も少々不安定ながら生きています。
どうしても長い間、動かしていなかった分
各部の動きにはかなり渋い部分もあって
やはりこれからキチンと撮影で使うには
一通りの整備が必要な状態です。
露出計も不安定ですがシャッタスピードも不安定で
スローシャッター時にはガバナの粘りも見受けられます。
組み合わされるレンズはヘキサノンAR52mmF1.8ですが
やはり保管状況が良いおかげで
レンズそのものはカビも少なくコンディションは悪くありません
ただヘリコイドのグリスは固まり気味で
ピントリングは結構重めな状態です。
古いカメラでは定番の動きの悪さ等はありますが
このFTAのウィークポイントは接眼レンズで
合わせレンズ部のバルサムの問題かと思われますが
とにかく酷いクモリのものが多いのです。
今回の個体もファインダー内露出計の読み取りが困難なくらいに
激しく曇っています。
接眼レンズ内部のクモリなので清掃してもあまり変わり映えしません。
できる限りの手段で何とか通常の使用に差し支えない程度には
改善しようと思いますが完全にクリアにはならないかと思われます。


まだ現状チェックを行っただけで
これから本格的に作業に入るのですが
外観も年代を感じさせないほどキレイです。
内部の動きをしっかり整えてやれば
快適に撮影に使える状態になると思われます。
シャッターが堅牢さがウリのコパルスクエアであることもあり
基本的には非常に頑丈なカメラです。
その代わり少し大柄でかなり重量もずっしりありますが
それも丈夫さの一因で頼りがいがある…ととらえれば
欠点ではないと思います。

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オリンパスペンFTのカメラ修理

今日は「国民栄誉賞の日」だそうです。
1977(昭和52)年のこの日に
2日前の9月3日に通算ホームラン数756本で
世界最高記録を作った王貞治選手が
日本初の国民栄誉賞を受賞したことに由来した記念日です。
当時、私は小学生ですが
ワンちゃんのホームラン記録のことは
さすがによく覚えてますねぇ
私の家は家族総出でカープファンなので
(まぁ広島県民のデフォルト設定ですな)
もろ手を挙げて応援してわけではないですが…(苦笑)
王選手の国民栄誉賞受賞以降
26個人1団体に対して授与されているのですが
そうそうたるメンバーが名を連ねています>
鉄人・衣笠さんや柔道の山下選手、
千代の富士関、植村直己さんに
美空ひばりさん、長谷川町子さん
私が子供の頃に大活躍していた方も多いです。
いろいろな理由で辞退されている方も何人かいらっしゃいます。
国民栄誉賞をいただけるような方は
当たり前ですがその分野でのスーパースター的存在な方ばかりですね
これからもどんなスーパースターが受賞していくのか
楽しみでもありますね。
さぁ、一小市民の私は今日もがんばって仕事しますよー(笑

さてさて

今日は「オリンパスペンFT」のカメラ修理を行っています。
孤高のハーフ判一眼レフ「ペンF」の改良版で
巻上がシングルストロークになり
露出計・セルフタイマーが装備されたモデルです。
初代ペンFの登場から3年後の1966年発売です。
露出計が装備されているのですが
その露出計の読み取り方が少し独特です。
ファインダー内にTTLナンバーという数字が表示され
露出計指針が指している数字を読み取って
レンズ側にもに刻印されているTTLナンバーに
合わせるという方法です。
レンズ側のTTLナンバーはそのレンズごとに
絞りと一定の法則で対応した数字が刻印されていて
この方法で開放測光や絞込補正等も行えるといったものです。
なかなかよく考えられた方法ですが
レンズに一般的な絞り値とTTLナンバー、
二通りの数字が同じ絞りで存在するため
少々ややこしく感じることもあるかもしれません。
(レンズ側の刻印はTTLナンバー、通常の絞り値表示
どちらかに切り替え可能)
個人的にはそこまでして露出計搭載しなくても…という
思いもありますが
カメラに合わせて軽量コンパクトな装備にしようとすると
やはり露出計は内蔵のほうが良いということになりますよね
当時は露出計内蔵化が推し進められている時代なので
当然の進化ではあるのですが。。。

お預かりしている「ペンFT」は一通りの動作はしています。
たださすがに登場から50年以上経過しているカメラなので
各動作機構部の動きは全体的に渋いです。
巻上も明らかに油切れの兆候が見られます。
ペンF系というとミラー駆動部の動作不良に関連する
ミラーアップとSS最高速1/500以外のSSすべての制御に関わる
ガバナー部の動作不良が定番のトラブルですが
このまま使用しているとどちらのトラブルも出てきそうな状態です。
装着されているレンズは一番一般的な38mmF1.8レンズですが
レンズには汚れ・カビ、絞り羽根の粘り等が見受けられます。
やはり今後安心して使うためには
一通りの整備が必要な状態です。

元々の「ペンF」に比べると
セルフタイマーや露出計が組み込まれているせいもあり
上カバー下は結構ぎっしり詰まった感じがしますね。
元々、シャッターやミラー機構も
ペンFならではの非常に独創的な構造ですが
露出計の構造も「ペンFT」ならではの造りで
SSダイヤルとの連動やハーフミラーを介した
受光部等、「ペンFT」でしか見られないものばかりです。
オリンパスのカメラ自体どのカメラも独特な造りのものが多く
ある程度、整備に慣れていないと
戸惑う部分の多いカメラだと思います。
それではこれから本格的に点検整備一式に取り掛かります。

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キヤノンF-1のカメラ修理

今日は「ベッドの日」だそうですよ。
日付は英語表記の「good sleep day」の
「グッドスリープ」を「グッスリ」と読み
「9」と「3」の語呂に合わせたものだそうです。
ちなみに諸説あるのですが
「ぐっすり眠る」の「ぐっすり」は
英語の「good sleep」に由来するという説もあるのだそうです。
私は自宅でベッドではなく布団なのですが
どちらにしても睡眠はとっても大事ですし
気持ちよいですよね!
のび太の名言で
「あったかいふとんでぐっすりねる!
こんな楽しいことがほかにあるか」なんてのがありますが
まさにその通りだと思います。
あ、そういえば今日は「ドラえもんの誕生日」でもありますね!
実際は生活や仕事に追われて
なかなか思う存分好きなだけ眠るってことはできないでしょうし
私も1日中眠気と闘っているような日もあります(苦笑)
でも良質な睡眠は健康の基本でもありますから
できるだけしっかり眠りたいと思います。
…ただ、この歳になると…
今夜眠ったらもうそのまま起きられないんじゃないか(汗)と
寝るときに考えたりしちゃうこともありますねぇ(苦笑)

さてさて

今日は「キヤノンF-1」のカメラ修理を行っております。
言わずと知れたキヤノンのフラッグシップ機で
ライバルのニコンF2と並んで70年代を代表するカメラだと思います。
1/2000のシャッタースピードやTTL中央部部分測光の露出計
交換可能でいろいろなシチュエーションで最適なものが選択できる
ファインダーやスクリーン、スピゴット式にこだわったFDマウントに
豊富なバリエーションを誇るFDレンズ群
さらにこれまた豊富に揃ったシステムアクセサリーと
どんな使い方にも対応できる正にプロフェッショナルなカメラです。
その辺りはライバルニコンF2も同様ですが
F-1ならではの部分をあげるとしたら
やはりその洗練されたスタイリングではないかと思います。
どう見ても間違いなくカッコ良いと思います。
もちろん好みはあるでしょうし正反対ともいえる
ニコンF2の武骨さが魅力的に写ることもありますが
やはりそのスマートなスタイリッシュさは
F-1ならではのものではないかと思います。
私はこの時代にじいさんがニコン党で「F使い」だったこともあって
やはり少々ニコン機を推したくなるのですが
スタイリッシュさでいうとF-1…というかキヤノンが
上手くできていたなぁ…と思います。
いつの時代も憧れの的ともいえるカメラだと思います。

F-1はフラッグシップのプロ仕様機ということで
やはり基本的には非常に丈夫なカメラなのですが
さすがに登場から50年も経過しているカメラが
その間、ずっと未整備で平気か?といわれればそんなことはありません。
お預かりしているF-1もとりあえずシャッターは切れているものの
チェックしていくといろいろ問題を抱えています。
まず、ご依頼者様からもご指摘されているのですが
ファインダー内露出計の〇指針(F-1は〇指針と通常の指針を合致させて
露出を合わせる)がまったく動きません
F-1の露出計は通常の指針が明るさとSS設定によって動き
〇指針は絞り値に連動して動くのですが
マウント部の絞り値連動レバーから全く動かない状態です。
汚れや油で粘っているとか固着しているなんてレベルではなく
部品が摩耗あるいは変形して動かないものかと思われます。
さらにシャッターにも問題があり1/2000は全く開かず
1/1000も完全に開かない状態です。
幕軸の動作不良かとは思われますが
シャッター幕(F-1は金属幕)の一部にベッタリと油が付着しており
過去に何らかの分解をされている個体かと思われます。
…となるとおかしな調整をされている可能性もあるので
より細かく各部を見ていかなければなりません。

まずシャッター周りの整備を行いつつ
絞り値連動部の部品をチェックしているのですが
うーん、やはり使用してるうちの摩耗というよりは
前回の分解時に微妙に曲げてしまったのではないかという感じです
修正もできなくもないような気がしますが
中古部品で良品があるので交換したほうが間違いがなさそうです。
他は一通りの整備で行けそうな気がしますが
幕軸周辺にベッタリついた油の除去には
時間と手間がかかりそうです。
注油はあくまで最小限です。
本来はしっかり清掃してキレイな状態なら
ほんのわずかな注油のみで大丈夫なのですが…
いったん多量に塗布された油の除去は大変なのです。
とはいえ、しっかり対応していきます。

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ミノルタXDのカメラ修理

今日は9月2日
「く(9)じ(2)」と読む語呂合わせから
「宝くじの日」なのだそうです。
…私、実は買ったことないのですよねぇ…宝くじ…
当選確率から考えても
とてもとても当たるような気がしなくて…
無駄にお金を捨てるような気がしてしまうのです。
買ってる方に聞くと
「夢を買ってるんだよ」とよく言われますが…
前後賞合わせて今や10億円なんですねぇ…すごいなぁ
まぁ、確かに買えばほんのわずかでも
当たる確率はあるわけだから
買いたくなる気持ちはわかるなぁ
何事も行動を起こさなければ可能性はゼロですからね
ちなみに年末ジャンボの1等(7億円)の
当選確率は2000万分の1なのだそうです。
1/2000じゃなくて1/20000000ですよ
0.000005%…うーん、やっぱり買わないかなぁ
いけんいけん、こんなこと考えている暇あったら
日頃の無駄使いや仕事を効率よく行う方法を
考えていたほうがいいや(笑

さてさて

今日は「ミノルタXD」のカメラ修理を行っています。
端正で凝縮感のあるデザインに
適度にコンパクトな大きさ
ミノルタらしい明るく切れ味鋭いファインダーに
上品な感触の巻上フィールにシャッター音
使っている行為自体が楽しくなるような
なかなか他にはないカメラかと思います。
機能的には世界初の両優先AE(SS優先・絞り優先)を搭載し
絞り優先機が良いのかSS優先機が良いのかという
論戦に終止符を打ったカメラでもあります。
余談ですが、これ書くといつも思い出すのが
同じような時代に自動車の話で
「ターボ」が良いのか「ツインカム」がいいのか
なんて話が雑誌やクルマ好きの間の定番となっていた頃に
「ツインカムターボ」が出てきて
その論戦にも終止符が打たれた…というのと一緒ですね(苦笑)
機能的な面はいつかは技術がそれを追い越していくのですねぇ
…話を戻します。
今となってはスペック的なことよりも
その使い心地よさやデザインで選ばれることの多いXDですが
当時の最先端の電子技術を駆使して作られたカメラであり
正気、現行機種の頃から電装系のトラブルの
多いカメラとしても有名でした。
現在、年月を超えて普通に動作しているものは
比較的、電子回路的には大丈夫な可能性も高いのですが
基板内漏電とかシャッター制御不可能な個体は
やはり修理不可能となることも多いカメラです。

お預かりしているXDは
まずご依頼者様から指摘されている点は
露出計が明るさに関わらず一番上の▲に振り切ってしまうとのことです。
これはおそらく感度設定ダイヤル下の
摺動抵抗の汚れや劣化が原因かと思われるので
最悪、そこの交換で済むかと思われます。
ただ、こちらで預かってチェックしていて判明したのが
シャッター速度の大幅なズレ
1/1000で1/250くらいしか出ていません
先幕・後幕のバランス自体は良いのですが
スリットが必要以上に開き気味なのです。
1/500、1/250、1/125とシャッタースピードが遅くなると
少しずつ正しい値に近づいていき
1/60だともうあまり写真に影響のないレベルになります。
しかしながら一番よく使うであろう高速域で
1.5段~2段、実際よりオーバーになっているのはいただけません。
受付時にこのことをご依頼者様に報告したところ
「確かに妙に写真がオーバーになっている」とのことだったので
やはり実際の撮影にもかなり影響があるようです。
もしポジフィルムであれば救いようのないレベルかと思われます。

で、結論から言ってしまうと
SS不良の原因はマグネットの吸着不良だったようです。
吸着面の汚れ等でうまくマグネットが離れない状態だったようです。
それに加えてやはりシャッター羽根の汚れによる
粘りも影響していたようです。
露出計の不良は摺動抵抗そのものの汚れもありましたが
それに接するブラシ部分のリンクレバーが
ロック状態で無理矢理感度ダイヤルを回されたのか
変形していてそのために接触不良が起きていたことが
一番大きな要因だったようです。
それ以外にもシャッターユニット、ミラー駆動部、巻上部等々
一通りの整備を行って現在は問題なく各機能動作しています。
少し様子見をしている段階ですが
この後、最終チェックを行って問題なければ完成となります。

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ペンタックスMXのカメラ修理

今日は9月1日、「防災の日」ですね。
1923(大正12)年の9月1日午前11時58分
関東大震災が発生したことに由来しています。
関東地方をM7.9の大地震が襲い
死者・行方不明者14万2800人、
家屋全半壊25万戸、焼失家屋44万戸という大災害となったそうです。
地震の場合はもういつくるかわからないし
場合によってはどうにも防ぎようがない部分がありますよね
でも先月も豪雨や長雨がありましたが
これからは台風シーズンでもありますので
雨風による災害にも気を付けなければいけません。
台風の場合は来ることがある程度事前にわかりますから
甘く考えずに注意して行動しないといけませんね。
幸い私の住んでいる地域は川の氾濫とか
土砂崩れとかの可能性は低いと思われますが
考えられないような天候になることも
最近はめずらしくないので気を付けなければいけませんね
本当に温暖化とかいろいろな要素があるのでしょうが
近年、予想を上回る災害が思いもよらぬところで
起こることも多いので他人事ではありませんね。

さてさて

本日は「ペンタックスMX」のカメラ修理を行っています。
「MX」は最初に登場した「ペンタックスMシリーズ」のカメラですが
「Mシリーズ」の中では唯一の機械制御シャッター、且つ
布幕横走りシャッター機です。
軽量・コンパクト化をシリーズ全体で推し進める上で
効率が良いのはやはり「縦走りシャッター+電子制御」という
考えになったのだと思います。
その方法が間違いないのはその後に
コンパクトな電子シャッター機が次々と各メーカーから出ていることからも
よーくわかりますね
ただ、機械式シャッターは整備性や
基本的にシャッターそのものには電池を必要としない点
長い年月が経っていても「比較的」修理が容易な点等々
数々の魅力があるのも事実です。
目に見える機械でシャッターが制御される様子は
普通は実際には目にできませんが
やはり精密さを身近に感じますし機械としての魅力も大きいと思います。
機械制御でコンパクトな一眼レフと言えば
パイオニアは文句ナシに「オリンパスOM-1」ですが
その「OM-1」を強烈にライバル視して開発されたのが
この「MX」です。
幅・高さ・厚さともすべて0.5mmずつ
OM-1より小さくなっていることからもかなり意識していることがうかがえます。
ただし、機械制御シャッターでこれだけコンパクト化を進めるためには
OM-1同様、かなりの工夫が必要であり
その工夫が時には整備性に大きな影響を与えていることもあります。
OM-1もそうですがMXも分解整備・修理をする立場で言えば
なかなか厄介なカメラです(苦笑)

お預かりしている「MX」は
たまにミラーアップしたままになってしまうようです。
横走りシャッター機のミラーアップの原因は
多くの場合、ミラー駆動部そのものよりも
シャッター幕の走行不良が原因です。
今回も場合もシャッタースピード及び幕速を測定してみると
先幕・後幕のバランスが大きく崩れており
後幕の走行が正常ではないことにより
最後のミラーダウン機構へ
きちんとリンクできないことが原因と思われます。
シャッタースピード調整も含み
過去に何度も分解されて調整が行われたと
思われる形跡が残っていますが
近年は整備されていないものと思われます。
モルトだけは比較的近年貼りなおされている形跡がありますが
このモルトがまた場所がおかしい上に
異様に過剰に貼られておりあまり良い状態とは言えません

装着しているレンズは当店のテストレンズです。

とにかくいろいろと中途半端で動きも良くない状態だったので
全体的に整備を行い、
いろいろな部分の調整をやり直しました。
もちろんシャッターの動きは非常にスムーズになり
ミラーアップももう起こりません。
露出計もできる限り調整を行い
通常の使用に全く問題ない精度に調整いたしました。
これで当分の間は安心して撮影に使っていただけると思います。

動作部分の調整をかなり見直しているので
通常より長めに様子見をして動きをチェックしています。
ここまで問題ないようなのでこれから最終チェックを行い
問題なければ完成となります。

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コーワSWのカメラ修理

今日は「富士山測候所記念日」なのだそうです。
1895(明治28)年のこの日に
富士山頂剣ヶ峯に野中測候所が開設したことが由来となっています。
現在では無人施設となっていますが
富士山特別地域気象観測所として
気圧・気温・湿度などの観測を行っています。
昔はレーダードームとかも設置されていて
(呉市民だと灰ヶ峰の山頂にあるみたいなやつって言うと
すぐにイメージできるかと。。。(笑))
特徴的な景観だったのですが、今はあまり特徴のない普通の建物です。
富士山最高点の剣が峰にあるので
富士山に登ったことのある方だと「あぁ、あれか!」と
すぐに思い浮かべることができると思います。
建物のある剣が峰に登る「馬の背」と呼ばれる
急斜面が結構、キツイのですよねぇ…
酸素も薄いし…滑りやすいし…
まぁ、もう二度と富士山に登ることはないとは思いますが、
今となってはいい思い出です。

さてさて

本日は「コーワSW」のカメラ修理を行っています。
ウナコーワやコルゲンコーワとかのお薬や
ケロちゃん・コロちゃんでお馴染みの
興和株式会社の光学部門で作られていたカメラです。
興和の光学部門は現在でも
スポッティングスコープや医学用光学機器等を製造していますが
1978年までは一般向けのカメラやレンズも
精力的に開発・製造していて
二眼レフのカロフレックスや中判一眼レフのコーワシックス
コンパクトカメラのカロシリーズなど
現在でも評価の高いカメラがたくさん存在しました。
コーワSWは1964年に発売されたカメラで
モデル名の「SW」は「Super Wide」の略です。
1950年代のワイドカメラブームの頃はワイドレンズといっても
焦点距離35mmといった感じでしたが
コーワSWはその名の通り28mmF3.2を搭載した
レンズ固定式レンズシャッター機です。
現在の感覚で言うとSuperっていっても28mmなの?と
思われるかもしれませんが
当時のカメラで28mmレンズを固定搭載したカメラなんて
他にはありません
距離計も露出計も省きスペリオ式の0.4倍実像ファインダーを搭載し
小型軽量安価を実現したカメラです。
当時「交換用広角レンズを買う価格で買える」が売りだったそうです
確かに28mmだと距離計使ってピント合わせするのは無理がありますし
目測にしたのは正解かと思われます。
おまけにこの搭載されるスペリオ式ファインダー
結構贅沢な仕様でプリズムをふんだんに使用した造りで
コンディションの良い個体だと見え方も素晴らしいです。
F8以上に絞って3mあたりにピントを設定すると
いわゆる「パンフォーカス撮影」となり
スナップシューターとしても非常に使いやすいカメラだと思います。
実際、現在でも非常に人気の高いカメラです。

お預かりしている「コーワSW」は
残念ながらシャッター羽根が固着してしまっており
シャッターレリーズしてもしゃったが全く開きません。
レンズシャッター機ではお約束のトラブルです。
一眼レフ等のフォーカルプレーンシャッター機が
結構なバネ力でクイックミラーを作動させ
シャッター幕を引っ張り回すことに比べると
レンズシャッター機のシャッター駆動部は
とても小さなバネ力でシャッター羽根を駆動します。
その上、構造上、薄い金属製のシャッター羽根が
重なり合っているため、その部分に油等が付着してしまうと
ぴったりくっついて離れなくなってしまうわけです。
2枚のガラス板を水で濡らして重ねると
ぴったりくっついてしまうことと同じような現象が起きるわけですね。
経年劣化もあってシャッターユニット側や
ヘリコイドからの油分が滲みだして
シャッター羽根に付着すること自体は
当たり前に起こることなので
やはりある程度のスパンで
定期的にシャッターの整備を
行わなければばらないということだと思います。

シャッター羽根の洗浄を含むシャッターユニット整備を行い
シャッターは全く問題なく動作するようになりました。
ファインダーにはそれなりに汚れやシミがあり
バルサムの劣化も確認され、できる限りの清掃ですが
全く問題ないレベルにキレイになったと思います。
清掃したSWのファインダーは本当に明るくて
気持ちの良い見え心地です。
ご依頼者様はこのSWをずっと昔から
使ってきていると思われるのですが
これで安心してこれからも使っていただけると思います。

コーワSWって定期的にちょくちょく修理依頼のあるカメラですが
そのたびに私も欲しいなぁ…と思うカメラのです。
なかなか縁がなくて今のところ入手できていませんが…

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ニコンFE2のカメラ修理

今日は8月29日
「焼肉の日」ですね!
煙も何も気にせず存分に
焼肉を楽しむには
やはり焼肉屋さんに行くのがベストなのですが
このご時世。。。
ビールのない焼肉にいってもしょうがないので
今はガマンしかないですよねぇ…
本当に早く普通に外食できる状況になってほしいものです。
毎年この日は似たようなことを書いている気もしますが(笑
ここ数年、焼き肉はもっぱらロースがメインで
たまにハラミといった感じです。
で、ご飯が欲しくなるとホルモンですね!
カルビは本当に食べなくなりました。
油がくどくってもうしんどいのです。
でもその割にはホルモンは好んで食べるという矛盾。。。(苦笑)
美味しいロースをがんがん食べながら
キンキンに冷えたビールを
ジョッキで一気に飲み干すのは最高ですねぇ
何も気兼ねなくそれができる日が再び来るのを
楽しみにしながら今夜は焼肉弁当あたりで
我慢しておきます(笑

さてさて

本日は「ニコンFE2」のカメラ修理を行っています。
「シンプル・ニコン」のキャッチフレーズで
ヒット作となった初代「FE」をベースに
進化を遂げ最高速1/4000シャッター&シンクロ1/250の
スペックを引っ提げて1983年に登場したカメラです。
先代「FE]と同じく非常に使いやすい
追針・2針式の露出計を装備し
絞り優先オート時、マニュアル露出時問わず
直感的に現在の露出の状況を把握できます。
いつも思いますが本当にこのFE系の露出計は使いやすいですね。
もちろん絞り値もレンズ刻印を直読するタイプで
ファインダー内で確認可能です。
1/4000&1/250シンクロを実現するために
幕速を相当速くする必要があり
初期のFE2や兄弟機でもある初期のFM2には
ハニカム状に肉抜きされたチタン製のシャッター羽根が採用されています。
見た目にも非常に美しく加工技術の高さを感じられるものです。
後期モデルになると技術の進化により
同じ幕速を通常形状のアルミ製シャッター羽根で得られるようになり
このハニカム状シャッター羽根は姿を消してしまいます。
少々注意が必要なのはこのハニカム状のチタンシャッター羽根
シャッター羽根自体の強度は申し分ないのですが
シャッター羽根のカシメ部分の強度が少し足らないらしく
あるひ突然バラバラになってしまうというトラブルが
現行機種の頃からあるようです。
その場合、メーカー修理では通常形状のアルミ羽根仕様の
シャッターユニットに交換が行われていたようなので
初期のFE2といえどもチタン羽根仕様ではないものもあるようです。
このトラブルは防ぎようがないので出る出ないは
もはや運しだいかと思われますが
バラバラになったシャッター羽根は
現在では交換用シャッターユニットも入手不可ですので
修理不可能音なります。
予防策はありませんがうっかり指で押してしまったり
フィルムの端で推してしまって
余計なことで羽根破損させないように気をつけていただければと思います。
(それは縦走り金属羽根シャッターすべてがそうなのですが)

お預かりしている「FE2」は
その貴重なハニカム加工シャッター羽根搭載機です。
シャッター羽根の状態は非常に良い状態を保たれていると思います。
しかしながら大問題なのは
電池を入れても電源が全く入りません。
露出計はもちろん、電子制御シャッターは当然作動せず
「B」、「M250」以外は切れない状態です。
電池室そのものは液漏れや腐食の跡もなく
キレイな状態が保たれています。
そうなると電池室からのハンダや配線の問題か
あるいは巻上レバー連動のsw部の接触不良かと思われます。

外観も非常にキレイな状態です。
トラブルの原因の予想はいくつかに絞られているので
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
少々余談ですがこのFE2あたりが
当店としては修理可能な一番新しいカメラとなります。
これ以降の時代のものは基本的に修理不可能です。
ちなみに兄弟機でもあるマルチモード機「FA」も
もはや修理不可能なカメラとなってしまいます。
この「FE2」以上に電子制御部分が増えてしまうと
(要因はそればかりでもありませんが)
残念ながら修理・整備不可能になってしまいます。
FE2でさえも先述した「シャッター羽根の破損」や
「電子部品の不良」の場合は修理不可能となります。
今回のFE2も電源が入ってみないと
電子回路関係が大丈夫かどうかは確認できないのですが
まずは電源が入るように修理を行っていきます。

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ニコマートFTnのカメラ修理

今日は「テレビCMの日」だそうですよ
1953(昭和28)年のこの日に開始された民放の日本テレビで
初のテレビCMが放送されたことに由来します。
初のCMは「精工舎の時計が正午をお知らせします」という
服部時計店(現:セイコーホールディングス株式会社)の
時報だったのですが
このときの放送がトラブルだらけで
フィルムが裏返しになっており、音も不明瞭だったそうです。
そのため、正午に放送された初CMは
わずか3秒で中止されるという結果になってしましました。
改めて同日夜7時に第2号CMが放送されそれは無事に放送できたそうです。
このCMはyoutubeとかでも見られますので
興味のある方は調べてみてください。
なかなか愛嬌のあるおもしろいCMでしたよ
CMっていつの時代も楽しいですよね。
その商品やサービスを好印象で覚えてもらうために
いろいろな工夫が凝らしてあって
またその時代を反映しているものもたくさんあって…
私、たまにyoutubeで昔懐かしのCMを検索して見ていますよ
最近ハマったのは広島ローカルだけど
「ヒロツクの子持ち昆布」かな(笑

さてさて

本日は「ニコマートFTN」のカメラ修理を行っています。
「F」の時代の機械制御シャッターの中級機です。
中級機ということでコストパフォーマンスも
追求しなくてはいけないので
シャッターは自社製横走りではなく
コパル製の金属羽根縦走りシャッターユニットを採用しています。
(コパルスクエアS)
それでもこの時代のニコンらしいのは開発製造は自社で行っており
品質にこだわっているのがよくわかります。
そのあたりの成果もあって
ニコマート(特にFT系)は非常に機械的には丈夫なカメラです。
まれに保管環境が悪いものだとミラー駆動部のトラブル等はありますが
基本的に巻上・シャッター関連のトラブルが非常に少ないカメラです。
何とか動作していてもシャッターの精度は全く出ていないものが
この時代のカメラには多いのですが
ニコマートFT系は実用上問題ない精度の出ているものが多いのです。
発売開始から50年以上経過しているカメラでこれはすごいことです。
ただし露出計関連には正直なところ非常にトラブルの多いカメラです。

お預かりしている「ニコマートFTn」も
シャッターは元気なのですが露出計が全く動きません。
電池室には当時の水銀電池が入ったままになっており
出してみると電池室そのものは比較的キレイなのですが
やはり裏側のハンダ等はかなり劣化していて
ほぼ断線状態でした。
とりあえず強制的につないで露出計の動きをチェックしたところ
これがまた非常に不安定でたまに振り切ったまま戻ってこなくなります。
これはマウント部の「マイラー抵抗」と呼ばれる
一種の摺動抵抗の汚れや劣化が下人と思われます。
抵抗の劣化・剥離は交換部品が入手不可能なため
どうにもならない部分はありますが
大抵の場合、適度な清掃でかなり回復することが多いです。
これがなかなか微妙なところもあり
清掃しすぎると抵抗体がキレイに剥がれてしまって
無抵抗な状態になり露出計のコントロールが全くできなくなるので
かなりの注意が必要です。
70年代の摺動抵抗になると少々強引に清掃しても
ビクともしない素材になるのですが…この時代のものはなかなか難しいですね
同じ事がFフォトミック系にも言えると思います。
余談ですがFフォトミック系の摺動抵抗の抵抗面はもっと脆く
ちょっと強めに拭いただけでボロボロ剥がれます。
そのためFフォトミックの露出計は
既にほぼ修理不可能とさせていただいています。

抵抗の件はともかく
FTnの最大の特徴である開放F値補正操作(ガチャガチャ)の
動作不良も起こっていて
絞り環を往復しても開放絞り値がセットされない状態です
これもFTnではよくあるトラブルです
これは単純に汚れや油切れによる動作不良なので
機械動作部の清掃と注油で対応します。
ニコンのカメラらしく整備性も非常に良好です。
ミラーボックス分離までもそれほど難しい部分はありません。
ここからシャッターユニットも含めて各動作部の整備を行い
ファインダー清掃や露出計修理も行っていきます。

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オリンパスペンEEのカメラ修理

今日は「レインボーブリッジ開通記念日」だそうですよ。
1993(平成5)年のこの日に「レインボーブリッジ」が開通したそうです。
もう28年になるんですねぇ
もはや東京タワーと同じくらいに
東京のシンボルともいえる存在ですね
私が最初に上京してきた頃はまだクルマもバイクも持ってなくって
(正確にはクルマは広島に置いてきたのだけど)
あまりレインボーブリッジを通ることもなかったのですが
数年たってクルマもこっちで持つようになってくると
当然、首都高を使うことも増え
11号台場線を走ることも増えてくるわけですね。
夕方の11号なんて渋滞するのが当たり前の路線ですが
お台場側から渋滞の中、レインボーブリッジを通過しながら
横目で東京タワーをはじめとする都内中心部の夜景を見ていると
「あぁ~私もすっかり都会の人になっちゃったなぁ」
なんて思ってしまうわけですね(笑)
今思うと、この思考がまず田舎者の証拠かと…(苦笑)
でもレインボーブリッジは昼夜問わず
下から見ても、実際に通過しても
非常に絵になるスポットですね!
結構何度も写真も撮っています。
節目節目の記念日とかに行われる
レインボーライトアップの写真はまだ撮ってないし
実際に見たこともないのですよねぇ
30周年あたりでやってくれないかな…

さてさて

本日は「オリンパスペンEE」のカメラ修理を行っています。
ペンEEのデビューは1961年7月
初代ペンの登場から2年後に当たります。
「買ったその日から、
ボタンさえ押せばだれにでも写真が撮れるカメラ」という
コンセプトで発売されたペンの派生シリーズです。
当初は本流はマニュアルのペンやペンSだったかと思いますが
ペンEEシリーズはEE-2,EE-3と基本的なコンセプトやデザインを
変更せずに生産し続けられ
最終的にはペンシリーズの中で一番長く作られたシリーズとなります。
現在でもペンSやペンDも人気は高いですが
ペンといえばペンEEシリーズを思い浮かべる方が多いと思いますし
人気の面でも現在でも一番かと思われます。
セレン光電池を使用した露出計を装備し
露出計指針はファインダー等の見える部分には出てきませんが
内部で指針挟み込み機構でオート露出を制御しています
シャッタースピードは初期のEEは1/60固定
1962年から1/30・1/250の2速切替式になります。
レンズはDズイコー28mmF3.5でピントは固定焦点
そのためオート露出と合わせ
撮影者が行うのは構図を決めてシャッターボタンを押すだけです
光量不足の時にはオリンパスコンパクトカメラではお馴染みの
赤ベロがファインダー内に出てシャッターロックがかかります。
これとレンズを取り囲むように配置されたセレンのおかげで
レンズキャップをしている場合には間違いなく赤ベロが出て
(フラッシュモードになっていると出ませんが)
レンズの外し忘れも防止してくれるという副産物にもなってます。

お預かりしているペンEEは
ご依頼者様のおじいさまが使っていたものとのことですが
丁寧に使っている上に保存状態はよかったようで
外観は現在でもピカピカです。
ただし、もうかなり長い間使っていなかったものとみられ
絞り制御が上手く作動しないようです。
さらにセレンの劣化も多少はあると思われ
絞り制御されていてもかなりオーバー目に制御されるようです。
フィルム室のモルトはもう既にほぼ剥ぎ取られている状態で
おそらく腐食が進んで屑がたくさん出始めた時点で
これはよくないということで剥ぎ取ってしまったものと思われます。
それ以上モルトの腐食の影響が周りに出なかったのは
幸運でしたがさすがにこのままでは光漏れを起こしてしまいます。
初代EEや初代EESは取り外し式の裏蓋ですが
この裏蓋の部分もモルトはかなり厚手のものが必要です。
蝶番部によく使うような1.5mm厚のモルトとかでは
交換しても間違いなく光線漏れを起こします。
とはいえあまりにも厚すぎるものを使うと
今度は裏蓋が閉まらなくなります。

当時の「EL」ステッカーもキレイに残っていますね。
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
ご依頼者様はフィルムカメラを使うのが
これが最初になるということなので
完成時には簡単に使い方の説明も行います。
。。。とはいってもペンEEなので
フィルム装填方法さえクリアできれば簡単に撮れると思います。
キレイに写真が撮れるようにしっかり整備して
ご依頼者様にお納めしようと思います。

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