カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

ニコンFMのカメラ修理

今日は「日本最低気温の日」だそうです。
1902年1月25日に旭川市で-41℃を記録したそうです。
低すぎてどんな気温なのか想像がつかないですね(苦笑)
それでも昔は寒いのには強いほうだったと自覚しているのですが
6年前にちょっと大きな病気をしてから体質が変わったのか
今はすっかり寒がりになってしまいました。
日本最低気温の日にちなんで
寒い日は温かいものを食べましょうということで
「ホットケーキの日」と「中華まんの日」が
この日に設定されています。
シロップ・バターたっぷりのホットケーキと
熱々のあんまん食べたいですねぇ。。。(笑)

さてさて

本日は「ニコンFM」のカメラ修理を行っています。
昨日、紹介したニコマートFTNの後継機ですね。
デビューは1977年。
コパル製金属羽根縦走りシャッターであることに変わりはありませんが
ニコマートに比べると格段にコンパクトになりました。
露出計は+〇-表示のLED式に変更になり
ファインダー内で絞り値も確認できるようになりました。

お預かりしているFMは光線漏れがあるとのことで
撮影したネガと一緒にお預かりしました。
光線漏れのあるコマは視野外のパーフォレーションまで
感光しており、このことからまず間違いなくフィルム室での
光線漏れであることがわかります。
話が少し逸れますが
ご来店時に写真がおかしいということで
スマホにアップしたスキャン画像を拝見することも多いのですが
光線漏れもそうですが、何か撮影結果がおかしい場合
なるべくフィルム上で拝見できればと思います。
話を戻しますが。。。
お預かりしているネガ上に未感光のコマもありました。
これだけだとたまたまキャップをしたまま
シャッターを切ってしまったかもしれない。。。とも思えますが
測定機でシャッタースピードをチェックしてみると
1/1000、1/500でたまにシャッターが開かないことがあるようです。
1/1000は十中八九開かず
1/500は開いても走り始めが1/700、真ん中付近で1/1000
走り終わり付近になると1/3000。。。
スリットがだんだん狭くなっていることがよくわかります。
幕速を見ても先幕の速度が妙に遅いので
先幕の汚れ等でこの症状が出ていると思われます。

まずはこれから分解を進め
シャッターユニットの整備から取り掛かります。
写真はプリズムを降ろした時点でのものですが
電子基板は露出計関連のものしかないので
プリズム上には何もなく
FEに比べるとプリズムを降ろすまでは楽です。
ただし、ここからはSS表示の連動糸等があるため
ミラーボックス取り外しはちょっと厄介です。
さらにFMのLED式露出計は意外と繊細で
特にこの季節、静電気で帯電した手でうっかり
制御部分に触れると簡単に露出計が飛んでしまいます。
こうなるともう修理不可能なので
細心の注意を払いながら分解していきます。

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ニコマートFTNのカメラ修理

今日は「ゴールドラッシュの日」らしいですよ。
カリフォルニアの川で小さな金が発見され
その話が噂になり「ゴールドラッシュ」となり
カリフォリニアは1年で10万人も人口が増えたそうです。
一攫千金ですか。。。
夢見なくもないですがそうそう簡単なことではないですよねぇ。。。
もはや良い歳だしちまちまと地道に仕事していきます(笑)

さてさて

本日はニコマートFTNのカメラ修理を行っています。
ニコマートシリーズは後のFM/FEの前身となった
普及機クラスのシリーズです。
機械制御シャッターのFT系と
電子制御シャッターのEL系が存在します。
FT系の中で最も販売されたのが
FTNだと思われます。
普及機とはいえ当時のフラッグシップ「F」に負けないほど
堅牢性も高く基本的なスペックも見劣りしません。
シャッターは金属羽根縦走りのコパル製です。
シャッターユニット内の速度変更軸が
水平方向なことを利用して
レンズマウント基部にシャッターダイヤルを配置したことが
「F」と比べて操作性の大きな違いになっています。

現存数が多いこともあり
修理依頼も多いニコマートFTNですが
基本的には非常に丈夫なカメラです。
少々のことでシャッターが切れないということにはなりません。
ただし、発売開始から50年経過したカメラなので
さすがに精度は出ていないものが多いと思われます。
今回、お預かりしているFTNは
まず露出計が全く動きません。
電池室にわずかに緑青が見えることから
電池室裏の断線が原因かと思われます。
電池室裏はミラーボックスを外さないとアプローチできませんが
その前に電池室からボディ上部の基板に繋がっている
リード線(黄色・赤色)をテスターであたり
電池室からの導通があるか否かを確かめておきます。
やはり黄色リード線側で全く導通がありません。
露出計そのものは直接電流を流してみると反応があるので
やはり電池室裏で断線してしまっているようです。

電池室裏端子は単純に断線だけでなく
端子そのものが腐食して折れてしまっていました。
部品取りから電池室ごと移植します。

今回のFTNはシャッターは動作していたのですが
先幕の動きが遅く
高速シャッターだと後幕に追いつかれてしまいそうです。
追いつかれると当然、
シャッターは開かないということになってしまいます。
縦走り金属羽根シャッターは横走り機と違い
幕テンション等で細かく調整することはできません。
ただ大抵の場合は汚れ等によって動きが悪くなっているので
金属羽根を清掃すれば正しいシャッター速度に戻ります。
今回ももちろん羽根清掃を行います。
他、シャッターユニット、ミラー駆動部、ファインダー等々
一通りの整備を行っていきます。

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ミノルタX-7のカメラ修理

今日は「アーモンドの日」だそうですよ。
美容やダイエットに効果があると言われている
アーモンドですが
成人女性の1日の摂取目安量が約23粒なのだそうです。
「1日23粒」ということで1/23は「アーモンドの日」ということです。
1日23粒?多くない?ナッツ類は高カロリーだよ。。。と思ったのですが
1粒10KCalとして23粒で230Kcal。。。
それほどでもないのか。。。でもアーモンドだけで23粒って
意外と食べにくいような気が。。。
アーモンドチョコだったら一箱ペロリと食べられるのだけど。。。(苦笑)

さてさて

本日は「ミノルタX-7」のカメラ修理を行っています。
私達世代には宮崎美子さんのCMと
「今の君はピカピカに光って~♪」のイメージが非常に強いカメラです。
1980年に発売された絞り優先AE専用機です。
この時代は物品税の関係もあり
絞り優先AE専用、ボディのみで4万円以下とモデルを
各社発売していました。
その中でもかなり売れたカメラだと思います。
やはりCM効果は大きかったのかな。。。

現存する台数が多いこともありますが
キレの良いファインダーと使い心地のよさで
現在でも人気のある1台です。
ただし、電子制御シャッター機なので
それなりに電気的トラブルも起こりやすく
場合によっては修理不能の場合もございます。
加えてそれよりもプリズム腐食の非常に多いカメラです。
プリズム前面にモルトを貼っているせいで
モルトの加水分解によりプリズムの蒸着も剥がしてしまいます。
視野内横方向に黒い帯が出ているものは
ほぼ間違いなくプリズム腐食です。
酷いものになると視野の半分近くが見えなくなります。

今回、お預かりしているX-7も
プリズムの交換がメインの作業です。
腐食のない中古良品と交換いたします。
他、オート・露出計が少々オーバー気味で
シャッター速度もバランスが崩れてしまっているので
そのあたりの整備ももちろん一通り行います。

ミノルタX系の修理でちょっと注意が必要なのは
プリズムが元々無事な個体でも
プリズムを降ろすことによりモルトと一緒に
蒸着も剥がれてしまい結局プリズム交換が必要になる。。。
というパターンが多いことです。
今回のように最初からプリズム腐食であれば
そこにはあまり神経を使わなくても良いのですが。。。

プリズムを降ろすだけでも底部から繋がっている
フレキを外さなければいけません。
各点検整備一式なのでこれからさらに分解を進めいきます。
この時代のカメラになると
この季節、静電気に注意が必要です。
帯電した手で基板を触ると簡単にICがトンでしまいます。

ところでこのX-7はミノルタのロゴが大文字の新ロゴです。
大部分のX-7は小文字の旧ロゴなので
ちょっとめずらしいですね。。。と書いていたら
たった今、新規に修理受付をしたX-7も新ロゴ。。。
あれれ、めずらしいはずなのだけど。。。(笑)

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ヤシカエレクトロ35GSのカメラ修理

今日は「スイートピーの日」ということですよ。
この記念日、登録・認定されたのが2017年ということで
最近できた記念日なのですね。
スイートピーはこの時期が最も香りが良く
花弁が左右対称で3種類の花びら(旗弁、翼弁、舟弁)からなり
それぞれ1枚、2枚、1枚あることから「121」の1月21日としたそうです。
ちなみにスイートピーの認知度を一気に押し上げた
松田聖子さんの「赤いスイートピー」の発売日も1月21日です。
余談ですが当時この曲が発売になった頃には
まだ「赤いスイートピー」は存在しなかったそうです。
(白・クリーム色・ピンクが主流で赤っぽいものはあったものの
一般的には流通してなったそうです)
でもこの曲のヒットをきっかけに品種改良が行われ
品種改良が始まってから18年後の2002年に
三重県の農家で鮮やかな真っ赤なスイートピーが誕生したそうです。

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35GS」のカメラ修理を行っています。
「ろうそく1本の光でも写る」ことを目標に開発されたカメラです。
「GS」は「初代」、「G」に続くモデルで
レンズに新コーティングのカラーヤシノンDX45mmF1.7が採用されました。
基本的な構造は初代と変わりありません。
薄暗い場所での精度の高い長時間露光を実現するために
電子制御シャッター「コパル・エレク」を搭載しています。
基本的に絞り優先AEで撮影するカメラで
これはシリーズ全モデル共通です。

お預かりしているエレクトロGSは
非常にキレイな個体です。
わずかなスレこそありますがピッカピカです。
ただし肝心の動作がおかしな状態で
明るい場所で絞りを開き気味にしてシャッターを切っても
暗所警告の黄ランプが点灯し
シャッターは開きっぱなしになってしまいます。
明るかろうが暗かろうが絞り設定がどうだろうが同じようです。
電子制御シャッター機でこんな症状が出ると
まず電子基板不良を疑うのですが
エレクトロの場合はそうでない場合も多いので
まずはある程度分解してみます。

写真には写っていないのですが
エレクトロのシャッターレリーズ部には
厚さ2mmのゴムブッシュが使われています。
これが劣化して潰れてしまうと
オートが全く効かなくなってしまいます。
エレクトロ35は巻き上げた時に内部レリーズ棒が戻る
「カツン」という音が鳴るのが正しい状態ですが
このゴムブッシュが潰れていると
この音も起きません。
お預かり時に音がしないことは確認済みだったので
オート不良はおそらくこれのせいではないかと予想していました。

同時に各接点を入念に清掃します。
電子シャッター機に接点の汚れは大敵です。
もちろん、シャッターユニット整備、レンズ清掃等々も
同時に行います。

そうして組み上げたエレクトロ35GSは
何事もなかったように普通にオート露出ができるようになりました。
露出精度も申し分ない値が出ています。

先日のハーフ17のブログでも書きましたが
この頃のヤシカのギンギラギンなシルバーは本当に良いですねぇ。。。

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ニコンF2フォトミックのカメラ修理

今日は二十四節気でいうところの「大寒」です。
寒さが最も厳しくなる頃。。。ということですね。
もちろんお店にいても寒いのですが
それでも昨年に比べれば少し暖かいような気もします。
何だか昨年は銭湯で湯船に浸かっているとき以外は
常に「寒い!」と思っていたような気がします(笑)
本当に寒いのは例年1月26日~2月4日くらいまでらしいので
何とかお手柔らかにお願いします。
全然関係ないのですが色んな方がカバーしている
大寒町(おおさむまち)」って歌がありますね。
私は矢野顕子さんが「SuperFolkSong」でピアノ弾き語りでカバーしている
ヴァージョンしか知らないのですが
妙に聴きたくなってきました(笑)

さてさて

本日は「ニコンF2フォトミック」のカメラ修理を行っています。
F2のボディに露出計内蔵の
フォトミックファインダーを装着したモデルですね。
先代のFフォトミックと基本的な構造は似通っているのですが
電池室がボディ側に移動され
少し頭でっかち具合が大人しくなった印象ですね。
F2フォトミックは露出計が内蔵されていることは
確かに利点ですがそれだけでなく
シャッタースピードや絞り値がファインダー内で確認できます。
(アイレベルだとファインダー情報は何もナシ)
これは結構大きな違いだと思います。
個人的にはAi化されレンズの絞り刻印を直接読むようになった
フォトミックA等よりも初代フォトミックのほうが
絞り値が読みやすく良いような気がします。

お預かりしているF2フォトミックは
かなり長い間、仕舞いこまれていたらしく
全体的に盛大にカビやサビが発生しています。
当然、あちこちの動きが悪く
とてもこのままで快適に使える状態ではありません。
セールスポイントのひとつである
露出計はやはり不動です。
以前にも書いたような気がしますが
F2フォトミックの露出計不動トラブルの半分以上は
ボディ側電池室が原因です。
今回もファインダー側は精度調整こそ必要ですが
動作はしている状況でした。
F2の電池室マイナス側端子を留めている部分が
プラスチック製なのですが
ここが経年劣化で折れてしまうのです。

シャッターは油切れで動作不良、スローガバナも固着
巻上も油切れ。。。という状態だったので
稼動部分は一通り清掃して注油を行った上で
調整を繰り返します。
写真のレンズは当店所有のもので
もともとは55mmF1.2が装着されていたのですが
こちらは絞り羽根のサビが酷い上に
レンズがカビで完全に白濁していたので
残念ながら修理はあきらめました。
それでもボディ側は快適に撮影に使えるレベルになったと思います。

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ヤシカハーフ17のカメラ修理

今日は「のど自慢の日」らしいですよ。
のど自慢する気は全くないのですが
最近、カラオケ行ってないですねぇ。。。
たまには思い切り声出しておかないと。。。(笑)
好きな曲を思い切り歌いたいように歌うなら
やはりカラオケは「ひとりカラオケ」が最適です。
他の人が知らない曲でもお構いナシに歌えるし
納得いくまで同じ曲何度でも歌えるし
疲れたら帰ればいいだけだし。。。
よし、今度、定休日に雨が降ったらカラオケ行ってこよう!

さてさて

本日は「ヤシカハーフ17」のカメラ修理を行っています。
ハーフ判カメラといえばオリンパスペンや
リコーオートハーフが有名ですが
この時代は各社、ハーフ判カメラもラインナップしていました。
ヤシカもラピード、セクエル、ミミーとハーフ判カメラを発売していましたが
一番販売が好調だったのは今回の「ハーフ17」ではないでしょうか。。。
発売は1964年です。この2年後に出る
エレクトロ35にも通ずる角の丸いデザインが良いですね。
セレン式の露出計と連動し基本的にオートで撮影するカメラです。
シャッターはコパル製のプログラムシャッターで
シャッター羽根が絞り羽根も兼ねる仕組みになっています。
レンズはヤシノン3cmF1.7で大口径な高級レンズです。
ASA100が標準的なこの時代で
できるだけ暗いところでも撮れるようにという意味での大口径レンズです。

お預かりしているハーフ17は
とりあえずシャッターは切れているのですが
粘りが少々あるようです。
それよりも気になるのがレンズ鏡銅がグラグラです。
ピントリングはしっかりしているので
シャッターユニット部分より前がぐらついているようです。
。。。ということはフィルム室側から
シャッターユニットを留めているリングを増し締めしてやれば
良いかというと、そんなに甘くはありません(笑)
実際にそこのリングは
少々のことではビクともしないくらい締まっています。
でも、ガタが出るということはここしか
締めるところはないはずですが。。。と思って
いろいろ調べていると。。。
どうやら緩んだ状態のときにシャッターユニット裏のリング
(チャージ・レリーズ用)がズレてしまっていて
そのままの状態で締めこまれたのではないと思われます。
相当、思い切り締め付けたようで緩めるのに1時間近くかかりました(汗)
きちんと噛み合っていない状態で締めても
当然、ガタつきは直るわけがないですよね。。。

心配されたセレンは問題なく起電しているようです。
露出計の精度は調整用の半固定抵抗で対応できそうです。
レンズは非常に良い状態です。
羽根車を回すタイプのシャッターなので
やはり粘りの原因は羽根車の動作不良のようです。
ファインダー内に目測のピント位置表示や露出計表示もあるので
レンズボードと本体のリンクはペン等に比べると
多少複雑で、再組み立てのときに少々注意が必要です。
シャッターユニット整備、レンズ清掃を行い
再組み立てに取り掛かります。

エレクトロでもお馴染みですが
ヤシカらしいギンギンギラギラな
シルバーは何とも魅力がありますね。

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ニコンFのカメラ修理

今日は「振袖火事の日」だそうです。
1657(明暦3)年のこの日、
江戸城天守閣と市街のほとんどを焼失し、
死者が10万人にもおよんだ明暦の大火が起きたそうです。
諸説ある火事の原因の中で
いわくつきの振袖が原因。。。と言われる話が
まことしやかに語り継がれており
「振袖火事」の異名があるそうです。
長くなるので割愛しますが
ご興味のある方は調べてみてください。
個人的には人の霊魂だとか怨念だとか死語の世界だとか
一切存在するわけがないと思っていますが
世の中には不思議なことが数多くあるのも事実ですね。
そういうのはきっと人の目に見えない蟲か妖精のせいだと思っています。

さてさて

今日は「ニコンF」のカメラ修理を行っています。
今回の「F」はボディのみの状態でお預かりしています。
「F」の中では後期モデルにあたる
「ニューF」とも呼ばれるものです。
外観上では巻上レバーやセルフタイマーレバーが変更されています。
もちろん基本的な構造は従来の「F」と変わりません。

この「ニューF」ですが巻上が全くできません。
巻上レバーは手応えなくスルスルと回るのですが
シャッター幕が全くチャージされません。
幕の位置は1/3ほど巻き上げられた
中途半端な位置で止まったままです。
ただ、フィルムを送るスプロケットは回っています。
実際に試してみると「F」使いのかたなら
イメージできると思いますが
「A-Rリング」を「R」ポジションにしたまま
巻き上げているような感じ。。。です。
今回はもちろん「A-Rリング」は「A」になっています。

巻上部がおかしいことはわかっているので
本格的に分解する前に巻上部上カバーを外し
下カバーも外し、巻上機構がある程度確認できるようにしておき
まずは動きを観察します。
やみくもに分解すると何が悪かったかわからなくなる可能性があるので
先に悪い箇所だけある程度ははっきりさせておきます。
もちろん最初に「A-Rリング」下部のリンクを疑いましたが
ここには問題はないようです。
しばらく動きを確認しているとどうやらスプロケット下の
クラッチの動きが悪いらしくシャッター幕軸にリンクしていないようです。
ある程度、原因が確認できたところで
本格的な分解整備に取り掛かります。
悪いところがわかっていると分解したときにそこを入念に
チェックしなくてはなりません。
よくわからないまま分解してしまうとたまたま動きがよくなって
原因のわからないまま症状が改善してしまうこともあります。
そのまま進めてしまうと再組み立てしてしばらくすると
同じ症状が出てしまう可能性も高いため
トラブルの原因はできるだけ分解する前に
ある程度、原因箇所をはっきりさせておくことが大事です。

整備・修理が完了し再組み立てした「F」は
あの剛性感の非常に高い精密な巻上が復活しました。
おそらく同じトラブルはもう出ないと思われます。

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キヤノンFXのカメラ修理

今日、制定されている記念日のほとんどが
阪神淡路大震災にちなんだものなのですが
その中に「おむすびの日」という記念日がありますね。
震災の炊き出しにちなんだものだそうです。
由来はさておき、炊き立て熱々のご飯で
手を火傷しそうになりながら作ったおむすびは
本当に美味しいですよね!
それであれば具材もナシの塩むすびが最高だと思います。
最近、めったに自宅でお米を炊くことがないのですが
熱々の塩むすびのためにたまにはお米を炊きましょう。
元々お米好きなのでむすびでなくても
広島菜が少しあれば炊き立てのご飯一合半はペロリと平らげちゃうのですが。。。
まぁ、この歳でそれを頻繁に行うといろいろ弊害が。。。(汗)

さてさて

本日はキヤノンFXのカメラ修理を行っています。

一眼レフの開発で完全に出遅れてしまった感のあった
キヤノンがいよいよ巻き返しを図るために新しく開発した
「Fシリーズ」、その最初のモデルが「FX」です。
「Fシリーズ」はその後、F-1やFTbへと発展し
ニューF-1まで含めると20年近く続いたことになります。
その間に基本的な構造は同一なものの
レンズマウントもFL、FD、ニューFDへと進化していきます。
最初のモデルであるFXの発売は1964年です。
オーソドックスな布幕横走り式機械制御シャッターを搭載し
露出計はCdSを使った外光式です。
シャッタースピードの設定に露出計指示版が連動し
指示された絞り値をレンズで設定するという方法です。

お預かりしているFXは
元々使えていたものらしいのですが
巻上が2/3ほど巻き上げられたところでロックしてしまっています。
もちろんシャッターは切れません。
巻上ロックがこんな位置でかかるわけはなく
原因がイマイチわかりません。。。
底部巻上周りの部品をいろいろチェックしていると
突然、巻上ロックが解除されて最後まで巻き上がりました。
「あれ?なんで直ったの?」と不思議に思っていると
10回ほどシャッターを切ったところで
再び同じ場所で巻上ロックされてしまいました。
もしや?と思い今度は上部巻上部のギア周りを
チェックしていくと。。。ありました。。。小さなナットが
紛れ込んでいてギアに噛みこんでいました。
これが原因のようです。
巻戻し側にある電池室端子が欠落しているのですが
それを留めていたナットがペンタ部を乗り越えて
ここまできてしまったようです。
電池室も後で修復して露出計も直します。

現存しているFXやFP、FTあたりのFシリーズ初期のモデルは
シャッター周りの油切れが進んでいて
キヤインというような高い異音を伴ってシャッターが切れるものが多いのですが
本来は非常に歯切れの良いキヤノンらしいシャッター音です。
今回もシャッターは切れるようになったのですが
油切れはかなり進んでいますので
幕軸周り、ミラー駆動部等も同時に整備を行っていきます。

写真は一通り整備を行って組み上げている途中でのものです。
ちょっとわかりにくいのですがシャッターダイヤルから
細い銅の帯が伸びていてそれで露出計の
指示板を動かしています。
この銅の帯が元々非常に脆いので注意が必要です。
普通に動かしている分にはまず切れることはありませんが
整備中にうっかり引っ掛けたりすると簡単に切れてしまいます。
ミノルタSRT系の連動糸やAE-1のワイヤに比べても
非常に切れやすく扱いには細心の注意が必要です。
昔、何度か痛い目にあいました(苦笑)

これからシャッタースピードの調整及び
露出計の調整をして完成となります。

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ニコンFフォトミックTのカメラ修理

今日は「囲炉裏の日」だそうですよ。
囲炉裏のある古民家とか住んでみたいですねぇ。。。
この季節、お店にいると
常に寒いと感じながら仕事しているので
囲炉裏ので温まりながら煮物とか食べたいですねぇ。。。
串に刺した焼き魚なんかもいいですねぇ。。。
日本酒は燗がいいなぁ。。。妄想が止まりません(笑)
床を掘ったタイプの囲炉裏は
そう簡単に作れるものではありませんが
最近は囲炉裏テーブルとかもあるのですね。
うーん、どちらにしてもそんなものを置くスペースはないなぁ。。。
そういえば数年前に火鉢を本気で買おうかと
検討したこともありました(苦笑)

さてさて

本日は「ニコンFフォトミックT」のカメラ修理を行っています。
ニコンFのボディに露出計内蔵のフォトミックファインダーが
装備されたものです。
Fのフォトミックファインダーは4種類存在します。
最初の「フォトミック」(外光式)
今回お預かりしている「フォトミックT」(TTL方式平均測光)
「フォトミックTn」(Tを中央部重点測光に変更したもの)
「フォトミックFTn」(Tnに開放F値補正機能が付いたもの)
いずれも受光素子はCdSです。

お預かりしている「FフォトミックT」は
ご依頼者様のお父さまが使っていたものだそうです。
かなり長い間、仕舞いこんであった様子で
全体的にサビ・汚れもあります。
とりあえずシャッターは動作するものの
高速シャッターの精度は全く出ておらず
スローシャッターではガバナが動作不良です。
フォトミックTファインダーの露出計は全く動きません。
経年劣化はかなり見られるものの
元々、丁寧に使われていて
その後も大切に仕舞いこまれていたものなので
致命的な部品の欠損や破損はないと思われます。
全体的にリフレッシュして動きやすくする処置が必要です。

付属するニッコールオート50mmF1.4も
カビがかなり発生しており
ピントリングもスカスカになっているので整備・清掃を行います。

動く部分はとにかく全て念入りに清掃して
適度な注油を行い、動きを確認する作業を繰り返します。
Fのフォトミックファインダーは
摺動抵抗の劣化の状況や電池室の腐食具合によっては
修理不可能な場合も多いのですが
今回は摺動抵抗に接するブラシの汚れが酷く
全く導通していなかったことが不動の原因で
何とか実用に問題ないレベルまで直すことができました。

ちょっとこの頭でっかちなのがまた良いのですよねぇ。。。
完全に余談ですが。。。
私が祖父さんから引き継いだFが2台あるのですが
1台はフォトミックTでした。
初めて触ったカメラもフォトミックTでした。
小学校に入った頃だったかな。。。
祖父さんに
「針が真ん中になるように絞りを回して・・・」
などと教わったことを鮮明に思い出しました(笑)

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オリンパスOM10のカメラ修理

昨日のブログで「今日は1月14日」と書いていますが
13日が正解で「どんと焼き」も今日ですね。。。(汗)
勘違いだらけで申し訳ございません。。。。

今日は「成人の日」」ですね。成人の日というと
未だに1月15日のイメージが強いのですが
ハッピーマンデー制度で現在の形になってからは
15日が成人の日になることはありえないのですねぇ。。。
まぁ、私が二十歳で成人の日を迎えたのは
遠い遠い遠い昔の話ですし、おまけにあまり興味がわかなかったから
成人式行ってないですし。。。(苦笑)
なにはともあれ新成人の皆さま、おめでとうございます!

さてさて

本日は「オリンパスOM10」のカメラ修理を行っています。
絞り優先AE専用のエントリーモデルですね。
各社から同じようなスペックのモデルが
同じような価格で販売されどれもヒット作になりました。
(ニコンEM、ミノルタX-7、ペンタックスMV1等々)
OM10は他メーカーと同様に電子制御シャッター搭載ですが
一味違うのはTTLダイレクト測光を採用していて
ミラー下に配置された受光体で
フィルムに反射した光を測候し露出を制御しています。
こTTLダイレクト測光は上位機種であるOM-2から
受け継いだものでOM10はOM2の部品点数を約半分に簡素化し
機能も一部省略されていますが基本的な部分は
OM-2と共通なのですね。
さらに基本的には絞り優先AE専用機ですが
オプションのマニュアルアダプターを仕様することにより
マニュアル露出も使えるようになります。

基本的な部分がOM-2と共通ということもあり
デリケートな部分もあり
場合によっては修理不能なことも多々あります。
(ちなみに当店では現在OM-2の修理は扱っておりません)
お預かりしているOM10は
ご依頼者様いわく「電源が入らない」ということでしたが
正確にいうと電源は入っているのですが
(電子シャッターは機能している)
露出計の表示が全く出ないようです。
入れてあった電池は消耗しきっていて
おまけに少し膨らんでいます。。。
嫌な予感がしたのですが
新しい電池を入れてしばらくシャッターを切り
電池をチェックしてみると電池が熱くなっています。
どこかでショートしているようです。
これはかなり厄介な状況です(汗)

まずはテスターでいろいろチェックしながら
できる限りのことをやってみます。
基板内での短絡でなければ何とかなると思われます。
今回のOM10は遠方から宅配便で送られてきたものですが
カメラと一緒に「このカメラでないとダメなんです」と
一文が添えられていました。
はい!何とかがんばってみます!

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