カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

ミノルタSRT101のカメラ修理

今日は1月14日。。。
この日にどんと焼きで正月飾りや書初めを燃やす地域が
多いのではないかと思います。
8日や10日の地方もあるのですね。
残念ながら私の育った地域ではどんと焼きの習慣はなかったのですが
ちょっと田舎のほうに行くとこの日に行っていたと思います。
(いや私の地元も相当田舎ではあるのですが。。。)
もうさすがにお正月気分でもないですね。
気合い入れてお仕事しなければ!

さてさて

本日は「ミノルタSRT101」のカメラ修理を行っています。
SRTも毎月必ず1台は修理を行っているカメラですが
今年の最初の1台ですね。
大ヒットしたカメラであると同時に長い間生産されたカメラでもあるので
現在、存在する台数もかなり多いカメラだと思われます。
加えて基本的に非常に丈夫なカメラなので
何十年も放置していた個体でも
とりあえずはシャッターは切れる。。。というものも多いと思われます。
しかしながら動きにくい状況の中で
何とか無理やり動作している。。。という状態の多いカメラでもあります。

今回のSRT101は比較的初期のモデルです。
ご依頼者様が最近手に入れた個体だそうですが
外観は非常にキレイでシャッターもとりあえず切れてはいるのですが
やはり相当動きが悪いようで
シャッタースピードの精度は全く出ていません。
まぁ、ネガであれば撮れないわけではないですが。。。
露出計はバッテリーチェックも含めて
ピクリとも動きません。

一通りの整備を行って組み立てかけの状態です。
幕軸周り、ミラー駆動部、巻上周り等々
稼動部分は随分スムーズに動作するようになったと思います。
露出計は一部配線が断線していたので
リード線を一部交換しました。
たびたびSRT系でトラブルの原因ともなる
CdS周りのハンダ付けも全てやり直しました。

今回のSRTでは大丈夫だったのですが
たまに電源オフにしても少し露出計の針が振れてしまう個体が
SRTで見受けられます。
電源が完全に遮断されていない状態です。
底部に端子が重ねて配置してある箇所があるのですが
そこの絶縁が不良になっており
わずかにショートしてしまっていることが原因のようです。
いろいろなカメラを触っていると
この機種だとこういうトラブルが多い。。。というのは
ある程度パターン化されているので
SRTのように頻繁に修理しているカメラだと
やはりトラブルシューティングは少し楽ですね。
それでも思ってもいないようなトラブルもたまにはありますが。。。

これから完全に組み立てて最終チェックを行います。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「桜島の日」だそうですよ。
1914年のこの日に史上最大の噴火が起き
流出した溶岩によって大隅半島と陸続きになったそうです。
鹿児島ですね。。。一度くらい行ってみたいですねぇ。。
実は私、意外と遠くに旅行したことがなくて
九州は阿蘇山より南に行ったことないのです。
阿蘇山も修学旅行だし。。。(笑)
茨城より北に行ったこともないし。。。
北陸・東北・北海道は足を踏み入れたこともありません。
まぁ、いつか時間が余ったら行ってみるかな。。。
(そんなことを言っているようではきっと行けない(笑))

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
毎月必ず修理依頼のあるカメラですね。
1950年代から60年代にレンズシャッター機や
ペンシリーズで大成功を収めたオリンパスが
満を持して登場させた一眼レフカメラです。
それまでの一眼レフの悪しき特長であった
「大きい」「重い」「煩い」を徹底的に排除し
それまでの一眼レフにはないコンパクトさと
静かなシャッター音・ミラーショックを実現したカメラです。
システムカメラとしての位置づけであり
「宇宙からバクテリアまで」というメインテーマで
膨大なアクセサリー群とともに開発・発売されました。

それまでの常識を覆すほどのコンパクトな一眼レフな故に
いろいろ独創的な部分があり
どうしても長期的な耐久性に若干難があるところも存在します。
とはいえ。。。定期的にメンテナンスを行っておけば
そう簡単に致命的なトラブルは起きないカメラだと思います。

お預かりしているOM-1は
ご依頼者様が新品で手に入れて
現在までずっと使ってらっしゃる1台とのことです。
非常に丁寧に使われているがよくわかります。
外装には若干のスレはあるものの
目立つようなキズ・アタリは一切見受けられません。
巻上が若干重いような感じがしますが
シャッターは元気に作動しています。
これまで一度も整備に出したことがないとのことです。

モルトはもちろん全滅ですが
プリズムの腐食は奇跡的にありません。
もちろんプリズム周りのモルトは劣化しているのですが
プリズムへの侵食はほとんどありませんでした。
シャッター速度はさすがに精度は狂っています(特に高速域)
スローもガバナは少し粘り気味です。
露出計もやはりズレてしまっていますが
いずれもしっかり整備することで問題ないレベルになりそうです。
おそらく少しずつしか使っていなかったものと思われますが
使っていないときの保存状況がよかったものと思われます。

写真は一通り整備が完了した後のものです。
(レンズとシューは当店テスト用のものです)
露出計やシャッタースピードの精度はもちろん
全体的に動きが軽快になりました。
自分が気に入って手に入れたものを長く使い続ける。。。というのは
本当にステキですよね。
これでまだまだ安心して使っていただける状態になったと思います。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

キヤノンFTbのカメラ修理

地域によっては異なるところもあるのですが
今日は「鏡開きの日」ですね!
鏡餅を雑煮や汁粉にして食べる日です。
もともと武家の風習だそうで
餅を切るのは切腹を連想し縁起が悪いということで
「切る」という言葉を避けて「開く」という言葉にしているそうです。
実際に鏡餅も切るのではなくて木槌などで
砕いて食べるのだそうです。
まぁ。。。お正月に鏡餅どころか雑煮もおせちも食べていない私には
あまり関係のない話ですが。。。。(苦笑)

さてさて

本日は「キヤノンFTb」のカメラ修理を行っています。
1971年の発売開始で同じ年にデビューした
F-1と基本設計は同様のモデルです。
ただ外見はこれまでのFT系に近いものです。
F-1同様、FDレンズとの組み合わせで
TTL開放測光に対応し、独特の部分測光も同様です。
比較的、手ごろな値段で
(F-1の半分以下の35000円。。。とはいえカメラ自体がこの時代は高価ですが)
非常に人気の高かったカメラです。

今回お預かりしているFTbは正確に言うと
発売開始から2年後の1973年に
マイナーチェンジを施された「FTb-N」です。
最大の違いはファインダー内に
シャッタースピードが表示されるようになったことです。
他、巻上レバー、シャッターボタン
セルフタイマーレバーに変更が行われています。

この時代のキヤンン横走りシャッター機は
油切れが起きているとシャッターが走行した瞬間に
妙に高周波の「キャン」と言った感じの音が混じります。
(毎回ではなくたまになることも多い)
後のAシリーズのシャッター鳴きのように
わかりやすい異音ではないのですが
油切れのない個体と比べると明らかに違いがわかります。
で、この音が起きていると
ほぼ間違いなく高速シャッターの精度は出ていません。
今回も1/1000で1/400くらいしか出ていませんでした。

加えて電池室は蓋の外まで緑青で溢れています。
昨日のハイマチック7もそうでしたが
今回もこれを開けるのにかなりの時間を要しました。
電池室裏側には比較的ダメージが少なかったのですが
それでも接触不良となっています。

いろいろダメージはありますが
致命的な破損等はありません。
全て経年劣化による動作不良です、
とにかく分解して稼動部分は清掃して注油し
露出計関連の回路はクリーニングして
導通を確保するという作業となります。
写真は一通り整備が終わって組み上げている段階でのものですが
シャッター音が明らかに変わりました。
この状態であればあとは微調整で
精度が出せると思います。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

ミノルタハイマチック7のカメラ修理

今日は「110番の日」だそうです。
まぁ、あまりかけるような事態は起きてほしくないですねぇ。。。
110番は1948年にGHQからの申し入れにより
当初は8大都市(東京区部・大阪市・京都市
・横浜市・川崎市・名古屋市・神戸市・福岡市)で始まりましたが
最初は東京は110番、大阪・京都・神戸は1110番
名古屋は118番とバラバラだったのですね。
全国的に110番に統一されたのは1954年とのことです。
110番を含むいわゆる緊急電話は
ダイヤル式の電話機のストッパーまでの距離が短い
「1」を多くする。。。という考えがあるそうで。。。
確かに110、119、118。。。確かにそうですね。
今となっては1でも9でも同じことなのですが。。。。(笑)

さてさて

本日は「ミノルタハイマチック7」のカメラ修理を行っています。
ハイマチックとしては2代目のモデルとなります。
発売開始は1963年です。
初代ハイマチックのOEM機であるアンスコオートセットが
フレンドシップ7に乗って初めて宇宙に行ったカメラとなったことから
2代目のハイマチックはそれにちなんで
「ハイマチック7」の名が与えられました。
これ以降、ミノルタのカメラの中で「7」という数字は
特別な数字としてモデル名に使われることが多くなりました。

プログラムAEのみだった初代とは違い
マニュアル露出が可能です。
SSリングと絞りリングを両方「A」ポジションにセットすると
プログラムAEとなります。
どちらかを「A」にしているだけでは使えません。
露出計はCdS受光体を使用したものになり
ファインダー内の表示はLV表示です。
非連動ではありますがマニュアル時にも使用できます。
一通り何でもできる使い勝手の良いカメラです。
レンズは定評のあるロッコールPF45mmF1.8を搭載し
シャッターユニットはセイコーシャ製です。

お預かりしているハイマチック7は
何故か鏡胴がグラグラで外れそうなくらいです。
そのためだと思われますが
絞りリングを回しても全く絞りは変化しません。
加えてシャッター羽根は固着してしまっており
シャッターも切れません。
さらに電池室の中には当時の水銀電池が入ったままで
当然、腐食しています。
電池室の蓋は固着してビクとも開きません。
それでもこのカメラなら一通り整備して
正しく組み上げれば普通に使える状態にはなると思います。

鏡銅がグラグラだったのは各リングを押さえている
ネジのほとんどが緩んでしまっていたせいでした。
もちろん、シャッター羽根・絞り羽根ともに
油シミもあり、一通りの整備を行います。
電池室は蓋の外まで緑青が溢れている状態で
開けるまでに1時間ほど奮闘しました(汗)
電池室内はもちろん
繋がっているリード線も完全に腐食しています。
電池室からのリード線はもちろん張替えです。

それでもレンズやファインダーに致命的な異常はなく
快適に使える状態になりそうです。
初期の部類となるハイマチックなので
少々大柄ですがその分しっかり造られています。
きっとステキな写真をたくさん撮っていただけると思います。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

オリンパスXAのカメラ修理

今日は「風邪の日」だそうですよ。
あまり風邪をひく体質ではないのですが
昨年秋に20年ぶりくらいに風邪をひきました。
喉と鼻がやられたくらいで熱とかは出なかったのですが
それ以来、咳が出始めるとなかなか止まりません。。。(汗)
出ないときは全く平気なのですが。。。
もうこれは風邪じゃないですよねぇ。。。。
うーん、やっぱり色んなところが傷んでいくなぁ。。。

さてさて

本日は「オリンパスXA」のカメラ修理を行っています。
先週もXAの修理を行っていますね。
軽量コンパクトでレンズバリアを備えた
常に持ち歩くには最適なカメラです。
XAシリーズはこのXAが最初に登場し
その後、XA2、XA1、XA4、XA3とシリーズ化していきます。
そのXAシリーズの中で唯一、レンジファインダーを搭載するのが
この初代XAです。
(他モデルは目測あるいは固定焦点)
さらに露出はプログラムAEではなく絞り優先AEであり
絞りを使った表現も可能という優れものです。

そんな良いことずくめのXAですが
さすがにこれだけ小さくまとめて作られていると
修理は大変です。
さらにXAは絞り優先AEに使用する受光体(CdS)と
露出計ファインダー内表示の受光体が別回路で
全く連動していないのですが
このファインダー表示用のCdSが劣化していることが非常に多く
調整もできない構造になっています。
そのためファインダー表示の露出計は修理ができないことも多いのです。
(実際のオートは調整可能)

今回、お預かりしているXAは
心配されるファインダー内露出計の精度はまずまず問題ないのですが
実際のオート露出が3段以上オーバーになってしまうようです。
調整ではいかんともリカバーできる範囲ではなく
明らかにオートを司っているCdSの劣化と思われます。

オート用のCdSを中古良品と交換した上で調整を行い
現在は全く問題のないオート露出ができるようになりました。
もちろん、シャッターユニット整備、レンズ清掃、ピント調整
距離計調整等々、一通りの整備を行っています。

私も個人的に1台、XA欲しくなってきました。
ちょっと探してみようかな。。。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は1月7日ということで「松納め」であり
「七草粥の日」でもありますね。
七草粥なんてここ数十年食べた覚えがないですが。。。(笑)
で、その七草を浸した水に爪をつけ
やわらかくしてから爪切りをすると
その年は風邪をひかないといわれています。
だから今日は「爪切りの日」でもあるのですね。
1ねんで最初に爪を切る日だそうです。
それとは全く関係なく調べる前に偶然にも
爪切りをしていました(笑)
まぁほっといても風邪はひかないから大丈夫かな。。。

さてさて

本日は「オリンパスOM-1N」のカメラ修理を行っています。
毎月1台か2台は必ず修理しているOM-1ですが
2019年最初のOM-1ですね。
今年もよろしくお願いいたします(笑)

いうまでもなく軽量コンパクトを売りにした
最初の一眼レフといって良いカメラです。
OMシリーズだけでなく
ペンやオリンパス35シリーズ、XA、等々
オリンパスはコンパクトなカメラを得意とするメーカーです。

OM-1Nは従来のOM-1に
ファインダー内フラッシュ充電完了表示確認
フラッシュ適正発光表示確認が追加されたものです。
(適応フラッシュ装着時のみ)
その他は従来のOM-1と基本的に同じです。
ただ、生産時期にもよるのですが
ON/OFFスイッチ周りの回路・基板が一新されています。
上の写真ではわかりにくいですが
今回の個体もそうですね。
スローが固着気味なこと以外は精度はともかく
一通り動作してると思われた今回のOM-1Nですが
受付時にかなりオーバー気味ながらも動作していた
露出計が整備前のチェックの段階で全く動きません。。。
どこか断線してしまったのかな。。。と思いながら
他の部分の現状チェックを行い
最後にもう一度、露出計をチェックすると
普通に動作しています。。。
こういう症状が出たり出なかったりするものは困りますね(苦笑)
露出計不動のトラブルで一番最初に疑うのは
電池室周りですが今回はそこに問題はなさそうです。
次にON/OFFスイッチの接触不良を疑いますが
ここもスイッチそのものには問題なさそうです。
動作することもあるのだから露出計本体にも問題はなさそうです。
いろいろテスターを使って調べていると
どうも基板周りのハンダ付けに問題があるようです。
一見キレイにハンダ付けされているように見えるのですが
劣化で導通が悪くなっているようです。

何とか原因が把握できたので
シャッター周り、ミラー駆動部、巻上部等々の整備を行い
組み上げる段階で再度露出計の整備も行っていきます。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

カロフレックスのカメラ修理

今日は二十四節気でいうところの「小寒」ですね。
小寒から節分まではいわゆる「寒の内」で
最も寒くなる季節ということです。
小寒から「寒中見舞い」を出す時期でもありますね。
お店にいると下がコンクリートで底冷えする上に
入り口の隙間から冷気は入ってくるし
エアコンつけていても1日中「寒いなぁ。。。」と思いながら
仕事しています(苦笑)
毎年、何か対策しなくちゃ。。。と思いつつも
我慢してやり過ごしています。。。
帰りは銭湯で暖まって帰ることにしましょう!

さてさて

本日は「カロフレックス」のカメラ修理を行っています。
コルゲンコーワやキャベジン等で有名なコーワの
光学部門で作っていたカメラです。
現在でもプロミナーブランドでレンズの生産・販売を行っています。

この「カロフレックス」、なかなか操作性をよく考えられたカメラです。
ピントリングは巻上クランクと同軸上にあり
巻上とピント合わせは右手だけで行えます。
セルフコッキング+セミオートマットで基本的に使いやすく
フィルムカウンターはありがちな側面ではなく
上部に搭載されており、撮影中に簡単に確認ができます。
シャッタースピードの最高速は1/250で
シャッタースピードレバー、絞りレバー、
両方とも表示にあわせたクリックがきちんとあり
これも非常に使いやすいですね。
(二眼レフで絞り側にもクリックがあるのはめずらしいと思います)
レンズはプリミナー75mmF3.5を搭載します。

お預かりしているカロフレックスは
ピントリングにひっかかりがあり
加えて巻上クランクを回すとピントリングが
勝手に少し動いてしまいます。
シャッターそのものは若干粘りがあるものの
とりあえずは動作している状態です。

ピントリングの引っかかり及び
巻上時に動いていしまう不具合は
巻上レバーの取り付けが悪く
わずかに斜めになっているために
ピントリングに干渉してしまっていたせいでした。
その他、シャッターユニットの整備、
ファインダーミラー交換、ファインダー清掃
ピント調整等々、一通りの整備を行いました。
これで気持ちよく使っていただける状態になったと思います。

それにしてもこの時代の二眼レフは
どれも高級感ある造りで眺めているだけでも楽しいですね。
特にこのカロフレックスは撮影にも使いやすくて
非常に魅力的ですね。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

リコーオートハーフSEのカメラ修理

お店は本日から通常営業です。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます!

今日は「いちごの日」だそうですよ。
調べる前から「いちご」と「囲碁」は想像していましたが。。。(笑)
でもここでいう「いちご」は
高校受験を控えた15歳の「いちご世代」にエールを送る日なのだそうです。
15歳か。。。戻れるものなら戻りたいですねぇ。。。
できれば記憶だけは今のままで。。。(笑)

さてさて

本日は「リコーオートハーフSE」のカメラ修理を行っています。
オートハーフもコンスタントに修理依頼のあるカメラです。
基本的な構造はどのモデルもほぼ同一ですが
細かくマイナーチェンジも行っているので
様々なモデルが存在します。
「SE」は「オートハーフE」にセルフタイマーがついたモデルですね。

お預かりしているオートハーフSEは
露出計が全く反応していないようです。
露出計不動の場合はファインダー内の警告が
赤のままのことが多いのですが
今回は黄色(グリーン)のままで
光が明らかに足りない状況でも赤になりません。
オートのほうも明るさに関係なく一定のままです。
これはセレンというよりは露出計(電流計)本体が
動いていないのかと予想して
それはそれで正解だったのですが
セレン光電池もほとんど起電していなく
残念ながらこちらもダメでした。

オートハーフのシャッターは
ほんのわずかなバネの力で非常に薄く軽量な羽根を駆動しています。
そのためほんのわずかな汚れで動きが悪くなったり
固着したりします。
今回の羽根の動きはやはり悪く、
シャッターユニットの整備で本来の動きを取り戻すように処置しました。
上の写真は一通り整備が終わった時点での写真で
手前に写っているのは交換した露出計とセレン光電池です。
少し様子見をした後、最終チェックを行い完了となります。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

リコーフレックスⅦのカメラ修理

今日から仕事始めの方も多いのでしょうね。
連休明けはなかなかリズムが戻らず大変かと思います。
当店は明日5日から今年の営業を始めます。
まぁ、こうやってブログ更新しているほどだから
そこそこ休み中も仕事はしていますが。。。(苦笑)
今日は1月4日ということで「石の日」だそうです。
この日にお地蔵様、狛犬、墓石など
願いがかけられた石に触れると
願いが叶うといわれています。
願のかかかった石。。。新井薬師で何か触ってくればいいのかな。。。
。。。初詣すら行ってないのに、逆にバチがあたりそうです(笑)

さてさて

本日は「リコーフレックスⅦ」のカメラ修理を行っています。
リコーフレックス同じモデルの中でも
シャッターユニットが異なっていたり
いろいろとバリエーションがあるのですが
今回、お預かりしているリコフレⅦは
当時の高級シャッターユニット
「セイコーシャラピッド」が搭載されています。
最高速は1/500、低速も1秒まである9速+Bとなっています。
一番シンプルなタイプのリコフレⅦは
シャッタースピードはB・1/20・1/50・1/100のみなので
撮影の幅が全く変わってきます。
Ⅶは基本的にはⅥのボディに透視ファインダーが付いたものなのですが
この時代のカメラはモデル名だけでは
なかなか細かい判断が付きにくくちょっとややこしいですね。

お預かりしているリコフレⅦは
まず、シャッターが切れません。
レンズシャッターによくある羽根固着が原因かと思われましたが
レリーズがスムーズに動くのに
シャッターはうんともすんとも言いません。
リコフレの場合は羽根が粘っていたり固着していたりすれば
レリーズが動かないあるいは重かったりするはずなのですが。。。。
シャッターユニットを分解してみてわかりましたが
一部レンリーズ部品が破損していました。
前のオーナーが羽根固着で動かないところに
無理に動かしてしまったのだと思われます。
毎度のように書きますが
動きが悪いあるいは重いのは
トラブルが起こるサインです。
ここで無理に動作させてしまうと
単なる部品の固着で済んでいたものが
部品の破損へと繋がり場合によっては修理不可能となります。
今回は部品取りから部品を調達し事なきを得ましたが
古いカメラで特に長い間つかっていないものに関しては
慎重な取り扱いをしていただければと思います。

シャッターユニットの修理と整備を行い
レンズ清掃、ピントリングの清掃・グリスアップ
ファインダーミラーの交換等々
一通りの整備を行いました。
非常に軽やかに動作するようになりました。
これであれば気持ちよく撮影にお使いいただけると思います。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

キヤノンA-1のカメラ修理

今日は「瞳の日」だそうですよ。
私は生まれつき目が小さいので(苦笑)
目が大きくて目力のある人は羨ましいですなぁ。。。
まぁ見た目の問題は今更もういいですが
20歳過ぎくらいからメガネが必要になって
やはり手元の細かい仕事なだけに
目は大切にしなくてはいけませんね。。。
今、使っているメガネもあまり合っていないのです。
本当は遠くの見えやすい通常のメガネと
手元が見えやすい仕事用のメガネと2本必要ですね。
うーん、久しぶりにメガネ屋さん行ってみるか。。。
乱視用レンズが高くって1本4~5万円はかかっちゃうのですが。。。(汗)

さてさて

本日は「キヤノンA-1」のカメラ修理を行っています。
キヤノンAシリーズとしてはAE-1に続く2機種目のモデルで
Aシリーズ最高峰のカメラです。
SS優先AE、絞り優先AE、プログラムAE、
絞込み実絞りAE、ストロボAE、と5モードのオート撮影が可能です。
このあたりは現在の最新のカメラにかなり近いですね。
AE-1の約3倍の電子化を実現していると言われています。
ただし、その高度な電子化のため消費電力は多く
当時から高価な4SR44電池を
仕様状況にもよりますが2、3ヶ月で
使い切ってしまう大食いなカメラでもあります。
キヤノンらしい端正なルックスで
私も子供の頃に「かっこいいカメラだなぁ。。。」と
カタログを眺めていたことを思い出します。

お預かりしている「A-1」は
Aシリーズ全機種お決まりのシャッター鳴きに加え
オートが+2段ほどになってしまっています。
Aシリーズのシャッター鳴きはここでも何度も書いた有名な話ですね。
オートや露出計が妙にオーバー傾向になるのも
A-1では定番です。

Aシリーズ定番のシャッター鳴きは
ミラー駆動部のギアの油切れが原因です。
当然、注油は的確な位置に適量に行う必要があります。
で、早速ミラーボックスを外してみると。。。
。。。油だらけでした。。。(汗)
Aシリーズのシャッター鳴きの対処は
マウントのネジを一本外してそこから行うと
分解しなくてもできるというのも有名な話です。
それを否定するつもりはありませんが
あくまで最終的に注油すべき場所がきちんとわかっていて
そこに適量な注油でなければ新たなトラブルの原因となります。
そういえば少し前に整備を行ったA-1でも
油の差しすぎでミラー動作不良を起こしていた個体もありました。
今回はミラー周りが油まみれな上に
肝心のギアには油が届いていません。。。。
できる限り清掃し余分な油は拭きとって
ピンポイントで注油を行います。
何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」ということですね。

一通りの整備を行って
非常に気持ちよくシャッターを切れるようになりました。
A-1はプリズムとスクリーンの間に
まだコンデンサレンズが置かれているカメラで
そのコンデンサレンズに今回もクモリが発生していたのですが
これもキレイに清掃できています。
やはり今見てもカッコ良いカメラですね!

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。