オリンパスXAのカメラ修理

今日は「風邪の日」だそうですよ。
あまり風邪をひく体質ではないのですが
昨年秋に20年ぶりくらいに風邪をひきました。
喉と鼻がやられたくらいで熱とかは出なかったのですが
それ以来、咳が出始めるとなかなか止まりません。。。(汗)
出ないときは全く平気なのですが。。。
もうこれは風邪じゃないですよねぇ。。。。
うーん、やっぱり色んなところが傷んでいくなぁ。。。

さてさて

本日は「オリンパスXA」のカメラ修理を行っています。
先週もXAの修理を行っていますね。
軽量コンパクトでレンズバリアを備えた
常に持ち歩くには最適なカメラです。
XAシリーズはこのXAが最初に登場し
その後、XA2、XA1、XA4、XA3とシリーズ化していきます。
そのXAシリーズの中で唯一、レンジファインダーを搭載するのが
この初代XAです。
(他モデルは目測あるいは固定焦点)
さらに露出はプログラムAEではなく絞り優先AEであり
絞りを使った表現も可能という優れものです。

そんな良いことずくめのXAですが
さすがにこれだけ小さくまとめて作られていると
修理は大変です。
さらにXAは絞り優先AEに使用する受光体(CdS)と
露出計ファインダー内表示の受光体が別回路で
全く連動していないのですが
このファインダー表示用のCdSが劣化していることが非常に多く
調整もできない構造になっています。
そのためファインダー表示の露出計は修理ができないことも多いのです。
(実際のオートは調整可能)

今回、お預かりしているXAは
心配されるファインダー内露出計の精度はまずまず問題ないのですが
実際のオート露出が3段以上オーバーになってしまうようです。
調整ではいかんともリカバーできる範囲ではなく
明らかにオートを司っているCdSの劣化と思われます。

オート用のCdSを中古良品と交換した上で調整を行い
現在は全く問題のないオート露出ができるようになりました。
もちろん、シャッターユニット整備、レンズ清掃、ピント調整
距離計調整等々、一通りの整備を行っています。

私も個人的に1台、XA欲しくなってきました。
ちょっと探してみようかな。。。

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