ミノルタSRT101のカメラ修理

今日は1月14日。。。
この日にどんと焼きで正月飾りや書初めを燃やす地域が
多いのではないかと思います。
8日や10日の地方もあるのですね。
残念ながら私の育った地域ではどんと焼きの習慣はなかったのですが
ちょっと田舎のほうに行くとこの日に行っていたと思います。
(いや私の地元も相当田舎ではあるのですが。。。)
もうさすがにお正月気分でもないですね。
気合い入れてお仕事しなければ!

さてさて

本日は「ミノルタSRT101」のカメラ修理を行っています。
SRTも毎月必ず1台は修理を行っているカメラですが
今年の最初の1台ですね。
大ヒットしたカメラであると同時に長い間生産されたカメラでもあるので
現在、存在する台数もかなり多いカメラだと思われます。
加えて基本的に非常に丈夫なカメラなので
何十年も放置していた個体でも
とりあえずはシャッターは切れる。。。というものも多いと思われます。
しかしながら動きにくい状況の中で
何とか無理やり動作している。。。という状態の多いカメラでもあります。

今回のSRT101は比較的初期のモデルです。
ご依頼者様が最近手に入れた個体だそうですが
外観は非常にキレイでシャッターもとりあえず切れてはいるのですが
やはり相当動きが悪いようで
シャッタースピードの精度は全く出ていません。
まぁ、ネガであれば撮れないわけではないですが。。。
露出計はバッテリーチェックも含めて
ピクリとも動きません。

一通りの整備を行って組み立てかけの状態です。
幕軸周り、ミラー駆動部、巻上周り等々
稼動部分は随分スムーズに動作するようになったと思います。
露出計は一部配線が断線していたので
リード線を一部交換しました。
たびたびSRT系でトラブルの原因ともなる
CdS周りのハンダ付けも全てやり直しました。

今回のSRTでは大丈夫だったのですが
たまに電源オフにしても少し露出計の針が振れてしまう個体が
SRTで見受けられます。
電源が完全に遮断されていない状態です。
底部に端子が重ねて配置してある箇所があるのですが
そこの絶縁が不良になっており
わずかにショートしてしまっていることが原因のようです。
いろいろなカメラを触っていると
この機種だとこういうトラブルが多い。。。というのは
ある程度パターン化されているので
SRTのように頻繁に修理しているカメラだと
やはりトラブルシューティングは少し楽ですね。
それでも思ってもいないようなトラブルもたまにはありますが。。。

これから完全に組み立てて最終チェックを行います。

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