カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

ニコンニューFM2/Tのカメラ修理

今日は「幽霊の日」だそうですよ。
いかにもこの季節らしい記念日ですねぇ(笑)
エンターテイメントとしてのホラーとかは
非常に好きですが
幽霊はちょっと信じることはできないかな。。。
いえ、普段人の目に見えない何かとか
そういうものはあるかもしれませんが
それが人の霊とかとは思えないです。
世の中の全ての不思議なことは
「蟲」のせいじゃないかと。。。(汗)
(あぁ~漫画「蟲師」の影響が。。。(笑))

さてさて

本日は「ニコンニューFM2チタン」のカメラ修理を行っています。
FM2は前身のFMをベースとしたモデルですが
FM/FEシリーズを見ていると
一眼レフのシャッター高速化の歴史を見ているようでもありますね。
1977年に登場したFMはコパル製金属羽根縦走りシャッターで
最高速は横走り機も含めて標準的な1/1000で始まりました。
1982年に発売されたFM2では当時の世界最高速である
1/4000のシャッターを搭載しました。
このシャッタースピードを実現するためには
幕速を従来のモデルに比べて約2倍にする必要があったそうです。
そのためシャッター幕(羽根)にはチタンが用いられ
軽量化のために蜂の巣状にエッチングされ全体の厚さの
半分以上を削り取っています。
その後、1984年には「ニューFM2」が登場し
幕速はさらに早められ、最高速1/4000は変わらないものの
シンクロスピードが1/200から1/250に高速化されています。
ニューFM2ではシャッターユニットの技術開発が進んだ結果
後期モデルからはシャッター幕(羽根)はジュラルミン製になり
あの独特のハニカムエッチングも見られなくなりました。
今回のニューFM2/TはニューFM2の上下カバーを
チタン製とし外装色もチタンカラーとしたものです。
発売開始は1994年です。
現在でも。。。というより最近特に再び人気が高騰しているモデルですね。

当店で扱うカメラとしてはかなり新しいモデルということもあり
お預かりしている個体は現状の動作に大きな問題はありません。
巻上部に多少油切れの兆候が見られるくらいでしょうか。。。
露出計の微調整や各動作部の清掃、注油を行っていくわけですが
今回のFM2/T、この時期のカメラとしてはめずらしく
プリズムが腐食してしまっています。
視野内に縦スジが入るパターンです。
細い縦スジというレベルではなく明らかに視界の邪魔になるレベルで
縦方向に腐食してしまっています。

先にシャッターユニットやミラー駆動部の整備を行い
組み上げるタイミングでプリズムを交換します。
プリズムの新品は既に手に入らないので
中古良品のプリズムを使用します。

以前にも海洋泣きがしますが
FM系は機械制御シャッターで
少々何があっても修理可能だと思われていることも多いのですが
露出計周りのトラブルは修理不能なことが多いです。
LED式の露出計は制御部分にトラブルが起こると
残念ながら当店では修理不可能です。
その点では指針式のFE系のほうが修理しやすいですね。

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リコーオートハーフSEのカメラ修理

今日は「はんだ付けの日」ということですよ
カメラ修理でもはんだ付け作業は毎日のように行います。
古いカメラで露出計もついてないものは
はんだ作業がないこともございますが
(それでもシンクロ回路があればはんだ付けはありますね)
ほぼ毎日、はんだ付けは行っていると思います。
修理を始めたばかりの頃は苦手な作業でした。。。(汗)
今でも好きな作業ではありませんが。。。(笑)
ちなみにはんだこての先端はこまめに手入れして
定期的に交換しましょう。
長い間、こて先を交換していない場合は
こて先を交換するだけではんだ作業の効率が一気にあがりますよ。

さてさて

本日は「リコーオートハーフSE」のカメラ修理を行っています。
SEということはオートハーフEにセルフタイマーがついたものですね。
オートハーフSEもコンスタントに修理依頼のあるカメラです。
その症状はシャッター不調だったり、セレン不良だったり
巻上不調だったりと症状は様々です。
一通り動作している個体でもオート不良だったり
ピント不良だったりするものもあります。
大ヒット作で長期間生産され続けたカメラなので
いろいろな状態のものがありますが
未整備のものは何かしらトラブルを抱え込んでいる可能性が
高いと考えたほうがよろしいかとは思います。

特にオートハーフの場合は露出計もオート機構も
シャッターユニットも非常に小さなバネの力で駆動しています。
特にシャッターにおいては
ペン先一滴の油の付着で即固着してしまうほどです。
非常に魅力的なカメラなので
これから購入される方も多いとは思いますが
ある程度のメンテナンスは必要だと思われていたほうが良いと思います。

お預かりのオートハーフSEは精悍なブラックボディです。
意外と見かけないタイプかと思われます。
シャッターの駆動は一見、問題ないようなのですが
オートが+2段ほど狂ってしまっています。
+2段なら現在のネガフィルムであれば写らなくはないですが
かなりコントラストは低く仕上がってしまうと思います。
そういう仕上がりが欲しいときも確かにありますが
常にそれでは困りますし、ネガそのものは適正露出で撮っておいて
そういう仕上げはプリント・スキャン時に調整するほうがやはり良いと思います。
露出計そのものの動きも悪いようですがセレンは大丈夫なようです。
オートハーフもこの時代のコンパクトカメラらしく
裏蓋の遮光をモルトにかなり頼っているカメラですが
今回の個体もやはりモルトはボロボロです。

写真は一通りの整備が完了した後の写真です。
オート露出も適正な値になり
全体的に動きもスムーズになりました。
ところで写真にも写っている専用レンズキャップ
意外と探すと見つからないのですよね。
ファインダー窓までカバーしてくれる優れもので
このタイプのカメラでありがちな
「レンズキャップを撮り忘れて撮影してしまう」を防止してくれます。
余談ですが先日、久しぶりにコニカⅢで撮影していたら
ついついキャップをしたまま数枚撮ってしまっていました(苦笑)

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ニコンF2フォトミックのカメラ修理

今日は二十四節気でいうところの「大暑」であり
この「大暑」の合わせて「天ぷらの日」なのだそうです。
天ぷらはやはり揚げたてに限りますねぇ~
ほっとくとどんどん熱が入っていって風味も損なわれていくので
ちゃんとした天ぷらのお店で
目の前で揚げてもらってすぐいただく。。。
そうすると本当に美味しいのですよねぇ。。。お酒も進むし(笑)
もう長らく天ぷら屋さんなんて行ってないな。。。
個人的な好みですがごま油を使った少し黒っぽい天ぷらより
菜種油で揚げる白っぽい天ぷらのほうが好みです。

さてさて

本日は「ニコンF2フォトミック」のカメラ修理を行っています。
F2のボディに露出計搭載のフォトミックファインダーを
取り付けたモデルですね。
F5までのF一桁機はファインダー交換式になっているので
撮影に合わせて色々なファインダーと組み合わせることができるのが
良いところでもあるのですが
この時代になると露出計付きのフォトミックファインダーが
随分人気だったのだとも思います。
以前にも書きましたがフォトミックファインダーを使うと
シャッタスピードと絞り値がファインダー内で確認できるようになります。

お預かりしてるF2フォトミックは
露出計がかなりアンダーな上に不安定です。
電池室のあるボディ側からは安定して電圧がかかっているようなので
ファインダー側に少々問題があるようです。
ボディ側は高速シャッターでかなり先幕・後幕のバランスが崩れており
露光ムラが出てしまう状態です。
いずれも基本的な整備・清掃で改善できるレベルかとは思います。

ボディ側は全体的に油切れの兆候が見られます。
シャッタースピードの不調も幕軸の油切れです。
巻上部も撮影できないわけではないですが
油切れで少々異音のする状況でした。
ミラー駆動部も含め各部清掃・注油を行い
全体の動きが随分スムーズになりました。
露出計の不調はファインダー内に鎮座する
大きなリング状の摺動抵抗とそれに接するブラシに
汚れが付着しているためと思われます。
写真はボディ側の整備がある程度終わって
ファインダー部の作業に取り掛かっている時点のものですが
これから組み上げてテスト及び調整を行っていきます。

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コニカⅢAのカメラ修理

今日は「下駄の日」だそうですよ。
サンダルは履くこと多いですが
下駄を履くことはなかなかないですね。。。
たまに若い方で店の前をカランコロン音をたてながら
下駄で歩いている方を見かけますが
意外とオシャレでいいなぁ。。。と思いました。
浴衣にタオルと石鹸入れたヒノキの手桶持って
下駄で銭湯とか行きたいですねぇ。。。
子供の頃はまだそういう方もよく見かけた記憶があるのですが。。。

さてさて

本日は「コニカⅢA」のカメラ修理を行っています。
コニカⅢに画角自動補正機能付き
(パララックス補正機能)の
等倍ファインダーを搭載したモデルです。
ベースとなったコニカⅢも非常に良いカメラで
個人的にも1台持っていますが
ⅢAはやはりそのファインダーが肝だと思います。
当時、「生きているファインダー」とも言われました。
パララックス補正も確かに特徴ですが
見え方の非常にクリアな等倍ファインダーが
何と言っても使っていて気持ちよいですね。
通常のⅢはミラーとハーフミラーを組み合わせた
この時代の一般的レンジファインダーですが
ⅢAはハーフミラーの代わりにプリズムを搭載しています。
等倍ファインダーなので両目を開けて
片目でファインダー内、片目で視野外を確認しながら
ピント合わせ、撮影ができます。
やはりこれは非常に便利ですし、使っていて気持ちよいですね。

お預かりしているコニカⅢAは
まずシャッター羽根がかなり粘っています。
シャッターを切っても明らかに羽根の動きが遅いです。
スローガバナも固着気味で
SS1秒が実際には3~4秒開いてしまいます。
さらに重症なのが絞り羽根で
1枚外れて脱落しています。
粘りで動かないところへ無理して絞りリングを回したためだと思われます。
後でわかったのですが外れた絞り羽根は
絞りユニットに留めるためのダボが外れてしまっていました。
こうなると修理は単純に清掃して
再組み立てすればOKとはいかないのでなかなか厄介です。

まずはレンズを全て外し、シャッターユニット単体にして
シャッター羽根、絞り羽根の洗浄から行います。
何度も行っている作業なので慣れてはいますが
羽根の組みなおしは少々神経を使う作業ですね。
並行してシャッターユニットの機械部分の清掃・整備も行います。
その後、巻上部分、ファインダーの清掃・調整を行います。

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オリンパスペンDのカメラ修理

今日は「日本三景の日」だそうですよ。
松島、天橋立、宮島ですが
このうち実際に行ったことがあるのは
地元・広島の宮島だけです。。。(汗)
松島と天橋立、行ってみたいですねぇ。。。
そういえば宮島と言えば
毎年恒例の「水中花火大会」は8月25日だそうです。
何度か撮影に行きましたが
近いところから見ると本当に大迫力です。
音が鳴った瞬間に風を感じるほどでした。。。
これもまた行ってみたいですね!場所取りが大変なのですが。。。

さてさて

本日は「オリンパスペンD」のカメラ修理を行っています。
ペンDも修理依頼の多く、ここのブログでの登場回数も多いカメラです。
ペンDの「D」はデラックスの「D」です。
その名前にふさわしく搭載するレンズは
F.ズイコー32mmF1.9の大口径です。
ベーシックなペンは28mmF3.5、
シャッタースピードはB+4速で最高速は1/200
その後、高級版のペンSが発売され
30mmF2.8(後に28mmF3.5も追加される)に
B+6速(最高速は1/250)となり
さらにペンDの登場で32mmF1.9(D3ではF1.7)
露出計が搭載され
シャッタースピードの最高速は1/500になりました。

今回、お預かりのペンDはシャッタースピードリングが
今にも外れてしまうのではないかというくらい
グラグラになってしまっています。
加えてレンズにはびっしりカビが生えており
全体の各部点検整備一式ということで
お預かりいたしました。

ペンDのセールスポイントのひとつである
露出計はセレンの劣化のため
やはり大幅にオーバー気味となってしまっています。
調整箇所がほとんどないので
今回はできる限りの調製ということで承りました。
(結果から言うと若干、改善した程度です
ただ、どのくらいズレているのかがわかっていれば
撮影時に対処はし易いとは思います)

どのレンズでも大抵はそうなのですが
カビが最も生えやすいのは前後の表面、
次いで絞りの前後です。
要は密閉されていないところから生えていきます。
今回の絞りの前後(前玉ユニットの最後部、後玉ユニットの最前部)に
カビが集中して生えていました。
シャッター羽根・絞り羽根も固着するほどではないですが
やはり粘りが少々あり動きはあまりよくありません。
まずはシャッターユニットから整備に取り掛かります。

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コニカSのカメラ修理

今日は「土用の丑の日」ですね。
何年かに1回は夏の土用(7/19-8/7)の間に
2回、丑の日になることがあり
今年がそうで今日(7/20)と8/1が
土用の丑の日になります。
本来、「う」の付く食べ物を食べると良いとされていますが
「うなぎ」があまりにも定番になっていますね。
私、夜中に近所の「スーパーマルエツ」に寄る事が多いのですが
そこの生鮮コーナーで少し前から
マルエツオリジナルだと思われる「うなぎの歌」が流れていて
そのメロディーが頭に残って離れません(笑)
「うーなぎ♪うなぎ♪うーなぎ♪うなぎ♪どーようのうしかーばやき~♪」
youtubeにもアップされているのでご興味のある方は
「マルエツ うなぎの歌」で検索してみてください(笑)

さてさて

本日は「コニカS」のカメラ修理を行っております。
コニカのレンズ固定式カメラは
Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ型と進化していき、その後
「コニカSシリーズ」にバトンタッチされました。
それまでのフォルムとは全く別の直線的なデザインとなり
セレン光電池を使用する露出計も内蔵されました。
シャッターもコパルSVEに変更されています。
レンズはコニカⅢと同様のヘキサノン48mmF2を搭載します。
発売開始は1959年です。

外観が全く別物になり、シャッターユニットが変更されたとはいえ
レンズシャッター式のレンジファインダー機ですから
基本的な構造にはあまり変わりありません。
今回、お預かりしている「コニカS」は
レンスシャッター機の宿命ともいえる
シャッター羽根の粘りが発生しています。
もちろんシャッター羽根だけではなく絞り羽根にも油シミがかなりあり
おそらく羽根が動きにくい状況で絞りリングを動かしたのだと
思われますが絞り羽根が2枚ほど脱落してしまっています。
これはどのカメラ、レンズでもそうですが
動きの悪い絞り羽根や絞りリングが重い場合は無理をするのはやめましょう
ただ単に外れただけならまだ良いのですが
絞り羽根を留めているピン(ダボ)まで脱落すると
復旧にかなり手間がかかってしまいます。
特にコニカのレンズシャッター機は絞り羽根脱落を
よく見かけるような気がします。

とりあえずシャッターユニット分離まで分解した状態です。
絞り羽根、シャッター羽根とも清掃して組みなおす感じですね。
レンズシャッター機では定番の整備です。
これからシャッターユニットの本格的整備に取り掛かります。
もちろんその後、組みなおしながら
露出計、ファインダー部の整備も行っていきます。

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コーワSWのカメラ修理

今日は「やまなし桃の日」だそうですよ。
すっかり桃の季節ですねぇ。。。
山梨産の桃は美味しいですよね!
山登りに頻繁に行っていた頃は
八ヶ岳や南アルプス方面に行った帰りには
通りすがりの果樹園や道の駅で
必ず山梨産の桃を買って帰っていました。
先日もスーパーで1個買ってきて
ぺろりと食べてしまいましたが
季節モノですし、今のうちにたくさん味わっておかなくちゃ(笑)

さてさて

本日は「コーワSW」のカメラ修理を行っています。
キャベジンコーワのコーワですね。
医薬品メーカーとして非常に有名なコーワですが
今でもデジタル用の交換レンズ等を作っていたりと
光学機器メーカーでもあります。
過去には二眼レフや中判カメラからコンパクトカメラまで
色々なカメラを製造していました。

今回、お預かりしているのは「コーワSW」
SWは「スーパーワイド」の略だそうです。
その名の通り28mmF3.2の広角レンズを装備し
露出計も距離計もないシンプルなカメラです。
28mmレンズが装備されたレンズ固定式のカメラは
ありそうでなかなかないですよね。
ピントも目測なのでF8~F11くらいに絞って
距離リングは3mに固定して素早くスナップを撮るには
もってこいのカメラだと思います。
外観もシンプルで非常にスタイリッシュだと思います。
シャッターユニットはセイコーシャSLVで最高速は1/500です。

お預かりしているSWはシャッター羽根が全く開きません。
レンズシャッター定番の羽根固着です。
シャッター羽根、絞り羽根ともに汚れが結構付着しているようです。
羽根清掃を行いつつシャッターユニットの整備を行います。
シャッターユニット内には金属粉が非常に多く
全体的に動きが悪い状態でした。
ファインダーもそれなりに汚れていましたが
このコーワSWのファインダー、距離計も何もない
ケプラー式実像ファインダーですが、
プリズムを多用し非常に凝った作りをしています。
そのため状態の良いものだと非常にクリアなファインダーです。
倍率は0.4倍で実際よりかなり小さくファインダー内では見えるのですが
個人的な感覚ですが普通に被写体を目で見るより
ファインダーを通したほうが明るくクッキリ見えるほどです。

本当にシンプルだけど質感の高いカメラです。
このファインダーだけでも個人的に欲しくなってしまいました(笑)
28mmF3.2レンズも非常に写りの良い評価の高いレンズです。
うーん。。。自分用に本気で探してみようかな。。。

写真は一通り作業が終わったところで撮ったものです。
あとは最終チェックを行って完成です。

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オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「光化学スモッグの日」だそうですよ。
昔ほど聞かなくなったような気がするのですが
80年代後半からまた増えているのだそうです。
おりしも今日・明日は日差しが強い上に風がなく
光化学スモッグの発生しやすい天気だそうです。
この暑さな上に光化学スモッグまで発生しそうなのでは
不要な外出は控えたほうが良いかもしれませんね。。。
私も昨日の定休日は日中は店に引きこもっていました(笑)

さてさて

本日はまたもや「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
今回も巻上周りのトラブルで
シャッターはチャージしているもののレリーズすることができません。
一昨日のブログでも少し触れましたが
巻上に連動する底部三連ギアの位置関係が狂っています。
チャージ完了時に所定の位置に戻らないと
レリーズできないような仕組みになっているのですが
これが正しい位置に戻らないためレリーズがロックしてしまっている状況です。

今回は何故ギアの位置関係が狂ってしまったも予想がついています。
三連ギア自体の動きは悪くないのですが
チャージ完了後に動作する巻上ロックの動きが悪く
巻き上げた後も巻上レバーでいくらでも巻き上げることができる状況でした。
これを行うとどんどん三連ギアの位置はズレていってしまいます。
結局、どこかひとつが動作不良を起こすと
他の部分にまで影響は波及していってしまいます。
巻上部、シャッター周り、ミラー駆動部、動作する部分を全て
整備していきます。

露出計は、これもある生産時期のOMに使われている
電池室端子留めの樹脂ネジが破損しており
接触不良のため露出計が安定しない状況です。

ネジ交換で露出計は安定したのですが
どうにも露出計が6段以上オーバーです。
CDS(受光体)は問題ない抵抗値が出ています。
今回、電圧変換型電池アダプタをご依頼者様が用意されていたので
それを使って測定していたのですが。。。。
どうやら犯人はその電池アダプタのようです。
1.5Vから1.3Vへ変換するアダプタですが
今回、0.8Vしか電圧が出ていません。
電池アダプタも登場してから長い期間販売されていますが
古いものだと劣化してしまっているものもあるようです。
これもテスタできちんと測定しないとダメですね。

ちょこちょこと色々なトラブルがありましたが
どれもOM-1定番のトラブルばかりでした。
現在はシャリシャリと心地よい巻上で快調にシャッターが切れています。
これもまた少し様子見を行った上で最終チェックを行い完成です。

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キヤノンA-1のカメラ修理

今日は「海の日」ですね!
瀬戸内海沿岸で育ったので海は身近な存在ですが
さすがにこの年齢になると
夏の海に行くことはなくなりましたねぇ。。。(笑)
人も少なくて海もキレイな晩秋か春先の海が好きかな。。。
都内からだとキレイな透き通った海を見に行こうとするとなかなか大変ですが
秋には人の少ないキレイな砂浜を
のんびり歩いてみたいですね!

さてさて

本日は「キヤノンA-1」のカメラ修理を行っています。
カメラロボットの愛称で当時非常に人気のあったカメラです。
キヤノンの電子技術をフル活用した5モードAEを始め
当時の最先端のカメラでした。
発売は1978年、当時の価格はボディのみで83,000円でした。
それなりに高額なカメラでしたが大ヒットしました。
機械的部分のベースはAE-1と共通する部分が多いのですが
インターフェイスや電子システムは全く別物です。
基準がよくわからないのですが手元の資料によると
「AE-1の約3倍に相当する電子化を実現」となっています。

これだけ電子化が進むと正直なところ修理ができない箇所も多いです。
とりあえず動いているものであれば
調整・整備は可能といったところでしょうか。。。。
今回、お預かりしているA-1は
キヤノンAシリーズ定番の「シャッター鳴き」に加え
オート露出は2段以上オーバー、付属のNew FD50mmF1.4は
絞り羽根が固着してしまっていてまったく絞れない状態です。
やはり長い間未整備の個体と思われますが
各部の油キレやプリズムやコンデンサレンズにクモリも見られます。

よく見ると前から見てもわかりますが
この時代に多く装着されていたデータバックが装着されています。
接点不良で最初は発光しなかったのですが
接点清掃で復活しました。
この頃のキヤノン機はどのカメラを見てもスタイリッシュですが
A-1もカッコ良いですよねぇ。。。
昔、憧れたカメラだから尚更そう思うのかもしれませんが。。。

現在、一通りの整備は完了して少し様子見の段階です。
時間を置いてから最終チェックを行い完了です。

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オリンパスOM-1のカメラ修理

そういえばこの時期は
東京・横浜ではお盆なのですね。
いわゆる「新盆」ですね。
旧暦のお盆の日付をそのまま新暦に当てはめたものです。
首都圏に来るまではお盆といえば
8月13日~16日だと思いこんでいたので
これを知ったときにはちょっとしたカルチャーショックでした(笑)
8月13日~16日のお盆は
新盆(7/13~7/16)だと農作業の忙しい時期に重なるので
月遅れのお盆として8/13~8/16にしてゆっくり過ごしたということです。
全国的にはこれが主流ですね。
もちろん旧暦のお盆(旧暦の7/13~7/16、現在の8/20前後)に
お盆の行事を行っているところもあるようです。
日付の話をしていると新暦・旧暦に関わる話も多いですが
お盆期間も地方によってまちまちでなかなか難しいですね。

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
最近、OM-1の修理が多いですね。。。
もちろん元々人気の高いカメラなので
修理依頼の多いカメラではあるのですが。。。
非常に効率的に作られていて
これまでにはない軽量コンパクトさを実現した偉大なカメラです。
しかしながらさすがにその軽量コンパクトさと引き換えに
幾分、華奢な部分があるのも事実だと思います。

OM-1は巻上関連のトラブルが比較的多いと思います。
今回、お預かりしているOM-1も巻上が全くできません。
巻上レバーが回せるのですが手応えが全くなくスカスカです。
レバーを動かしてもスプロケットもシャッター幕も全く動きません。
シャッター幕は巻上途中の中途半端な位置で止まっており
OM系の修理でよく話題になる底部三連ギアのタイミングも
おかしな位置になっています。
まず底部3連ギアを一旦取り外しシャッター幕の位置をリセットし
3連ギアの位置関係を正しくして組みなおします。
これでスプロケットを強制的に手で回せば
シャッターチャージができるようになりました。
しかしながらまだ巻上レバーはスカスカなままです。
巻上軸のギアの破損のようで軸交換しないとダメなようです。

写真に写っているのが交換された巻上軸です。
軸を交換した段階で何とかシャッターは切れるようになりましたが
おそらくシャッターが切れなくなってから
長い間そのままだったようで
高速シャッターのバランスは崩れておりスローシャッターは
粘り気味です。このあたりはいつものことですが
動作部分の清掃と若干の調整で対処いたしました。
加えて定番のプリズム腐食もありましたので
プリズムを交換、付属の50mmF1.4のレンズは
カビやクモリが酷くできる限りの清掃を行いました。

ちょっと余談ですが
このOM用G.ズイコー50mmF1.4は
一部レンズ枠(後玉・中玉)が接着剤でガッチリ固定されていて
分解に毎回苦労するレンズです。
今回も中玉を外すのに1時間少々かかりました(苦笑)

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