オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「光化学スモッグの日」だそうですよ。
昔ほど聞かなくなったような気がするのですが
80年代後半からまた増えているのだそうです。
おりしも今日・明日は日差しが強い上に風がなく
光化学スモッグの発生しやすい天気だそうです。
この暑さな上に光化学スモッグまで発生しそうなのでは
不要な外出は控えたほうが良いかもしれませんね。。。
私も昨日の定休日は日中は店に引きこもっていました(笑)

さてさて

本日はまたもや「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
今回も巻上周りのトラブルで
シャッターはチャージしているもののレリーズすることができません。
一昨日のブログでも少し触れましたが
巻上に連動する底部三連ギアの位置関係が狂っています。
チャージ完了時に所定の位置に戻らないと
レリーズできないような仕組みになっているのですが
これが正しい位置に戻らないためレリーズがロックしてしまっている状況です。

今回は何故ギアの位置関係が狂ってしまったも予想がついています。
三連ギア自体の動きは悪くないのですが
チャージ完了後に動作する巻上ロックの動きが悪く
巻き上げた後も巻上レバーでいくらでも巻き上げることができる状況でした。
これを行うとどんどん三連ギアの位置はズレていってしまいます。
結局、どこかひとつが動作不良を起こすと
他の部分にまで影響は波及していってしまいます。
巻上部、シャッター周り、ミラー駆動部、動作する部分を全て
整備していきます。

露出計は、これもある生産時期のOMに使われている
電池室端子留めの樹脂ネジが破損しており
接触不良のため露出計が安定しない状況です。

ネジ交換で露出計は安定したのですが
どうにも露出計が6段以上オーバーです。
CDS(受光体)は問題ない抵抗値が出ています。
今回、電圧変換型電池アダプタをご依頼者様が用意されていたので
それを使って測定していたのですが。。。。
どうやら犯人はその電池アダプタのようです。
1.5Vから1.3Vへ変換するアダプタですが
今回、0.8Vしか電圧が出ていません。
電池アダプタも登場してから長い期間販売されていますが
古いものだと劣化してしまっているものもあるようです。
これもテスタできちんと測定しないとダメですね。

ちょこちょこと色々なトラブルがありましたが
どれもOM-1定番のトラブルばかりでした。
現在はシャリシャリと心地よい巻上で快調にシャッターが切れています。
これもまた少し様子見を行った上で最終チェックを行い完成です。

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