カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

オリンパストリップ35のカメラ修理

今日は「温度計の日」だそうです。
1686年のこの日が
水銀温度計を発明し華氏温度目盛りに名前を残す
ドイツの物理学者ガブリエル・ファーレンハイトの誕生日だそうです。
ちなみにファーレンハイトの生まれた日付の5月14日は
ユリウス暦によるものですがグレゴリオ暦では5月24日となるそうです。
ややこしいですね。
幼い頃に家に水銀温度計があって
「これは赤くないんだなぁ…」と不思議に眺めていました。
そうしているとじいさんが面白がって
今度は青い液体の温度計を持ってきてくれたのを
結構鮮明に覚えています。
なんでうちにはあんなんい温度計がやたらとあったのか?(笑
水銀温度計は感温液に水銀を用いたもので
精確な計測が可能なものですね
一般的な赤液温度計はアルコール温度計とも言われますが
実際に封入されている液体はアルコールではなく着色された白灯油だそうです。
そしてその白灯油を青色に着色したのが青液温度計ですね。
今やデジタル表示が多くて赤液温度計もあまりみませんが
うちの店内の温度計は安物の赤液温度計ですね
100均でも売ってますねぇ
ところでファーレンハイトと言えば華氏温度ですが
さすがに馴染みが全くありませんが
北米等の英語圏ではいまだに華氏が主流だそうです。
華氏だと水の融点は32度、沸点は212度となります…うーん…
速度がいまだにマイルなのといい
この辺の文化の違いはなかなか難しいですねぇ

さてさて

本日は「オリンパストリップ35」のカメラ修理を行っています。
1968年発売のコンパクトカメラです。
歴史ある「オリンパス35シリーズ」の一員でもありますが
その中でもトリップが最も売れたカメラだと思われます。
構造的にはハーフカメラのペンEES-2を
35mmフルサイズにしたもの…といってよいカメラです。
ペンEES-2と同じくピントは目測式の3点ゾーンフォーカスで
露出もEES-2同様、セレン光電池露出計と連動しオートで制御します。
シャッタースピードは1/30・1/250の2速切替式で
フラッシュモードの場合は1/30固定となります。
搭載されるレンズはDズイコー40mmF2.8で
これも写りの評価の高いレンズです。
電池いらずで簡単に撮れるカメラであり
モデル名通り旅行にも気軽に持っていけるコンパクトさで
当時も大人気となりましたが
今でも非常に人気の高いカメラです。
基本的にはシンプルなカメラですがオリンパスお得意の
赤ベロ+低光量時のシャッターロックがしっかり付いているのが
「らしい」ところですね。
この赤ベロ、場合によってはキャップをして空シャッターを
切りたいときとかにちょっと邪魔だったりするのですが…
(オートを解除すればいいだけなのですが戻し忘れるのですよねぇ)
でもキャップ付けたままシャッターを切る予防にもなるので
やはりあったほうがいいですね!

お預かりしているトリップは
フィルムカウンターが動かない状態です。
加えてしゃったーに若干の粘りがあるせいで
露出がかなり不安定です。
開いたままになったり
明らかに羽根動作がゆっくりというほどではないですが
このまま放置していると悪化していくと思われます。
他にも動作に粘りがあるところもあるので
やはり一通りの整備が必要な状況です。
心配されるのはやはりセレン光電池の状態ですが
そこはほぼ問題なくしっかり起電できているようです。
たまたまなのかもしれませんが
トリップであまりセレン劣化で全く起電しない個体って
あまり見ないような気がします。

この類の機械制御コンパクトカメラは
構造自体はシンプルですが
非常に小さなバネの力ですべての機械的駆動を行います。
そのためちょっとした汚れや余計な油脂で
動作不良を起こしやすいともいえます。
新しいうちはそんな心配も少なくてよかったとは思いますが
さすがに50年以上経過した機械です。
一度は分解して隅々までキレイにして
スムーズに動くような処置が必要なのは間違いないと思います。
これから分解を進めて入念に清掃整備を行っていきます。

ニコンFフォトミックFTNのカメラ修理

今日は「ザリガニの日」だそうですよ。
1927(昭和2)年のこの日に
神奈川県の養殖業者により
アメリカ・ニューオーリンズから
アメリカザリガニが持ち込まれたそうです。
アメリカを出発した時には100匹だったそうですが
無事に日本に到着したのはわずか20匹だったです。
そのアメリカザリガニが養殖池から逃げ出し
その後、爆発的に広まったとされていまする。
1960(昭和35)年頃には九州でも確認されるほどになり
現在では沖縄を含む日本各地で確認され
国内では最もありふれたザリガニとなっています。
私も子供の頃、ザリガニ釣りよくやりました。
意外な程、汚い池や川にも住んでいるのですよね
水量がある程度あって淀んでいると大抵のことろにいた記憶が…
で、タコ糸に煮干しを括り付ける
簡単な仕掛けで面白いように釣れるのです。
それにしても…最初の20匹の中から逃げ出したものが
爆発的に増えて全国に広がるなんてもうなんというか…
いろいろ考えさせられますねぇ…ザリガニに罪はないのですが…

さてさて

本日は「ニコンFフォトミックFTN」のカメラ修理を行っています。
後期型のニコンFボディにフォトミックFTNファインダーが
装着されたモデルです。
このFTNファインダーからボディへの装着方法が変更され
前面の銘板を挟み込むような構造になっています。
それにともなってFTNファインダー登場時以降のFボディは
銘板のサイズが変更されており
以前の銘板が付いている前期ボディのままだと
FTNファインダーは装着できません。
装着するためには銘板を交換するか加工する等の処置が必要です。
今回のボディはもともとフォトミックFTNファインダーがセットされて
発売されていたものと思われもちろん普通装着されています。
交換式ファインダーがセールスポイントのひとつではありますが
FTNファインダーの装着には
組み合わせるボディによっては注意が必要です。

お預かりしているFフォトミックFTNは
おそらくかなり長い間使われずに仕舞い込まれていたものかと思います。
ただ保管環境は悪くなかったようで
それほど大きなダメージ等はないのですが
さすがに装着されている50mmレンズには少しばかりカビもあります。
今回はそれよりも全体的な油切れのほうが問題で
シャッターは何とか動作しているのですが
幕軸の動きはやはり悪く高速シャッターの精度は全く出ていません。
加えて低速シャッターはお約束のするスローガバナ―の固着で
ガバナを使う低速シャッターは全速シャッターが開いたままになってしまいます。
「F」のフォトミックファインダーは摺動抵抗の劣化が進んでいるものが多く
修理不可能なものが多いのですが
今回のフォトミックFTNファインダーは水銀電池が入ったままだったにも
関わらず奇跡的に状態は悪くなく
多少の接触不良はありますが何とか通常整備と調整で
普通に使用できる状態になりそうです。
プリズムにはこれもお約束の腐食もありますが
さほど目立つほどではなくこれ以上できるだけ広がらないような処置と
できる限りの清掃を行います。

まだ取り掛かったばかりですが
これから本格的に分解整備を行っていきます。
毎度思いますし毎度書きますが
本当に隅々までしっかりと造りこまれているカメラです。
整備後に各部品の動きをイメージしながら
ゆっくりと巻上、そっとシャッターを切ると
それだけで気持ちよくなってしまうようなカメラです。

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ニコマートFT2のカメラ修理

今日は「ファイトの日」らしいですよ。
「リポビタンD」でおなじみの大正製薬株式会社が制定しています。
「ファイト一発!」ですねぇ
日付は5と10で「ファイト」の語呂合わせです。
例の有名なCMはケイン・コスギのイメージが強いですねぇ
CMだからそうなのですが
なんでまた毎度毎度あんな危険な
シチュエーションになってしまうのか…(笑
あんな危険な場面になってしまうことはそうそうないですが
毎日のようになかなか思うように物事がはかどらずに
追い詰められてしまうような場面は
少なからず誰でもありますよね…
そんなときこそ「ファイト一発!」で何とか乗り切らないといけませんね。
いや最近なかなかうまくいかないことが
仕事だけじゃなくて多くてこれがまた…(苦笑)

さてさて

本日は「ニコマートFT2」のカメラ修理を行っています。
1975年に発売されたカメラです。
大ヒットした「ニコマートFTN」の改良型です。
基本的な機能や構造はほぼ「FTN」をそのまま受け継いでいますが
X接点付きのホットシューを採用し
シンクロソケットも「X」のみとなりました。
使用電池も水銀電池MR9から酸化銀電池SR44に変更されています。
生産台数は「FTN」ほどは多くはないですが
より現代的になり使いやすくなったモデルです。
堅牢性に優れるコパルシャッターは相変わらずで
多少の整備や調整が必要ではありますが
通常のメンテナンスで精度も含めて非常に安定した動作をしてくれます。
基本的にはシンプルな構成の機械制御マニュアル機なので
信頼性の高いカメラです。

お預かりしている「FT2」はやはり少々動きに粘りがあるものの
シャッターは比較的良好に動作しています。
ただ露出計は電池を入れても全く動作しません。
電池室周りの配線に問題があるか巻上レバーSW部の
接触不良かと思われます。
全く動かない場合は上記のパターンが多いですが
とりあえず動くけれど挙動が不安定な場合が
マイラー抵抗と呼ばれる摺動抵抗に問題がある場合が多いです。
まずは電源が入るように修理を行ってから
そのあたりの確認も行っていきます。
比較的、プリズム腐食は少ないカメラではあるのですが
今回はファインダー視野内に大きな点腐食が数か所確認されています。
さすがに目立つので今回は腐食のほぼない中古プリズムと
交換で対処します。
それとは別問題でファインダー周りのモルトが全滅のため
ファインダー内にとにかくゴミが多いです。
もちろんそのあたりもしっかり清掃を行っていきます。

まだ取り掛かったばかりの状態で
これから本格的に分解整備を行っていきます。
精悍なイメージのブラックボディですが
外装もかなり汚れている部分も多いので
組み立て時にできるかぎりキレイに仕上げていきます。
外装部品も分解していると
より細かいところまで清掃できますので
この機会に隅々までキレイにしていきます。

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ペンタックスSPのカメラ修理

今日は「紙飛行機の日」だそうですよ。
日付は5/8を「GO(5)HIGH(8)」と読んで
「行け、空高く」と5月の青空に高く飛んで行く
紙飛行機の飛ぶ姿を表しているのだそうです。
紙飛行機って幼少期の気軽に遊べるアイテムの筆頭でしたねぇ
新聞の折り込みチラシで毎日のように作っては
家の前の路地で飛ばしていた記憶が今でも
はっきりと覚えています。
自分でも折り紙の本とか読んでいろいろと試したけど
一番最初はじいさんに教えてもらった
「へそひこうき」でしたねぇ
(呼び名は近年に調べて知りました)
飛ばすとくるんと1回転するのです
これの折り方はもう一生忘れないでしょうねぇ
折り込みチラシって正方形ではなくて長方形だから
この「へそひこうき」や「いかひこうき」を
作るのに向いているのですよねぇ
少し厚手の丈夫な紙のチラシが入っていれば
(宝石・貴金属の広告に多い)
喜んで紙飛行機の材料にしていました。
懐かしいですね!後でこっそり1機折ってみます(笑

さてさて

本日は「ペンタックスSP」のカメラ修理を行っています。
M42マウントのペンタックス機を代表するカメラですね。
このSPでついにTTL露出計が内蔵されるようになり
絞り込み測光とはいえ、後のカメラとスペック的には
変わらない現代的なカメラになりました。
価格も比較的お求めやすく、使いやすく丈夫と
欠点のないカメラで世界的にも大ヒットした一眼レフです。
そのおかげもあり現在でも現存台数の非常に多いカメラで
中古カメラ屋さんのみならずリサイクルショップ等でも
古い一眼レフが置いてあるとたいていが「SP」だったりします。
それ故に状態も個体ごとに千差万別で
非常に良いコンディションのものもそれなりにありますが
大抵の場合は未整備で悪環境に放置された状態の悪いものが多いです。
それでも大きな破損等がない限りは修理可能なカメラでもあります。

お預かりしている「SP」もどこかが致命的に
「破損」しているわけではないのですが
かなり長い間使われずに放置されていた個体かと思われます。
各部の経年劣化が酷いことに加えて
あらゆる機械的動作個所の動きが悪い状態です。
シャッターはかろうじて切れますが
シャッター幕の動きが先幕後幕共に非常に悪く
1/1000は全く開いていない状態で1/500も半分くらいしか
開ていないようです。
そして頻繁にミラーアップしたままになってしまいます。
ミラー駆動部自体の動きも重いのですが
直接の原因はシャッター動きが悪いためだと思われます。
露出計も電池を入れてSWをオンにしても
全く動きません。後で確認できましたが
これも露出計本体には大きな問題はないのですが
電池室やSW周り数か所に接触不良が起きていて
通電しない状態になっていました。
そして定番のプリズム腐食です。
プリズムをぐるりと巻いたモルトの劣化が原因となる
いつもの腐食です。
こればかりは腐食のないプリズムとの交換で対処します。

いろいろなトラブルを抱えてしまっている状態ですが
どれもSPでよくある症状のオンパレードです。
プリズム以外の部分に関しては
とにかく清掃して古い油脂類や汚れを取り除き
本来の小さなバネ力でスムーズに動けるように
整備を行っていきます。
最終的にいろいろと調整は必要ですが
それだけでもある程度の動きを取り戻せるはずです。
ご依頼者様はこのSPに限らず
フィルムカメラを使うこと自体の経験が
初めてではないかと思われますが
手間はかかるもののその手順や操作も含めて
楽しんでいただけるようにしっかり整備を行っていきます。

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オリンパスペンFのカメラ修理

今日は「コロッケの日」だそうですよ。
「コ(5)ロ(6)ッケ」と読む語呂合わせからのようです。
揚げたてはもちろん、冷めていたとしても
「コロッケ」は美味しいですよねぇ
お弁当の強い味方でもありますね!
もともとは西洋料理の(仏: croquette、蘭: kroket)を模倣して
考案されたものですがその語は日本独自の進化を続け
日本国外に逆輸出された日本式コロッケは
日本語そのままに’Korokke’と呼ばれているそうです。
一般的にコロッケは茹でたジャガイモを潰した
マッシュポテトをベースとしたものですが
クリームコロッケやメンチカツあたりもコロッケの仲間ですね。
昔は何個でも食べられるような気がしていましたが
今はすっかり揚げ物に弱くなってしまったので
1個食べれば十分です(苦笑)
メンチカツあたりだと1個でも後で胸やけがしてしまいます(笑
でもシンプルなポテトコロッケは何ともいえず
優しい味で美味しいですね。
いつからかソースも何も付けずにそのままで食べるのが
デフォルトになってしまいました。
ビールのつまみとしても優秀なんですよねぇ
特に揚げたてだと最高です!
ちょっと小腹がすいたときに1個だけ食べるなんてのもアリですし
コロッケの出番ってやはり多いような気がします。
スーパーでもコンビニでも気軽に手に入りますし…
こんなこと書いているとコロッケ食べたくなるのですよねぇ
近所のセブンで1個だけ買ってくるか…(笑

さてさて

本日は「オリンパスペンF」のカメラ修理を行っています。
孤高の存在とも言えるハーフ判一眼レフです。
ハーフ判一眼レフが「ペンF」のみということではないのですが
ハーフ判であることのメリットを最大限に引き出すために
通常の一眼レフとは全く異なった構造を持っており
そういう意味でも他に類を見ないカメラだと思います。
通常の一眼レフやハーフ判コンパクトの通常の「ペン」でも
独創的な部分の多いオリンパス製のカメラですが
この「ペンFシリーズ」に至っては
この頃のオリンパスらしさが最も強く出てるカメラではないかと思います。
個人的にはシンプルでファインダーも明るく
ダブルストロークで巻上角も適度で軽快な
最初の「ペンF」が一番「らしい」気がしますが
露出計装備でシングルストロークの「FT」や
その派生モデルの「FV」もそれぞれ魅力のあるカメラです。

今回お預かりしているのは無印の「ペンF」です。
巻上やミラー駆動に比較的トラブル…というか経年による
動作不良が多いカメラではありますが
今回の「ペンF」はそのあたりに関しては
快調に動作しています。
ご依頼者様に最初に伺った話では
「フィルムの後半で
やたらとコマ重なりやコマズレが起こる…」ということです。
装填方法の問題による巻き太りの可能性もあるかな…と思いつつ
いろいろと動きをチェックしていると
どうやら頻繁にスプロケットロックが解除されてしまって
フリーになってしまうようです。
ここがフリーになると当然ながら巻上はうまく進まずに
コマ重なりが起こります。
底面の巻き戻しボタンを押した際にのみ
フリーになる…というのが正解ですが
スプロケットに逆回りのテンションが少しかかると
比較的高い頻度でロックが外れてフリーになってしまうようです。
ロック部品の摩耗か動作不良が原因かと思われます。
ロックが普通に掛かっていることも多いので
根本的に破損してるわけではないと思いますが
場合によってはスプロケットごと
中古良品と交換するほうが良いかもしれません。

「ペンF」に限らない話ですが
スプロケット関連のトラブルはなかなか作業が大変な場合がほとんどです。
巻上周りの奥深い部分に関わるので…
まだ分解し始めたばかりの状態ですが
これから分解を進めてまずは巻上周りの修理整備を行っていきます。
その際に当然ながらシャッター周りやミラー駆動部も
脱着するので各駆動部の整備清掃を合わせて行っていきます。

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ミノルタSR-T101のカメラ修理

今日は「図書館記念日」なのだそうですよ。
1950(昭和25)年のこの日に
「図書館法」が公布されたことが由来となっています。
10年ほど前までは割と頻繁に図書館に立ち寄っていたのですが
最近はずいぶんとご無沙汰になってしまいました。
私の場合、本を読むと言っても
小説の類には全く興味がなくって
科学雑誌とか写真集とかを見たくなって
図書館によることが多かったのですね。
今やちょっとしたことならネットで検索したほうが
早いというのもありますが
やはりちゃんとした紙の媒体でしっかり見たり
読んだりしたほうが良い場合は多いと思います。
今考えると図書館に比較的ふらっと立ち寄れたりしていた頃は
比較的時間に余裕があったんだな…と思います。
今は悲しいかなそんな感じでもないのですよねぇ
図書館だけではなくあまり目的もなく
町をぶらっと歩く…という機会が減っているような気がします。
暇…というか余裕のある時間は
積極的につくならないとダメですね。
そういう時間のなかからまたいろいろと新しいアイデアや
考えも生まれてくるものなのに…
でもこれもさじ加減が難しい部分もあって
あまり時間的余裕が多くあると
今度は考えてもしょうがないような余計な思いに
とらわれてしまったりするのですよねぇ
何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ってことでしょうねぇ
あれ?図書館の話はどこに???(笑
ところで明日5/1から5/5までは当店もお休みをいただきます。
少しはのんびり過ごしたいと考えています!

さてさて

本日は「ミノルタSR-T101」のカメラ修理を行っています。
1960年代のミノルタ機をい代表するカメラでもあり
比較的早い時代に電子制御機に大きく方向転換したミノルタなので
ミノルタの機械制御機を代表するカメラともいえると思います。
SR-T101登場後もミノルタの機械制御機は
SR-TスーパーやSR505と「Xシリーズ」登場までまだ続きますが
これ以降のミノルタ機械制御機のベースは
全てこのSR-T101が基本設計となっています。
SR-T101の登場は1966年でミノルタ初のTTL測光機でもあり
最初の開放測光対応機でもあります。
開放測光に対応するためにレンズ群も従来のSRマウントに
絞り伝達爪を追加した「MCロッコール」にモデルチェンジされています。
マウント自体の変更はされていないので
それまでのSRマウントレンズ(オートロッコール)も
装着は可能ですが開放測光を行うためには
「MCロッコール」との組み合わせが必要です。
(もちろん後の「MD」レンズでも可能です)
現在の分割測光の起源ともいえる上下2分割測光(CLC)を備え
露出計周りに新しい機能が多いカメラでしたが
一番の魅力は丈夫な巻上やシャッター機構であり
快適なその使い心地ではないと思います。
ロングセラー機でもあるので現存台数も多く
それゆえに長い間、過酷な環境に放置された個体が多いとも思いますが
シャッターは意外と普通に切れている個体も多いと思います。
といってもそんな個体の多くも
動きにくい状態の中、何とかがんばって動作しているだけで
本来の軽やかな動きからは遠いものが多いと思います。

今回お預かりしているSR-T101もかなり長い間
使われずに仕舞い込まれていた個体だと思われます。
今回も何とかシャッターは作動しているのですが
全体的な動きはかなり渋く
特にレリーズロックの解除の動きが渋いようで
たまにレリーズロックがかかったままスタックしてしまいます。
当然ながらシャッタスピードの精度は出ておらず
先幕後幕のバランスも大きく崩れています。
低速シャッター時にはお約束の「ミラーアップしたまま固着」なんて
症状も出ています。
露出計も何とか動作していますが接触不良もあり
かなり不安定です。

それでも致命的なトラブルを抱えているわけではなく
本来の軽やかな動きを取り戻せるように
各駆動部の洗浄清掃、注油を行えば問題ない状態に
復活できると思います。
SR-T101は7年以上生産が続けられたこともあって
内部には年代ごとに細かな変更が数多く行われているのですが
今回のSR-T101はかなり初期のモデルのようです。
連動糸の多いカメラとしても中身を触る方の中では有名ですが
正しい手順を踏まえて分解を行えば
それほど連動糸に悩まされることもありません。
ただし手順を間違ったりうっかりおかしなことをしてしまって
意図しない糸が外れたりなんかすると途端に
非常に面倒なことになるので注意が必要です。
気を付けるべきポイントが各所にあるので
そのあたりに留意して集中して作業を行っていきます。

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ミノルチナPのカメラ修理

今日は「缶ジュース発売記念日」だそうです。
1954(昭和29)年のこの日に
明治製菓株式会社が日本初の缶ジュース
「明治天然オレンジジュース」を発売したことが由来になっています。
まだこの頃の初期の缶ジュースには
プルトップは付いておらず缶切りで開ける必要があったのだそうです。
それはなかなか大変ですね。買ったその場で気軽には飲めないのですね。
オープナーが付いた缶ジュースはこの3年後に発売され
プルトップの蓋が付いたのは国内では1965年からだそうです。
でもこの頃はプルタプは切り離されるタイプで
ゴミの問題とかもあったのですね。
確かに昔はプルタプ切り離してましたね!
ちなみに現在のようなプルタプの離れないステイオンタイプの
蓋が登場したのは国内では1989年のことだそうです。
最初はプルトップが残ったままで飲み口に残るって
あまり清潔じゃないなぁ…なんて感じたのをよく覚えています。
それも慣れで今では全く気になりませんが…(笑
私が子供の頃にはまだ缶ジュースよりも瓶のジュースのほうが主流で
自動販売機も瓶ジュースのほうがまだ多かったのです。
自動販売機に栓抜きが付いていましたね!
当時コカ-コーラがやっていた瓶ジュースのスーパーカー王冠を
周り中の大人にも頼みこんで
箱いっぱいに集めていました…あれも取っておけばよかった…(笑

さてさて

本日は「ミノルチナP」のカメラ修理を行っています。
ミノルチナシリーズと言えばF1.8大口径レンズに
マニュアル露出の可能な「S」が根強い支持もあって
今でも人気ですが
「P」はロッコール38mmF2.8レンズを搭載し
さらにコンパクトにまとめられたカメラです。
当時35mm判でこの大きさのカメラは珍しかったと思われます。
シャッターの設定自体はマニュアルなのですが
搭載されるシャッターユニット「シチズンP」が
プログラムシャッターのためSSと絞りの組み合わせは
シャッターユニット任せになる「手動プログラム露出」です。
SS/絞りリングには当時、よく使われていたLV値が表示され
それと連動する指針をセレン光電池式の露出計指針に合わせることで
露出を決定します。レンジファインダーは非搭載で
ピント合わせは目測式です。
なかなかスタイリッシュなデザインのカメラで
発売当時はコンパクトなカメラのニーズがまだ高まっておらず
販売的にはかなり苦戦したようですが
今見ると非常に魅力的なカメラだと思います。

お預かりしている「ミノルチナP」は
まずシャッター羽根が半開きで固着してしまっています。
巻上も当然ロックされている状態です。
この状態でLV設定リングを回しても絞り羽根も出てきません。
シャッター羽根、絞り羽根ともに
結構強力に張り付いて動かないものと思われます。
加えて露出計が全く動きません。
こちらのほうがかなり厄介な問題で
不動の原因がセレン光電池にあると
もはや交換しか修理の手段がないのですが
残念ながら交換部品としてのセレンは既に入手不可能です。

シャッター・絞り固着の原因は
やはり羽根に付着した油分と汚れが原因です。
とりあえず応急処置でいったん閉じることには成功し
これから本格的にシャッターユニットの整備を行い
シャッター羽根、絞り羽根ともに洗浄を行い
スムーズに動作するように修理していきます。

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ミノルタフレックスのカメラ修理

今日は「哲学の日」だそうですよ。
古代ギリシアの哲学者ソクラテスが
時の権力者から死刑宣告を受けて
刑の執行として獄中で毒を飲んで亡くなったことに
由来しているのだそうです。
それにしても「哲学」とはなんともまた曖昧な分野で
よくわからないですね。
考え方によっては宗教みたいなものですよねぇ…
ちなみにソクラテスの妻「クサンティッペ」が
悪妻として有名だったことから
今日は「悪妻の日」でもあるそうです。
これまた大きなお世話な話で(苦笑)
クサンティッペが悪妻だったというエピソードは
あとからとってつけられたようなものが多いことと
ソクラテスの言い方がいろいろと悪いのではないかと…(笑
本当のところは当事者しかわかりませんよね
いずれにしろ人間関係はいろいろ難しいもので
そこらへんを考えていると哲学的な思いに繋がりそうです(汗)

さてさて

本日は「ミノルタフレックス」のカメラ修理を行っています。
いろいろ諸説あるのですが
「ほぼ」あるいは「実質的に」日本初の二眼レフカメラが
「ミノルタフレックス」かと思われます。
最初の「ミノルタフレックス」、「Ⅰ」は
1937年に発売が開始されました。
その語、幾度ものモデルチェンジや小変更が加えられ
最終モデルは1954年発売の「Ⅲ」です。
今回お預かりしているミノルタフレックスもそのⅢ型です。

フィルム巻上はⅡB型からセミオートマットとなっています。
スタートマーク合わせの一般的なタイプです。
シャッターユニットはセイコーシャラピッドで
当時のものとしては最上級のスペックを誇るもので
最高速は1/500で1秒・Bまでカバーします。
レンズは当時から評価の高いテッサー型のロッコール75mmF3.5です。
フィルム室蓋はこれもⅡB型から
信頼性の高いダイヤルロック式になっています。
ピント合わせはその後のミノルタコードやオートコードで
お馴染みのレバーによる「ハラキリ型」ではなく
オーソドックスなノブ式です。
SSや絞りの設定はこのⅢ型からビューレンズ上部に
集中表示されるようになっています。
このあたりはさすがの使いやすさですね。
シャッターチャージはさすがにまだセルフコッキングではなく
シャッターチャージはシャッターユニット側で
チャージレバーの操作で行います。
そのチャージレバーがレリーズレバーを兼用しているタイプです。

お預かりしている「ミノルタフレックスⅢ」は
かなり長い間使われずに仕舞い込まれていた個体かと思われます。
それでも保管環境自体は悪くなかったようで
シャッターは定番の羽根固着もなくとりあえずは作動しますが
さすがに羽根に粘りはあるようです。
チャージレバー自体にも動きに粘りがあり
チャージした後にレバーが戻ってこないような状態です。
スローガバナーにも粘りが見受けられます。
レンズ自体は細かな拭き傷が少々目立ち多少のカビはあるものの
致命的な変質による曇り等はないようです。
これであれば一通りの清掃で申し分ない写りをしてくれそうです。
ファインダーはさすがに曇りや汚れが酷く
特にミラーは劣化も酷く交換が必要な状態です。

積年の汚れや劣化による動作不良が多少はあるものの
全体的な状態としてはそれほど悪くないと思います。
とはいえさすがに一通りの整備を行わなければ
安心して使えない状態ですし
快適な撮影もできません。
外装の傷み等はできる限りの修復しかできない部分もありますが
撮影に使う分には何の問題もないように
一通りの整備を行っていきます。
発売から69年が経過しようとしているカメラですが
非常に完成度は高くしっかり造られていると思います。
そのおかげである程度のメンテナンスを行えば
現在でも問題なく使える状態に仕上げられそうです。

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キヤノンFTbのカメラ修理

今日は私にとって取り上げやすい記念日や
過去の出来事がびっくりするくらいない日ですねぇ(苦笑)
でもあきらめずにいろいろ調べていたら
今日は「寒の戻りの特異日」と言われているようです。
よく「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが
もう今日あたりは彼岸から1か月以上も経ってしまっています。
「特異日」というのは
「理由は不明ですがなぜかその現象が起こる日」なのだそうです。
他にも地域ごとに「晴れの特異日」とか「雨の特異日」とかがあるそうです。
単なる偶然と片付けるにはおかしいほどの確率で
その現象が起こる日ということですね。
で、「寒の戻りの特異日」は
「4月6日」、「4月23日」、「4月24日」なのだそうです。
私のわかる範囲で都内の気温は確かに
昨日今日と一昨日までの初夏のような陽気が一転して
肌寒い1日になっていて一昨日は「冷房入れようかな…」なんて
つぶやいてたのが今日は「腰と足にカイロ貼ろうかな…」と思うくらい
冷え込んでいます。すごいですね。当たってますね。
何にしても季節の変わり目で気温変化の激しい時期です。
ちょっとした油断で体調を崩すことも多い季節なので気をつけましょう。

さてさて

本日は「キヤノンFTb」のカメラ修理を行っています。
1971年発売の中級機です。
同年にキヤノン初のプロ向けフラッグシップ機の
「F-1」も発売されていて
同じ時期に開発されたFTbにもF-1との共通点も
内部構造に見られます。
機能的にはそれまでの主力中級機であった「FT」を
FDレンズの登場に合わせて開放測光に対応させたカメラです。
スタイリング的にも比較的新しいエッセンスを取り入れ
これまでにないイメージのF-1とは異なり
前身のFTからのスタイリングを引き継いだ
オーソドックスなものとなっています。
FTbは登場から2年後の1973年にマイナーチェンジが行われいて
それ以降のモデルを「FTb-N」と呼ぶこともあります。
今回のFTbはそのマイナーチェンジ後の「FTb-N」です。
それまでの「FTb」との違いは
外観的には巻上レバーやシャッターボタン、
そしてセルフタイマーレバーの形状変更です。
セルフタイマーレバーが正面から見て一目で違いが分かりやすいポイントです。
機能的にはファインダー内表示に設定シャッタースピードが
表示されるようになりました。
ダイヤルとの糸連動で動作します。
これ…正直言うと分解時にかなり邪魔になります(苦笑)
でもファインダー内SS表示は確かに便利です。
これで絞り値表示もされるとファインダーから目を離さずに
露出設定が非常に行いやすくなるのですが…
F-1と同じような構造の追針式露出計は
もともと視認性もよくかなり使いやすいので
SS表示でより使いやすくなった印象です。
他は内部構造的にも大きな変更はありません。

お預かりしている「FTb-N」は
全体的に動作部の汚れや油切れで
動きの悪い印象です。
巻上時の感触やシャッター音からもそれがわかりますが
実際にシャッタースピードを計測してみると
明らかに先幕後幕の幕速バランスは大きく崩れていて
特に高速シャッターの精度は写真に影響出るほどの状態です。
そしてスローシャッターではガバナの粘りが明らかで
1/2や1秒の設定だとときどきわずかに止まりながら
何とかシャッターが切れるという状態です。
さらに露出計SW部の接触不良もあり
露出計の動きが非常に不安定です。
たまにまったく指針が動かなくなることもあるようです。
どこかに致命的な破損等があるわけではないですが
一通りの整備をして本リアの動きを取り戻さないと
とても快適に使える状態ではありませんし
正確な露出で撮影に使用できる状態でもありません。

で、作業に集中していて分解時の画像を撮るのを忘れました…
画像は一通り作業が終わって再組立ても行い
幕速の微調整をこれから行うところです。
巻上のフィールからシャッター音を聞くだけでも
明らかに整備前とはことなりしっとりした良い感じになっています。
もちろん精度的にも問題ございません。
ただ、画像にはありませんが一緒に装着されていた
FD50mmF1.8s.cレンズにも汚れ等以外にも問題があり
こちらは絞り羽根が全く出てきません。
以前、分解品で羽根が出てこないな…と思って分解したら
そもそも羽根そのものがなかった!なんて酷いものにあたってから
羽根が全く出てこないレンズは思わず身構えてしまうのですが(苦笑)
今回はそんな妙な代物ではなく
単純に油滲みでがっちり羽根が固着していただけでした。
それにしてもベッタリと油が付着している状態でしたが
FD・FLレンズは比較的この症状が多いような気がします。
レンズ側もこれからしっかり羽根洗浄を行って
スムーズに絞りが開閉できるように整備を行っていきます。

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ミノルタX-700のカメラ修理

今日は「シジミの日」だそうですよ。
「シ(4)ジ(2)ミ(3)」と読む語呂合わせからだそうです。
食用として多く流通しているのは
汽水域に住む「ヤマトシジミ」で
日本各地に有名な生産地がありますが
中国地方出身の私としてはやはり「シジミ」といえば
島根県の宍道湖ですねぇ
佃煮とかもありますがシジミといえば
やはりお味噌汁ですね!
まさに身体の隅々まで染み渡る美味しさです。
昔から二日酔いにはシジミの味噌汁と言われていて
私も昔は何度お世話になったことやら…(苦笑)
すっかり年老いてしまった今では
そんな翌日に残るまで深酒するようなことは
極力避けていますが
二日酔い云々関係ナシでもシジミの味噌汁は美味しいです。
ここで食べ物の話をするとその食べ物を
やたら口にしたくなるのですよねぇ
シジミのお味噌汁か…コンビニのカップ味噌汁でもいいから
お昼用に買ってこようかな…(笑

さてさて

本日は「ミノルタX-700」のカメラ修理を行っています。
当店で取り扱うカメラとしてはかなり新しいカメラです。
1981年に発売され
かなり長い期間、ミノルタのマニュアルフォーカス機の
頂点に君臨していたカメラです。
位置づけとしてはいわゆる中級機というポジションで
露出は絞り優先オートとプログラムオートを搭載します。
布幕横橋りのオーソドックスなシャッター構造ですが
ミノルタ独自の工法で横走り機では珍しいユニット化が行われています。
ミラー駆動部と一体化されたユニットとなっており。
これをX-700登場時に一新したフレームに搭載します。
1985年には社会現象ともなったオートフォーカス機「α-7000」が発売され
時代は一気にオートフォーカス機に傾いていくのですが
「X-700」はα登場後も生産が続けられ
18年間もの間、ミノルタMF機の最後の牙城として存在し続けました。
元々中級機でそれなりにコストも抑えられたカメラでもあるので
外装にプラスチックも多用しており
高級感はそこそこではありますが
過去のXEやXDほどではないにしろ使い心地の良いカメラです。
そして何といってもミノルタらしいのは
お得意のアキュートマットスクリーンを搭載し
明るい上に非常にピントのキレの良い
ファインダーだと思います。
MF機はやはりファインダーの見えが使い心地に大きく影響します。

電子制御シャッター機且つAE機ということで
電子基板関係のトラブルが気になるカメラではあり
場合によっては修理不能なことも多いカメラでもあります。
今回お預かりしているX-700は露出計やオートの制御に問題はないものの
明らかにシャッタースピードに異常があり
1/1000はほぼ開かない状態です。
1/500、1/250でも明らかに写真の片側が暗くなるような
露光ムラができてしまうような状態です。
カメラテスターで測定しても
制御的には正しく制御しようとしているのだと思われますが
先幕の幕速が明らかに遅く
走行中に後幕が追いついてしまいスリットが閉じてしまうような状態です。
幕軸の汚れや油不足の可能性もありますが
なにかゴミか異物が動きを邪魔しているような感じでもあります。

まだ分解整備に取り掛かり始めの状態です。
なにはともあれ幕軸やシャッター幕の動き全体が
確認できるところまで分解して
先幕の動きの悪さの原因をい探っていきます。
原因がわかり対処できた上で
機械的な幕速の微調整や電気的な調整で
シャッタースピードの精度を確保し
そのうえでオート制御の微調整も行っていきます。
生産時期が長いカメラなので
その時期によって細かな内部変更もいろいろ行われていますが
比較的、電気的なトラブルは少ないカメラだとは思います。
そうはいっても分解時には非常に神経を使う箇所が多く
正直言うとなかなか疲れるカメラです(苦笑)
集中して注意深く整備を行っていきます。

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