日別アーカイブ: 2025年8月30日

ミノルタX-7のカメラ修理

今日は「ハッピーサンシャインデー」だそうですよ。
太陽のような明るい笑顔の人のための日。
この日に生まれた人は笑顔の素敵な人が多いことから
生まれた記念日だそうです。
また、明るい笑顔で過ごせばハッピーな気分になれる日ともされています。
何だか字面だけみると非常に明るくさわやかな感じですが
今日は太陽の勢力が強すぎて
8月末だというのに殺人的に暑すぎますね…(苦笑)
「ハッピーサンシャインデー」どころか
ただの「暑苦しい日」になってしまいそうです…
とはいえ明るい笑顔は大事ですね。
暑さに負けず明るい笑顔で過ごせるように
万全の対策を持ってがんばりましょう
関東内陸部では40℃に迫るそうですから
屋外はもちろん、屋内にいても
熱中症対策には本当にお気をつけください。

さてさて

本日は「ミノルタX-7」のカメラ修理を行っています。
発売当時の宮崎美子さんのCMが
季節的にも合いますね。
1980年発売の絞り優先オート専用のエントリー機です。
当時は絞り優先オートで40,000円というのが
税制上の理由もあり各メーカー定番の商品で
普及価格帯ということもあり
熾烈な販売合戦を繰り広げていました。
そんな中でも「X-7」は先述のCM効果もあり
セールス的にもかなり好調なヒット作となりました。
エントリークラスということもあり
コストカットされた部分もいくつも垣間見えるのですが
非常に上手くまとめられたカメラだと思います。
ミノルタらしい使い心地のよさや
ファインダーのキレも上級機譲りで
使っていて非常に気持ちの良いカメラです。

お預かりしている「X-7」は
おそらく近年はほとんど使われていなかったようです。
そしてひさしぶりに使おうかと思ったら
電源が全く入らない…というパターンです。
電池室は一見キレイなのですが
やはり背面のハンダにかなり劣化が見られ
配線も含めて導通しない状況になってしまっています。
まずは電源を入るようにして
シャッター等の動きを確認することろから始まります。
その後、シャッター自体は大きな問題はなかったのですが
抵抗や接点の汚れ等の原因で
露出計やオート制御が非常に不安定なことも発覚しました。
機械的な部分は大きなトラブルは見られませんが
電子制御機の肝ともいえる各接点やマグネット吸着部の
清掃整備を入念に行っていきます。

「X-7」といえば現存する大半の個体が
プリズム腐食を起こしていることが有名ですが
今回の「X-7」は過去にモルトやプリズムの交換歴が
なさそうなのにもかかわらずファインダー内で観る
プリズムは良好な状態です。
しかしながら実際に分解しプリズムを降ろしてみると
やはりプリズム前面のモルトは加水分解していて
プリズムの前面にも浸食が始まっていました。
ただ、影響はまだ小さくプリズムの表面塗装面に
少し浸食している程度だったので
まだ蒸着への影響は全くありませんでした。
しかしながらこのままの状態だと
数年以内にプリズム蒸着面にも浸食してしまうため
入念に対策を行っておきます。
今はまだプリズム交換もできますが
近い将来、きっとファインダーのキレイな「X-7」も
貴重なものになってしまうかもしれませんね。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。