日別アーカイブ: 2026年3月29日

オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「作業服の日」らしいですよ。
「さ(3)ぎょうふ(2)く(9)」(作業服)と読む
語呂合わせからだそうです。
作業服は動きやすくて少々濡れても汚れても平気で
もし汚れてもガシガシ洗濯すればよくって
仕事以外でも普段着としても優れてますよねぇ
私の仕事も汚れやすいので前掛けは必須ですが
(汚れの原因は主にモルト屑だったりします(笑))
冬場は寅一の作業用ジャンパー着ていることも多いです。
溶剤も多用するので丈夫なものである必要もあるのですよねぇ…
このジャンパーがあまりに使い勝手が良いので
よほどおしゃれなとこに行くとき以外には
仕事中から出かけるときまで全てに着ていた時期もありました
5シーズン以上着続けて
この冬にさすがにボロボロになったから処分したのですが
次の冬には作業用ジャンパーまた入手します!

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
そういえば今月は「OM-1」
修理していないような気がするな…と思ってたら
やはりありますね。
1972年発売のカメラで
当店では非常に整備依頼の多いカメラです。
壊れやすい…ということではなくて
それほど好んで使っている方や
家にあったカメラが「OM-1」だったいうことが多いカメラなのだと思います。
やはり一眼レフで小型軽量というのは非常に魅力ですし
この時代では小型軽量一眼レフの代名詞的存在が
この「OM-1」だと思います。
もちろん現在も非常に人気のカメラです。

OM-1登場時の時代の一眼レフが
押し並べて大きく重いカメラだった中
このサイズと軽さを実現するために
OM-1ならではの工夫が各所に散りばめられていて
同じ時代の他のカメラとは全く異なる構造である部分も多いです。
そのため登場から50年以上経過する現代では
さすがにそのまま使うには無理がある場合が多く
なんらかのメンテナンスが必要な個体が大半です。
小さく作るために
やはり多少華奢な部分や
デリケートな部分があるのも否定できません。

お預かりしている「OM-1」は
シャッターをきるとミラーアップしたまま固まってしまいます。
一眼レフでよくあるパターンとしては
シャッターの動きが悪いために
シャッターは切れるものの最後にミラーを降ろすことができない…
というパターンが多いのですが
今回はそれ以前にミラーが上がり切らずに
シャッターが切れるとこまで至らない状況です。
あと少し上がればシャッターが切れるというとこまではいくので
固まった状態でミラーを指でほんの少し押してやると
シャッターは切れミラーも戻ってきます。
今回はミラー駆動部自体の動きが悪くて
ミラーが上がり切らないというパターンです。
シャッターの動きもあまりよろしくなく
高速シャッターの精度も出ていない状況です。
やはり全体的に各駆動部分の整備が必要な状況です。

定番のプリズム腐食は全く起きておらず
過去にプリズム交換及び腐食対策が行われているようです。
…といっても20年以上前ではないかと思われます。
各部のモルトの劣化もかなり進んでいるので
そのあたりの交換や各部清掃も行っていきます。
頻繁に中身を見ることの多いカメラなので
見慣れた光景ではありますが
先述した通りデリケートな部分も多いカメラなので
集中して慎重にこれから作業に取り掛かっていきます。

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