日別アーカイブ: 2026年7月15日

ヤシカエレクトロ35CCのカメラ修理

今日は「ネオンサインの日」らしいですよ。
1926(大正15)年7月15日に
東京の日比谷公園で開催された納涼大会の会場の入り口ゲートに
絵と文字がデザインされた幅11メートルの
国産初のネオンサインが飾られ
点灯したことにちなんだものだそうです。
ネオンサインが溢れている…となれば夜の歓楽街ですよねぇ
ただ昔みたいなレトロなネオンサインは少なくなっていますし
現在はネオン管を用いたネオンサインはほぼ絶滅危惧種で
やはりこちらもLED全盛です。
ただあのネオンサイン独特のデザインを見ると
なんだかわくわくしますよね。
これも世代かな…(笑

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35CC」のカメラ修理を行っています。
1970年発売のカメラです。
それまでのエレクトロ35シリーズに比べると
小型化されたボディにシリーズ中唯一の
35mmF1.8の広角レンズを搭載します。
この時代の大口径レンズなので
ボケ味を楽しむための大口径ではなく
光量の少ない場所でも
少しでもSSを稼げるように…というためのF1.8です。
そのうえ絞り羽根が2枚で絞り形状が特殊な形になっているため
開放以外ではあまりボケを期待されない方がよいかとは思います。
…だとしても35mmF1.8レンズはもちろん貴重な存在です。
エレクトロ御用達のコパルエレクシャッターも
この機種専用に他とは少し異なり2枚羽根で構成され
SS最高速は1/250となります。
その後のモデルを含めても一連のエレクトロの中では
少し変わったモデルですが
それでもやはり「ろうそく1本の光でも写る」という
テーマはブレていませんね。
絞り優先オート専用機でしっかり広角でも
しっかりレンジファインダーも備える
基本性能に優れたカメラです。

お預かりの「エレクトロ35CC」は
電源は入っているようですが
シャッター制御が上手く行えません。
バッテリーチェックも点灯し
露出警告ランプも出るのですが
明るさや設定に関わらず
全て1秒以上のスローシャッターで切れてしまいます。
おそらく制御的には速いシャッターで
動作しようとしていると思われますが
機械的なシャッター駆動部が動作不良で
スローになってしまうと思われます。
エレクトロ35シリーズは
他のレンズシャッター機でよくある
羽根の汚れによる張り付きや粘りはあまり見られないので
羽根ではなく羽根を駆動する機構部の粘りかと思われます。

まずはシャッターユニットの動きを確認しながら
シャッター周りの整備から取り掛かっていきます。
加えてファインダーが随分曇ってしまっているので
後でそちらも清掃や調整も行っていきます。
他、駆動部や接点・配線・モルトを含めて
各部点検整備一式を行っていきます。

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