ヤシカエレクトロ35CCのカメラ修理

今日は「ネオンサインの日」らしいですよ。
1926(大正15)年7月15日に
東京の日比谷公園で開催された納涼大会の会場の入り口ゲートに
絵と文字がデザインされた幅11メートルの
国産初のネオンサインが飾られ
点灯したことにちなんだものだそうです。
ネオンサインが溢れている…となれば夜の歓楽街ですよねぇ
ただ昔みたいなレトロなネオンサインは少なくなっていますし
現在はネオン管を用いたネオンサインはほぼ絶滅危惧種で
やはりこちらもLED全盛です。
ただあのネオンサイン独特のデザインを見ると
なんだかわくわくしますよね。
これも世代かな…(笑

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35CC」のカメラ修理を行っています。
1970年発売のカメラです。
それまでのエレクトロ35シリーズに比べると
小型化されたボディにシリーズ中唯一の
35mmF1.8の広角レンズを搭載します。
この時代の大口径レンズなので
ボケ味を楽しむための大口径ではなく
光量の少ない場所でも
少しでもSSを稼げるように…というためのF1.8です。
そのうえ絞り羽根が2枚で絞り形状が特殊な形になっているため
開放以外ではあまりボケを期待されない方がよいかとは思います。
…だとしても35mmF1.8レンズはもちろん貴重な存在です。
エレクトロ御用達のコパルエレクシャッターも
この機種専用に他とは少し異なり2枚羽根で構成され
SS最高速は1/250となります。
その後のモデルを含めても一連のエレクトロの中では
少し変わったモデルですが
それでもやはり「ろうそく1本の光でも写る」という
テーマはブレていませんね。
絞り優先オート専用機でしっかり広角でも
しっかりレンジファインダーも備える
基本性能に優れたカメラです。

お預かりの「エレクトロ35CC」は
電源は入っているようですが
シャッター制御が上手く行えません。
バッテリーチェックも点灯し
露出警告ランプも出るのですが
明るさや設定に関わらず
全て1秒以上のスローシャッターで切れてしまいます。
おそらく制御的には速いシャッターで
動作しようとしていると思われますが
機械的なシャッター駆動部が動作不良で
スローになってしまうと思われます。
エレクトロ35シリーズは
他のレンズシャッター機でよくある
羽根の汚れによる張り付きや粘りはあまり見られないので
羽根ではなく羽根を駆動する機構部の粘りかと思われます。

まずはシャッターユニットの動きを確認しながら
シャッター周りの整備から取り掛かっていきます。
加えてファインダーが随分曇ってしまっているので
後でそちらも清掃や調整も行っていきます。
他、駆動部や接点・配線・モルトを含めて
各部点検整備一式を行っていきます。

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