月別アーカイブ: 2026年11月

フジカST701のカメラ修理

今日は「いいよの日」だそうですよ。
「い(1)い(1)よ(4)」と読む語呂合わせからだそうです。
みんなそれぞれいろんな考え方があるとは思いますが
基本的に他人の考えや主張は否定しない方がよいですよね。
自分に直接悪い影響がある場合は除いてですが…
人の数だけ様々な考え方があって
それを主張されるのは良いとは思うのですが
それを知らず知らずにうちに
他人に無理やり押し付けないように
自分自身も注意が必要かと思います。
意外と難しい問題ですよねぇ…
このあたりの「聞くこと」と「主張すること」の
バランスに長けた人がコミュニケーション力の高い人なんでしょうねぇ…

さてさて

本日は「フジカST701」のカメラ修理を行っています。
1970年発売のカメラです。
レンズマウントは汎用性の高いユニバーサルマウントでもある
M42ねじこみ式マウントを採用しています。
次に発売されるST801では開放測光を実現するために
定点ピンと絞り伝達機構を追加した独自マウントとなるため
厳密にはM42マウントではなくなってしまいます。
STシリーズの中では今回の「701」と後に出る「605」が
純粋なM42マウントとなります。
単なるねじ込みマウントで絞り値伝達機構がないため
内蔵露出計での測光は絞り込み測光となります。
ひと手間かかりますが慣れると意外と不便には感じません。
それよりも他メーカーも含めた膨大なM42マウントのレンズが
使えることが大きな魅力になります。
やはり一眼レフ機はレンズ交換をいろいろと楽しめた方が
より面白いですものね。
シャッターは布幕横走り式のシンプルな一眼レフカメラです。
M42マウントで絞り込み測光ということで
機能的にはペンタックスSPと共通項が多いですね。

お預かりしている「ST701」はいわゆる初期モデルかと思われます。
上カバーの「FUJICA」のロゴが平面的な刻印ではなく
浮き彫りになっているタイプです。
それもブラックなので比較的少ない個体かと思われます。
シャッターは一通り動作していますが
精度に少々問題があるようです。
さすがに登場してから50年以上経過しているので
先幕後幕の幕速バランスが少々崩れてしまっています。
そしてファインダーの中はモルト屑だらけです。
ST701はプリズム台座とファインダースクリーン枠の間に
大量のモルトが貼ってあるので
ここが加水分解を起こし始めるとファインダー内部に
モルト屑が大量に落ちてきます。
プリズムを降ろして対処しない限りは延々と落ちてきます。
さらに露出計は動作してはいるものの
4段以上オーバー傾向です。
要は多少の明るさではほとんど針が振れない状態です。
受光体の劣化の可能性もありますが
おそらくは調整用半固定抵抗の劣化が原因かと思われます。

やはり受光体自体は問題なさそうですね。
まだ取り掛かり始めの段階ですが
これから分解を進めて各駆動部の清掃整備
露出計回路の整備調整、内部モルト交換も含めた
ファインダー清掃を行っていきます。
絞り込み測光で基本的なシンプルなカメラのはずですが
意外と分解整備には手間がかかる部分の多いカメラです。
焦らず慎重に作業を行っていきます。

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キヤノンEFのカメラ修理

今日は「いい血圧の日」らしいですよ。
11月は「いい〇〇の日」という記念日がたくさんありますが
まず今日は「血圧」ですね…
若いころはまったく気にしていませんでしたが
血圧は身体の状態を知るためにも大事です。
いわゆる「高血圧」はいろいろな病気の原因になってしまいます。
高血圧状態が長く続くと血管はいつも張りつめた状態におかれ
次第に厚くしかも硬くなります。
これが高血圧による「動脈硬化」です。
脳出血や脳梗塞、大動脈瘤、腎硬化症、心筋梗塞、眼底出血などの
原因となり、心臓は高い血圧にうち勝つために無理をすることになり
心臓肥大が起こり、心不全になることもあるそうです。
私も一時期、血圧が上(収縮期血圧)が140以上あって
下(拡張期血圧)も100前後あり
心臓肥大+不整脈を起こしていました…
その後、脳梗塞にもなりましたが
これは血圧よりも糖尿病の影響が大きかったように思えます
近年はそれなりに気をつけているおかげもあって
上110前後、下75前後でまぁまぁ落ち着いています。
ちなみに「現在」の(割ところころ改定される印象)
適正血圧は家庭内測定で上125下75だそうです。
割と厳しい数値のような気もしますが…(苦笑)
ある程度の年齢になったら毎日測ってチェックすることは必要ですね。

さてさて

本日は「キヤノンEF」のカメラ修理を行っています。
1973年発売のカメラです。
生産時期的にはキヤノンFシリーズの一員とされますが
他のFシリーズのカメラとは構造が全く異なる
異端児的なカメラです。
まずシャッターは従来のキヤノンの布幕横走りではなく
金属幕縦走りシャッターで
この時代、各メーカーが中級機で採用していた
コパルスクエアを搭載します。
シャッター自体は「基本的」には機械制御です。
そしてシャッター指針と連動させる形での機械的制御での
シャッタースピード優先オートを装備します。
マニュアル露出も可能です。
ただ、1秒位以上のスローシャッターは
機械制御1/2秒+電子制御で駆動します。
例えば設定SSが2秒だったとすると1.5秒は電子制御で行い
その間はボディ上面のランプが点滅します。
そして最後の0.5秒は機械制御に引き渡して
スローガバナーで制御してシャッターが閉じるといった動きをします。
「EF」以外ではなかなか見られない駆動方式です。
噂によると次世代の「AE-1」が出るまでの
繋ぎだったともいわれています。
今となっては制御がなかなか面白いうえに
デザインは非常にスマートで端正
少し大柄で重いですが使い心地も良く
なかなか魅力的なカメラです。

お預かりしていろ「EF」はまず電池を入れても電源が入らず
露出計が動きません。BCも点きません。
それ以上にシャッターに問題があり
レリーズしてもミラーアップするだけで
シャッターは全く動きません。そのまま固まってしまいます。
EFはカウンターが「1」になるまでは巻上ロックがかからず
レリーズできなくても巻上ができるので巻き上げると
機構上ミラーは降りてきますが
何度繰り返してもレリーズするとミラーが上がるだけで
シャッターは駆動しません。
シャッターユニットへのリンク機構あたりで何か動作不良があるようです。
ちょっと深くまで分解してみないと原因は判明しそうにないですね。

まだ取り掛かり始めなので何ともいえませんが
分解を進めて原因を探り修理していきます。
電子回路は意外とシンプルで整備性は悪くはありませんが
他のFシリーズとは内部構造が全く異なるので
内部はEFならではの光景が広がります。
ちょっとEFもひさしぶりなので
資料も確認しながら慎重に作業を進めていきます。

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