日別アーカイブ: 2026年11月8日

ニコンFE2のカメラ修理

今日は「八ヶ岳の日」らしいですよ。
「いい(11)やつ(8)」と読む語呂合わせからだそうです。
山梨県と長野県にまたがる約20峰が連なる山々の総称です。
どこまでを含むかは諸説ありますが
北の蓼科山から南の網笠山を含む場合が多いと思います。
夏沢峠を境に「北八ヶ岳」と「南八ヶ岳」に大きく二分され
北八ヶ岳は比較的なだらかな山容が連なり
南八ヶ岳は急峻な峰々が連なります。
山登りに頻繁に行っていた時期は北も南もいろんな峰に登りました。
一泊二日でミニ縦走を楽しんだこともありました。
いろんな峰があってそれぞれ違った魅力があり
非常に楽しくも厳しい山々です。
ヒヤッとしたことも何度かありました…(汗)
もう八ヶ岳はシビアな冬山の季節になっていますね。
今年の初冠雪は10/28だったそうです。
もうさすがに足を踏み入れることはないでしょうが
いい思い出と記録写真がたくさん残っているので
たまにはじっくり見返して気分だけでも楽しみます。

さてさて

本日は「ニコンFE2」のカメラ修理を行っています。
1983年発売のカメラです。
ヒットモデルである「FE」をベースにして
さらにバージョンアップが行われ
最高速1/4000シャッター&1/250シンクロという
フラッグシップ機以上のスペックを引っ提げて
発売されたカメラです。
ファインダー情報が見やすい2針式の露出計も健在で
電子制御機ならではの絞り優先オート露出も搭載し
じっくり撮るにも気軽にスピーディーに撮るにも
使いやすい万能型のカメラです。
電子制御シャッター機ですがメカニカルで動作する
「M250」と「B」を搭載しているのが
この時代のニコンらしくてこれも魅力の一つです。
特に長時間露光時に使用する「B」で
電池不要なのは良いですね。
非常に高い次元でバランスの取れているカメラなので
現在でも人気機種です。

お預かりしている「FE2」はミラーアップしたまま
固着している状態です。
チタン製ハニカムシャッター幕はチャージ状態のようです。
とりあえず強制的にミラーを降ろして巻上ロックを解除して
チャージをやり直してレリーズすると
やはりミラーアップするもののシャッターは動きません。
これが電池が入っていなくて
シャッタスピードが「M250」「B」以外なら
単に電源が供給されていないだけで正しい動きなのですが
電源不要な「M250」「B」でもこの動きになってしまいます。
機械的な動作不良でミラーアップからシャッター動作への
リンク機構がうまく連携できないのではないかと思われます。

まだ動作確認で取り掛かり始めの状態です。
まずは機械的な動作が正しくなるように
各部の整備を行い、「M250」や「B」で正しく動くように
修理を行ってから電気的な制御部も含め整備を行っていきます。
最終的には電気的調整で微調整も行い精度も確保します。
初期のFE2のシャッター羽根はハニカム状に肉抜きされた
非常に美しいチタン製シャッター幕が採用されていますが
これが非常にデリケートなので扱いには細心の注意を払います。
集中して焦らずに作業を行っていきます。

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