ヤシカエレクトロ35CCのカメラ修理

昨日、やっとカープ勝ちましたね(汗)
6連敗は長かったなぁ。。。
最近はなかなかテレビ観戦もできないから
ネット実況で試合経過はいつも見ています。
でも負けた日はスポーツ関連の記事も見たくないから
ネットも見ないようにしているし
テレビもうっかりスポーツニュースやっていたら嫌だから
家に帰ってもテレビも点けないのです(苦笑)
昨夜はヒサビサにネットニュースも読みまくりました(笑)
さぁ、プロ野球もいよいよ大詰めですね!
今年こそは悲願の日本一を!

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35CC」のカメラ修理を行っています。
少し前にも1台、整備しましたね。
数多くあるエレクトロ35シリーズの中でも
唯一の35mm広角レンズ搭載のモデルです。
それも大口径、F1.8!
現在でも35mmF1.8ってなると高級レンズですよ。
エレクトロ35は初代が登場したときに
「ろうそく1本の光でも写真が撮れる」ということを目標に
開発されてきた経緯があるためか
基本的に搭載されるレンズは大口径なのですね。
ただし、ボケを楽しむための大口径ではなく
(35CCの場合はちょっと変わった絞り形状なので
通常のボケは出ないですし。。。)
光の足らないシチュエーションでもシャッタースピードを確保するための
大口径なのだと思われます。

お預かりしている「CC」は
まず電源が全く入りません。
バッテリーチェックも点灯しません。
電池室は一見キレイなのですが、
おそらく電池室裏のハンダあたりが断線しているのだと思われます。
電源が入らないとオートがどうなのかSSがどうなのか
全く判断できないのでまずは電池室裏の様子を探ります。

上カバーを外してファインダーを降ろします。
この状態で電池室周りの状態は大体チェックできる状態になります。
やはりハンダ部分で断線していました。
とりあえず電源を入れてみて動作チェックをしてみると
オートの精度が非常に不安定です。
シャッターユニット周りの接点等が汚れているためだと思われます。
とりあえず動作しているということは確認できたので
これからさらに分解を進めてシャッターユニットの清掃整備
レンズ清掃等々を行っていきます。

ところで、このカメラは使用電池が
4LR44あるいは4SR44なのですが
昨年、マクセルが4LR44の生産を終了したため
大手家電店等では入手ができなくなってしまいました。
パナソニックから4SR44は現在でも販売されているのですが
さすがにちょっと高価ですものね。
でも本来、カメラのような精密機器は電圧が安定している
SR電池(酸化銀電池)のほうが適しています。
とはいえ4SR44。。。2千円以上するのですね。
中身はSR44が四つ入っているだけなので
電池アダプタ使ったほうが安上がりかもしれません。
ちなみに4LR44は家電量販店では販売していませんが
ネットではお安く販売されています。

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