コニカC35FDのカメラ修理

今日は11月10日
い(1)い(1)おと(十)ということで
「いい音・オルゴールの日」なのだそうです。
オルゴールの音色って何とも癒されるいい音ですよねぇ。。。
18世紀の初めには
時計職人の手によって作られていたとのことですが
当時は完全に手工芸品で
家が買えるくらいの価格がしたそうです。
当時とほぼかわらない原理であるシリンダー型のオルゴールは
現在では随分、身近になりました。
ちょっと調べてみるとこれがまた奥の深そうな世界です。
でもちゃんとしたオルゴールが一個くらい
リビングにあるとオシャレですよね。。。
ちょっと、また後で調べてみよう。。。(苦笑)

さてさて

今日は「コニカC35FD」のカメラ修理を行っています。
大ヒットした「じゃーに~コニカ」こと「コニカC35」に
38mmF1.8の大口径レンズを搭載し
コパル製のシャッターユニットを装備することで
シャッター速度優先AEで使えるようになったカメラです。
こちらの愛称は「すご腕じゃーに~」です。
露出に関してはコントロールがほぼできなかった
C35に比べると撮影者の意図した露出を反映できるようになりまいした。
ノーマルのC35は手軽さが長所だから
それでよかったと思いますが
C35FDになるとまたこれはこれで
いろいろ考えて使うのが楽しいカメラです。
大口径レンズを搭載したため
少々レンズが大きくなりましたが
それでも十分に軽量コンパクトなカメラです。

お預かりしているC35FDは
まず、露出計が全く動きません。
AEで使うカメラとしては致命的です。
さらにシャッターを押してもうんともすんとも言いません。
その上、レリーズボタンを押さなくても
何度でも巻上ができてしまいます。
とにもかくにも現状では全く使えない状態です。

露出計が不動なのはいつものごとく
電池室からの配線断線かと思いきや
そこは問題ないようです。
CDSの入りと出のリード線を直接繋ぐと
元気よく露出計が反応するので
どうやらCDSに問題がありそうです。

シャッターが切れない件は
どうやらシャッターチャージがきちん完了しないようです。
チャージができていないからレリーズしても何も起こらず
何度でも巻き上げられるようです。

ある程度、トラブルの原因の察しもついたので
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
まずはシャッターユニットからです。

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