マミヤC330プロフェッショナルのカメラ修理

今日は「ソフトクリームの日」だそうですよ。
甘くて冷たくてフワフワなソフトクリームは
本当に美味しいですよねぇ。。。
牛乳が主な原料なので
牧場のあるような高原に行くと
その土地ならではの変わったソフトクリームが
必ずありますよね。これがまた美味しいのですよねぇ。。。
特産品でなくても
クルマやバイクで高速道路を使って遠出すると
サービスエリアで必ず買ってしまうソフトクリーム。。。
普段は意外と食べる機会は少ないと思うのですが
どこかに遠出すると必ず食べてしまうソフトクリーム。。。
何だか不思議な食べ物に思えてきました。。。

さてさて

本日は「マミヤC330プロフェッショナル」の
カメラ修理を行っています。
マミヤCシリーズはレンズ交換式の
数少ない二眼レフです。
ビューレンズとテイクレンズが装着された
レンズボードごと交換するシステムです。
広角55mm~望遠250mmまで
一通りの交換レンズ群が用意されています。
夢のような二眼レフですが
他の一般的な二眼レフと比べると
非常に大きく重いです。
これが唯一の欠点かも思われますが
レンズ交換式となったため
ある程度、重く大きくなってしまうのもしかたがない部分もあります。
ピントはRB67と同じような
蛇腹をレールに沿って繰り出す方法になっています。
さらに通常の二眼レフがL字型にフィルムを曲げて
装填するところをマミヤCシリーズでは
一直線に装填できる構造となっています。
これらも大型化の原因と思われます。
その代わりフィルムの平面性は非常によく
画質向上の大きな要因ともなっています。
C330プロフェッショナルは1969年発売のモデルです。
220フィルムにも対応可能となりました。
フィルム装填はスタートマーク合わせのセミオートマットです。

お預かりしているC330は
まず、セミオートマットが上手く作動せず
フィルムカウンターも含め1枚目にフィルムがセットされません。
巻止め等の問題かとも思ったのですが
よくよく動きを確認してみると裏蓋が随分変形してしまっていて
ボディ側のプレートを押し込めないようです。
さらにその押し込まれるプレートも変形してしまっていました。
加えてシャッターには粘りがあり
レンズシャッター定番の羽根粘りかと予想しましたが
羽根の汚れ等による粘りではなく
シャッター羽根駆動部の動作不良が原因でした。
他、ボディ部、レンズ部共に一通りの点検整備一式を行いました。
かなり長い間使われていなかった個体なのか
あちこちで動作不良な箇所がありました。
現在は全体的に非常にズムーズに動作しています。
少し時間を置いてから
最終チェックを行って完成となります。

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