マミヤC3プロフェッショナルのカメラ修理

今日は「ピアノの日」だそうですよ。
いや、私自身はピアノなんて全く弾けませんが
弾ける人には憧れますよねぇ。。。
私の小学校からの親友(同い年のおっさんですよ)が
今でも趣味でピアノを弾いていますが
素直にすごいなぁ。。。と思います。
中学生~20歳くらいまでは
一生懸命ギターを弾いていましたが
その頃も「ピアノができるっていいなぁ。。。」とよく思っていました。
。。。とか何とか考えていたら
無性に生演奏のピアノが聴きたくなってきました。
どこかでピアノコンサートとかやってないかな。。。

さてさて

今日は「マミヤC3プロフェッショナル」のカメラ修理を行っています。
数日前に「C330プロフェッショナル」の修理も行いましたが
「C3」は「C330」の前のモデルになります。
1962年の発売です。
もちろん「Cシリーズ」なのでレンズ交換式の二眼レフです。
この「C3」からいわゆるクランク式の巻上となりました。
セルフコッキングはまだ未対応ですが
二重露光防止機構は備わっています。
Cシリーズは蛇腹繰り出しで繰り出し量も多く
接写がかなりできるのです。
60cmくらいまで寄れる感じです。
蛇腹をめいっぱい繰り出すと二眼レフとは思えない佇まいです。

お預かりしているC3は
フィルム装填時に巻止めがうまく働かず
フィルムを最後まで巻き上げてしまうことがたまにあるそうです。
巻止めの不良か何かかと推測して
巻止めや巻上部の点検整備も行いましたが
それほどおかしな箇所は見つからず
いろいろ試してみると先日のC330の件と同じような感じで
裏蓋を閉めた際に締まったことを検知するピンの押し込みが甘いようです。
装着されているレンズはセコール105mmF3.5ですが
こちらはレンズにカビがあり
動作確認をしているとシャッター動作不良が発覚しました。
シャッター駆動部が油切れの上、部品の磨耗もあるようで
非常に動きが悪くたまにシャッター羽根がひっかかってしまいます。

比べるものがないのでわかりにくいのですが
本当に大きくて堂々としたカメラです。
モデル名通りでプロの道具といった感じがしますね。
ボディ側・レンズ側ともに各部点検整備を行って
現在、少し様子見をしている段階です。

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