オリンパスOM-1のカメラ修理

毎月29日は「肉の日」ですが
今日は8月29日ということで「焼き肉の日」です!
あぁ、焼き肉。。。いつ食べても美味しいですよねぇ~
ロース、ハラミ、ミノ、ホルモン。。。
たまに焼肉屋さんに行くとこのあたりを延々ループして食べています。
もちろん生ビールも!
本当は並行して白米もたっぷり食べたいのですが
それはさすがに最近はガマンです。。。
そういえば脂の乗りすぎているカルビは
あまり美味しく感じなくなりあまり食べなくなりました(笑)
でも脂の塊でもあるホルモン系は好んで食べるのですよねぇ~
やはりがっつり肉を食べなくちゃパワー出ないですものね。
。。。というわけでまた近日中に焼き肉食べに行ってきます!

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
元祖軽量コンパクトな一眼レフといえば
やはりOM-1ですね。
現在でも非常に人気が高く
当店でもここのところ修理依頼が一番多いのはOM-1だと思われます。
小さいのはもちろん魅力ですが
巻上の感触や上品なシャッター音とか
使い心地も非常に良いのですよねぇ。。。
この静かさや小ささを実現するために色々な工夫がされているカメラで
同じ時代の他の一眼レフに比べても
内部構造は随分独創的なものになっています。
さすがに一回り以上大きく重い他メーカーのフラッグシップ機に比べると
少々華奢。。。というか繊細な部分も多く
いったんトラブルとなかなか修理の手間がかかるカメラでもあります。

お預かりしているOM-1はいわゆるMDモデルと呼ばれていたもので
底板が変更されモータードライブが装着可能となっているモデルです。
基本的な構造は初期のOM-1と同様ですが
細かい部分は結構部品の変更とかも行われています。
ご依頼者様のご自宅で長い間、眠っていたものだそうです。
ご依頼者様は普段はペンFTを使われているそうですが
ハーフ一眼のペンFTも魅力的ですが
OM-1の使い心地も是非楽しんでいただきたいところです。
お預かりしているOM-1の状況としては
定番のプリズム腐食、露出計が非常に不安定
高速シャッターでの精度不良、低速シャッタースローガバナの粘り、等々
経年劣化でいろいろな不具合がでている状況です。
プリズムは腐食のないものと交換で対応いたしますが
他は清掃し動きを滑らかにした上で調整を行う
一般的な整備で何とかなるものと思われます。

転がっているプリズムは腐食しているもので
写真ではちょっと変わりづらいですが
いつもの場所に腐食が見えています。
プリズム接眼側と接眼レンズ枠にかけて貼られたモルトは
ベタベタに劣化していてプリズムの蒸着まで剥がしてしまっています。
何回かシャッターを切っていて気がついたのですが
ミラー動作が少しおかしいようで
何回かに1回はミラーが上がりきる前にシャッターが開いてしまっているようです。
このまま写真を撮ると写真の1/4くらいが真っ暗になってしまいます。
これから本格的に分解を進めて
駆動部分もくまなくチェックしつつ整備していきます。

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