リコーフレックスダイヤのカメラ修理

今日は「生酒の日」だそうですよ
生酒は「火入れ」と呼ばれる60℃ほどの加熱処理を
一度も行わずに出荷される日本酒ですね
いろいろな銘柄がありますが総じて
少し冷やしてフルーティーで爽やかな味わいを
楽しむ日本酒です。美味しいですよねぇ
飲みやすいものが多いため
気が付くと大量に飲んでしまってて
翌日に後悔することもあるかと思います。
私、ここ1年くらいで少しお酒に弱くなったようで
日本酒は少ししか飲めなくなってしまいました。
調子に乗って深酒すると翌日全く動けないほどの
二日酔いになってしまうのです。
まぁ量は少しでも美味しい食事に合わせて
それなりに飲めれば十分ですね。
生酒は加熱処理を行わないため
賞味期限もきちんと決められています。
大抵の場合が半年から1年弱かと思われます。
生貯蔵酒と呼ばれるものもありますが
これは生のまま貯蔵しておいて
容器詰めの際に一度火入れを行うのだそうです。
日本酒だけに限りませんが
お酒の種類って細かく分かれててそれぞれに風味があって
またそれが楽しいですよねぇ。。。

さてさて

本日は「リコーフレックスダイヤ」のカメラ修理を行っています。
リコーフレックスといえばプレスボディの
軽くてシンプルなピント合わせが歯車になっているものが
有名ですが「ダイヤ」はそのリコフレとは全く異なるモデルです。
ダイキャストボディとし機能も当時の先端のものとしたモデルです。
少々ややこしいのは1955年に登場した「ダイヤ」と
さらに改良を加えられて1956年には「ニューダイヤ」が登場しています。
で、どちらも銘板は単に「RICOHFLEX」です。
不親切ですよねぇ(笑)
簡単な見分け方はフィルター枠がねじ込みのものは「ダイヤ」
バヨネットのものは「ニューダイヤ」というところでしょうか。。。
話を「ダイヤ」に戻しますが
80mmF3.5のレンズはスペック上はプレスボディの
リコフレと同じですがこちらは3群4枚となりました
シャッターはシチズンMXVでB・1s~1/400となり
ピント合わせはレンズボードの左右に出た振り子のような
レバーでヘリコイドを操作するものとなりました。
巻き止めも装備されましたが
これはプレスボディーのリコフレにアクセサリーで
用意されていたものとほぼ同じものを
装着したような感じです。
ダイキャストボディなので大きく重くはなりましたが
(あくまでプレスボディのリコフレに比べて)
その分、機能は充実し高級仕様となっています。

お預かりのリコーフレックスダイヤは
まずファインダーの汚れや劣化が酷く
とてもまともに覗ける状態ではございません。
できる限りの清掃と定番のミラー交換を行う予定です。
レンズもカビ・クモリが多く
このままでは非常に低コントラスト+
フレア・ゴーストになるかと思われますが
こちらもできる限り清掃を行っていきます。
シャッターは一応切れてはいますが
羽根に若干の粘りと
スローガバナは固着気味です。
巻き止め(オートストップ)も上手く作動しないようです。
全体的に整備が必要な状態です。

そういえば二眼レフ少しひさしぶりのような気がします。
まだ現状をチェックしただけの状態で
これから本格的に整備に取り掛かります。
外装も今はだいぶくたびれた感じですが
こちらもできる限りピカピカに仕上げていきたいと思います。

いつみても50年代の二眼レフはいいですね
たくさんメーカーも種類もあって
機能的にはさほど変わらないのですが
どのモデルも何だか個性的で眺めてても飽きません。

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