ニコンF2フォトミックAのカメラ修理

今日は6月4日…
わかりやすく語呂合わせで「虫の日」ですねぇ
子供の頃は多くの子がそうであったように
私も昆虫類が大好きでまたそこそこ田舎に住んでいたので
ちょっと山のほうにいけば
いろんな昆虫と出会うことができたのです
で、いろんなものを捕まえてきては
家でもいろんなものを飼おうとしましたねぇ
それがいつの間にやら
もう虫なんて一切触れないようになってしまいました(笑
これって不思議ですよね
あんなに嬉々としていろんな虫に触れようとしていたのに
いつのまにかこんなにも触れなくなるものなんですよね
でもそういえば昨年、墓参りに山道歩いたときに
ひさしぶりに「ハンミョウ」を見かけて
あのなんとも美しい色合いにちょっと見入ってしまいました。
もちろん捕まえようなんてサラサラ思いませんでしたが…
あ、ちなみに今日は「蒸し料理の日」でもあるのですよね
それに気が付いたら美味しいシュウマイが食べたくなってきました(笑

さてさて

本日は「ニコンF2フォトミックA」のカメラ修理を行っています。
フラッグシップのF2ボディに
「フォトミックAファインダー」(DP-11)を組み合わせたモデルです。
「DP-11」は最初に出たフォトミックファインダー「DP-1」の
露出計をAiレンズ対応にしたファインダーです。
なので露出計自体はオーソドックスな指針式です。
使用される受光体もCdSですね。
Ai化されたことによりいわゆる「カニの爪」連動ではなくなっています。
ただAi連動爪との連結部は収納可能になっており
露出計は連動できないのの非Aiレンズの装着は可能です。
ただしAi化したことによりファインダー内表示絞り値は
Aiレンズに刻印された文字を直読する方式になり
ここに限っては以前のDP-1のほうが視認性では上回ります。
レンズ連動関係以外の部分は基本的にはDP-1と変わりません。

お預かりしている「フォトミックA」は
ボディ側に関しては多少の油切れの兆候があって
高速シャッターの精度に問題がありますが
それ以外は大きな問題はない状態です。
ただファインダー側は一番のセールスポイントでもある
露出計がほぼ動きません。
F2フォトミック系で露出計不動だと
ファインダー側よりボディ側からの電源供給に問題がある場合が
非常に多いのですが今回は電池室やSW類に
問題はなくボディ側からは正常な電圧が供給されています。
加えてバッテリーチェックに関しては問題なく動作します。
ただ露出計として使おうとすると
うんともすんとも指針が動かない状態です。
CdSの劣化を疑いたくなるような状況ですが
テスタで調べてみてもCdSにも問題はなさそうで
明るさによりそれなりの抵抗変化を確認できました。
…となると怪しいのは絞りやSS連動で
ブラシで接触する摺動抵抗周りではないかと思われます。
単なる汚れとかで接触不良…とかであれば良いのですが
抵抗自体がダメな場合は修理不可能な可能性もあります。
ちなみにF2フォトミック系ではあまりなく
Fフォトミック系でたまに見かけるのは
明るさが暗くても露出計オンにすると
常に指針が古きってしまうパターンで
この場合は大抵の場合抵抗体が剥がれ落ちて修復不可な場合が多く
修理不可能となります。
今回は全く指針が触れない状態なので
そういうパターンではありませんが…

通常はボディ側から整備に取り掛かるのですが
今回はまずは露出計不調の原因をはっきりさせたいので
フォトミックファインダー側から取り掛かっていきます。
まだ現時点でははっきりとした原因はつかめてはいませんが
ブラシ接触部を一部簡単に清掃してみると
多少改善の余地が見られたので
やはろ摺動抵抗に問題があるものと思われます。
これからまずは摺動抵抗部の入念な清掃から取り掛かります。
「入念な」といいつつも清掃しすぎると
抵抗体を剥がれ落とすことになってしまうので
「できる範囲で適度に」行っていきます。
これで何とか通常の動きと精度が確保できればいいのですが…
そのあたりの問題がクリアできれば
露出計以外の部分のファインダー整備とボディ側の整備に
そのまま取り掛かっていきます。

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