キヤノンAE-1のカメラ修理

今日はこれといって
ピンとくる記念日がない日ですねぇ…
「北斗の拳の日」だったりしますが
私、コミックもアニメも
ほとんど見たことないんですよねぇ…
結構世代にはあたるのですが…
そういえば記念日ではないですが
今日は「13日の金曜日」ですね。
年に数回はあるとおもいますが
昔は「おい!今日は13日の金曜日だぞ!」って
ネタにしていたものですがもう最近はそんなこともないですね。
英語圏の多くの国とドイツ・フランス等で
不吉とされる日ですが、日本では何といっても
同名のホラー映画の影響ですね。
10作目の「13日の金曜日」が公開されてもう20年以上経つので
もう知らない方も多いでしょうね…
私も1984年の「完結編」くらいまでは見たかなー
当時は洋画のホラー映画はいろいろあって結構好きで見ていました。
でもどれもこれも割とワンパターンで(笑)飽きちゃうんですよね。
比較的近年には「リング」をきっかけにして
ジャパンホラーにハマりましたがこちらのほうが
リアリティが妙にあってよかったかな…
「呪怨」シリーズが好きでDVDもオリジナルビデオ版もDVDで持ってました。
もう最近はトンとこの類のものは観ないですし
それ以前に映画やアニメを全く見なくなりました(苦笑)
コミックは相変わらず大好きでよく見るのですが…

さてさて

本日は「キヤノンAE-1」のカメラ修理を行っています。
一昨日も「AE-1」でしたね。
最近、妙にAE-1の修理多いのですよ。
今取り掛かっているのは
だいたい3ヶ月ほど前に受けたものですが
今現在、依頼や問い合わせを受けているモノにも
「AE-1」が多いです。
なんか「AE-1」ブームが来ているのですかね…
そんなことはないか…(笑
マニア受けするようなカメラではありませんが
「AE-1」は非常に良くできた使いやすいカメラですし
AEカメラを語る上で決して避けることはできない重要なモデルです。
一昨日のブログにも書きましたが
歴代一眼レフの大きなターニングポイントともなったカメラです。

お預かりしている「AE-1」はシャッター等は
一通り動作していますが
「AE-1」だけでなく「キヤノンAシリーズ」定番の
「シャッター鳴き」の症状が出ています。
いつも書きますが通称「シャッター鳴き」とはいいますが
Aシリーズの異音の原因はシャッター駆動部の異音ではなく
ミラー駆動部の異音です。
オート制御の関連もあり「Aシリーズ」のミラーボックス周りは
かなり複雑に機械が入り組んでいて
ミラー駆動部自体もそれなりに複雑です。
その中にギアが組み合わさって駆動を伝達する部分があるのですが
そこの油切れが原因で異音が発生します。
異音が出るということは当然ながら動きも悪くスムーズでではありません。
「シャッター鳴き」を起こしいるカメラの多くは
見た目にもわかるほどミラーの動きが緩慢だったりします。
そしてこの症状が進むとミラーが動かなくなり
ミラーが動かないということはシャッターも切れなくなります。

ミラー駆動部で油切れが出るということは
シャッターもそれなりに動作不良なことが多いです。
今回もシャッター自体は動作はしていますが
やはり古い油脂や汚れによる精度不良は抱えています。
そしてSS湯銭オート時の絞り制御レバーも動きが重く
実際のオート制御も不安定です。
このあたりは「シャッター鳴き」と並んで定番です。
もちろんマグネット周りも清掃整備が必要です。
こうしてみると「AE-1」のトラブルの多くは
電子制御部分ではなく機械駆動部にまつわる部分がほとんどです。
電子回路内でトラブルがある場合は
修理不可能な場合ももちろんありますが
「AE-1」の場合、それはかなり稀なケースです。
以外にも丈夫でしっかりできたカメラなのです。

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