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ニコマートFTNのカメラ修理

今日は「風邪の日」だそうですよ。
1795(寛政7)年のこの日(旧暦)に
横綱・谷風梶之助が流感(りゅうかん)で
現役のまま亡くなったことに由来しています。
ここでいう「流感」は「流行性感冒」の略で
インフルエンザウイルスを病原とする
「インフルエンザ」のことです。
当時、流感は江戸全域で猛威を奮っていたそうです。
当時は今のように薬やワクチンがなかったので
本当に命に係わる病気だったのですね。
とはいえ今でもインフルエンザも新型コロナも怖いですよね…
私は運よくここ数十年は風邪やインフルには
全くかかっていないのですが
それでもこの乾燥する季節に人の密集する場所には
あまり行きたくないな…と思ってしまします。
加えてやはり普段の体調を
しっかり整えておくことが大事かとも思います。
しかし…風邪やインフルはかかっていなくても
生活習慣病はほぼコンプリートなので
そちらのほうがマズいです…(苦笑)
日常生活に気を付けます…

さてさて

本日は「ニコマートFTN」のカメラ修理を行っています。
1967年発売のカメラです。
ニコマートシリーズはニコンが展開する
中級機グレードのブランドです。
前身モデルとなるニコレックスシリーズでいろいろと
失敗もあったのでそれも踏まえて
社外のユニットシャッターをうまく取り入れつつも
開発製造は自社内で行い非常に完成度の高いカメラとなりました。
ニコマートには先に発売した機械制御シャッターの「FT系」と
のちに追加された電子制御シャッターの「EL系」があり
今回の「FTN」は最初の「FT」をベースに
開放F値補正操作を搭載し、中央部重点測光を採用
ファインダー内SS表示が追加されたモデルです。
ニコマートシリーズの中で最も販売数が多いカメラで
現存数も非常に多いと思います。
当店への修理依頼も非常に多いカメラです。

ニコマートFT系は基本的に非常に丈夫なカメラです
さすがに露出計関連には劣化等もあって
未整備のものは正常に動いていないものが多いものの
巻上やシャッターにトラブルは少なく
放置されていた個体でも
精度はともかくとして
とりあえずはシャッターは切れる…というものが
多いと思います。
巻上やミラーは中級機とはいえ当時のニコンにクオリティですし
シャッターは非常に評価の高いコパルスクエアです。
F一桁機とほどとは言えませんが非常に信頼性の高いカメラです。

しかしながらお預かりしている「FTN」は
めずらしくシャッター関連のトラブルです。
ミラーアップしたまま固着した状態で当店にやってきました。
ミラーアップしたままの症状はめずらしくないですが
シャッターも閉じてはいるものの
羽根の位置が非常に中途半端な位置で止まっており
ミラー駆動ではなくシャッターが原因のトラブルかと思われます。
汚れか何かで固着しているパターンではなさそうです。
とりあえず開けてみないと原因は何とも言えません…
何か部品が引っかかっているのではないかと思いますが…

まだ取り掛かり始めの状態です。
とりあえずはミラーボックスを降ろして
シャッターユニット全貌が確認できる状態にして
チェックを進め原因を探って行きます。
ユニットシャッター搭載な上に
非常によく考えられた構造で
整備性は良好です。
調整機構も多く分解整備を行いながら長く使うことを
前提とした構造になっています。
見慣れた内部ではありますが
だからこそ油断せずに慎重に分解整備に取り掛かります。

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ワルツエレクトリックのカメラ修理

今日は「正月事納め」ですね。
正月の各種行事・飾りを終える日です。
正月を迎える準備を始める「正月事始め」は12月13日でしたが
随分前のことに思えます。
大部分の方が既に日常生活に戻っていると思いますが
なかなかリズムが戻らない方も多いかと思います。
私も年末年始休み中の後半は
食生活を整えて就寝起床も普通通りにして
なんなら仕事も少し行っていたのですが
それでも実際に通常業務に戻るとやはり違いますね。
休暇期間が楽しすぎてなかなか気分が切り替わりません(笑
そうもいっていられないので
気合い入れて仕事していきます!

さてさて

本日は「ワルツエレクトリック」のカメラ修理を行っています。
ワルツはカメラメーカーというよりは
アクセサリーメーカーとしての知名度の方が高いと思います。
1950年代には非常にたくさんのアクセサリーを製造販売していました。
今でも中古屋さん等でワルツの露出計や
フィルターを見かけることは多いかと思います。
あまり資料がないのですが「ワルツエレクトリック」は
1960年発売のカメラです。
そのモデル名から電子制御機をイメージしてしまいますが
「ワルツエレクトリック」は機械制御のコパルシャッターを搭載した
レンズシャッター・レンジファインダー機です。
「エレクトリック」といえるのはセレン光電地を使用した
露出計を搭載してることです。
露出計指針は鏡胴SS・絞り設定と摺動抵抗で連動していて
露出設定で指針が真ん中を指せば適正露出となります。
このタイプの連動露出計は摺動抵抗の劣化が問題になりがちです。

お預かりしている「ワルツエレクトリック」は
摺動抵抗の問題の前に露出計が全く動作していません。
セレン光電池が劣化で全く起電していないと
残念ながら修理不能なのですが
セレンを取り外してチェックしてみると
電池単体ではなんとか起電しているようです。
光電池の両極の接点等が劣化で接触不良のため
露出計が動作していなかったようです。
これならなんとか修理できそうです。
今回の「エレクトリック」は他にも結構問題満載で
スローガバナーは完全に固着していて
低速シャッターは全て一定速で切れる状態です。
もちろん定番の羽根粘りも発生しています。
さらにヘリコイドはがっちり固着している上に
その状態で回そうとしたせいか
ピントリングはゆるゆるに空回りする状態です
レンズはかなり酷くに曇っていて
できる限りの清掃でなんとか撮影可能な状態にしていきます。

基本的にはシンプルなレンジファインダー機で
整備性も良好ですがさすがに劣化部分も多く
いろいろトラブルも多く少々手がかかりそうです。
それでも致命的な問題はないと思われますので
全機能チェックしながら
普通に撮影が行えるように整備を行っていきます。

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オリンパスOM-1のカメラ修理

本日から通常営業でございます。
今年も何卒よろしくお願い申し上げます。

今日は「人日(じんじつ)の節句」で
七日正月(なぬかしょうがつ)」です。
「七草粥(ななくさがゆ)」を食べることから
「七草の節句」ともいわれています。
七草粥に入れる「春の七草」は
芹(セリ)・薺(ナズナ)・御形(ゴギョウ)・繁縷(ハコベラ)
・仏の座(ホトケノザ)・菘(スズナ)・蘿蔔(スズシロ)の
7種類とされています。
以前に食べたのは何十年前だったか…(苦笑)
七草粥もそうですが私も結構年末年始に暴飲暴食しているので
胃に優しそうな食べ物がほしくなりますね。
4日以降は野菜とヨーグルトをやたらと食べています(笑)
七草に関連して「爪切りの日」でもありますね。
新年になって初めて爪を切る日だそうです。
昔から「七草爪」といって、この日に爪を切ることが決まっていたそうです。
七草を浸した水、または七草をゆでた汁に爪をつけ
柔らかくしてから切ると、その年は風邪を引かないと言われています。
また、きれいに切ることができるそうです。
爪は手足共に頻繁に切るクセがついているので
おそらく4日とかに切った気が…
伸びているとひっかけたりトラブルの原因になるので
七草関係なく小まめに切るのがいいとは思います。
ただ切りすぎて深爪には気を付けましょう…

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
修理依頼のダントツに多い機種である「OM-1」から
今年はスタートです。
いつも書きますが
軽量コンパクトな機械制御一眼レフの代名詞のようなカメラです。
OM-1登場後10年ほどして電子制御機全盛期になると
同じようなサイズ・重量の一眼レフも多くなりますが
機械制御の一眼レフとなるとOM-1かペンタックスMXしか
選択肢はありません。
当時の他メーカーがやらなかった小型化軽量化を実現するために
あらゆるところに独自の工夫が見られるカメラです。
発売後50年以上経過した現在では
その独自の工夫が多少華奢な部分があったり
デリケートな部分があったりで
少しだけ手のかかる部分の多いカメラであることも事実ですが
しっかり整備を行えば
小型軽量だけでなく上品なシャッター音や軽快な巻上も
楽しむことができるカメラです。

お預かりしている「OM-1」は巻上ロック機構が動作不良で
シャッターはリリース状態なのに
巻上ができない状況です。
お馴染みの底部三連ギア周りのメンテナンスが必要な状況です。
加えて定番のプリズム腐食です。

プリズム腐食はこれもいつものパターンで
接眼レンズ・プリズム間の隙間を覆うために貼られている
モルトプレーンが加水分解を起こし腐食して
それがプリズム塗装面。蒸着面へと侵食していき
銀蒸着が剥がれる現象です。
今回もプリズム交換で対応します。
ところで今回のOM-1はかなり初期のモデルです。
フィルム室には4本スタッド、巻上レバーの裏側や
巻上軸の構造も最初期の「M-1」と同じです。
プリズム留も4本バネですね。
M-1のカバーのみがOM-1に変更された時期の個体だと思われます。
最初期のM-1及びOM-1は中期以降のモノに比べると
より華奢な部分が多いので分解整備は
少々注意が必要です。

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ニコンFGのカメラ修理

今日は「身体検査の日」だそうですよ。
1888(明治21)のこの日に
文部省(現:文部科学省)がすべての学校に
毎年4月に生徒の「活力検査」(身体検査)を
実施するよう訓令したことに由来した記念日です。
年末ですが今年はなんとかじわりじわりと
体重を減らすことに成功し
MAX時に比べると10kgほどの減量に成功しました。
それよりもなんとか血糖値(HbA1C)が夏以降
基準値内で安定していることのほうが成果ですかね…
これも油断するとすぐに上がろうとするので
この年末年始は気を付けなければ…(苦笑)
ところで当店の年内営業も今日まででございます。
今年もみなさまのおかげで
なんとかやりくりして乗り切ることができました
ありがとうございます。
年始は1/7(水)からの営業です。
来年もよろしくお願いいたします。

さてさて

本日は「ニコンFG」のカメラ修理を行っています。
1982年発売のカメラです。
絞り優先オート露出専用機だった「ニコンEM」をベースに
マニュアル露出、プログラムオート露出を追加したモデルです。
「EM」の国内販売が思ったほどではなかったため
追加された様々な撮影に対応できる「マルチモード機」とも言われています。
プログラムオート露出は絞りを手動で変えると
プログラムシフトと称してシャッター速度優先AE的に使用できます。
この露出機構のため、自動絞り連動レバーの動きを
絞り段数にほぼ比例するよう改善したAi-Sニッコールレンズが投入されました。
ただこの時代のニコンらしいのが従来のAiニッコールレンズでも
オート露出を可能とするため、
ミラーアップ直前に絞り込み測光を行う瞬間絞り込み測光が
搭載されていることですね。
かなりいたせりつくせりのカメラです。
機械的な駆動部は確かに「EM」をベースとしていますが
制御方法は一気に複雑化したのでもはや別物です。
測光方法の変更のせいもあって
シャッター音(ミラー駆動音)がFGならではの独特な音がします。
個人的には非常に好きな独特なシャッター音です。
愛称は「プログラム・ニコン」
「機能的」には上級モデルである「FE」を一部超えるカメラとなりました。

お預かりしている「FG」はミラーアップしたまま
固着した状態で当店にやってきました。
電池切れのときになる症状なのですが
電池を入れ替えてもメカニカル駆動の「M90」にセットしても
ミラーが復帰せずシャッター切れず巻上できずの状態です。
機械的にどこかでスタックしたものと思われます。
シャッタユニット周りの汚れや油切れが原因と思われます。

画像は取り掛かり始めのモノですが
この後、分解を進めて
とりあえずシャッターが切れる状態にはなりました。
やはりミラー駆動部の動作不良で
固着してしまっていることが原因でした。
「EM」は電子制御機としては比較的整備性の良好なカメラでしたが
さすがに「FG」は制御が一気に複雑化していることもあって
なにをするにもなかなか難儀なカメラです。
一通りの機械的整備を行って仮組してみると
今度はオート露出制御が随分とオーバー目であることが発覚します。
ネガだったとしても写真に影響が出そうなレベルです。
マグネットや接点の清掃整備は並行して行っていて
マニュアル時SSには問題がないようなので
電気的な調整で対応します。
この時代のカメラになると機械的側面と電気的側面と
両方の整備を行わなくてはならずなかなか手間がかかります。
それでもニコン機はこのあたりまではなんとか対応可能です。
とはいえ回路内の部品トラブルがあると
残念ながら修理不可能にはなってしまいます。

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キヤノンデミのカメラ修理

この時期になると記念日の制定も
ぐっと少なるのですよねぇ…そりゃそうですよね…
過去のこの日に起こった出来事を調べてみると
1995年12月27日に東海道新幹線・三島駅で
駆け込み乗車をした乗客の指がドアに挟まれ
ホーム端まで引きずられてレールに転落し、
車輪に轢かれて即死という事故が起きています。
新幹線開業以来の初の旅客死亡事故だったそうです。
当時の車両の安全機構や確認の見逃し等の
いくつもの不運が重なった事故でもあるのですが
年末ということで外出している人も多く
バタバタと移動することもあると思いますが
こういうときこそゆっくり落ち着いて行動したいものですね。
特に普段の毎日のルーティンとは異なる動きをすることが
多い時期でもありますから
より注意深く何事も行う必要があると思います。
私も年末年始休業に入ったら
外出が増えますが何事もなく来年も普通に生活できるように
慎重に過ごしていきたいと思います。

さてさて

本日は「キヤノンデミ」のカメラ修理を行っています。
1963年発売のカメラです。
「デミ」とは 「半分」や「部分的」を表す接頭語です。
ラテン語やフランス語に由来しています。
まさにその名の通りハーフ判のカメラです。
ハーフカメラといえばオリンパスペンや
リコーオートハーフが圧倒的に有名ですが
「デミ」もそこまでいかなくとも商業的に成功したカメラです。
ハーフカメラとして少々後発となってしまいまたが
巻上は主流のダイヤル式ではなく巻上レバーを備え
プリズムを使用した贅沢な実像式ファインダーを装備します。
またファインダーの対物側はレンズの真上に配置され
より正確なフレーミングが行えるつくりになっています。
オート露出こそ備えていませんが
シャッターはプログラムシャッターで
絞りとSSの組み合わせはシャッターユニットに委ねます。
セレン光電池使用の露出計指針に
プラグラムシャッター連動の追針を手動で合わせて露出を決定します。
搭載されるレンズはSH28mmF2.8です。

お預かりしている「デミ」は心配されるセレン光電池は
十分に元気で露出計もしっかり動作しています。
シャッターはとりあえず動作しますが
かなり長い間使われずにしまい込まれていたものとみられ
巻上や露出設定リングの動きがかなり重いです。
積年の汚れによるものと思われます。
特にシャッター設定ダイヤルの動きの悪さは問題ありで
シャッターを設定したいのにリングの動きが悪いため
ASA感度側が動いていしまう…という状態です。
これは思うように露出設定できません。
ファインダーは持病の曇りも少なく
比較的良好な状態なのですが
レンズにはかなり大きなカビがしっかり生えています。
全体的にリフレッシュが必要な状態です。

巻上のトラブルも比較的多いカメラなのですが
部品の変形等もなく動きの改善のみで問題ない状態にできそうです。
ハーフ判ではめずらしい巻上レバーは
本来はこのクラスらしからぬ非常にスムーズな感触で
使い心地も非常に良いカメラです。
しっかり整備してそのあたりもご依頼者様に
楽しんでいただきたいと思います。
まだ取り掛かり始めの段階ですが
これからしっかり分解整備を行っていきます。
蝶番式とはいえコンパクトカメラ等でありがちな
フィルム室にかぶせる構造の裏蓋なので
裏蓋には遮光用モルトが大量に使用されています。
当然ながら劣化で機能をはたしていない状態なので
そのあたりもしっかり対処していきます。

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オリンパスペンEE-3のカメラ修理

今日はいわゆる「御用納め」ですね。
官公庁で年末年始の休日を前に
その年の最後の事務を執ることを意味します。
また多くの民間企業でもこの日が「仕事納め」となります。
古くは1873(明治6)年から
官公庁は12月29日から1月3日までを休暇とすることが
法律で定められており
通常は12月28日が最後の業務日であり「仕事納め」となります。
で、今年は27、28日が土日なので
今日が「御用納め・仕事納め」になるわけですね。
ちなみに当店は日曜日まで営業しますので
28日が「仕事納め」となります。
今はいろんな休みの形態がありますし
年末年始も通常業務の方も
それなりにいらっしゃるとは思いますが
それでもやはり年末年始は少し特別な感じがしますよね。
…ってこんなこと書いていると
つられて「仕事納め」の気分になってしまいそうです。
私はもう少しあるので日曜日までしっかりがんばります!

さてさて

本日は「オリンパスペンEE-3」のカメラ修理を行っています。
1973年発売のカメラです。
ハーフカメラを代表するカメラであるペンシリーズですが
その中でも「ペン」といえば「EEシリーズ」を
イメージする方も多いと思います。
実際、現在でも使われている「ペン」で
最も多いのは「EEシリーズ」ではないかと思います。
「EE-3」はその名の通り「EE」としては3代目になるモデルです。
さらにこの後、フラッシュ内蔵になった「EF」も発売されますが
「EEシリーズ」のみならずフィルムの「ペンシリーズ」で
最も最後まで生産されたのがこの「EE-3」となります。
1986年までなんと13年間も生産され続けました。
生産終了の前年の1985年には一眼レフの世界では
既に「ミノルタα7000」が発売され
オートフォーカス機の到来へと大きく時代が変わった頃です。
同じオリンパスのコンパクトカメラの世界では
1983年に「ピカソ」が発売されいわゆる全自動カメラも
各メーカーラインナップされている時代です。
そんな中にセレン光電池使用のハーフカメラが
まだラインナップされていたことは
何だか不思議な感じがします。
それだけ基本設計に優れていて気軽に持ち歩け
簡単に撮れるカメラとして支持され続けてきたのだと思います。

生産時期が長いので細かい仕様変更は行われていますが
基本的には「EE-3」は発売同時から最後までほぼ変わっていません。
レンズはDズイコー28mmF3.5搭載で
セレン光電池を使用した露出計と連動し
プログラムオートで撮影するカメラです。
オート露出はSS2速切り替えで絞りも連動します。
ピントも固定焦点のシンプルなカメラです。

お預かりしている「EE-3」は
最近まで普通に使用できていたそうなのですが
突然シャッターが切れなくなったとのことです。
よくあるシャッター羽根の固着かな…と思ったのですが
少しチェックしてみるとそうではないようです。
レリーズボタンが押し込まれた位置で
どうやら固着していて内部の露出計指針も挟み込んだまま
固着してしまっているようです。
ちょっとめずらしいパターンです。

ある程度分解してもぱっと見には何が原因で
レリーズ軸が固着しているのかわからない状態でした。
よくよく調べてみると部品の一部が破損し
その欠片がレリーズ機構の奥のほうで挟み込まれて
動けなくなっていることが判明しました。
ペンEE系ではシャッターユニットのネジが外れて
いろんなところに挟み込まれるトラブルも多いのですが
今回はネジよりももっと小さな破片でした。
取り除いて破損部分の交換修復を行って
正常な動きを取り戻していきます。
他、やはり動きの悪い部分もあったので
露出計やオート調整も含む一通りの整備を行っていきます。

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ミノルタSR-T101のカメラ修理

今日は「「昭和」改元の日」だそうですよ。
1926(大正15/昭和元)年のこの日に
大正天皇が崩御され
皇太子であった裕仁(ひろひと)親王が
新天皇に即位されました。
これと共に新しい元号「昭和」が制定されました。
「昭和」の由来は、中国最古の歴史書『書経』にある
「百姓明、協萬邦」(百姓(ひゃくせい)昭明にして
萬邦(ばんぽう)を協和す)という一行から
上下一文字ずつ取ったものだそうです。
国民の平和および世界各国の共存繁栄を願う意味なのだそうです。
もうほぼ100年前のことなのですねぇ…
私は昭和44年生まれですが
そりゃほぼじいさんになるわけですね…(苦笑)
私が子供のころ、「明治生まれ」と聞くと
そりゃもうかなりのおじいさんだよねぇ…とよく思いましたが
もう少ししたら令和生まれの方からみたら
そう見えるんでしょうね…時代は流れますね…
ただ昭和は他の元号に比べてもかなり長いですから
あまりひとくくりにもできませんが…

さてさて

本日は「ミノルタSR-T101」のカメラ修理を行っています。
SR時代のミノルタ機を代表するヒットモデルですね。
1966年発売のカメラです。
ミノルタ初のTTL測光機であり開放測光機です。
ダイキャストはニューSR-7で登場したものを引き継いでいますが
操作感もよくスペックも十分なもので
非常に使いやすいうえに丈夫なカメラです。
造りの良さも評価されヒットモデルとなり
7年間にわたって生産されるロングセラー機にもなりました。
後継機のSR-TスーパーやSR505/101も
SR-T101のマイナーチェンジモデルといっても良いほどの
変更点しかなくSR-T101が基本設計に優れていることもよくわかります。
ロングセラー機だったこともあり
現存台数も非常に多いカメラで状態は千差万別ですが
基本的に水没品や分解品でない限り
致命的に壊れている個体は少ないかと思われます。
登場からほぼ60年ですが
未整備でもとりあえずは動作しているものも多いと思います。
しかしながら本来の姿でスムーズに動作している個体は
反対に少ないような気もします。

お預かりしている「SR-T101」は比較的初期の個体と思われます。
とりあえずはシャッターはなんとか切れるのですが
やはり未整備で長期間しまい込まれていたこともあり
とても本来の動きとはいきません。
高速シャッターは1/1000、1/500はシャッターが開かないまま
動作してしまっている状態です。
このシャッタースピードで写真を撮っても
もちろん何も写りません。
先幕と後幕の幕速バランスが崩れているせいですが
そもそも幕軸の動きがかなり悪いようです。
低速時にはスローガバナーも粘っていて
なんとか動きますが今にも止まりそうです
そしてそんな状態のため
頻繁にミラーアップしたままにもなってしまいます。
露出計も電池を入れても不動です。
ファインダーも装着されているレンズにも
かなりカビが生えて汚れてしまっています。

いずれにしても徹底的な内部の清掃が必要です。
そのうえで最低限の注油を行い
本来のスムーズな動きを取り戻していきます。
もともとの作りが良いカメラなので
新品同様とまではいきませんが
動きに関しては本来の動きを取り戻せると思います。
露出計不動はよくある配線の腐食とハンダの劣化が原因のようです。
こちらもCdSが劣化しているようなことは
SR-Tの場合はあまりなく精度も十分確保できると思います。
連動糸がそれなりにあり少々コツが必要ですが
整備性も良好で内部機構もよくできたカメラです。
SR-T系は修理依頼の多いカメラなので
見慣れた内部ですが油断せず慎重に整備を行っていきます。

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コニカⅡBーmのカメラ修理

今夜は「クリスマス・イヴ」ですね。
残念ながらホワイトクリスマスとはならず
冷たい雨のイヴになるようです。
「イヴ」は「イブ」と表記される場合もあります。
「eve」は「夜・晩」を意味する古語「even」から来たもので
「クリスマスの夜」という意味になります。
キリスト教会暦では日没が一日の始まりであり
クリスマスは24日の日没から25日の日没までとなるので
その間の夜である24日の夜のことを「クリスマス・イヴ」と呼びます。
日本では「クリスマス(12月25日)の前夜」と認識されることが多いですが
正しくはその言葉通り「クリスマス当日の夜」となり
「クリスマス・イヴ」は既に「クリスマス」に含まれています。
…毎年この日に同じことを書いている気がします(笑
まぁなんにせよ、日本では祝日でも何でもないですから
なにかイベントごとをするなら今夜ですね。
ステキなクリスマスの夜をお過ごしください!
私はまったく何もない普通の水曜日です(苦笑)

さてさて

本日は「コニカⅡB-m」のカメラ修理を行っています。
1955年発売のカメラです。
同年発売の「コニカⅡ」をベースに
タイム露出ダイヤルを廃止し、レンズを50mmF2.8から
ヘキサノン45mmF3.5に変更したモデルです。
コニカⅡにあったダブルヘリコイドの沈胴も省略されています。
よりシンプルで無理のない構造になり
使いやすく壊れにくいカメラだと思います。
ただし二重露出防止装置搭載は搭載されていますが
まだセルフコッキングとまではいかず
シャッターチャージとフィルム巻上は別々の動作で行います
そのフィルム巻上と巻き戻しはノブとなり
1枚1枚ゆっくりそんも動作も楽しみながら撮るカメラとなります。
この時代のカメラはその操作もしっかり噛みしめながら
使いたいものですね。

お預かりしている「ⅡB-m」は一通りは動作しているものの
各部の動きにさすがに積年の汚れ等による重さが見受けられます。
加えてレリーズが妙に深い位置で切れるようで
普通にレリーズボタンを押し込んでも
「あれ?まだ切れない???」という感じで
そこからもう一押し力を入れてやっと切れる…という感じです。
内部にレリーズタイミングの調整機構はあるはずなのですが
どんなことになっているのやら…

画像はひととおり整備が完了した状態です。
レンズ・ファインダーは非常にクリアになり
レンズ・ファインダーの清掃調整
シャッター羽根の洗浄整備、巻上チャージ機構の調整を行い
各部の動きも問題なくスムーズになっております。
非常に気持ちよく使えます。
先述したレリーズタイミングの問題は
レリーズ軸の調整箇所を見ると既に
めいっぱいレリーズを浅くする方向で設定されていて
これであの深さになるのは何かがおかしいということで
周辺も含めていろいろ調べてみたところ
一部部品の変形等が見受けられました。
できるかぎりの修復と若干の加工を行って
現在は適正な位置でレリーズが行えるようになっています。
やっぱり少し押し込んだところでタイミングよく
シャッターが切れないとなんだか気持ち悪いですよね…(苦笑)
今回に限りませんがレリーズとシャッターのレスポンスは
やはり大事だと思います。
ここ次第で使い心地のよさが全く変わってくると思います。

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フジカST605Ⅱのカメラ修理

今日は「冬至」ですね。
北半球では太陽の高さが一年で最も低くなる日となり
そのため一年中で最も昼(日の出から日没まで)が短くなり
夜が最も長い日となります。
季節の変わり目であり
寒さがますます厳しくなる時期でもありますね。
ちなみに日没のの最も早い時期は
今年の東京の場合、12月1日~12月12日頃で
日の出の最も遅い時期は年明けから1月13日頃までです。
自転軸や公転軌道の関係で少しズレるわけですね。
冬至にはユズを浮かべた柚子湯(ゆずゆ)に入り
カボチャを食べると風邪を引かないと言われています。
加えて冬至に関連して今日は「酒風呂の日」だったりします。
日本酒をお風呂に入れる「酒風呂」は
体がよく温まる、お肌がつるつるになる、
リラックスできる、ぐっすり眠れるなどの効果があると言われています。
いずれにしてもゆっくりお湯につかって
しっかり温まりたいですね。

さてさて

本日は「フジカST605Ⅱ」のカメラ修理を行っています。
1978年発売のカメラです。
フジカSTシリーズは元々はM42ねじ込みマウント機ですが
ST801発売以降はM42マウントレンズを使えつつも
独自機構であるフジカSTマウントレンズを装着することで
開放測光に対応しています。
開放測光対応のSTマウントレンズには位置決め用のピンと
絞り値伝達レバーが追加されています。
ST605は従来、開放測光をあえて省略し
絞り込み測光とした普及機でしたが
「Ⅱ」では開放測光対応モデルとなっています。
SSは「605」同様、B・1/2~1/700となっています。
小型軽量で取り回しの良いカメラです。

お預かりしている「ST605Ⅱ」は
高速シャッターの精度不良にプリズム腐食という
トラブルを抱えています。
STシリーズもプリズム腐食の多いカメラです。
ただ他の多くのカメラのように
プリズム周辺のモルトが起因となるものではなく
プリズムの蒸着自体の劣化によるものが多いと思います。
蒸着の強度が少し弱いのかもしれません。
加えて先幕・後幕の幕速バランスが比較的崩れやすいのも
STシリーズに多く見られるトラブルです。
ただこれは生産から50年経過することもあり
整備調整が必要なのは当然ともいえますが…

構造は比較的シンプルで
整備性は良好…でもないのですよね(苦笑)
難しいわけではないのですが
ちょいちょい手間がかかる部分が多いカメラです。
加えてスクリーン周りのちょっと厄介な部分に
モルトが貼り巡らされているので
その部分のモルト交換は必須です。
放置しているといくら清掃してもファインダー内に
いくらでもモルト屑が入り込んできます。
シャッターに関してはとにかく積年の汚れを除去し
本来の動きの滑らかさが出るように整備を行います。
しっかり清掃して最低限の注油を行えば
あとはわずかな調整で精度は確保できると思われます。
これから本格的に分解整備取り掛かっていきます。

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コシナCT-1Aのカメラ修理

今日は「クロスワードの日」だそうですよ。
1913(大正2)年のこの日に
『ニューヨーク・ワールド』紙が
日曜版の娯楽のページに
クロスワードパズルを掲載したことに由来しています。
昔は新聞や雑誌の片隅に載っている
クロスワードパズルに結構ハマって
時間を溶かしていたことがよくありましたねぇ
最近は見なくなったかな…と思ったら
そもそも紙媒体の新聞や雑誌を手にすることがないからですね…
ちょっとした気分転換や頭の体操にいいと思いますが
わざわざ探し出してまでやるほどでもなのですよねぇ…(苦笑)
頭の体操といえば一時期ニンテンドーDS版の
脳トレに結構ハマった時期がありました。
最近、部屋の片づけをしていてDSが出てきたのですが
まだ立ち上がるかな…ちょっとやってみたくなりました…

さてさて

本日は「コシナCT-1A」のカメラ修理を行っています。
1980年発売のカメラです。
その前年に発売された「CT-1」の露出計を
LED型に変更したモデルです。
丈夫さで定評がありいろんなメーカーのカメラに搭載された
コパルスクエアシャッターを搭載した機械制御機です。
マウントはペンタックスKマウントです。
特に質感が高いとか使い心地が良いとかのカメラではありませんが
シンプルで丈夫かつ適度に小さく軽く
非常に使いやすいカメラです。
Kマウントレンズは各メーカーからいろんなレンズが
発売されていますので拡張性が高く
様々な場面や撮影に対応できるカメラです。

お預かりしている「CT-1A」はシャッターを切ると
かなりの高確率で…というかほぼ間違いなく
ミラーアップしたまま固着してしまいます。
「B」で切ってシャッター羽根の動きを見ていると
明らかに後幕のシャッター羽根の動きが悪く
ミラーダウンの動作に繋げられないようです。
この状態であればシャッタースピードも全般的に
精度はなった出ていないと考えられます。
縦走り金属羽根はフィルム室から見る限りは
キレイなのですが羽根の基部に汚れや
ゴムダンパーの劣化した破片等が詰まっていて
動きを妨げているものと思われます。
シャッターユニットの清掃整備が必要な状態です。

もともとがお求めやすい価格帯のカメラなので
コストを抑えている部分は多く見られますが
シンプルな機能に機械制御のユニットシャッターの
組み合わせなので整備性は悪くありません。
ただ少しばかりファインダー周りは独特な構造です。
LED露出計は分解して回路が露出すると
扱いは非常にデリケートなので注意が必要です。
CT-1Aに限りませんがちょっとしたことで
修理不能な状態になる可能性もあります。
まだ取り掛かり始めですが
これから本格的に分解整備取り掛かっていきます。

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