日別アーカイブ: 2026年10月21日

オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「あかりの日」だそうですよ。
1879(明治12)年のこの日に
アメリカの発明家トーマス・エジソンが
世界で初めて実用的な白熱電球を完成させたことに由来しています。
現在でこそ夜に明かりのある生活はあたりまえですが
これがもしなかったらと思うとぞっとしますよね。
「あかり」といえば思い出すのが
過去、毎週のように山歩きに行っていたころ
日没にほんの少し間に合わなくて
真っ暗になった登山道をヘッドライト付けて
歩くような場面が何度かあったのです。
もうほとんど降りてきていて
足場も道もしっかりしているしヘッドライトがあれば
慎重にあるけばもう大丈夫…という状況でしたが
やはり暗い山道は不安になります。
そんな中、登山口付近の民家や施設の明かりが間近に見えた瞬間の
安心感とあたたかさといったら何とも言えない心境になります(苦笑)
物理的にあたたかくなるわけではないのですが
明らかに心があたたかくなんるのですよね…
あかりって本当に偉大です。
街灯や町明かりの少ない郊外で煌々と明るい
コンビニを見つけたときも何とも嬉しくなりますよね。
あかりのある生活に本当に感謝です。

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
言わずと知れた元祖軽量コンパクトな一眼レフです。
OM-1の登場は1972年(当初はM-1)ですが
この時代の一眼レフと言えばまだまだ大柄で
重いものが多く、またその大きさ・重さがある種の高級感を
作り出していた部分もあり
各メーカー、ずっしり重い一眼レフを発売していました。
そんな中、明らかに一回り以上小さく軽く
作られて発売されたのが「OM-1」です。
機能やスペックを保ったまま外寸を小さくするために
同時代の他一眼レフでは見られない工夫や構造が随所に見られます。
その後、同じようなコンセプトのカメラもあらわれ
電子制御+エンプラ外装のカメラが多くなってくると
OM-1並みに軽く小さいカメラも増えていきましたが
これほどの質感や操作感を保ったままコンパクトな一眼レフは
なかなかないと思います。

お預かりしている「OM-1」はまずシャッターが切れません。
巻上もできない状況です。
シャッター幕位置を確認してみるとシャッターはチャージ状態です。
で、あれば巻上ロックがかかっているのは正常で
何かしらの理由でレリーズができない状態のようです。
OM-1はそのコンパクトさのために巻上機構やレリーズ機構も
独特の構造をしていますが部品自体も今となっては
少し華奢な部分もある上に
繊細な部分も多いため、汚れ等で動きが鈍くなると
巻上やレリーズがスタックしてしまうことの多いカメラです。
正常に各部品が動作してる間はそうそうトラブルことはないのですが
さすがに製造から50年以上たった現在では
ある程度の整備で本来の動きを取り戻す必要がでてきます。

画像は取り掛かり始めのモノですが
露出計電源SW構造がOM-1nと同様のもので
後期のカメラであることがわかります。
プリズム腐食対策は過去に行われいて
定番のプリズム腐食の心配はなさそうです。
レリーズ不可の原因はミラーチャージ機構部に
動作不良があったことが原因でした。
うまくチャージロックされずにシャッターはチャージされたのに
ミラーがチャージされない状況に陥ってしまいます。
こうなるとレリーズしてもミラーは動作しないので
当然ながらシャッターも切れないということなってしまいます。
その他にも動作が鈍い部分が散見されますので
各駆動部を入念に清掃調整を行っていきます。

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