ペンタックスMEスーパーのカメラ修理

今日は7月8日ということで
「質屋の日」だそうです。
昔はあちこちで質屋を見かけたような気がするのですが
現在はめっきり少なくなりました。
昔は質草といえば時計や高級カメラが
定番だったような気がします。
時計は今でもそうなのかもしれませんが
カメラが質草になることはほとんどないのでしょうね。
質流れ品のカメラが中古市場に出てくることも
昔はよく見かけたような気がします。
現在の質屋さんは昔と違って
金貸しというよりは高級ブランドバッグや宝飾品を
買い取る業務が主になっているようですね。
時代と共にこういうものも姿を変えていくのですねぇ。。。

さてさて

本日は「ペンタックスMEスーパー」のカメラ修理を行っています。
絞り優先AE専用機としてヒットしたMEに
マニュアル露出と1/2000のシャッターが追加されたモデルですね。
機械的な構造はMEと共通の部分が多い作りになっています。
とはいえシャッターユニットはMEから改良された
セイコーMFC-E2を搭載し、ファインダースクリーンは
より明るいクリアーブライトマットスクリーンが採用されました。
発売開始は1979年です。
シャッタースピード設定がこのカメラからプッシュボタン式となりました
(翌年発売されたLXは除く)
これは後の「Aシリーズ」でも採用されます。

ME系のトラブルの定番といえば
「ミラーアップしたまま固着」があまりにも有名ですね。
これより昔のSP系やMXあたりでもミラーアップは
定番のトラブルですが
ME系の場合はシャッター走行不良が原因でなく
ミラー駆動部そのものが固着するパターンです。
ミラー駆動部にゴムブッシュが3ヶ所使われているのですが
ゴム素材だけに劣化して粘着となってしまい
動きを妨げてしまうことが原因です。
今回、お預かりしているMEスーパーは
レンズが装着されたままの状態でミラーアップしたままになっており
絞込みレバーが噛みこんでいるのか
レンズすら外せない状況になっています。

ミラーボックスを外すところまで分解し
ミラー駆動部を強制的に動作させて
やっとレンズが外せました。
今回はミラー駆動部のゴムブッシュはもちろんですが
ミラーボックス底部のエアダンパーも固着しており
これもミラーアップの原因になっていました。
(写真の真ん中少し下に写っている部品です)
ミラー駆動部の整備はもちろんですが
シャッターユニット内にもゴム部品があり
これがトラブルの原因になることもあるので
その辺りも含めて本格的に整備に取り掛かります。
この時期のペンタックス機なので内部モルトも多いです。
どれもこれも加水分解していますので
もちろん全て交換していきます。

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