オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「ファイトの日」だそうです。
制定したのは「ファイト一発!リポビタンD!」でお馴染みの
大正製薬さんだそうです。
リポDはともかく何事も気合入れて取り掛かると
やはり違いますものね。
さぁ今日も「ファイト一発!」でがんばりますか!
。。。この気合と集中力が
一瞬だけで年々長続きしなくなってきているような気が。。。(苦笑)

さてさて

今日は「オリンパスOM-1のカメラ修理」です。
先月はやたらとOM-1の修理がたくさんありましたが
今月も何台か入っているみたいです。
まずは「令和初」のOM-1修理です。

お預かりしているOM-1はMD対応前の
前期の個体です。
ご依頼者様が生まれる前になくなった
おじいさまが使われていたものだそうです。

話が少し逸れますが。。。
最近、「おじいさんの形見なんです。。。」とお店に
持ち込まれるカメラがオートフォーカス一眼レフだったりするのですね。。。
「おじいさんのカメラ」と聞くと
どうしても自分の世代にあてはめてしまうせいか
1950~60年代のカメラを想像してしまいがちです。
これも時代の流れですね。。。歳取るわけだ。。。(苦笑)

話を戻します。。。
おそらく相当長い間使われていなかったと予想するのですが
状態はその割には悪くありません。
手荒く扱われたOMにありがちな
巻上のゴロゴロ感もなく気持ちよいシャリシャリ感です。
配線は一部張り替えたほうが無難でしょうが
露出計も生きています。
しかしながら経年劣化はどうしても避けられず
プリズムは定番の腐食です。
加えてシャッターも1/1000は開きません。
1/500でも半分くらいしか開きません。
先幕の動きが悪くシャッター走行中に
後幕が追いついてしまうのですね。
動きの悪いところはさすがに何箇所もあると思われますが
それでもきっちり整備をすれば
かなり気持ちよく使える状態になりそうです。

まだ現状チェックを行っただけの状態ですが
外装の状態も良いですね。
付属するF.Zuiko50mmF1.8レンズも
表面に多少の汚れとカビがある程度です。
ご依頼者様はフィルムカメラを全く使ったことがないとのことなので
絶好調になった整備後のOM-1を納品時に
一通り使い方の説明もさせていただく予定です。

これからプリズム交換を含む
各部点検整備一式に取り掛かります。

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