オリンパスペンEE-2のカメラ修理

今日は「レインボーブリッジ開通記念日」だそうですよ。
1993(平成5)年のこの日に
東京で東日本最大のつり橋「レインボーブリッジ」が開通しました。
正式名称は「東京港連絡橋」です。
全長798m、幅49m、主塔の高さ126m、水面からの高さ50m
上層が有料の首都高速道路11号台場線となり
下層が無料の臨港道路・遊歩道とゆりかもめの二層構造になっています。
やはり上層の11号台場線をクルマやバイクで通ると
眺めも良くて気持ち良いですよね。
夜間にはライトアップが行われ
イベントによっていろいろなパターンのライトアップが行われています。
夜間に11号台場線でレインボーブリッジを通ると
その夜景の美しさにも圧倒されます。
ただあくまで高速道路上なので
運転中は夜景に気を取られ過ぎないように注意が必要ですね…
最初にここからの夜景を見たのはいつだったか…
多分、20数年前に上京してきたころだと思いますが
「うわー、本当に都会にきたんだなぁ」と
妙に実感したことを覚えています。

さてさて

本日は「オリンパスペンEE-2」のカメラ修理を行っています。
同じ「ペンシリーズ」の中でも
「ペンS」や「ペンD」はマニュアルで少々通好みな部分も多いですが
「EEシリーズ」は気軽に誰でも撮影できることを
主な目的としたカメラです。
EEシリーズの末期モデルある「EE-3」は
「ペンシリーズ」の中でも最後まで生産が続けられ
1986年まで継続生産されています。
それだけ人気もあったということですね。
オリンパスペンといえば
「EEシリーズ」を思い浮かべる方も多いと思います。
特に「EE-2」までのグリーンがかったグレーの貼り革の
イメージが印象に残っている方も多いと思います。
今回の「EE-2」は1968年発売のカメラです。
前モデルの「EE」と同様にレンズはD.ズイコー28mmF3.5で
「EE後期」と同様にシャッタースピードは
1/30、1/250秒の2速がオートと連動して切り替わります。
(EE-2後期からは1/40および1/200秒)
フラッシュモードでは1/30に固定となります。
ホットシューが追加され、フィルムカウンターも自動復元となり
裏ぶたは取り外し式から実用的な蝶番式に変更となっています。
基本的なスペックは「EE」と変わりませんが
使い勝手の部分で格段に進歩しています。

お預かりしている「EE-2」はシャッターはとりあえず切れるものの
オート露出の制御が全くできない状態のようです。
オリンパスお得意の「赤ベロ」も出ませんが
明るさに関係なく絞りはほぼ開放でシャッターも低速側で切れています。
赤ベロが出ないのは単なる動作不良だと思われますが
オートの制御が効いていないのは露出計本体のトラブルか
セレン光電池の劣化かと思われます。

セレンに強い光を当てるとわずかに露出計が動きますが
全くもって起電力が足りないようです。
セレンからの配線やハンダの不良等のチェックを行って
それらに問題がなくセレン光電池自体の劣化であれば
新品はもう入手不可ですが
起電力の充分あるセレンと交換で対処します。
加えて絞り制御にも粘りが出ているようです。
以前のペンEE系の作業でも書いていますが
シャッターユニットを留めている3本のネジが
緩んでしまうトラブルが非常に多いので
そこの対策も行っておきます。
他、分解整備一式を行っていきます。

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キヤノンFTbのカメラ修理

今日はこれといった記念日のない日ですねぇ(苦笑)
いろいろ調べていると国内ではないのですが
ハワイでは8/23が「ウクレレの日」だそうです。
あの独特の音色は何とも癒されますよねぇ…
さすがにウクレレは弾いたことはありませんが
何かしらの楽器が弾けるっていうのはいいですよね
私も去年から十数年すっかり離れていた
ギターをまた少し手にするようになったのですが
適度に弾いている分には最高の気分転換です。
まぁ昔に比べたらめちゃくちゃ下手だし
(昔だって対して弾けていたわけではないですが)
完全な自己満足の世界ですが
誰かに聴かせるとかではないから
本人が気持ちよければいいのです(笑
巧さを求めていくとまた莫大な時間と
かなりの精神的ストレスも抱え込むことになるので
適度に楽しみ程度がもういいのだと思います。
そんな感じで緩く楽器と付き合うのも
気持ちよくて趣味としてはいいと思います。

さてさて

本日は「キヤノンFTb」のカメラ修理を行っています。
「FTb」も依頼の多いカメラですね。
1971年に発売されたキヤノンの中級機です。
フラッグシップであるF-1とほぼ同時期に開発され
内部機構にF-1と共通する部分も多く見られるカメラです。
F-1と同じく新レンズシステムであるFDマウントに対応し
開放測光を実現しています。
内部的にはF-1との共通部もみられますが
F-1も含めて主要な機械駆動部は
従来のFシリーズをより熟成させて進化させたものです。
F-1がフラッグシップらしくデザイン的にも
スタイリッシュな新デザインであるのに対し
FTbは従来のFシリーズのデザインを引き継いだ
当時の一眼レフらしい落ち着いたデザインです。
パッと見には前身のFTとほぼ同じに見えてしまいますが
この時代らしいデザインは何とも親しみが湧いてしまいます。

FTbは登場から2年後の1973年に
マイナーチェンジが行われて
巻上レバー、レリーズボタン周り
セルイフタイマーレバー等のデザインが変更され
ファインダー内に設定SSが表示されるようになりました。
FTbーNと呼ばれることもあります。
今回、お預かりしている個体も「FTbーN」です。
一通りの動作は一応行えるのですが
やはり各部に油切れの兆候が見られ
シャッター音は少し濁った「ギャン」といった感じの音が混じっています。
昨日のAE-1Pの修理でも少し触れましたが
Fシリーズのシャッター音の異音はミラー駆動部等ではなく
シャッター駆動部の油切れが主な原因です。
そしてこの音が出ている場合はほぼ間違いなく
幕速のバランスは崩れている上に不安定です。
今回も全速動作はしていますが
高速シャッターの精度は全く出ていません。
写真の両端でかなり露光差が出てしまうような状態です。
露出計も動作はしますが値は全くダメで
基本的にSWオンにすると明るさに関係なく
指針が上に振り切ってしまうような状態です。
そして定番のプリズム腐食が発生しています。

まだ取り掛かり始めの段階での画像です。
Fシリーズのカメラはプリズム腐食が定番のトラブルですが
その原因のほとんどはプリズム抑えの裏に貼られている
モルトが加水分解を起こしそこから
プリズムの蒸着へ浸食してしまうパターンです。
ファインダー内から見ると縦の線が2本出たり
酷くなると水が上から下へ流れたように見えるようになります。
プリズム抑えとプリズム本体の間には
カバーも設置されているのですが
長い年月の間にそのカバーの切れ目から浸食してしまいます。
上画像でもカバーに劣化したモルトがべったり付いてしまっています。
プリズムは交換で対処し
機械起動部は入念に清掃の上に注油調整を行っていきます。
露出計周りは接点・SW部の清掃の上で調整を行っていきます。

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キヤノンAE-1プログラムのカメラ修理

今日は「チンチン電車の日」だそうですよ。
いわゆる路面電車ですねぇ
1903(明治36)年のこの日に
東京電車鉄道の路面電車が新橋~品川で営業を開始し
東京で初めて路面電車(チンチン電車)が
走ったことが由来だそうです。
私は広島出身(正確には呉)なので
広島市内及びその近郊を走る広電が
比較的身近な存在で
20代の頃は通勤で使っていたこともありました。
最近でも帰省した際には乗ることも多いです。
先日のお盆も宮島線に乗る機会がありました。
私としては「チン電」と呼ぶのが
身近な呼び方ですが
今ではチン電でもモバイルPASMOが普通に使えるので
便利ですねぇ…小銭の確認しなくてよくて…
市内の道路が渋滞していても比較的普通に運行しますし
電停も短い間隔で設置されているので
ちょっとした移動に本当に便利なんですよねぇ…
私のちょうど生まれた頃までは
呉市内もチン電が走っていて
家のすぐ近くにも電停があったのですが…
残念ながら白黒写真でしか見たことがないです…
「チンチン電車」という通称の由来には
2つの説があり、1つは、通行人への警報のために
運転士が足で床下の鐘(フートゴング)を鳴らす音から来ているという説と
車掌が運転士にあるいは運転士が車掌に合図を送るために鳴らしていた鐘
(あるいはベル)の音に由来する。
後者の鐘の音は近年まで車内で聞くこともありましたねぇ…
1回鳴らすか2回鳴らすかで意味が異なるのですよね。

さてさて

本日は「キヤノンAE-1プログラム」のカメラ修理を行っています。
1981年発売のカメラです。
当店で扱えるカメラとしては最も新しい世代のカメラですね…
機能的には「Aシリーズ」の基本形で初号機の「AE-1」に
プログラムオート露出が追加されただけだと思われがちですが
機械的構造は確かに「AE-1」と共通項も多いものの
電子制御的にはもはや別物といえるほど進化しています。
「AE-1」の発売から5年後の発売ですが
この頃は電子制御技術が日進月歩で変遷していた頃で
新しく出るカメラには新しい技術がふんだんに使われていました。
「AE-1」ではまだ糸連動があったりして
アナログな部分も多く残っていたものの
制御部に関しては相当に洗練されました。
リード線も数も大幅に減っています。
ファインダーの表示も明らかに進化しましたし
スクリーンも明るくなりファインダ-の見えも
格段によくなっています。
内部構造を見ていると1978年登場の
カメラロボット「A-1」も何だか古臭く見えてしまいます。

しかしながら機械的な構造、特にシャッター駆動部
ミラー駆動部、巻上機構は「Aシリ―ズ」共通の構造で
基本はやはり1976年の「AE-1」です。
ということで「Aシリーズ」共通の定番トラブルである
シャッター鳴きが発生します。
お預かりしている「AE-1P」もかなり激し目の
シャッター鳴きが起こっていてシャッターを切るたびに
「ギャイン」と耳障りな音を出します。
この系統の高い異音が鳴るのは油切れを起こした
「Fシリーズ」でもそうだったのですが
Fシリーズはあくまでもシャッター駆動部での異音でした。
「Aシリーズ」の異音は「シャッター鳴き」と言いながらも
正確にはミラー駆動部の駆動ギアが油切れを起こして
異音を起こしています。
異音ですんでいる間はまだ良いのですが
進行するとだんだんミラーの動きがゆっくりになっていき
最後にはミラーが動かなくなり
連動するシャッターも切れなくなります。
異音を感じたら早めの修理整備が必要です。

まだ現状を確認している段階です。
これからまずはミラーボックスを取り出して
ミラー駆動部のギアにピンポイントで清掃注油を行っていきます。
シャッター鳴きが行っている個体では
大抵の場合、幕軸も油切れになってることが多く
今回も高速シャッターの精度は出ていません。
さらにミラーを挟んでミラー駆動部ギアの反対側にある
オート時の絞り制御レバーも油切れで
相当動きが重くなっています。
ここが軽く動作する状態でないと
いくら電子制御部で正しい制御が行われていても
オート露出の精度は全く正しくなくなってしまいます。
AE-1系も依頼の多いカメラなので
ありがちなトラブルと弱点はある程度把握できているので
そのあたりを重点的に整備を行っていきます。

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キヤノンデミEE17のカメラ修理

今日は「噴水の日」だそうですよ。
1877(明治10)年のこの日に
東京・上野公園で第1回内国勧業博覧会が開催され
会場中央の人工池に日本初の西洋式の噴水が
作られたことが由来となっています。
正確に言うと博覧会の開催日が8月21日で
噴水が落成したのは9月8日だったようですね。
朝晩の空気が少しだけ冷めてきたような感じがしますが
まだまだ強烈に暑い季節に
涼しげな噴水は合いますね。
でも以前ほど、噴水って見かけなくなったような気もします。
いやたまたま噴水のある所に訪れていないだけで
そんなこともないのかな…
大小さまざまな噴水が存在し
夜になるとライトアップされる幻想的なものもありますよねぇ…
でも日比谷公園とかの昔ながらの
いかにも「公園の噴水」っていうのが何とも落ち着きがあって
いいような気もします…
もうすぐ改修工事が始まるのでしたっけ?
そういえば日比谷公園も長らく行ってませんねぇ…

さてさて

本日は「キヤノンデミEE17」のカメラ修理を行っています。
1966年発売のカメラです。
「デミシリーズ」はキヤノンのハーフカメラのシリーズです。
オリンパスペンやリコーオートハーフに比べると
少しマイナーなイメージもありますが
どのモデルも非常に使いやすくて良いカメラがそろっています。
ボディを外板で包み込むようなモナカ構造なのも
デミならではの特徴です。
そしてハーフカメラでは巻上が指の腹で回す
ダイヤル式のものが多いのですが
デミシリーズはしっかりとした巻上レバーが備えられていて
またその巻上フィールが何とも滑らかで気持ちよいのです。
ファインダーもしっかりコストがかかっていて
見えも良く機能もさることながら
使い心地に優れたカメラだと思います。
「EE17」はデミシリーズの中でも高級なヴァージョンで
ノーマルのデミがプログラムシャッターを
マニュアルで操作して露出決定するのに対して
「EE17」はキヤノンお得意のシャッタースピード優先オートです。
レンズもSH30mmF1.7の大口径レンズを搭載します。
「EE17」が発売される前年に
デミシリーズ中唯一のラピッドフィルム用カメラ
「デミラピッド」が発売されているのですが
「EE17」はこの「デミラピッド」を35mm判フィルム用に
改良したカメラです。

お預かりしている「デミEE17」は電池を入れても
露出計が全く動きません。
電池室には古い水銀電池が入ったままになっており
液漏れ等は起きていないものの
電池から出るガスの影響もあって
電池室は緑青が出て腐食しています。
電池室からの配線も腐食して導通していないようです。
電池室の修復と配線の交換等を行った上で
露出計・オート制御の調整を行っていきます。
シャッターは比較的スムーズに動作してますが
こちらも一通りの整備を行い
曇りやカビがあるレンズ・ファインダーも
できる限りの清掃を行います。
まだ現状を確認しただけの状態ですが
これから本格的に分解整備に取り掛かっていきます。

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コニカSのカメラ修理

今日は「パイナップルの日」だそうですよ。
「パ(8)イ(1)ナ(7)ップル」と読む語呂合わせからだそうです。
夏にピッタリの果物ですねぇ~
程よい酸味と甘さがたまらないですよね!
夏の果物と言えば桃が最強だとは思っていますが
少々お高いのでパイナップルもよく口にします。
丸のままや1/2カットはさすがにもてあますし面倒なので
もっぱら缶詰が多いですねぇ
他の果物の缶詰はシロップの甘さばかリ目立つので
あまり積極的に買いませんが
パイナップルは缶詰でも
よくわからないのですが美味しく感じます!
生鮮で売っているカットパインと変わらない様な気がします
その上、缶詰なので買い置きもできるし
期限も全く気にしないでいいので
冷蔵庫の中にはパイナップルの缶が常備されています。
季節を問わず入手可能なのもいいですね!
今日もめちゃくちゃ暑そうなので
帰宅したらキンキンに冷やしたパイナップルの
缶詰を開けると思います!

さてさて

本日は「コニカS」のカメラ修理を行っています。
1959年発売のカメラです。
それまでの「コニカⅢM」までのイメージを一新し
直線基調にデザインされたカメラです。
「ⅢM」では外付けだったセレン光電池使用の露出計も内蔵し
SS・絞りリングと電気的に連動して指針を動かす仕組みになっています。
レンズは「ⅢM」と同じくヘキサノン48mmF2を搭載します。
シャッターはコパルSVEに変更されています。

お預かりしている「コニカS」は
シャッターは切れず
露出計も全く反応せず…という状態です。
レンズにもかなりのカビや汚れが確認できます。
シャッターはお決まりの羽根粘りもありますが
チャージ機構の動作不良もあり
まともにチャージされないような状態です。
露出計はセレン光電池の劣化のようです。
基本的にセレンの劣化した露出計は
交換部品の確保ができないため
修理不可能となることが多いのですが
今回は中古良品のセレンが用意できたので
セレンの交換で対処していきます。

この時代の内蔵型露出計は
セレンで起電した電流で電流計(露出計)を動かし
その指針で露出を合わせるのですが
絞り・SS設定からの連動は何種類かのパターンがあります。
リングから設定と連動するのは同じですが
セレンそのものに当たる光をカバーで調節し
設定によって指針を動かすもの
2針式(追針式)とし、露出計指針と
SS/絞り設定指針を合致させて露出を合わせるもの
そして今回の「コニカS」等の
リングの内側に摺動抵抗を組み込み
設定によって抵抗を作り露出計の指針の振れを変化させるもの
注意がより必要なのは今回のリング内に摺動抵抗を仕込むタイプで
抵抗が汚れていると露出計が正しく動かないことが多々あります。
今回もセレン光電池単体では問題ないことを確認して交換しても
露出計はリングの設定に関係なく
指針は常に振り切った状態でどうにもならない状態でした。
リング側の摺動抵抗の汚れや劣化が原因です。
今回は単に汚れているだけで清掃で改善できましたが
安易にゴシゴシ清掃すると抵抗体丸ごと剥がしてしまうこともあるので
なかなか注意が必要な部分です。
他の点も含めて現在抱えている問題に対して
ある程度対策の方向性が決まったのでこれから分解整備を進めていきます。

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ヤシカエレクトロ35のカメラ修理

今日は8月10日…語呂が良いこともあって
たくさんの記念日が制定されています。
そんな中でも気になるのは
「焼き鳥の日」ですねぇ
真夏の焼き鳥や焼肉って夏バテ防止にも効きそうですし
キンキンに冷えたビールとの相性も抜群で
想像しただけで今すぐに食べに行きたくなりますねぇ(笑
日付の由来は「や(8)きと(10)り」(焼き鳥)と読む語呂合わせと
焼き鳥の最高の友であるビールとともに
この上なく美味しい真夏の日であることからだそうです。
やはりそういうイメージですよねぇ…
一言「焼き鳥」と言っても部位や調理でいろんな種類があって
それぞれ味わいも異なってまた楽しいのですよね
私が特に好きなのは…やっぱり「とりかわ」で味付けは塩かなぁ…
「もも」や「ねぎま」もいいですね
少しボリュームが欲しいときは「つくね」もいいですねぇ
そしてビールは苦みが強めの「エビス」がいいかなぁ…
いけん、昼間っから焼き鳥とビールのイメージで
頭の中が埋め尽くされます。
どうするかは夜に改めて考えるとして
今は仕事に集中しなくては…(笑

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35」のカメラ修理を行っています。
「エレクトロ35シリーズ」は1960年代から70年代にかけて
販売されたレンズ一体式カメラのシリーズで
シリーズを通してコンセプトは「ろうそく1本の光でも写る」という
カメラを目指して作られています。
そのため一部の機種を覗いてはF1.8クラスの大口径レンズを搭載し
スローシャッター制御に有利な電子制御シャッターを備えた
「絞り優先オート露出」で取るカメラです。
シリーズ後期には小型化も随分と進められていますが
初代からシリーズ中期まではほぼ初代同様の基本設計とデザインで
細かい改良を重ねられています。
今回のエレクトロは1966年発売開始の初代エレクトロです。
初代のエレクトロの中でもお預かりしてる個体は
比較的初期のモデルです。
シリーズを通してエレクトロの特徴でもある
ファインダー内の赤と黄色の露出過不足の警告灯は
矢印マークではなく丸いランプで表示されるタイプです。
フィルム感度設定もASA12~ASA500までの範囲となっています。

エレクトロ35も時代的に水源電池を使用します。
仕様電池はエレクトロのために開発されたともいわれている
HM-4N積層水銀電池です。
これが長年入れっぱなしで電池からで出るガス等によって
電池室の端子や蓋がボロボロに腐食しているパターンが多いのですが
今回は電池は抜いて保管してあったようで
電池室はキレイです。配線にもダメージはなさそうです。
もちろん代用電池を入れてみるとバッテリーチェックも点灯します。
しかしながらその状態でシャッターを切ってみても
明るさ絞り設定に関わらずシャッターは全く開きません。
「チッ」というシャッターユニット駆動部の作動音はするのですが
シャッター羽根はピクッとわずかに反応するのみでほとんど動きません。
シャッターユニットはこれもエレクトロならではの
「コパルエレク」ですがこのシャッターユニットは
普通に使われている、あるいは長期保管されていても
レンズシャッターにありがちな
油滲みによる羽根固着は起こりにくいシャッターです。
今回も羽根に目立った油滲みや汚れはなさそうです。
おそらく駆動部の動作不良かマグネットの吸着不良かと思われます。

整備性自体は悪くないカメラなのですが
なにせ古いタイプの電子制御機なので
配線が非常に多い上にややこしいです…
でも不思議なことにに比較的電子基板内の
部品不良とかで修理不可能というパターンは比較的少ないカメラです。
今回も電子回路そのものに大きな問題はないようです。
ただしハンダ劣化によるトラブルや
今回もそうですがゴムブッシュ溶解による制御不良等は定番です。
エレクトロも比較的当店では依頼数の多いカメラで
ある程度ウィークポイントもわかっているので
現状のトラブル修理に加え要チェックなポイントを
重点的に整備していきます。

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キヤノネットQL17G-Ⅲのカメラ修理

今日は「ハンバーグの日」だそうですよ。
「ハ(8)ンバーグ(9)」と読む語呂合わせからです。
ハンバーグ美味しいですよねぇ~
たまに美味しいハンバーグを無性に食べたくなりますよねぇ
お店に行ってそれなりのお値段のモノを食べれば
文句なしに美味しいですよねぇ…
もう既に口がハンバーグになってきました(笑
私は外食の機会はかなり少なめなので
なかなか外で美味しいハンバーグを食べる機会はないのですが
スーパーで売っているレトルトのハンバーグや
あとは焼くだけの状態で売っているハンバーグも
十分以上に美味しいですよね!
本当は自分好みにひき肉から作ればいいのでしょうが
なかなかそんな時間は取れないので
出来合いのものには本当に助けられています
レトルトのものだけでもいろいろな種類があって
結構味が異なるのですよね。
最近ちょっとお気に入りのレトルトハンバーグがあって
たまに買っているので今日も帰りに買って帰って
明日の朝ご飯にでもいただきましょう!

さてさて

本日は「キヤノネットQL17G-Ⅲ」のカメラ修理を行っています。
1972年発売のカメラです。
1961年に発売された初代キヤノネットは
社会現象ともいえるほどの大ヒット作となり
キヤノネットはそこからモデルチェンジを繰り返しながら
キヤノンを代表するコンパクトカメラのシリーズとなりました。
そんなキャノネットの最終モデルとなるのが
今回の「G-Ⅲ」です。
初代と比べると時代も進み非常にコンパクトとなりました。
この時代のキャノンお得意のクイックローディングも搭載され
フィルム装填も非常に簡単にできます。
それでも基本的な大口径レンズ搭載で
シャッター速度優先オート搭載のレンジファインダー機といった
根幹の部分は初代と変わりません。
マニュアル露出も可能でいろいろな撮影に対応できますが
マニュアル時には露出計が使えないのも
初代からずっと同じ仕様です。
前モデルの「ニューキヤノネット」で一気に小型化され
「G-Ⅲ」は基本的にそのマイナーチェンジモデルといえます。
機能上の違いはLED式のバッテリーチェックが付いたことくらいです。

お預かりしている「G-Ⅲ」はシャッターは快調に動作しており
そこは問題ないのですが電池を入れても
露出計が全く動作しません。そのためもちろんオート露出もできません。
電池室をよく見ると端子に少し緑青も出ているので
過去に水銀電池を長らく入れっぱなしだった期間があるものと思われます。
接点や配線にダメージがあって通電しないモノと思われます。
加えてファインダーが真っ白に曇っています。
ファインダーを覗いてみると霧がかった…というよりは
濃霧の中にいるみたいにファインダーの先は全く見えません。
場合によってはハーフミラーの交換が必要かと思われます。

他に問題がないか現状を確認している段階です。
ファインダーは酷い状態ですが
レンズのコンディションはかなり良いほうです。
このカメラに多く見られる前玉のコーティング劣化もありません。
外装も非常にキレイで保管環境は良かったものと思われますが
さすがに使われなかった期間がかなり長いようで
機械的な駆動部に若干の油切れ等も見られます。
これから本格的に分解整備に取り掛かっていきます。

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キヤノンEXオートのカメラ修理

今日は「立秋」ですね。
暦の上では一応「秋」なのですね。
夏至から秋分のちょうど中間点にもなりますね。
暦の上ではこの頃から秋の気配が感じられ
秋風が吹き、「秋の気配が立つ日」という意味で
「立秋」と呼ばれます。
でも実際にはこの時期が暑さのピークですねぇ
来週にはお盆にもなるわけですが
私が子供の頃はお盆にもなると
日中の暑さは変わらなくとも朝晩は少し涼しい空気が
感じられたものですが
もはや今はまったくそんなことないですね。
9月半ばくらいまでは今と同じような暑さが続くような気がします。
若いときでさえ海や山に遊びに行くとき以外は
基本的に暑い夏は嫌いだったのですが
歳取った今となっては何一つ暑い夏には良いことが感じられません(笑
早く秋が来てそしてできるだけ長く秋が続いてほしいモノです…

さてさて

本日は「キヤノンEXオート」のカメラ修理を行っています。
フォーカルプレーンシャッターの一眼レフです。
この時代のキヤノン一眼レフの本流はいわゆる「Fシリーズ」
FLマウントからFDマウントに切り替わる時代です。
その「Fシリーズ」の基本的構造や技術を活用して
「Fシリーズ」とは別のシリーズとして発売されたのが
「EXシリーズ」です。
レンズ交換式の一眼レフではあるのですが
いわゆる「前玉交換式」でレンズの後玉ユニットは
ボディ側に固定されています。
そして「前玉ユニット」だけを交換できる方式になっています。
標準レンズは「EX50mmF1.8」です
交換レンズとして初代EXEEが発売された時に
35mmF3.5、90mmF3.5が当初用意され
EXオート発売時に125mmF3.5が追加されています。
「EXシリーズ」の目的としては
本流の「Fシリーズ」よりさらにお求めやすい価格で
シャッター速度優先オート装備の一眼レフを作り
エントリー層へのシェアを広げるためだったのかと思われます。
レンズシステムも独特ですが
操作系も少々独特で基本的にはシャッタスピード速度優先オートで
撮るためのカメラとなっています。
それでもマニュアル露出での撮影も可能になっていて
その場合は絞り設定をレンズ側ではなく
ボディ側巻き戻しクランク基部のオート切替ダイヤルに
併設された絞り設定ダイヤルで行います。
さらにファインダーも独特で珍しい空中像ファインダーを採用しています。
マット面を持たないのが特徴で
そのためにファインダーはほびお素通しで非常に明るいです。
ただしピント合わせは中央部のマイクロプリズムでしか行えません。
レンジファインダー機のファインダーに近い感じともいえます。
いろいろと他では見られない特徴の多いカメラです。
初代のEXEEは装着レンズの開放F値を手動で合わせる必要がありましたが
EXオートではその部分が自動化されています。
それ以外は細かいデザインに違いがあるもののほぼ共通です。

前置きが長くなりました。
お預かりしている「EXオート」は一応はシャッター動作しているものの
シャッターやミラーの駆動部に油切れの兆候があり
シャッターを切ると「ギャイン」といった感じの
ちょっとイヤな異音が混じっている状態です。
「Fシリーズ」でもよくある症状ですね。
もちろん精度は全く出ておらず
とりあえずは動作しているだけといった状態です。
電池室には古い水銀電池が入ったままになっていました。
その割には電池室は比較的キレイでしたが
やはり配線やハンダには電池からのガス等によるダメージがあり
接触不良を起こしてしまっています。
露出計は全く動かない状態です。

まだ取り掛かり始めの段階ですが
これからさらに分解を進めて機械的な整備と
露出計周りの修理整備を行っていきます。
画像中央に置いていあるのが前玉交換式レンズで
標準の50mmF1.8です。
その右側にあるのがボディ側と一体となる
後玉部です。レンズもカビだらけなので
こちらも合わせて清掃を行います。

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ミノルタハイマチック7のカメラ修理

今日は語呂合わせでわかりやすく
「橋の日・箸の日」ですね。
箸の持ち方は幼い頃に結構厳しく
じいさんから指導されたなぁ…
左利きであることはさほど厳しく直されなかったけど
(直そうとはされたのですが直らなかった(笑))
箸の持ち方は一時期、夕食のたびに
よく注意されていた記憶があります。
正確には今でも正しいのかどうかはよくわからないのですが
パッと見にはおかしくない持ち方で
食べているとは思います。
今となってはあの頃に厳しく注意されていてよかったですね
当時は鬱陶しくてイヤでしたが…(苦笑)
せっかく日本人に生まれてきているのだから
箸はできるだけキレイに使いこなしたいですね。
ひとり暮らしであまり他人と一緒に食べることがないと
ついつい横着してしまうことも多いのですが
食事の時くらいはお行儀よくいただきたいものです。

さてさて

本日は「ハイマチック7」のカメラ修理を行っています。
1963年発売の距離計搭載レンズシャッター機です。
ハイマチックとしては2代目のモデルとなります。
2代目なのに「7」なのは
初代ハイマチックのOEM製品アンスコオートセットが
マーキュリー・アトラス6号(コールサイン「フレンドシップ7」)に
搭載されて初めて宇宙に飛んだカメラなったことにちなみ
名称に「7」を採用したのだそうです。
以降のミノルタのカメラにおいて「7」のモデル名は
特別な意味を持つこととなり、
SR-7・X-7・X-700・α7000等々に引き継がれています。
セレン光電池連動でプログラムシャッター及び
プログラム露出専用機だった初代と比べると
「7」は露出計はCdSとなりプログラムオート露出は
引き継がれるもののマニュアル露出も可能となりました。
マニュアル時にも露出計の使用が可能なのも嬉しい部分です。
レンズは初代よりさらに大口径のロッコールPF45mmF1.8が
搭載されています。
デザインもかなり印象が変わりましたが
大きさは初代とあまり変わりません。
使いやすさ、いろいろな撮影に対応できる懐の深さにおいて
初代に比べると一気に進化したモデルです。

お預かりしている「ハイマチック7」は
まずはシャッターが全く切れません。
巻上もロックしたままです。
シャッターが切れないのはレンズシャッター機定番の
羽根汚れによる固着かと予想されます。
実際には羽根固着も確かにあってシャッターは不動でしたが
それ以前に巻上ロックがかなり強烈に固着してて
解除されない状態でそもそもシャッターチャージができない状態でした。
ピントリングは非常にスムーズに動いているものの
主にボディ下部の巻上関連機構があちこちで
固着や動作不良を起こしている状態でした。
電池室も電池が入れっぱなしで強烈に固着していて
蓋はビクとも開きません。
いずれにせよ、巻上周りシャッター機構の入念な整備清掃が
必要な状態です。

まだまだ取り掛かり始めの段階です。
緑青にまみれた電池室蓋が写っていますが
これを外すだけでもかなりの時間と手間を要しました。
画像にはありませんが中からは真っ黒になった上に
緑青に覆われた水銀電池がゴロンと出てきました。
いつも書きますがしまいこむ場合や
何か月も使用しない場合は電池は外しましょう…
整備性は非常に良好なカメラです。
これからさらに分解を進めて隅々まで清掃し
必要な整備を行っていきます。

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ニコンFMのカメラ修理

今日は「はちみつの日」だそうですよ。
「はち(8)みつ(3)」と読む語呂合わせからですね。
優しい甘さで美味しいですよねぇ
いろんなものにかけたり混ぜたりしていただきますが
私はプレーンヨーグルトにかけていただくことが多いです。
ヨーグルトの摂取は身体によいことばかりなのですが
プレーンそのままだとさすがに食べにくいので
はちみつをたっぷり…じゃなかった少しだけ(笑)かけていただきます。
(本当はたーっぷりかけたいのですが…)
はちみつは優しい甘さとはいえ糖度高いので
摂りすぎるとまたマズいですものねぇ…
ちなみに花の蜜ははちみつよりも糖濃度が低いそうです。
一般に花の蜜の糖度はミツバチが採集した段階で
40%未満だそうですが巣に持ち帰られた後で
水分の発散が行われる結果、はちみつの糖度は80%前後に上昇するのだそうです。
加えてはちみつにはリンが含まれまする。
コリンはミツバチの咽頭腺から分泌される
ロイヤルゼリーに含まれる物質です。
ロイヤルゼリーは女王バチの幼虫に与える食物で
女王バチが長寿で体も大きくなるのは栄養価の高い
ロイヤルゼリーのおかげなのだそうです。
はちみつ食べていれば大きく強くなれそうな気がしてきました(笑

さてさて

本日は「ニコンFM」のカメラ修理を行っています。
1977年発売のマニュアル露出専用機です。
前身のニコマートFT系の進化版と言えると思います。
キャッチフレーズは「コンパクト・ニコン」です。
そのキャッチフレーズ通り
前身のニコマートに比べるとかなりコンパクトなボディになりました。
オリンパスOM-1ほどの軽量コンパクトさではないですが
充分に使いやすいサイズだと思います。
ニコマート末期のFT3で既にAiレンズ対応とされていましたが
FMも当然ながらAiレンズ対応となります。
ただ、従来の非Aiレンズも装着はできるように
Ai連動爪は折りたたみ可能となっています。
もちろん絞り値の伝達はできないので
測光は絞り込み測光となります。
非Aiレンズと併用するには非常に便利ですが
爪の倒し忘れ・起こし忘れに注意が必要となります。
露出計はこの後、FM2にも引き継がれる
LED3灯式です。シンプルな表示が
FM2のキャラクターに似合っていますね。
この時期のニコンらしいシンプルで丈夫なカメラです。

お預かりしている「FM」は
巻上レバーは動くものの手ごたえがなくスカスカです。
フィルムの巻上もできずシャッターも切れない状態です。
FM/FE系でたまに見られるトラブルで
巻上完了時にレバーはバネの力で戻るものの
巻上軸がチャージ完了時点から戻らないために
起こる症状です。
単純な巻上軸周りの部品の粘りが原因であることも老いですが
今回は単純な粘りではなく
何らかのトラブルで巻上軸が引っかかったままになっているようです。
シャッターが切れないのでシャッター本体の動きや精度は
現時点では確認できませんが
露出計には大きな問題はなくある程度の精度も出ているようです。
FM系をお預かりするときには露出計の状態を
先にチェックするようにしています。
…というのもFM系のLED式露出計はLED制御部が回路のショート等で
トラブルを起こしていると修理不可能なためです。
そういう面では比較的修理対応の行いやすい指針式のほうが良いかもしれません。
余談ですが当時は指針式よりも物理的ショックに強い
LED式露出計ということで
指針式よりも評価が高い場合が多かった記憶があります。
どの面を重視するかで考え方が異なってきますね…

まだ現状を確認しただけの状態です。
まずは普通に巻上ができて
シャッターが切れる状態にしなくてはいけないので
巻上周りの分解、それにともなってミラーボックスの分離等から
取り掛かります。基盤も少なくて一見やりやすそうですが
意外とFMは分解に知識とコツが必要です。
単純にミラーボックス分離だけなら
電子制御機のFEのほうが簡単です。

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