カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

キヤノンAE-1のカメラ修理

今日は「チンチン電車の日」だそうですよ。
いわゆる「路面電車」のことですが
「路面電車の日」は6月10日なのですね。
同じもののはずなのですが。。。
私は広島・呉出身なので広島市内を走り回る
「チン電」には馴染みが深いです。
私が生まれる直前までは呉市内にも「チン電」が
走っていたそうです。
地質的に地下鉄を走らせることが難しいらしく
広島市内の「ちん電」は今でも市内の重要な交通機関です。
見ていて楽しいのは最新型の電車もあるのですが
日本中から集まった昔の電車が今も現役で
走っていることですね。
次回、広島を訪れる際には「ちん電」もしっかり写真に
撮ってこようと思います。

さてさて

本日は「キヤノンAE-1」のカメラ修理を行っています。
「キャノンAシリーズ」の先陣を切ったカメラですが
時代を大きく変えたと言っていい1台だと思います。
1974年、キヤノンの各部門一丸となって
「新機種X開発計画」としてスタートし
その2年3ヵ月後の1976年、AE-1がデビューしました。
世界初のマイクロコンピュータを搭載したカメラで
1973年発売のEFと同様の露出制御をコンピュータで実現
その上に徹底的な生産の効率かも行われ
従来機種より300点もの部品削減を行ったカメラです。
一眼レフの普及に非常に大きく貢献したカメラですね。
ちなみに自動露出制御という意味で使われる「AE]は
「Automatic Exposure Control 」の略ですが
「AE-1」の「AE」は
「Total Automatic System By Electronic SLR Camera 」の意味を持ち
「1」は電子式カメラにおける頂点を指すそうです。

「連写一眼」のキャッチフレーズで
使いやすい上に比較的お求め易い価格設定もあり
とにかく非常に売れたカメラです。
現存台数が多いため現在でも見かけることの多いカメラですが
結構手荒く扱われた個体も多く
未整備のものは何らかのトラブルを抱えているものが多いと思います。

今回、お預かりしている「AE-1」は
ご依頼者様が昔から使っているカメラなので
非常に丁寧に使われている個体ですが
それでも各部に主に経年劣化が原因と見られる
トラブルが見られます。
「Aシリーズ」で有名なのはシャッター鳴きですが
今回はそれはほとんどありません。
もちろん時間の問題で放っておけば出てくるものなので
この機会に予防として対処いたします。
現段階で問題なのは電池室からの電源供給が
どうも不安定なようでシャッターが
切れたり切れなかったりしてしまっています。
加えて露出計が示す値も実際のオート露出も
4段以上オーバーとなってしまっています。
これだけズレていると基板内の調整のみで
何とかなる範囲ではありません。

フィルムカメラだと当たり前なのですが
最新のデジカメだと電子シャッターというと
シャッターそのものが電子式という場合もありますが
フィルムカメラの場合、電子制御式。。。ですから
制御しているのは電子基板ですが
シャッターは機械的に動作しています。
当然、動作部分は定期的に清掃・注油を行わないと
トラブルの元になってしまいます。
今回もシャッター幕軸やミラー駆動部、巻上部等々の
清掃・注油を行っていきます。
露出計、オート露出が大幅にオーバーだった点は
基板周りのハンダ付けの劣化が影響しているようで
怪しいと思われる箇所のハンダ付けをやり直した結果
微調整で済む程度の値に改善されました。

これから組み上げて調整を行っていきます。

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オリンパスM-1のカメラ修理

今日は「交通信号設置記念日」だそうですよ。
1931年に銀座で日本初の3色自動信号機が設置された日だそうです。
信号機。。。これ、結構調べると奥が深いのですよね。
赤黄青の意味は変わることはないですが
その設置だったりデザインだったりは結構千差万別で
地域によっても違いがあったりとか。。。
そういえば、私が最初に都内に引っ越してきたときは
都内に多いやたらと「青矢印」で指示する信号に
最初は慣れなかったです(苦笑)
いや、地方にだって右折時に青矢印で指示する信号はありますが
都内の場合はメインの信号は赤の状態で
青矢印が「直進」「右折」「左折」、全て出ているものもよくありますよね。
あの信号、つい止まっちゃいそうになっていました。
(要は反対車線とは時差で青ということを表しているのだとは思いますが。。。)
これはわかりにくい!と当時は思いましたが慣れるものですね。
今は気にせず普通に通過できてしまいます(笑)

さてさて

本日は「オリンパスM-1」のカメラ修理を行っています。
いわゆる後のOM-1です。
当時、世界最小最軽量の一眼レフカメラで
現在でも大変人気のカメラですね。
最小最軽量も大きな魅力ですが
それ以上にシャリっとした感じの軽快な巻上や
上品なシャッター音等々
使い心地の良さも非常に魅力的なカメラです。

もともと、「オリンパスM-1」で発売開始する予定でしたが
当時、ライカMシリーズを販売していたライツ社(現ライカ社)から
クレームが入り、急遽「オリンパスOM-1」に改名したわけですが
初期ロットには間に合わず最初の5千台ほどが
「オリンパスM-1」として販売されたものです。
OM-1は結構、細かなマイナーチェンジが行われていますが
「M-1」と最初期の「OM-1」は中身は全く同一です。
ネーミングの差だけではあるのですが
やはり数の圧倒的に少ない「M-1」は人気もあり
比較的高値で流通しています。
しかしながら。。。5千台という割には見かける数が多いのですよね。
本当はもっと生産していたのではないかと思われます。
ちなみに黒のM-1も20台ほど生産されたらしいのですが
これはさすがに見たことはありません。。。(苦笑)

で、今回、お預かりのM-1ですが。。。
比較的、状態は悪くはないのですが
さすがに各部経年劣化は進んでいて
OM-1でも定番のプリズム腐食が発生しています。
ファインダー視野下部1/3ほどの範囲に
もやもやと腐食が確認できます。
露出計は比較的良好な状態で動いていて
微調整だけで大丈夫そうですが
高速シャッターは前後の幕のバランスが崩れていて
かなり露光ムラが起きてしまうような状態です。
幕軸清掃の上、微調整で精度を出していきます。

少々余談ですが。。。
M-1もOM-1も共通ですが
プリズム台座からメーター台座、接眼レンズフレームまでが
全て一体のプラスチックで作られています。
おそらく軽量化のためだと思います。
特にM-1や初期のOM-1の場合は
このプラスチックのフレームは経年劣化でかなり脆くなっていて
ネジを緩めるだけでグズっと割れてしまうことがあります。
今回のM-1は比較的状態がよく
しっかりとしていたので良かったのですが
分解時には非常に神経を使います。

これから分解をさらに進めて各動作部の
点検整備を行っていきます。

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ヤシカフレックスのカメラ修理

今日は8/19ということで
「バイクの日」ということです。
私も5年前までは乗ってたのですよ
諸事情あって手放してしまいましたが
また手に入れたいですねぇ。。。
あくまで私の主観ですが
やはり乗って楽しいのはクルマよりバイクです。
便利なのはクルマだとは思いますが。。。
よく考えたら今、自転車すらないのですよねぇ。。。
とりあえず足代わりのバイクでも探そうかな。
撮影に行くにもあれば便利だし。。。

さてさて

本日はヤシカフレックスのカメラ修理を行っています。
ヤシカフレックスとひとくくりに呼びましたが
実はいろいろ種類があります。
それもモデル名はほぼ全てヤシカフレックスだから
わかれいにくい上に似たようなものも多く
見分けるのはなかなか大変です。
搭載されるシャッターユニットや
レンズ前面バヨネットの有無、巻止め、カウンターの方法
外観等々で判断します。

今回、お預かりしているヤシカフレックスは
レンズ前枠にバヨネットがあり
絞り・SSはダイヤルでなくレバー式であることから
いわゆる「C型」かと思われます。
発売は1955年です。
シャッターユニットはコパル製で最高速は1/300
フィルム装填はスタートマーク合わせのセミオートマット
巻止めはありますがセルフコッキングはありません。
レンズはヤシコール80mmF3.5です。

お預かりしているヤシカフレックスは
シャッタースピードに関係なく
シャッターを切るとシャッター羽根が
全開に開きっぱなしのまま固着してしまいます。
レンズシャッター機によくある羽根の粘りかと
最初は思ったのですがどうやら違うようです。
シャッターユニット内の油切れで
動きが悪いのかとも思いましたがそうでもないようです。
もちろん、油切れや羽根の粘りもあるのですが
羽根の動きを毎回止めるほどではないのですね。
チャージレバーを軽く押し込むと
とりあえずはシャッターは切れるようです。
何かひっかかっている感じがします。

シャッターユニット前面までを分解し
ユニット内の動きが見えるようにして
何度かシャッターを切りながら観察していると
ようやく原因がわかりました。
シャッター羽根と連携してセルフタイマーと連動する
ステーがあるのですがこれが変形してしまって
シャッター全開のところで他の部品にあたってしまっています。
最初はレリーズレバー近辺かチャージレバー近辺かと思って
シャッターユニット向かって左側ばかり観察してたのですが
原因は右側のセルフタイマー連動部だったので
なかなか気づきませんでした。
しかしこんなところが曲がってしまうのは不思議ですね。。。
考えられるとしたら無理矢理セルフタイマーレバーを
動かない方向に動かしたのかな。。。
確かによく見ればセルフタイマーレバーも少し曲がっています。

原因さえわかってしまえばあとは対処するだけです。
シャッター羽根の汚れ、スローガバナの油切れ等々も
確認できていますのでシャッターユニット内の整備も
もちろん行います。
それが終わればヘリコイド部、巻上部の整備
レンズ清掃、ファインダー整備へと続きます。
この時代の二眼レフはどれもそうですが
ファインダーミラーは劣化が酷いため
今回も交換で対処します。

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ニコンFEのカメラ修理

今日は「高校野球記念日」だそうですよ。
1915年のこの日に第1回全国中等学校優勝大会が
開会したそうです。当時の出場校は地区予選を勝ち抜いてきた
10校だったそうです。
1948年から全国高校野球選手権大会になったそうです。
今日は準々決勝4試合が行われていますが
準々決勝4試合って一番見応えのあるタイミングだと思います。
ベスト8の学校が1日で全て見ることができるわけですし。。。
今年は広陵が早々と姿を消してしまったので
ちょっと寂しいですが、中四国の斉美と下関国際に
がんばってほしいところです。
高校野球って見始めると止まらないのですよね。。。
やはり1度負けたら終わりのトーナメントだけに
見ているほうにも緊張感が伝わってくると思います。

さてさて

本日はニコンFEのカメラ修理を行っています。
当ブログでトップクラスに登場回数の多いカメラですね。
適度にコンパクトなボディに
信頼性の高いコパルシャッター
絞り優先AEで素早く気軽に撮ることもでき
非常に視認性の高い露出計で
細かな露出も決めやすい。。。良いカメラだと思います。
電子制御シャッターということで
敬遠される向きもありますが
電子基板関連のトラブルは非常に少ないカメラです。
基本的にはニコンらしく丈夫なカメラだとは思いますが
F一桁機に比べるとさすがに少々耐久性の劣るところもあり
(元の価格帯が違うのだから当たり前ですが。。。)
機械的な部分での
トラブルのほうが多いのではないかと思います。

今回、お預かりしているFEは
ミラーの台座の軸部分が外れてしまっていて
ミラーがグラグラになってしまっています。
通常、あまり見かけないトラブルなのですが
ミラー軸はミラーボックス側と
わずかな長さのピンで留まっているだけなので
通常の動きではまず外れることはないかとは思いますが
何かしらの強い力が瞬間的にでも掛かれば
外れる可能性はあるとは思います。

今回のFEは他に問題はないような感じなのですが
(ミラーが外れかかっているのでテストができない)
ミラー軸のピンはミラーボックス裏からでないと
触れないので、ミラーボックス脱着を行います。

露出計も完全に降ろし、基板の配線も大部分外すので
ミラー部分の修理をして終わりというわけにはいかず
各部の整備、再調整、精度出しを当然行います。
FE・FM系はミラーボックスを外すと
再組み立てに結構慣れというかコツが必要なのですが
さすがに数え切れないほど行っている作業なので
そこはスムーズにクリアしていきます。
FMのような糸連動がない分、FEのほうがちょっと楽かもしれません。
(基板周りの複雑さはFEのほうが上ですが。。。)

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ミノルタXD-sのカメラ修理

今日は「盆送り火の日」ですね。
これも宗派や地域でいろいろ異なるのですが
一般的には今日の夕方送り火を焚いて
ご先祖様の霊を送り出す日です。
まぁ、私は今年は墓参りにすら行っていませんが。。。(汗)
子供の頃は仏壇が盆灯篭で飾り立てられたり
親戚が墓参りを兼ねて遊びに来たりで
お盆中ってちょっとしたイベントでした。
一応、お店はお盆休みにしていますが
これといって大した予定もなく
開けておいてもよかったかもしれません(苦笑)

さてさて

本日は「ミノルタXD-s」のカメラ修理を行っています。
XDの登場から半年後の1978年に追加されたモデルで
XDをベースに視度補正機能が追加されたモデルです。
視度補正機能が追加された代わりに
アイピースシャッターは省略されました。
モデル名の「s」は「Senior」の頭文字を取ったということです。
視力が衰えてきた中高年向けということでしょうか。。。
もう少しポジティブな捉え方のできるネーミングにすればよかったのに(笑)

基本的な部分はXDと全く変わりません。
各動作部の使い心地の良さも
アキューマットスクリーンによるファインダーの明るさや
ピントのキレも同様です。
お預かりしているXD-sはご依頼者さまが
数年前にオークションで手に入れたものということです。
まず電池がなくても切れるはずの「B」や「O」を含めて
全くシャッターが切れません。
正確に言うとレリーズボタンが押せない状態です。
原因はレリーズボタンの組位置がズレてしまっているためのようです。
通常、SSダイヤルがしっかり締まっていれば
位置ズレは起きないはずなのですが
妙にシャッターダイヤルがグラグラしてしまっています。
分解してみるとSSダイヤル下にあるはずのワッシャ2枚がありません。。。
どうやら分解品っぽいですね。。。

レリーズができるようになって
さて他の機能はどうかな。。。とチェックしてみると。。。
まず、レンズの絞りツメと連動するボディ側リングが
テンションが全くかかっていなくてグラグラです。
当然、露出計はまともに連動できません。
バネが外れたのか?と思いマウント部を分解してみると
バネそのものが存在しません。。。
これも分解してバネを紛失した状態で組んだものと思われます。
バネは部品取りから調達し、これで露出計はまともに動くかな。。。と
思われたのですが
今度は露出計が基本的に振り切ったままです。
原因は巻き戻しクランクしたの摺動抵抗が
台座から外れていて
ブラシが脱線状態になっているためでした。
あちこちいじられた上に適当に組み上げられた個体のようです。
スクリーンも引っかいたような傷がたくさん入っています。
不幸中の幸いはフレキを外された様子がなく
マウント周りと上カバーを外していろいろやろうとしたのだけど
途中であきらめて適当に組みなおした。。。といった感じです。
分解することをとやかく言うつもりはないですが
中途半端な分解品を普通にオークション等に出すことは
次のオーナーさんが気の毒なのでやめてほしいですね。。。

写真は一通りの分解整備が終わって
あとは電気的な調整を行って
上カバーを閉めれば完成といった状態のものです。
XDは電気的トラブルが現行品の頃から多い個体なので
フレキ周りの処置は慎重に行います。
状況によっては修理不能な可能性もあるかと思っていたのですが
今回は非常に良い状態に戻すことができそうです。
これから安心して長く使っていただけると思います。

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コニカオートレフレックスT3のカメラ修理

今日は言わずと知れた終戦記念日ですね。
実は今は亡き私の祖父の誕生日でもあるのです。
お盆の真っ最中でもあり
子供の頃はこの日前後に
いろいろと戦時中のお話を聞かされたものです。
じいさんも生きていれば103歳か。。。
時間は無情にも流れていくものですね。
今となっては私も含め戦争を知らない世代が
今の世の中を担っているわけですが
同じ間違いは二度と繰り返してはいけないと思います。
戦死者は日本のみでも212万人。
第二次世界大戦の犠牲者総数としては5000万人~8000万人だそうです。

さてさて

本日は「コニカオートレフレックスT3」のカメラ修理を行っています。
当時コニカがコンパクトカメラで多く採用していた
露出計指針挟み込みによるシャッタースピード優先AEを
一眼レフに組み込んだカメラです。
オートレフレックスT3は1974年の発売開始ですが
基本的な構造は1965年のオートレックスのものを受け継いでいます。
しかしながら不評だったレリーズの深さ等々
(指針挟み込みのため深いレリーズが必要だった)
使いやすさは随分と進歩していると思います。
シャッターユニットは他のいろいろなカメラでも
おなじみで耐久性の非常に高いコパルスクエアです。
当時既に他メーカーでは「絞り優先AE」のカメラが登場していましたが
絞り優先AEを実現するためには「電子制御シャッター」が必須でした。
機械式シャッターのままAE化できたのは
シャッタースピード優先AEだけです。
数年後にはどちらのAEも電子化されていくわけなのですが
今となってはこういう構造のカメラも貴重ですね。

お預かりしている「オートレフレックスT3」は
このカメラでよく見受けられる
露出計そのものが動かないというトラブルはないのですが
露出計の値が大幅にアンダー目になってしまっています。
加えてスローガバナーが固着気味です。
横走りシャッターの場合はスローガバナが独立しているので
清掃も注油も楽ですが
縦走りのユニットシャッターの場合はスローガバナは
シャッターユニットに組み込まれており
少し注油しすぎるとシャッター羽根にまで油がまわってしまいます。
慎重に清掃・注油を行います。

一通り整備が完了した状態です。
しばらく時間を置いてから最終チェックを行って完成です。

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ミノルタXEのカメラ修理

今日は「左利きの日」だそうですよ!
日本には独自に2月10日が
「左利きの日」あるいは「左利きグッズの日」というのもあるのですが
世界的にはこっちなのだそうです。
えっと。。。お会いした方はお気づきだと思いますが
私も左利きなのです。
お箸も書くこともほぼ全て左です。
でも確かに世の中は右利きを基本に色々なものが
作られていますから多少「あれ?」と思うこともありますね。
(そんなに大した問題じゃないことがほとんどですが)
例えば定食屋さんとかで配膳される
食器の並びとかも右利き前提で並べられています。
ちょっと食べにくいから並びをひっくり返したりしていますが。。。(笑)
小学生の頃にじいさんばあさんが一生懸命
右利きに直そうとあれこれしてくれたのですが
残念ながら手遅れだったようです(苦笑)

さてさて

本日は「ミノルタXE」のカメラ修理を行っています。
ちっと久しぶりの登場ですね。
1974年に発売された中級機です。
ライツ・ミノルタ・コパルの3社で共同開発した
コパルライツシャッターと呼ばれる
縦走り金属幕シャッターを搭載し
当時からその操作性の評価が非常に高かったカメラです。
何といっても一番の特徴は
巻上レバーの滑らかさだと思いますが
その巻上の素晴らしさもライツコパルシャッターの構造が
大きく作用しています。
当時のミノルタのトップモデルはXシリーズ第一弾となる
X-1ですが使い心地の面でXEはX-1を凌駕していると思います。
発売から2年後にこのXEをベースとしたライカR3が発売されました。

XEといえば最大の困ったトラブルが
プリズムの腐食です。
酷いものになると
ファインダー視野内下1/3が真っ黒になってしまいます。
プリズム前面にモルトが貼られている為
加水分解でプリズムの蒸着を剥がしてしまうのです。
正直言って腐食の全くないプリズムを探すのが
大変困難になってきました。。。
SRTシリーズは同じ場所に腐食しない素材を使っています。
ここはXEも同様にしてほしかったところです。
ちなみにSRTシリーズを含む他機種との
プリズム互換性はありません。

今回、お預かりしているXEは
幸運なことにプリズム腐食はほぼありません。
。。。とはいえ、プリズム前面には加水分解の始まった
モルトが残っておりこのままにしておくと
いずれプリズム腐食が始まってしまいます。
(正確に言うと既に外側の塗装は腐食が始まっています。)
今回はこれ以上、腐食が進まないように対処いたします。

加えてこれも大半のXEで問題となっている
露出計のトラブルです。
今回はまだマシなほうなのですが
レンズの絞りを動かすと露出計が非常に不安定な動きをします。
原因は巻き戻しクランク下の摺動抵抗です。
円盤状になっており上面がフィルム感度に対応した抵抗
下面が絞り・SSに対応した抵抗となっています。
劣化するのは大抵下面で
これも酷いものになると露出計指針が上に振り切ったままになってしまいます。
軽度なものは清掃で復活しますが
重症になると交換しか手段がありません。
今回は清掃で問題ない状態に復活させることができました。

さらに、これもXEで定番のX・B以外の電子制御シャッターで
ミラーアップしたままになってしまうというトラブル
今回は常時ではなく
たまにミラーアップしたままになってしまうという状態です。
このトラブルの原因は各接点の接触不良だったり
基板内トラブルだったり色々な原因が考えられるのですが
(修理不能の場合も結構な確率であります)
今回は基板へ供給される電圧の不足が原因です。
ハンダ付けの劣化で電圧が低下し
電池切れと同じような状態になることが原因のようです。

致命的なトラブルはなかったものの
定番トラブルの初期症状がいろいろ出ている状態のXEでした。
この段階で処置しておけば当分は安心して使えると思います。
余談ですがXEのペンタプリズムカバーは樹脂製です。
その下にメインの基板が鎮座し放熱性を高めるためだそうです。
ボディカラーが黒だと普通ですが
シルバーだとツートンカラーになります。
それもまた何ともカッコ良いのですが。。。
個人的にも好きなカメラで自分用に4台確保しています。
最近使っていないので
もう少し涼しくなったらまた活躍させようと思います。

 

ペンタックスSPのカメラ修理

今日は8月12日、語呂合わせで
「ハイジの日」だそうです。
「アルプスの少女ハイジ」のことですね。
今でも某家庭教師のCMで
ハイジはもちろん、クララやおんじやゼーゼマンがを
頻繁にテレビで見かけますね。
1974年に放映されたアニメですから
私が5歳のときなのですが毎週欠かさず見ていました。
さすがに記憶は途切れ途切れになってしまっていますが
とにかく白パンとチーズが美味しそうだったのが
強烈に記憶に残ってるなぁ(笑)

さてさて

本日は「ペンタックスSP」のカメラ修理を行っています。
SPも修理依頼の多いカメラですね。
当時めちゃくちゃ売れたカメラであり
現存台数が多いことに加え
シンプルで使いやすくM42マウントということもあり
ペンタックス製だけではなく色々なレンズが使え
現在でも非常に人気の高いカメラです。

ただし発売開始は1964年です。
もう既に50年以上が経過しています。
当然のことながら当時から全く未整備のものは
まず間違いなく何らかのトラブルを抱えています。

多いトラブルとしてわかりやすいのは
まず、プリズム腐食でしょうか。。。
ファインダー視野内の横方向に黒い線が見えるようになります。
これはプリズムをぐるっと囲むように貼られている
モルトプレーンの加水分解が原因です。
次にシャッター幕の走行不良。。。
これが原因でミラーアップしたままになってしまうことも多いです。
軽いものだと測定機にかけてみないとわからないようなものもありますが
酷いものだと高速シャッターが開かない
写真の片方だけ暗くなるあるいは片方だけ写らないなんてことになります。
シャッター幕軸の汚れ等でシャッタースピードが狂ってしまうことが原因です。
あとはSPに限ったことではないですが
やはり露出計関連のトラブルが多いと思います。

今回、お預かりしているSPは
シャッター幕の走行不良です。
1/1000だとシャッターがほぼ開きません。
走り終わり寸前にかろうじて1/3000くらい開くといった感じです。
1/500だと何とか開くのですが
走り始めが1/1000、真ん中で1/800、走り終わりで1/250といった感じです。
写らなくはないでしょうが写真の両端で2段違うと
明らかに明るさに差がでてしまうと思います。
後幕の速度が異常に遅いことが原因ですが
無理に後幕のテンションだけ上げても根本的な解決にはなりません。
シャッター幕やバネに負担をかけて寿命を短くしてしまうだけです。
幕軸の汚れをなくし、適度な注油を行えば改善すると思われます。

写真は分解途中のものですが、この後、ミラーボックスを外して
シャッター機構の整備を行いました。
幕軸を中心に動作部分を清掃し注油していくわけですが
この作業だけでシャッタースピードは劇的に改善しました。
もちろん最終的にはテンション調整も行い
精度を上げていくのですが
必要以上にはテンションを上げないように注意します。

並行してミラー駆動部、巻上部、ファインダー清掃
露出計周りの整備を行います。
少し時間をおいて動きが安定してから
最終調整を行って完成となります。

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キヤノンA-1のカメラ修理

今日は「山の日」ですね!
気がつくとながらく山にも登っていませんね。。。
昨年夏と秋に千畳敷カールには行きましたが
これは山登りというほどではないから。。。
昨年GWの雲取山が最後かな(苦笑)
この季節に2000m以上の山に登ると
風が爽やかで本当に気持ちよいのですよねぇ。。。
歩いている最中はさすがに暑いのですが
それでも下界の暑さに比べりゃ心地よい汗です。
すっかり体力落ちてしまっているから
身体作りから始めなきゃダメかもしれません(汗)

さてさて

本日はキャノンA-1のカメラ修理を行っています。
「カメラロボット」と言われた当時の最先端の電子制御技術を
惜しげもなく積み込んだ高級機です。
開発に関して当時のカメラ開発部門のみならず
計算機事業部やキヤノン電子からも技術者が参加したそうです。
発売は1978年です。
これだけの電子制御カメラなので
正直言うと修理不能な場合も多々ございます。
ファインダーない液晶にエラーが出てしまうような個体だと
当店では残念ながらお手上げです。

今回、お預かりしているA-1は
Aシリーズ全モデル共通の定番トラブルである
シャッター鳴きが起こっています。
シャッター鳴きといいますが正確には
ミラー駆動部のギアの油切れによって起きる症状です。
放置しておくとミラーの動作がだんだん遅くなり
最後にはシャッターが切れなくなってしまいます。
シャッター鳴きの始まった個体は
早めに対処しておいたほうがよろしいかと思います。
原因のギアに清掃して注油を行えば直るのですが
すぐそばに電気接点もあるのでここには油厳禁です。
よくわからないなままに原因のギア周辺に
注油を必要以上にしてしまうと
電源が一切入らなくなることもございます。
シャッター鳴きの対処方法はネット上にもたくさん溢れていますが
もしご自分で挑戦する場合は
くれぐれも注油する場所と量にご注意ください。

お預かりの個体はそれだけではなく
露出計、オート共に随分オーバー目に狂ってしまっています。
2段前後といったとことろでしょうか。。。
これもA-1に多い症状ですね。
酷いものになると3段以上オーバーというものも見かけます。

当時、最先端の電子制御機とはいえ
発売開始から今年で丁度40年です。
電子基板そのものはまだ問題がない場合でも
各接点や機械部分のトラブルも多くなってくる時期です。
一通りの分解を行って
機械で動作している部分は清掃・注油
電気接点は清掃でこちらは油分が付着していれば
徹底的に取り除きます。

写真は整備完了後です。少し様子見をしてから
最終チェック及び調整を行います。
シャッター、巻上、ミラー、
それぞれ非常にスムーズに動作するようになりました。
露出計・オートもバッチリ精度が出ています。

いかにもキヤノンらしいカッコよさですね。
当たり前なのですが
やはりA-1にはNewFDレンズが似合います。
A-1が発売されたのは私が小学生の頃ですが
中学生の頃に「カッコいいカメラだなぁ。。。」と思っていたのを
今でも覚えています。それほどインパクトのあるカメラでした。

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ニコンFEのカメラ修理

今日は「焼き鳥の日」だそうですよ!
焼き鳥。。。大好きですねぇ。。。
カリッカリに焼いた皮に塩なんて最高ですね。
これまたビールに合うのですよねぇ。。。
いかん、まだお昼前なのに
頭の中が焼き鳥屋モードになってしまう。。。
まずは仕事しなければ。。。(笑)

本日はニコンFEのカメラ修理を行っています。
当店のブログでもトップクラスの登場回数を誇るカメラですね。
電子制御シャッター機ということで
敬遠されるイメージありますが
他メーカーの電子制御シャッター機に比べると
かなりトラブルの少ないカメラです。
今回お預かりしているFEも電子基板関連には
特に異常は見られません。
(もちろんメーターやオートにズレは見られるので
調整は必要ですが。。。)

問題なのはその電子基板以前の電源部に問題があるようです。
新しい電池に入れ替えても電源が安定せず
電子シャッター動作時にミラーアップしたままで
シャッターが切れないことが頻繁にあります。
電池室はキレイそうなのですが
その裏のハンダ付けやリード線、あるいはSW部に
劣化及び汚れがあるものと思われます。

電子制御シャッター機は状態にもよりますが
電子基板そのもののトラブル以上に
その周りの接点のトラブルのほうが多いと思われます。
今回もできる限り分解して
ハンダ付けのやりなおしや接点の清掃を行っていきます。

写真は一通りの整備が終わった段階でのものです。
レンズは当店のテスト用レンズです。
もちろん電源は安定して快調にシャッターも切れています。
精度も申し分ない値になりました。
F一桁機の「これでもか」といわんばかりの
頑強さほどではないですが
中級機としてはかなり丈夫にできているカメラだと思います。
一桁機より随分軽量コンパクトで
気軽に連れ出せるサイズなのも嬉しいですね。
FEは1978年発売で既に登場から40年以上経過しているのですが
シンプルで奇をてらったところのないデザインのせいか
同年代の他のカメラと比べても古臭さがほとんど感じられません。
さらに。。。毎回、同じことを書きますが
FEの指針式露出計は直感的にわかりやすく
非常に使い勝手の良いものです。
個人的にも好きなカメラのひとつですね!

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